女神小说

日文868

女神小说 2023-07-29 15:57 出处:网络 作者:女王小说编辑:@女神小说
No 学校が终わった后、私は近所の公园で暗くなるまで暇を溃すのが日课となっていた。
No

学校が终わった后、私は近所の公园で暗くなるまで暇を溃すのが日课となっていた。
いつも家で饮んだくれている父と二人だけで过ごすのが耐えられず、母が帰ってくる时间に帰宅を合わせるためだ。
その日もいつも通り、公园のベンチで独り、ぼーっと夕焼け空を见上げていた。
「お嬢ちゃん、何やってるんだい?」
声にちらり、と视线を向ければ、スーツを着崩した中年のサラリーマン。
脂ぎった顔に気味の悪い笑みを浮かべ、血走った眼を向けてくる。
优しい声音を装ってはいても、腕や太もも、仅かに膨らみかけてきたばかりの胸を这い回るねっとりとした视线が本心を雄弁に物语っていた。
(気持ち悪い………)
生理的な嫌悪感が込み上げてくる。
「お嬢ちゃんみたいな可爱らしい子が一人でこんな时间に。危ないよ?……おじさんが家まで送っていってあげるよ」 copyright
気味の悪い猫抚で声に、ふーっふーっと荒い呼気が混じる。
「………」
无视を决め込んでいると、
「无视はいけないな。目上の人の话はちゃんと闻かないと」
しゃがんで目线を合わせ、にたりと笑う。
鼻腔を膨らませ、深く息を吸っているのも、気持ちが悪い。
生臭い吐息が鼻先を掠め、无性にムカムカしてくる。
思い切りビンタしてやったら、どんな顔をするだろうか。
そうは思うものの、体は动かなかった。
怒らせてしまったら、この男も父の様に暴力を振るうかもしれない。
そう思うと、体が竦んでしまう。
大人の男には、どう抗ったって胜てやしない。
「じゃあ、おじさんの家に行こうか?」
无视を决め込む私の反応をどう解釈したのかわからないが、男は舌なめずりをしながら、私の太ももを擦ってくる。
「っ―――」
全身の毛穴から嫌な汗が喷き出してくるような嫌悪感。
だが、声も出せなかった。
「くふぅ。きっと、楽しいよぉ………」
白い肌を厌らしく抚でまわす武骨な手が、そのまま半ズボンの中へと―――
「お兄さん」
「っ………」
いきなり背后から声を挂けられて、弾かれたように男が身を放す。
「い、いやっ、私は何も疚しい事はっ……ただ、迷子かな?と…」
言い訳をしながら振り向いて、目を剥く。
そこにいたのは、二人の女性。
しかも、いずれも目が覚めるような美人だった。
一人は高级そうな赤いスーツに身を包んでいた。艶やかな黒髪が上品な雰囲気を醸し出している。年齢は二十代半ばぐらいか。
もう一人はリクルートスーツのような黒いスーツ姿。栗色の髪が明るい雰囲気を醸し出しており、赤いスーツの美女よりも少し若そうだった。
「栗园さん。よろしくね」
「畏まりました、副総帅」
黒髪の美女の言叶に、栗色の髪の美女が答え、さっと男に身を寄せ、その右腕に両腕を络ませる。
「えっ?」
戸惑う男の耳元に顔を寄せ、
「そぉんな子供より、私とイ?イ?コ?ト、しませんかぁ?あそこで?」
蕩けるような甘い声音で嗫きながら指差したのは、公衆トイレ。
「お、あ、え………?」
押し付けられる女体の柔らかさに表情を蕩けさせる男の股间を、女が抚でる。
「あふっ………」
それだけで、男の身体から力が抜けていくのが分かった。
「ね?さ、行きましょ?」
そう言ってぐいっと腕を引っ张られると、男は抵抗する素振りも见せず、ふらふらと公衆トイレへと连れ込まれてしまう。
「お隣、いいかしら?」
一部始终を呆気に取られながら见つめていた私は、黒髪の女性に声を挂けられて渐く我に返った。
こくりと小さく颔きを返すと、女性がベンチに腰挂ける。
微かな风に乗って、女性からは、とてもいい匂いがした。
「私は佐伯真央。ヴェイングループという会社で副総帅をしているの。さっきの子は栗园穂乃果さん。今は私の下で秘书をしてもらっているわ。それで、贵女は?」
「佐仓井………君华です」
「そう。ちょっと失礼」
そう言って、女性―――佐伯さんはいきなり私をふわりと抱き缔めた。
「え………」
戸惑う私を、包容力の块のような柔らかな感触と良い香りが包み込む。
「大変だったわね」
「いえ、でも、助けてもらったので………」
「今だけじゃなく。あの男は気付かなかったのかもしれないけど、君华ちゃん。服の下が痣だらけでしょう?」
「っ………」
隠していた事を简単に言い当てられて、思わず动揺してしまう。
「お父さん?」
「お、お父さんはっ……悪くないんです。私がもっといい子だったら………」
「そんな事はないわ。贵女は十分にいい子よ。こんな目に遭っているのに、お父さんの事を庇おうとしてる。それだけ、お父さんの事が好きなんでしょう?」
少し低めの、落ち着いた声音。
佐伯さんの言叶は、自然と体に染み込んでいくようだった。
この人にだったら、何も隠す必要はない。 内容来自
初対面なのに、何故かそう确信した。
「………。はい。お酒に酔ってない时のお父さんは优しいから………」
「そう。お父さんも悪くはないわ。きっと、お父さんも苦しんでいるの。亲であれば谁だって、自分の子を殴る事を楽しいだなんて思えないもの」
「じゃあ………どうすればいいんですか?」
自然と、涙が溢れてきた。
身体が震え、呜咽が止まらなくなる。
「どうしたら、お父さんを助けられるんですか?昔みたいに、优しいお父さんに戻ってもらうためには……。私に何ができるんですか?」
抱き缔められたまま、髪を优しく抚でられる。
佐伯さんから伝わってくる温もりに、涙が流れる势いが増していく。
わんわんと声を上げて泣く私を、佐伯さんはじっと抱き缔め、髪を抚で続けてくれた。
やがて、私が泣き止むと、佐伯さんは私の肩に手を置き、じっと瞳を见つめて微笑む。
「お父さんが暴力を振るってしまう原因はストレスよ。体の中にあるストレスがどうしようもなく膨れ上がってしまって。谁かにぶつけずには居られないの。贤い贵女なら、どうすればいいかわかるでしょう?」
「………别の方法で、ストレスを発散させる………?」
悬命に考えを巡らせて、私は自分の人生を変える事になる気づきに到达した。
「そう。その通り。体の中にある悪いものをぜぇんぶ吐き出させてしまえばいいの。そうすれば、男はみんなとても、“良い子”になってくれるから」
佐伯さんはにこり、と笑う。
そして―――。
「贵女が望むなら。その方法、私たちが教えてあげる」
ちらり、と佐伯さんの视线の动きを追うと、ちょうど公衆トイレから栗园と呼ばれていた女性が帰ってくる処だった。
何故か、その黒いスーツのあちこちには、白い何かがべったりとついていた。

***

それから二週间。
私は、佐伯さんと栗园さんから、男のストレスを発散させる方法を彻底的に学んだ。
最初は座学で。
次いで、実技で。
最终试験では、课题として连れてこられた男を公园の公衆トイレで彻底的に犯した。
男とは、あの日、私に声を挂けてきた名も知らぬ中年サラリーマンだった。
「幸せですか?」
手や足に付着した精液をトイレットペーパーで拭いながら寻ねると、
「し、幸せでひゅぅっ?」
便器の上に頽れながら、男が答えた。
金玉がカラカラになるまで10回以上も搾り取られ、白目を剥き、泡を吹きながら、それでも幸せそうな表情を浮かべて痉挛している哀れな男の姿。
そんな姿を见ると、もはや恐怖感も涌いてこない。
男など、欲情に流されるだけのどうしようもない生き物だと実感する。
恐れる必要などないのだ。
「おめでとう、君华ちゃん。これできっとお父さんを助けてあげられるわ」
「ありがとうございます」
佐伯さんに头を抚でられると、无性に嬉しかった。
「いい?できるだけ全部、搾り取るのがコツよ。泣いても叫んでも、金玉が空っぽになっても犯して犯して犯し尽くして。心を贵女一色に染めるの。贵女なしでは生きていけない。贵女の言う事だけに従う。贵女に全てを捧げる。そういう风に作り変えてしまうの。まぁ、たまにやりすぎて廃人にしてしまう事もあるかもしれないけど、お酒の饮み方と同じで、失败しながら适量を学んでいくしかないわ……って、君华ちゃんはまだお酒も饮めないわね」
佐伯さんはくすくすと笑みを零した后、スーツのポケットから香水の小瓶を取り出し、私の掌に载せてくれた。 本文来自
「これは?」
「合格祝い。私と同じ香水よ。これをつけて、顽张って」
「はい。必ず………」
ぎゅっ、と香水を握り缔めて、决意を新たにする。
絶対に、お父さんを助けるんだと。

「ねぇ、お父さん」
娘―――君华に话しかけられて、思わずぴくんと震えてから、竞马新闻に落としていた视线をあげる。
キャミソールにホットパンツという露出の多い娘の、辉くような白肌を见てごくりと生唾を饮み込む。
(何やってるんだ、俺は……。娘だぞ……)
饮み込んでから、自己嫌悪が込み上げてきた。
いつからだろう。
娘から浓く“女”を感じるようになったのは。
その眼差しに、その声に、或いは香りに紧张を覚えるようになったのは。
それほど昔からではない。
精々、ここ2週间ほどの事だ。
时折见せる表情が、かつての娘と重ならない。
别人になってしまったのかと思う程だ。
まるで、娼妇のような妖艶さに、ペニスが疼いてしまう事が最近どんどん増えていた。
(ば、马鹿马鹿しい………)
自分を叱咤し、ごほんと咳払いを一つ。
「なんだ?」
「催眠术を挂けて欲しいの」
「………。は?」
突拍子もない话に、ちゃぶ台の上の缶ビールに伸ばしかけていた手を止め、思わず小首を倾げる。
まじまじと君华の顔を见つめても、その顔にふざけている様子はなかった。
「学校のお友达のお父さんが、催眠术を挂けられるんだって。だからお父さんもできるんじゃない?」
そう言って、糸の先に五円玉を括りつけたものを手渡してくる。
「催眠术って………」
「その子が言うには、催眠术を挂けられている间の事は“何も覚えてない”らしいんだけど、ふわふわして気持ちいいんだって。どんな感じなのか私も试してみたいの。だから、お愿い?」
「ははは。子供らしいな」
(やっぱ、ただの子供じゃないか……こんな単纯な仕挂けで…)
上目遣いで恳愿してくる年相応の可爱らしい様子に微かな安堵を抱く。
と、同时に、
(もうずいぶんと一绪に游んでやってないしな………)
という罪悪感も覚えた。
普段、酒を饮んでいる时の自分が、妻や娘に怖がられているという自覚はある。
だが、どうしても止められないのだ。
地を这いつくばうように仕事にしがみつく俺を、同情や侮蔑の眼差しで见つめてくるプロデューサーや监督、スタッフたちの目线。
そして、自分よりも后辈なのにちやほやされている若手俳优たちの眩さ。
そのような事を思い出す度に、自分のみじめさを突き付けられるようで、酒やパチンコに逃げてきた。
文句も言わずに悬命に働いて自分を支えてくれている妻さえ、本心では俺の事を马鹿にしているのではないかと疑ってしまう。
そんな疑心暗鬼に陥る自分にまた自己嫌悪が込み上げてきて。
酒を饮んでは暴言や暴力を振るう、负の循环。
今もまた、竞马新闻を読みながら无意识にビールに手を伸ばしていた。
だけど、たまには君华と游んであげるのもいいかもしれない。
「ダメ?」
「分かった分かった」
不安そうにこちらの顔色を窥う君华に、わざと渋面を作りつつ颔いてやる。
本当は、游んで欲しいとせがんでくれることが堪らなく嬉しかったのに。
(こんな俺を……まだ、父亲だと思ってくれてるんだな………)
ぐっ、と込み上げてくる热い感情を咳払いで误魔化し、
「ほんと?やった!」
満面の笑顔を浮かべる君华の前に、糸の着いた五円玉を垂らす。
「えっと…じゃあ行くぞ」
「うん!」
「君华はだんだん眠くな~る、眠くな~る……こんな感じか?……君华はだんだん眠くな~る、眠くな~る」
それっぽく闻こえるようにとわざと声を低めにし、ゆっくりと糸を左右に振る。
君华はワクワクが止まらないと言った感じで瞳を辉かせながら、前のめりになって五円玉の动きを追う。
キャミソールの缓い胸元から覗く柔肌に视线を夺われそうになるのを何とか堪えながら、糸を振り続ける。
「君华はだんだん眠くな~る、眠くな~る………君华はだんだん眠くな~る、眠くな~る」
すると、次第に君华の睑が重たそうに震え、瞳が眠そうになっていくではないか。
いつの间にか、はぁはぁ、と呼吸が荒くなっていた。
鼓动が早钟を打ち、ズボンの下でペニスに热い血が流れ込んでいく。
(娘に。そんな、娘なのに………)
悬命に踏み留まれと叫ぶ理性に対し、手は欲情に突き动かされるまま、もう一方の肩纽を外していた。
キャミソールがずり落ち、膨らみかけの、だが十分に“女”を感じさせる双乳が露になる。
顔を近づけると、いつも君华から漂う良い香りが强くなった気がした。
深く息を吸い込むと、头がふわふわしてくる。
恐る恐る、右の乳房を掌中に収める。
未成熟な果実を思わせる、まだ奥に芯を感じる柔らかさ。
君华は何の反応も示さない。
(本当に、催眠术に挂かってる………のか?)
まだ半信半疑だったが、高鸣る鼓动に促されるまま、今度はより大胆に、左の乳房に舌を这わせる。
舌先に感じる、瑞々しい肌の感触。
次の瞬间には我を忘れ、君华を畳の上に押し倒していた。
荒い呼吸を缲り返し、目を血走らせながら、胸に无远虑にべろべろと舌を这わせ、揉みまくる。
(君华、君华、君华………!)
脳内で何度も何度も、娘の名を叫びながら、まだ幼さが残る肢体を无我梦中で舐め回し、唾液涂れにしていく。
ここ2週间ほど、君华の色気に当てられ、煮え滚ってきた情欲に完全に火がついてしまった。
舐めれば舐めるほど、头の奥が痺れ、甘く蕩けていく。
ズボンの中でペニスが震え、我慢汁が渗みだしていくのが分かった。
(俺は、俺は何をやってるんだ。こんな事、すぐにやめないと……)
そう考える思考とは全く反対に、舌を肌に这わせるのを止める事ができない。
乳房を舐め、乳首を吸い、お腹に舌を这わせ、太ももにちゅぱちゅぱとキスマークを付けていく。
そして再び、乳房へ。
まだまだ浅い谷间に鼻先を突っ込み、ふがふがと深呼吸を缲り返す。
すると唐突に、ふわり、と头を抱き缔められた。
「っっ………」
胸元に顔を埋めたまま恐る恐る见上げると、君华の目と目が合った。合ってしまった。
先程まで虚ろだった目には、理性の光がしっかりと宿っていて。
「き、君华っ………催眠术が解けて………」
言い訳のしようもない。
膨れ上がる絶望感に、何もかもが黒く涂り溃されていく。
だが、君华は悲鸣を上げるでもなく、非难するでもなく、ただただ优しく、俺の头を抚でてくれた。
そして、穏やかに微笑む。
「解けてないよ、催眠术」
「………え?」
「催眠术を挂けられている间の事は“何も覚えてない”………だから、お父さんが何をしても、私は覚えてないの」
「お、覚えてないって………」
几ら马鹿な俺にでも、君华が言わんとしている事はわかった。
免罪符を与えようとしているのだ、と。
今、自分は実の娘に诱惑されている。
「だから、お父さんは催眠术で何でもできるの、手でも口でも、いつでもどこでも?」
「だ、ダメだっ、亲子でそんな事………」
「こ?こ?」
「うっ………」
君华の足が、ズボン越しに痛いほどに勃起したペニスをつぅっと抚でる。
「こんなに大きくしておいて、何の説得力もないよ?」
君华が、见ただけで男を欲情させるような妖艶な笑みを浮かべた。
そんな、蕩けるような笑みを浮かべたまま、器用に足指でジッパーを掴んで引き下げ、硬く怒张したペニスを取り出す。
「知ってるよ。男の人は、エッチな気分になるとここが大きくなるんでしょ?お?ち?ん?ち?ん?」
一音一音を切りながら、亲指の腹で亀头をタップされる。
「お父さん、エッチな気分になってるんだね」
「あふっ?そ、んなことは……??」
「えー?违うの?」
「あぁっ……??」
冷たく、柔らかな足裏にペニスを挟まれて思わず甘い声が漏れてしまう。
「违くないよね?だって、すっごいぬるぬるしてるもの?これも知ってる。我慢汁って言うんでしょ?気持ちいい时に出るんだよね?」
瞬く间に溢れだした我慢汁が君华の足裏を汚し、ぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てる。
「自分の娘にエッチな気分になって?おちんちん大きくして?我慢汁までい~っぱい出して?お父さんは、へ?ん?た?い?さんなのかなぁ???」
诘られて、背徳感と共に快美感が込み上げてくる。
「あひんっ?あああっ……し、扱かないでっ……??」
「どうして?気持ちいいから?おちんちん、凄く热くて。びくんびくんってしてるよ?気持ちよさそう?」
「だ、ダメだっ、こんな事………っっ」
ゾクゾクと背筋を震わせる快楽に慄きながら、何とか君华から离れようとする。
だけども。
「逃げないで、お父さん」
优しく嗫かれ、头を抚でられ、乳房に頬を押し付けさせられて。
「ダメじゃないよ。変态でも、いいんだよ?エッチな気分になっても。気持ちよくなっちゃっても、いいんだよ?」
大人と子供。
跳ね除けようと思えば、简単に跳ね除けられるはずなのに。
身体に力が入らない。
「だって、今、私は催眠术を挂けられてるんだもん。なぁんにもわからない。ただのお人形さん?」
「き、みか………」
缓んだ口元から流れ落ちた唾液が、その胸を汚していく。 内容来自
「だからいいんだよ。もっと、好きなだけおっぱい舐めて?」
「で、でも………」
「大丈夫。后で、催眠术を解けばいいんだから。そうすれば私は全部忘れて、元通り。だから………」
「あぁっ?」
足の甲で金玉をたぷたぷと揺すられ、さざ波のような快感に甘い声が漏れてしまう。
「ここに溜まってるもの、我慢せずにぜぇんぶ吐き出して。スッキリしよ?」
(こんなの间违ってる。娘に欲情して、快楽に流されるなんて………)
理性は悬命に叫ぶ。
やめさせるべきだ、と。
しかし、まるで别の生き物のように动く足が赍す快感があまりに気持ちよすぎる。
たぷたぷと転がされる睾丸も。
つぅっと裏筋を抚でられるのも。
まるで、手のように器用に亀头を握ってもぎゅもぎゅと揉まれるのも。
巧みな技巧によって赍される悦楽の前に、理性は劣势を余仪なくされる。
「あぁっ?な、なんで、上手すぎるっ……?」
「あは?褒められちゃった?嬉しい」
「だ、だめ、君华っ、気持ちよすぎてっ………??」
耐えようとする思いが、ぐりぐりと亀头を踏みつぶされるだけで、どんどん崩れていく。
いつしか、俺は再び、君华の乳房にむしゃぶりついていた。
そうやって気を逸らさなければ、あっという间に絶顶に押し上げられてしまいそうで。
口中に次から次に溢れ出す唾液を涂りたくり、吸い、しゃぶり尽くす。
呼吸をする度に甘い香りが肺を満たす。
そんな俺の头を、君华はずっと慈爱の笼った手つきで优しく抚でてくれる。
头の中がどんどん真っ白になっていく。
ぷちんと音を立てて、ずーっと长い事张りつめていた糸が切れ、自然と目尻から涙が零れた。 本文来自
同时に、とうとう我慢の堤防も决壊してしまった。
「イくっ?イっちゃう?き、君华っ?ダメっ?ダメなのにっ?」
「いいよ、お父さん?どびゅどびゅって、一杯出して?」
両足でペニスを挟み、じゅこじゅこと激しく扱かれて。
「あああああっ??イ、イぐぅぅぅぅっ??」
叫び声をあげながら、俺は爆発した。

どびゅっ?びゅくびゅくびゅくっ?びゅるるるるっ??びゅるるるるっ??

大量に喷き出した白浊液が、君华の身体を白く汚していく。
びくんびくんと震える俺の胸に頬を当て、君华が优しく抱き缔めてくれる。
细い両足が腰に巻き付き、ぐっと体を沈み込まされると、
「君华っ………」
射精して尚、硬さを失わないペニスの先端が濡れた感触に当たった。
シャツを捲り、硬くしこる乳首をカリカリと爪で刺激しながら、君华が上目遣いに俺を见る。 copyright
「良いよ。お父さん?」
何が“良い”のかを察し、俺は苍ざめた。
「くっ?あっ?さ、さすがにそれはっ………」
「いいんだよ。催眠术を挂けられている间の事は“何も覚えてない”んだから………」
乳首を刺激されて体から力が抜け、重力に従って亀头がくちゅりと沈み込んでいく。
「あぁぁっ………」
まだ入り口に仅かに潜っただけだというのに。
君华の秘所は热く蕩け、淫らな唇のような襞が奥へ奥へと诱うように蠢いていた。
「お父さん、来て?君华のおまんこ、一杯ズボズボして?」
「っ………」
実の娘の口から飞び出す淫猥な言叶に、思わず脳髄が痺れてしまう。
だが、震える腰は、主の意思に反して更なる奥へと、快楽の高みへとペニスを突き入れようと动く。
「くっ、狭いっ………」
底なし沼に沈むようにペニスが进むにつれて、君华の表情も苦痛に歪む。
先端が何か膜のようなものにぶつかり、あっと思う间もなく突き破った。
「っっ………」
唇を噛み缔め、何かに耐えるように震える君华。
はっ、として结合部を见やれば、破瓜の鲜烈な赤が目に入った。
「君华っ………!」
冲撃を覚える。
だが思えば、当たり前の事だった。
まだ、年端もいかない君华に、男性経験などあろうはずがないのだ。
「大丈、夫」
慌てて引き抜こうとする俺を、両手両足を络めて君华が留める。
「でも………!」
「大丈夫だから………ね?」
谕されるように头を抚でられる。
これでは、どちらが亲かもわからない。
何よりも、谁の侵入も受け入れた事のない膣道によって赍される新鲜な悦楽によって、ペニスはさらに硬さを増していってしまう。 本文来自
(もう我慢できない………っっ)
「すまん………!」
谢罪し、君华の軽い体に覆い被さる。
正常位で繋がり、できるだけゆっくりと腰を动かす。
「―――っ、――っ……んっ……あんっ?」
最初は强张っていた君华の表情が徐々に缓み、声音も甘くなっていく。
それにつれて、膣も柔らかく蕩け、ペニスに络みつき、扱きあげる。
「あん?あん?お、父さん……?ジンジンって响くよぉっ?」
すっかり“女”の表情で喘ぐ娘の姿に、腰の奥が疼く。
「君华っ?君华っ?」
「お父さんっ?気持ちいいっ?気持ちいいよぉっ?あんっ?あんっ?」
徐々に动きを早くしていくと、君华の喘ぎ声は甲高いものに変わり、膣もぎゅむぎゅむと万力のような力でペニスを缔め上げてくる。
「あぁぁっ?来るっ?なんか来りぅうぅぅっ……??」
君华の身体が初めての絶顶にがくがくと震える中、
「くぁっ…お、俺もっ…もうっ……出るっ??」
射精の瞬间、俺は最后の意地でペニスを引き抜いた。

びゅくんっ?どびゅっどびゅっ?びゅるるるるっ??

大量の白浊液を、君华の胸にぶちまける。
実の娘を犯してしまったという罪悪感と、これまでに感じた事のない解放感に震えながら。

***

次の日以降、俺はイライラを感じる度に、ついつい五円玉を括りつけた糸に手を伸ばしてしまうようになった。
ダメだとわかっているのに。
やめなければならないとわかっているのに。
それを见た君华が妖艶な笑みを浮かべるだけで、ペニスが疼くのだ。
身体を内侧から焦がすような情欲の火に焙られて。
甘美な背徳感に伦理観をぐずぐずに溶かされながら、五円玉を揺らし、催眠术を挂けていく。

その手に扱かれて。
その口にしゃぶられて。
その胸に擦りつけて。
その足に踏まれて。
そのおまんこに搾り取られて。

何度も何度も、“女”として今まさに开花しようとしている瞬间の裸身に白浊液をぶちまける度、俺のストレスは浄化され、暴力や暴言に诉える事はどんどん减っていった。
そんな日々が一か月、二か月、三か月と続く内、俺の変化を见て、妻は浮気を疑い始めたようだった。
しかし、もう俺には留まる事はできなかった。
暴力や暴言に走る自分に戻ってしまうのが怖かった。
だが、何よりも、もはや君华が与えてくれる快楽を手放す事ができなくなっていたのだ。

びゅくんっ?どびゅっどびゅっ?びゅるるるるっ?? 本文来自

吐き出された精液が畳を汚す。
「あーあ。また出ちゃったね、お父さん?」
君华は笑いながら、俺の肛门に舌を突き刺す。
頬を床に押し当て、尻を突き上げた状态でうねうねと蠢く舌に肠を抉られ、まるで牛の乳绞りのようにペニスを両手でぐっちょぐっちょと扱かれて。
さらに、すっかり性感帯として开発されてしまった両乳首を自分自身でぐりぐりと弄りながら、俺は「あへ?あへ?」と気持ち悪い声を出して喘ぐ。
ここ数日、この体势で俺を犯すのが君华のお気に入りだった。
娘を犯してしまった。
そんな罪悪感を抱くような関係は数日で逆転し、あっという间に俺は一方的に犯されるようになっていた。

びゅくんっ?どびゅっどびゅっ?びゅるるるるっ??

がくがくと震えながら、この日6回目の射精で畳を汚す。
お茶を零したとか、ジュースを零したとか、様々な理由で误魔化すのももはや限界な程、畳は多くのシミに覆われていた。
「ふふ。じゃあ、今度は仰向けになって?」
言われるまま、力なく四肢を投げ出して仰向けになった俺の腰を跨ぎ、骑乗位でペニスをずっぽりと饮み込んでいく君华。
最初の时に比べれば、その动きは遥かに滑らかで。
その膣は俺のペニスの形を写し取ったかのようにぴったりで。
ぱんっぱんっぱんっと肉がぶつかり合う音を立てながら激しく、髪を振り乱して小さな体が乱舞する。
この方が兴奋するでしょ?という理由で、裸の上に背负っているランドセルが激しく揺れ、教科书や笔箱が周囲に散乱する中、强すぎる快楽によって俺はあっという间に高みへと押し上げられてしまう。
「あぁっ?は、激しっ?だめぇぇぇっ??」
そこで、ぴたっ、と君华が动きを止めてしまう。
寸止めを食らって、俺は酸素不足かのように喘ぐ。
「あぁっ、どうしてっ、どうして止めるんだ……」
「だって、もうすぐお母さん帰ってきちゃうよ?」
「あぁっ………」
指摘されるまで、思い出しもしなかった。
壁に挂かった时计を确认すると、确かにそろそろ、妻が仕事から帰ってくる时间に近づきつつあった。
君华が帰ってきてすぐに体を重ねてから既に2时间も経过していたのだ。
「だから、今日はこの辺で―――」
「ま、まだ大丈夫だから!」
腰を浮かし、ペニスを引き抜こうとする君华の太ももを抑えて、声を上げる。
「えー?」
「す、すぐ!すぐイくから!だから……我慢なんて无理だからぁ……」
にやにやと笑みを浮かべながら见下ろす娘に対し、父亲としての威厳などかなぐり捨てて恳愿する。 内容来自
「お愿いだから。イかせてぇ………」
「私の中に出したいの?」
君华がゆっくりと円を描くように腰を动かす。
「んふぁぁ……?……出したいよぉ………??」
「実の娘の中に、どびゅどびゅって?」
「出したい!お愿いしましゅぅぅ……」
「お父さん、君华の事好き?」
「好き?好きに决まってるぅぅっ??」
「一番?」
「一番?一番しゅきぃぃぃっ……??」
「ふふ。ありがと。私もお父さんの事好き?だから、いいよ?どぴゅどぴゅさせてあげる?」
「あ、ありがとう!ありがとうございまひゅぅ………」
再び君华が腰を动かし始める。
俺も、悬命に腰を动かし、そして、10分と耐えられず、娘の一番奥に白浊液を注ぎ込んだ。
だが、今度は射精したにも関わらず、君华は动きを止めなかった。
それどころか、さっきよりも早く、激しく振り続ける。
「んあぁっ?も、もうイってるからぁぁっ……??」
「だぁめ?まだできるでしょ?」
既に7回も射精しているというのに、许してくれない。
その日の気分のままに、気ままに。
こちらの事情や心境に忖度する事もなく。
「あひぃっ……??」
膣で缔め付けられ、足の亲指と人差し指で器用に乳首を捻りあげられるだけで、ペニスはむくむくと硬さを取り戻してしまう。
毎日毎日、根こそぎ精を全部搾り取られていた。
泣いても叫んでも、やめてくれない。
金玉が空っぽになっても犯して犯して犯し尽くされて。
もはや、俺の心は君华一色に染められていた。
もう、君华なしでは生きていけないだろう。
どんなわがままでも、君华の言う事には従ってしまう。
全てを君华に捧げよう。
俺はもう、そんな风に作り替えられてしまっていた。
このままではいずれ、人として壊されてしまうという危机感はあった。
(いや―――)
辉くような汗を飞散させながら小さな体が跳ねまわり、壊れたように屹立し続けるペニスをぐちょぐちょと缔め付けられて、
「おふぅっ?」
强力すぎる悦楽に、情けなく喘ぎながら8度目の白浊液を搾り取られる。
そんな自分の姿を客観的に见れば、もはや手遅れなのだろう。
とっくにもう、自分は壊されてしまっているのだ。
けれども。
「ねぇ、お父さん。今、幸せ?」
そう寻ねられれば。
「ああ……幸せだぁ……??」
腑抜けきった顔で答えるしかない。
それは、伪らざる本心だった。

「―――これは、どういう事?」
怒りに震えた、冷え切った声音が耳に届いた。 copyright
视线をやれば、部屋の入り口に呆然と立つ妻?华香の姿。
(あぁ………帰ってきたのか………)
怒りと絶望に震える妻を见て、脳裏に浮かんだのはその程度の言叶だった。
「あ。お母さん、お帰り。遅かったね」
俺と繋がったまま、君华が汗にまみれた髪を掻き上げ、笑う。
「贵方………君华……まさか、そんな……贵女だったなんて……」
ぶつぶつと呟きながら华香は台所へ行き、まるで云の上を歩いているかのような覚束ない足取りで戻ってきた。
その手には、包丁。
きっ、と眦を钓り上げ、君华を睨みつける。
その眼差しは娘に対して向けるものではなかった。
「君华!この淫売!泥棒猫!人でなし!君人さんから离れなさいっ!!」
叫び、包丁を中腰に构えて突进する。
「やめるんだ、华香!」
俺は咄嗟に君华を抱え上げて、华香の突进をかわす。
「なんで………なんで、庇うの。そんな女っ……杀してやるっ!!」
振り返った华香の両目から、大量の涙が零れ落ちる。
さらに、噛み缔めた唇は破れ、血が滴っていた。
「华香………そんな女って……娘じゃないか」
「娘と浮気した贵方にそんな事言われたくないっ!父亲を寝取るだなんてっ……!!」
いつも温厚な妻だった。
裕福とは言えない生活の中で苦労ばかり挂けたのに、文句一つに言わずに一绪にいてくれた。
そんな妻の、こんな鬼気迫る表情は见た事がなかった。
まさに夜叉という他ない面相だ。
「お母さん、どうして怒ってるの?」
君华は、そんな母亲に不思议そうな视线を向けつつ、俺の足元にぺたんと座る。
そして、あろうことか、剥き出しのペニスを握り、軽快なテンポで扱き始めた。
「っ――――」
余りの事に、声もなく立ち尽くす俺と华香。
无音の世界にちゅこちゅことペニスを扱く音だけが响いて。
こんな状况なのに、すっかり手懐けられてしまったペニスはあっという间に硬さを取り戻す。
「あぁっ?や、やめるんだっ、君华……はふ??」
俺の感じる场所、感じる责め方を熟知している君华の爱抚に、俺は堪らず甘い声を漏らしてしまう。
「お父さん、すーっごく、気持ちよさそうでしょ?」
「あっ?くっ?」
右手でペニスを握りながら、左手で睾丸を転がされて。
「ほら。こうやって……」
れろれろと、亀头に舌を这わされると、ぞくぞくとした感触が背筋を駆け上り、
「あっ……??」
无様にも、どびゅどびゅとこの日9度目の白浊液を床にぶちまけてしまう。
君华は、まるで褒めて欲しいとでも言わんばかりに瞳を辉かせながら母亲を振り返って、
「こうやってスッキリさせてあげるとね。お父さんは凄く优しいの。もう殴られたり、怒鸣られたりしなくていいんだよ?」
「何を………何を言ってるの……?」
肩を震わせながらも、既に华香は泣き止んでいた。
その目はまるで、単なる黒い穴のように虚ろで。
全身から阳炎のように杀気が立ち昇っていた。
「どうしたの?お母さん。これでまた家族三人仲良く―――」
「ふざけないでっ!」
叫び、再び华香が君华に向けて突进する。
「お父さん、お母さんを止めて」
俺は寸前で二人の间に割って入り、华香を抱き止めた。
それは、果たして自分の意思だったのか。
それとも、君华の命令に従っただけなのか。
判然とはしなかったけれども、
「うぐっ………」
脇腹を贯かれる激痛に、思わず顔が歪む。
「あっ…き、君人さん……」
ふらふらと距离を取った华香は、俺の腹に刺さった包丁と、溢れ出す血潮を见て青褪めた。
「なんで、そんな、私……あ、ああ、あああっ……き、君人さんっ、ご、ごめ、ごめんなさいっ……!!」
その场にぺたんと頽れ、顔を覆って恸哭する妻を、俺は精一杯の优しさを込めて抱き缔めた。
「俺が悪かった。だから、気にしないでくれ」
体中の热が流れ出していくような感覚によろめき、膝をつく。
寒さと、急激な眠気が袭ってきた。
様々な感情が込み上げてくる。
だが、それらすべてを伝える时间はなさそうだ。
「君华を许して……やって……くれ……」
华香の服をもべったりと赤く汚しながら、崩れ落ち、俺の意识は途絶えた。

***

父さんが动かなくなってから暂くして。
お母さんは顔を挙げると、父の遗骸から包丁を引き抜いた。
「许さないから……私は……君人さんさえいればよかった。君人さんを爱して。君人さんに爱されて。それだけで幸せなの。だから……君人さんを独占するために…社长に体を差し出して、君人さんの仕事を他に回すようにお愿いしたのに……君人さんに私だけを见てもらうために、ゴムに细工して子供まで孕んだのに……君人さんが私の侧に居てくれたから……ここまで顽张ってこられたのに…贫乏なんて、苦労なんて、どうでもよかったのよ………あんたなんか…私から君人さんを夺うあんたなんか………絶対に许さない……」
怨嗟の笼った眼差しを私に向け、呪いの言叶を口にする。
「贵女は杀さない。地狱で、私はまた君人さんと一绪に暮らすわ。あの人には私が必要なの。あの人の傍にいて良いのは私だけ………ふふ、そうよ、今度は二人っきりで……もう絶対に离れない、放さない………贵女なんか要らない…今度は贵女なんか産まないから!」
「大変だったわね」
そう言って、私を抱き缔め、髪を抚でてくれる。
包容力の块のような优しい温もりに、冷えた心が温められていく。
「贵女は何も间违っていないわ」
「じゃあ……なんでこんなことに………」
声を震わせる私の问いに、佐伯さんはゆっくりと首を振る。
「いずれわかる时が来る、とは言わないわ。选ばなかった选択肢の先に何が待っているかなんて、谁にも分らないの。でも、これだけは信じて?お父さんは、自分の意思で、贵方を助けようとしたの。身を捨ててね」
「お父さん………」
「贵女には、男が命を赌けるだけの価値がある。それは忘れないで。贵女は素晴らしい」
「価値………。素晴らしい………」
「そう」
佐伯さんの声が心地いい。
その言叶が、深く心に刻まれていくのが分かった。
「私はずっと、贵女のような子を探していたの」
「私、みたいな………?」
「そう。今度、栗园さんに新しい事业を立ち上げてもらおうと思ってるの。君华ちゃんみたいな身寄りのない子たちが一绪に暮らす事のできる施设よ。贵女さえよかったら、私たちは歓迎するわ………」
「君が、佐仓井君华ちゃんだね?」
新たな声に视线を上げると、トレンチコートを着た刑事らしき男性が立っていた。
その傍らには栗园さんが寄り添うように立ち、その右手は他の警察官には见えないようにトレンチコートの中へと伸びている。
「あふっ?……じ、状况から见てっ……んんっ?……ご、强盗のせいだと……あぁっ?……思うけどぉぉっ……ど、どう???」
弛缓した表情で、涎を垂らし、びくびくと震えながら寻ねられて。
私は佐伯さんと栗园さん。
そして、遗体袋に収容されていく両亲の亡骸を见てから。
「………はい」
小さく、颔いていた。
「両亲を杀したのは、强盗です。怖かったので、顔は见てません………」

***

その后、身寄りがなかった私は栗园さんが院长を务めるヴェイン孤児院へと引き取られた。
そこで、同じような境遇の子供たちと共に中学卒业まで育ち、全寮制の私立ヴェイン学园第二分校に入学する事となる―――。

毒虫集う、壶の中へと―――。

壶中毒4





满电车

「うわー、人一杯だね、歩梦」
駅の改札を通り、ホームに出たところで傍らから嫌そうな声が闻こえた。
ホームはびっしりと人で埋もれ、热気がもわもわと立ち込めているようだった。
思わず顔を颦め、傍らを振り返る。
「ごめんな、絵梨。生徒会の仕事が长引いたばっかりに……やっぱ、先に帰って贳っとけばよかったな」
「いいっていいって。待ってるって言ったのは私だもん。学校で待ってるのも、映画馆前で待ってるのも一绪じゃん。なら、一绪に帰る方がいいって」
セミロングの薄明るい茶髪を振りながら、絵梨が朗らかに笑う。
「絵梨………ありがとな」
(めっちゃ、ええ子やぁ………)
心の中で、しみじみと噛み缔める。
「じゃ、行くか」
「うん!」
差し出した右手を、絵梨が恋人握りで握る。
僕―――工藤歩梦は、恋人である宫川絵梨の手を引きながら、少しでも空いている列に并ぼうと帰宅ラッシュの中を掻き分け、前进を开始した。
そんな、どこにでもいる初々しい恋人たちの姿を、目を细め、薄く微笑を浮かべながら见つめている人物がいることなど全く気づきもせずに。

***

今日これから観に行く映画の话をしているうちに时间は流れ、闻き取りづらい早口のアナウンスに続いて、电车がホームに滑り込んでくる。
先头车両の1番前の扉。
真ん中あたりの车両に比べれば、まだわずかにマシという程度の混み具合。
さして珍しい电车でもないのに、カメラを构えて梦中でシャッターを切りまくる撮り鉄たちを横目に、开いた扉から吐き出されてくる人々を通すために脇に寄る。
やがて、降りてくる人の列が途絶えると、人の流れが电车の中に吸い込まれていく。
何とか角を确保して絵梨を导き、彼女を守るように両手を壁に当てて踏ん张る。
背中にガンガンと鞄やら何やらが当たり、足はげしげしと踏まれたり蹴られたり。
「大丈夫?」
思わず顔を颦めると、上目遣いに絵梨が心配そうに讯いてくる。
「な、なんとか……うおっ」
颔こうとした瞬间、强い冲撃とともに押し退けられ、よろめく。
その拍子に絵梨の傍から强い力で引き离されてしまった。
「歩梦!」
「だ、大丈夫!」
心配そうな絵梨の声に慌てて返事を返す。
絵梨との间に、数人の客が容赦なく流れ込んでくる。
小柄な絵梨は人并みに饮まれ、サラリーマンの肩越しに鼻から上ぐらいが见えるだけになってしまう。
ぎゅうぎゅう诘め状态の中で人を掻き分けて絵梨の元に辿り着くのは难しそうだった。
まるで天の川によって引き裂かれた彦星と织姫かのような。
(とか、さすがにバカップル过ぎるな……)
一瞬抱きかけた妄想を、苦笑と共に振り払う。
(ま、まぁ、絵梨は角にいるし、大丈夫だろ……)
こちら侧の扉は、5つ先の駅までは开かない。
そして、その駅は二人が降りる駅だった。
(まぁ、后で、ジュースでも奢るか……)
一绪に帰ろうと待っててくれていたにもかかわらず、あっさりと引き离されてしまったことに罪悪感を覚える。
偿う方法を考えつつ、少しでも体势を安定させようと吊り革を探してきょろきょろしていると、ふと、鼻先を甘い香りが过った。
肩越しに视线を向けると、后ろに立っている女性から香っているようだった。
俯いているために顔は见えないが、サラサラの黒髪ロングがとても美しい。
仅かに见える白い肌もとても绮丽で、顔が见えなくとも、きっととんでもない美人なのだろうと想像させる、そんな女性。
こんな暑苦しい空间にも関わらず、汗一つ掻いていない。
汗臭い匂いに満ちた鉄道の中で、彼女だけさながら清凉な水辺に伫んででもいるかのような静けさや凉やかさを醸し出していた。
その身を包んでいるのは自分たちが着ているものとは违う高校のものだったが、见覚えはあった。
というよりも、この辺りでは有名な高校のものだった。
(これ……ヴェイン学园の……)
私立ヴェイン学园。
新兴财阀ヴェイン?グループが运営する私立高校である。
美人の多い学校として、男子高校生の中で热く注目されている高校だ。
もっとも、同时にさながら都市伝説かのような俄かには信じがたい噂话も多く耳に入ってくる高校でもあるが。
「ふふ。当たり?」
嬉しそうに、女性が笑う。
まるで、一轮の花が华开いたかのような、艶やかな笑顔だった。
千鸟绯叶(ちどり?あけは)先辈。
僕が中学时代に所属していた文芸部の先辈だった。
当时よりもだいぶ大人びた风貌になっていたため、先ほどの一瞬では気づくことができなかったのだが、改めてよく见てみれば、左目尻にある3つの小さな泣きボクロは昔のままだった。
「久しぶりだね、工藤君」
「ど、ども、ご无沙汰してます」
「だいぶ背伸びたんじゃない?」
「そ、そうっすかね……千鸟先辈は……なんか、すげぇ绮丽になりましたね」
「ふふ、そう?ありがと」
千鸟先辈が嬉しそうにはにかむ。
その顔を见て、思わず鼓动が高鸣ってしまう。
彼女は僕にとって、憧れの存在であり、初恋の相手でもあったのだ。
结局、思いを伝えられぬまま、彼女は卒业してしまい、それ以来、一度も会っていない。
ふ、と千鸟先辈の视线が僕の肩越しに流れる。
その视线の先を追うと、絵梨がいた。
こちらの様子に気づく事もなく、スマホを弄っている。
「―――彼女さん?」
「え?……は、はい」
「可爱い子ね」
「そ、そうっすね」
「否定しないんだ」
くすくすと笑いながら千鸟先辈が首を倾げ、上目遣いに僕を见る。
「嘘は吐きたくないんです。絵梨は……僕の大切な彼女なんで」
千鸟先辈の视线を感じつつも、絵梨の方を见たまま答える。
耻ずかしさで、耳まで真っ赤になっている事だろう。
「良いと思う」
千鸟先辈の声が、さっきより近い。
僕の肩に、とん、と小さな颚を乗せてくる。
「あ、ありがとうございます」 本文来自
どくん、どくんと、鼓动が早钟を打っていく。
千鸟先辈の方を振り返る事ができない。
「工藤君のそういう処、昔から変わってないね」
「そうですか?」
「うん。いつも私の事、褒めてくれた」
千鸟先辈の吐息が、耳朶を擽る。
「それは……先辈が绮丽な人であるのは事実ですから」
「ふふ、嬉しい。じゃあさ………」
すーっ、と先辈の両腕が脇の下を通って僕の前に回り込んでくる。
密着度が强くなり、背中でむにゅりと柔らかなものが溃れる感触に头の中が沸腾しそうになる。
中学の顷は、胸が大きいという印象はなかった。
少女から女性へ。
先辈の成长ぶりに、戸惑ってしまう。
「私と彼女さん。どっちが可爱い?」
「せ、先辈っ……」
抱き缔められながら、耳元に嗫かれた意地の悪い质问。
(そういえば昔からこういう悪戯をよくする先辈だったっけ………) 本文来自
自分の容姿がずば抜けて秀丽であることを知っているのか知らないのか、人がドギマギするのを见て楽しんでいるかのような、そんな先辈だった。
「や、やめてください。もし絵梨がこっちを见たら……」
「ふふ、どうなっちゃうんだろうね……」
「だ、だめですよ、こんなこと……」
千鸟先辈の温もりと甘い香りに包まれながら、首を横に振る。
「じゃあ教えて?私と彼女さん。どっちが可爱い?」
ふぅっ、と耳に吐息を吹きかけられ、前に回された両手がさわさわと胸元を抚でてくる。
「んぅっ…ど、どうしてこんなこと……」
「どうしてかなぁ。もしかしたら、ヤキモチかも」
「や、ヤキモチって………」
「私、ずぅっと工藤君の事、好きだったんだよ?」
「う、嘘です……」
「あら。どうして?」
「だって、僕なんか……先辈には钓り合いません」
「そんなことないよ。可爱くて、优しくて、でも頼りになって。工藤君も、私の事、好きだったでしょ?だから、告白してくれるの、ずうっと待っていたんだよ。卒业式の日も部室でずぅっと。でも、君は来なかった」
「そ、それは………すいません」
「ふふ、いいよ。もう、昔の事だから」
もし、あの日、部室に行って先辈に告白していたら、付き合っていたのだろうか。
憧れだった、初恋の千鸟先辈と。
(だけど、今の僕には絵梨がいるんだ……)
込み上げて来そうになる后悔を押し杀す。
昔のことを后悔するのは、今を否定する事になってしまうから。
「っっ……」
くるくる、と乳首の周りを丸くなぞられ、ぴくっと体が震える。
「あっ………」
手が掴まれ、引っ张られる。
バランスを崩した僕の身体が半回転し、千鸟先辈と向かい合う格好に。
今度は両腕が背中に回され、正面から抱き寄せられる。
甘い香りを柔らかな肢体が、僕の両腕の间にすっぽりと収まってしまう。
僕は电车の壁に両手を突いて、何とか身体を支えた。
その姿は、傍目には抱きあう恋人以外の何物にも见えないだろう。
肩越しに絵梨の方を窥うが、相変わらずスマホに梦中で、こちらの様子には気づいていないようだった。
最近始めたスマホゲームにハマっているという话を思い出した。
僕と一绪に居る时は、意识的にスマホを触らないようにしているとも。
「っっ、せ、先辈……何を……」
ホッとしたのも束の间、股间を袭う甘い刺激に、思わず声が上ずる。
千鸟先辈が僕の両足の间に足を差し込み、太ももで股间を擦り上げてきたのだ。
「あんまり大きな声出さないでね、工藤君」
薄く微笑を浮かべながら、千鸟先辈が僕の唇に立てた人差し指を当てる。
その间にも、规则正しく动かされる太もも。
スベスベで、弾力のある感触が、ズボン越しであるにも関わらず、官能的な刺激を赍してくる。
「抵抗したら、痴汉ッて、叫ぶから」
楽しそうに目を细めながら、千鸟先辈が耳元で嗫く。
「そんな事になったら……彼女さん、どう思うかな?大好きな恋人が痴汉行为だなんて。幻灭するかな。怒るかな。それとも……泣いちゃうかな。きっと、一生のトラウマだよね。男性不信になっちゃうかも」
「やめて……ください……お愿いですから……」
擦れた声で恳愿する。
昔から悪戯好きな先辈ではあったが、さすがにこれは度が过ぎている。 本文来自
脳裏には、叹き悲しむ絵梨の姿が浮かんでいた。
「简単なゲームだよ。工藤君が降りる駅まで我慢できたら工藤君の胜ち。我慢できなかったら、私の胜ち。あと、駅4つ分。余裕でしょ?」
「が、我慢って………?」
「ふふ、勿论。おちんちんからぴゅっぴゅってする事だよ」
「っ……」
先辈の口からナチュラルに飞び出してきた淫猥な言叶に、冲撃を受ける。
「わかった?」
「わかり……ました」
何故、僕たちが降りる駅を知っているのか。
そんな疑问が脳裏を过ったが、元より、僕にはこの提案を断る选択肢などない。
(なんとしてでも我慢して见せる……)
「いいお返事?……彼女さんにバレない様に、ヒ?ア?ソ?ビ?…楽しみましょ」
柔らかな感触が首筋に押し付けられ、濡れた感触が上下に动く。
キスされ、舐められている。
その事実を前に、身体が硬直してしまう。
そんな僕の初心すぎる反応を见て、千鸟先辈が目を细める。
「こういうの、初めて?」
「は、はい……」
「そうなんだ。ふふ、これ、リップの迹つかないから安心して。それとも……キスマーク付けてほしい?ちゅぅって、郁血するぐらい思い切り吸ってあげようか?まるで、私のモノって証明するような刻印を刻むみたいに」
「や、やめてください……そんなことしたら、絵梨にバレる……」
「ふふ、そうだよね。でも、ちょっと期待してくれた?おちんちん、ぴくってしたよ?」
「っ……」
确かに一瞬、脳裏にキスマークを付けられた自分を想像してしまった。
慌てて、その淫らな妄想を振り払う。
だけど、男子高校生の健全な身体はとても素直だった。
「もう、こんなに……ふふ」
笑いながら、今までよりも强く太ももを押し当ててくる。
僕の股间は完全に勃起し、ズボンにはっきりとその形を浮かび上がらせてしまっている。
「っ―――」
柔らかな太ももにめり込む程の强さで押し付けられて、思わず声が出そうになるのを、千鸟先辈が掌で僕の口を覆って押し留める。
「声出しちゃ、だぁめ?」
目を白黒させている僕の耳元で嗫きながら、くすくすと笑みを零し、円を描くように太ももを动かす。
「分かってる?ここ、电车の中だよ?」
その电车の中で、このような悪戯を仕挂けてきている张本人の言叶とも思えない言叶を纺ぎつつ、僕の唇を割って、人差し指と中指が侵入してくる。
僕の舌が、先辈の二本の指に挟まれる。 内容来自
千鸟先辈の指。
何故か微かに甘ささえ感じる千鸟先辈の指の味に、头がくらくらしてくる。
「ふふ、梦中でしゃぶってる。私の指、美味しい?」
その问いに颔くのは屈辱的だったが、気づいた时には颔いてしまっていた。
千鸟先辈が僕の口中から指を引き抜き、唾液涂れの指に舌を这わせる。
ピンク色の厌らしい舌が、千鸟先辈の绮丽な指を这いまわり、僕の唾液を舐め取っていく。
现実とは思えない淫靡な光景に、鼓动がどんどん早くなり、股间に血が势いよく流れ込んでいく。
千鸟先辈の指を舐める舌、押し付けられる唇。
そんな光景を眺めているうちに、口内に唾液が溜まっていく。
「キスもはじめて?」
问われて、无言で、こくり、と颔く。
「そっか」
千鸟先辈が嬉しそうに颔き、至近距离で唇を尖らせる。 copyright
所谓、キス顔。
僕がキスをするのを待っている。
(ファーストキスは絵梨と………)
そんな思いも过った。
だが、艶々と辉くぷっくりとした唇の魅力に抗う事はできなかった。
僕は吸い寄せられるように顔を寄せ、唇を重ねてしまう。
重ねた瞬间、ちくり、と胸が罪悪感に痛んだ。
だが、そんな罪悪感も、伸びてきた千鸟先辈の舌によって、舌を络めとられ、器用に扱かれるうちに桃色に涂り溃されていった。
千鸟先辈の両腕が僕の首に回され、后头部をロックする。
より深く、千鸟先辈の舌が侵入してきて、僕の口内を我が物顔に暴れまわる。
ゾクゾクとした快感に、思考能力がどんどん夺われていく。
(キスってこんなに……気持ちいいのか……)
生まれて初めて味わう感覚に、酔い痴れてしまう。
手から力が抜け、学生鞄がすとん、と床に落ちる。
流し込まれる唾液を、こくこくと饮み干してしまう。
身体中がカッと热くなるような感覚。
左腕で僕の后头部をロックしたまま、千鸟先辈の右手が胸元を抚でまわす。
器用に片手でボタンが外され、シャツの中にひんやりとした手が侵入してくる。
くるくると乳轮の周囲を指が这いまわり、じれったさが募ってきたところで乳首の先端をカリカリと弄られる。
(っっ……!!)
喘ぎ声を発してしまいそうになるのを何とか堪える。
千鸟先辈に口を塞がれていなければ、果たして我慢できたか怪しいものだ。
乳首を弄り回される度、ズボンの下でペニスがぴくぴくと震え、先端から我慢汁が渗みだしてくる。
このままでは、太ももによる爱抚で、ズボンの中に精をぶちまけてしまいかねない。
隣の駅まで、ほんの数分で着くはずなのに、その时间が永远にも感じられる。
千鸟先辈が口を离す。
二人の间に繋がった银色の糸がキラキラと辉き、ぷつりと切れた。
はぁはぁと息も絶え絶えの僕に対し、千鸟先辈は呼吸一つ乱していない。
僕の肩に颚を乗せ、ふふ、と笑みを漏らす。
「工藤君のおちんちん、すっごく热い。それにもう、ズボンの上からわかるぐらいヌルヌルになってるね」
左腕もシャツの中に侵入してきて、両乳首を同时に抓られる。
「んんっ―――!!」
思わず声を上げそうになって、自分の左手で思い切り口を塞いで何とか堪える。
「乳首弄られるのも凄く気持ちよさそう……。昔から思ってたけど、工藤君って絶対、Mだよね」
そんなつもりはなかった。
至って普通だと、今の今まで思っていたぐらいだ。 copyright
だが、千鸟先辈の爱抚によって他爱もなく踊らされている自分を顾みると、否定できない気もする。
それに、否定しようにも、手を外したら喘ぎ声を上げてしまいそうで、手を离せない。
「―――ね、工藤君。このままイきたい?私の太ももでスリスリされて、どっぴゅんって出しちゃいたい?きっと、凄く気持ちいいよ?」
千鸟先辈の诱惑に、僕は思い切り首を横に振る。
「ふふ、顽张るね。彼女さんの事大好きなんだね」
确かに、このまま射精するのは気持ちいいだろう。
だが、それだけはできない。
絵梨を裏切るわけにはいかないのだから。
电车が缓やかに减速し、駅に到着した。
残りは、駅3つ。
(絶対に耐えて见せる………)
やがて扉が闭まり、电车が动き出す。
「っ、先辈っ……!」
动き出してすぐ、僕は目を剥いた。
千鸟先辈の右手が、股间を抚でまわし、あろうことかズボンのファスナーを下ろし始めたのだ。
ぶわっと全身に冷や汗が浮かんでくる。
(そんな、まさか……电车の中で……!?)
ファスナーを下ろす音が、いつもよりも大きく闻こえて、鼓动がバクバクと早钟を打つ。
この音に谁か気づくのではないかと思うと気が気ではない。
しかし、周囲の乗客たちは二人の様子に気づく事もなく、それぞれの世界に没入している。
それは、絵梨も同様だった。
(き、気づかないのか……これでも……)
気づかれたい訳では决してなかったが、车内の乗客がここまで周囲で起きている出来事に无顿着だという事実は正直に言って冲撃だった。
そんな事を考えているうちに、ファスナーが下ろされ、千鸟先辈のひんやりとした手がズボンの中に侵入してくる。 copyright
パンツの上から形や大きさを确かめるように握られる。
「大きい。それに凄く热い。血管が浮いてて。めっちゃヌルヌルしてる」
手で确かめたことを、耳元に嗫かれる。
口ではどうとでも言える。
だが、身体は正直だ。
快楽を求めてギチギチに勃起し、ヌルヌルと我慢汁に涂れているペニスが何よりの証。
手がパンツの中に侵入してきて、直接握られた。
「―――っ……」
热いペニスを握る冷たい手の感触が、震えるほど心地いい。
脳髄を直撃する快楽に声を上げそうになるのを、唇を噛み缔めて何とか耐える。
中学の顷、憧れを抱いていた女性。
憧憬の念が强すぎて、情欲の対象として见たことなどなかった。
そんな相手に自身の勃起した丑いペニスを握られる事は、喜びではなかった。
まるで、神圣なものが汚れたものによって冒涜されているような。 copyright
心の奥底に仕舞っていた大事なものに、ひびが入っていくような。
だが、彼女を汚しているものも、伤つけているものも自分であるという现実が、余计に理性を狂わせていく。
亲指と人差し指で作った轮っかを、カリに引っ挂けながら、扱かれる。
ぞくぞくとした快美感が背筋を駆け上っていく。
悲しみ。快楽。
怒り。悦楽。
屈辱。愉悦。
丧失感。逸楽。
赍される相反した感情が、心をぐちゃぐちゃにしていく。
负の感情が膨れ上がって、目尻から流れ落ちていく。
右手でペニスを扱きながら、左手で乳首を転がされ、さらに首筋にれろれろと舌が这わされる。
淫らな3点责めに、どんどん射精欲が込み上げていく。
未だ童贞の男子高校生に、このような刺激に耐える术などあろうはずもない。
睾丸が持ち上がり、亀头が膨らみ、身体が射精に备えて硬直する。
(ごめん、絵梨―――!)
心の中で、恋人に谢罪する。
その次の瞬间、僕が射精しそうになる瞬间を完全に见切って、千鸟先辈が手を止めた。
根元をぎゅっと握って、射精を押し留める。
「っ、ぐっ、ぁっ……」
僕は苦闷に身体をよじりながら、歯を食い缚って声だけは我慢する。
だが、歯の间から漏れる呻き声だけは抑えようがなかった。
「そうそう、工藤君。もし、もう降参~、これ以上我慢できないから、イかせてぇ~って思ったら、彼女さんより私の事が好き?って言ってね」
千鸟先辈の言叶に愕然とする。
「っっ、そんな事っ、い、言えるわけっ………」
「ふふ、じゃ、我慢しなきゃ。我慢すれば、工藤君の胜ちなんだから」
余裕の微笑を崩すことなく、千鸟先辈が笑う。
溢れ出した我慢汁をペニス全体に広げ、ぬるぬると扱きながら。
「ぜ、絶対に……我慢してみます」
はっきり言って、自信などない。
だが、千鸟先辈の思い通りになる訳にはいかない。
(僕が爱してるのは、絵梨なんだから………)
「ふふ、楽しみだなぁ。嘘を吐けない工藤君が、私に告白してくれるの?」
笑みを零しながら、千鸟先辈があろうことかペニスをズボンから引っ张り出す。
沸腾しそうな热の块に外気が触れて、ぞくりと背筋が震えた。
「ちょっ、先辈っ!これはさすがにバレます!!」
慌てて抵抗しようと伸ばした右手に押し付けられたのは僕がさっき床に落としていた学生鞄だった。
「大丈夫だよ。鞄で隠してれば。ちゃんと隠しててね」
无茶苦茶な状况であるにも関わらず、千鸟先辈は余裕の态度を全く崩さない。
僕は慌てて鞄で反り返ったペニスと、そんなペニスを逆手で握る千鸟先辈の手を、学生鞄で他の乗客の目线から遮る。
とはいえ、小さな鞄一つで、あらゆる角度からの目线を遮る事など不可能だ。
冷や汗を存分に掻きながら周囲の様子を窥うが、こちらに视线を向けている乗客は一人もいなかった。
千鸟先辈が手を动かす。
大量に溢れ出した我慢汁を手に络めながら扱き上げられて、一度は沈静化しつつあった射精欲があっと言う间に込み上げてくる。
僕は右手で学生鞄を持ち、左手で喘ぎ声を零してしまわぬように自身の口を塞ぐという体势で、ひたすら快楽に耐えるしかない。
窓の外を流れる风景に视线を向ける余裕すらなく、あとどれぐらいで次の駅なのかもわからない。
千鸟先辈の手の动きに合わせて、くちゅくちゅと淫らな音が脳裏に响く。
电车の走行音に纷れているとはいえ、この音に気付く乗客がいるかもしれない。
肝が冷えるとはまさにこの事だ。
歯を食い缚り、必死に快楽に耐える。
だが、あっという间に限界を超え、头の中が真っ白になっていく。
しかし、射精まであと1歩というところで、千鸟先辈は手の动きを缓め、最后の一押しをくれない。
「ふふ、降参?」
寸止めの苦闷に顔を歪める度、楽しそうに先辈が嗫く。
その度、僕は首を横に振る。
そして、再び千鸟先辈が手を动かし始め、僕の全身を快楽が贯いていく。
その连続。
时间にすれば、ほんの数分だったはずだ。
だが、その时间は僕にとって无限にも等しいものだった。
だんだんと意识が朦胧としてきて、ここがどこで、自分が今何をしているのかもわからなくなってくる。
厌らしいことを嗫きながら、千鸟先辈がうっとりとした表情で笑う。
电车の扉が开き、人が动き出す。
やがて、扉が闭まり、走り出す。
残りは、駅2つ。
だが、动き出してすぐ、僕は异変に気付いた。
(千鸟先辈が……いない!?)
目を离したのは一瞬だったはず。
だが、视线を戻した时、目の前にいたはずの千鸟先辈の姿がなかった。
しかし、次の瞬间―――。
「んひぁぁっ……」
思わず声が漏れてしまった。
いきなり、股间を濡れた感触が包み込んだから。
予想外の出来事に快楽の声を抑えることができなかった。
慌てて视线を下ろして、愕然とする。
千鸟先辈はいなくなったのではなかった。
その场に、しゃがみこんでいたのだ。
そして、僕の勃起したペニスを咥え込んでいた。
狭くて、温かくて、とろとろの口の中で、柔らかな舌がうねりながらペニスに络みついてくる。
无论、これまでに味わったことのない快楽だ。
一瞬にして、头の中が桃色に染まる。
目の奥で、ばちばちと闪光が踊る。
睾丸の中で、精液が放出を求めてぐつぐつと煮え滚る。
溢れ出しそうになる喘ぎ声を、悬命に左手で口元を抑えて防ぐ。
「―――歩梦?大丈夫?」
「っっ……!!」
挂けられた声に、愕然とする。
声のした方を振り返ると、絵梨が居た。
先ほどよりも近い位置。
サラリーマンの男性一人を间に挟んでいるから僕の全身を见る事はできないだろうが、裏を返せば、二人の间にはサラリーマン一人しか遮るものがない状况。
ちょっとでもサラリーマンが体势を変えれば、僕の股间を咥え込んでいる先辈の姿が絵梨の视界に入ってしまう。
絵梨は仅かに眉间に皱を寄せ、不审そうに僕を见ている。
僕は左手を外し、ぎこちなく笑いかけながら、何とか右手に持った学生鞄で、千鸟先辈の姿を隠す。
「だ、大丈夫だよ、絵梨」
「ほんとに?なんか顔色悪いし、凄い汗」
「う、うん……ち、ちょっと、んんっ、酔っちゃった、っっ、みたいで……」
絵梨と会话しているのもお构いなしに、千鸟先辈が顔を前后に动かす。
舌、頬粘膜、唇によって扱かれ、気を抜くと思い切り喘いでしまいそうだった。
ぶちゅっ、ずちゅっ、んちゅっ……。
淫らな音が闻こえる度、快楽と恐怖心に震える。
「酔ったの?大丈夫?」
心配そうに眉根を寄せる絵梨に、
「う、うんっ、だ、大丈夫、だからっ、お、おふっ、ぁぁぁっ…ん、んぐっ、し、心配しないでっ………」
何とか安心させようと笑みを浮かべるが、きっと物凄くぎこちない笑顔になっている事だろう。 本文来自
「うん。あともうちょっとだから顽张って」
「あ、あぁ、ありがとう……」
(そ、そうだっ、あと、もう少しっ………)
千鸟先辈の头が动く度、じゅっぷじゅっぷと卑猥な音が响く。
もしこの音に、谁かが気づいたら、终わりだ。
そんな事は千鸟先辈も先刻承知のはずなのに、まるでバレても构わないとでも思っているかのように容赦なく责め立ててくる。
だが、僕が射精しそうになると、动きをスローダウンさせ、根元をぎゅっと握って射精させてくれない。
「っぐぅっ……」
苦闷に顔を歪める僕を上目遣いに见上げて、目を细める。
言叶はなかったが、その度に脳裏に千鸟先辈の言叶が再生する。
―――降参する?
―――私の事、彼女さんより好き?
(くそっ、ぜ、絶対に耐えてみせる………!)
その时、电车がゆっくりと减速していった。
(次の駅に着いたのか……)
そう思って车窓に视线を向けるが、様子がおかしい。
ホームが见えない。
怪讶に思っていると、车内アナウンスが流れた。
聴き取りにくい声だったが、要するに前方の駅で线路内に人が立ち入り、确认のために暂く停车するという内容だった。
(そんな………)
心に絶望感が広がっていく。
「えー。もう少しだったのに、最悪。歩梦、大丈夫?」
絵梨が心配そうに寻ねてくる。
「あ、あぁ、ほんと灾难だな。ま、まぁ、暂く待てば动き出すよ、きっと」
「うん。まぁ、まだ映画の时间まで余裕あるしね」
僕が何とか笑顔を浮かべて答えると、絵梨は颔き、再びスマホを取り出してゲームを始めた。 内容来自
「―――折角もう少しで终わりだったのに。ふふ、これじゃいつまで挂かるかわからないわね」
いつの间にか立ち上がっていた千鸟先辈が耳元に嗫く。
「っ………」
ひくひくと戦慄くペニスがサラサラの感触に包まれる。
视线を下ろして确认すると、白いレースがついた布だった。
一瞬ハンカチかとも思ったが、すぐにそれは违うとわかった。
「ふふ、びくんっておちんちん跳ねたわよ。わかったんだ、これが私の下着だって事?」
千鸟先辈が笑う。
巻き付けた下着越しにペニスを握り、しこしこと扱き上げられる。
「可爱いデザインでしょ。白くて、サラサラで、フリフリで。これ、纽パンなの。ほら、见て。こんなに小さいのよ」
见せつけられる下着の面积の小ささに、ごくりと生唾を饮み込んでしまう。
これが、先辈の大事な场所を覆っていた布だと思うと、头が沸腾しそうになる。 本文来自
そのクロッチで亀头を覆うように巻き付けられると、それだけで射精感がこみ上げてくる。
「もう射精したくて射精したくて、溜まらないんでしょう?」
(そんなの、射精したいに决まってる………)
何度も何度も射精寸前でお预けを食らって、もはや身体も心も限界だった。
「降参しちゃえばいいのよ」
「っっ……それは、できません……」
千鸟先辈の言叶に、心はぐらつく。
「でも、絵梨を裏切る事なんて僕には―――」
「射精できなくていいの?」
僕の言叶を遮って発せられた言叶に、どくんっ、と鼓动が大きく跳ねた。
(そうか………このまま降参しなければ……射精できない……)
それはそうだ。
僕はそれを、望んでいたはずだ。
だというのに、どくんっどくんっと鼓动が早钟を打つ。
(射精できない。このまま……?そんなの……おかしくなってしまう……)
ぐるぐると思考が涡を巻く。
「実は、私は次の駅で降りるの。最寄り駅だから。だから、次の駅に着いたら、このゲームは终わり」
(次の駅………)
まだもう一駅分あると思っていたのに。
(次で终わり………?)
「今日、家には谁も居ないの」
混乱してぐるぐると涡を巻く头の中に、千鸟先辈の言叶が浸透していく。
「それってどういう………」
「ふふ。来る?」
意味深な微笑を浮かべた千鸟先辈が僕の左手を握る。
そのまま、自身のスカートの中に诱导される。
指先に、くちゅり、と柔らかく、濡れた感触が触れた。
「っっ………!」
冲撃に言叶を失う。
だが、当然だろう。
本来、ここにあるべき布は今、僕のペニスに巻き付けられているのだから。
电车内という公共空间の中で、今、千鸟先辈は―――ノーパンなのだ。
そして、指先に感じる柔らかな秘所の感触。
そこがぐっしょりと濡れているという现実を前に、思考能力は全く働かなくなってしまった。
「目が血走ってる。ちょっと怖いよ、工藤君?」
野獣の如く吐息を荒らげる僕に、千鸟先辈が嬉しそうに笑う。
そして、僕の耳元に顔を寄せ、甘える様な声で嗫く。
「―――ね、次の駅で降りましょう?彼女さんの事は放っておいて、私と気持ちいい事、しましょうよ。ね、工藤君?」

満员电车の中で突き付けられた二つの选択肢。
僕が选んだのは―――。

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车内アナウンスによって运転再开が告げられた后、ゆっくりと电车が动き出す。
ざわざわとしていた车内に、少しだけホッと安堵するような弛缓した空気が流れた。
「―――ふぅ、やっと动いたね」
絵梨も笑顔を浮かべて、スマホを仕舞う。
「………」
だけど、僕は答えなかった。
絵梨の声は闻こえていたにも関わらず。
电车が駅に滑り込む。
反対侧の扉が开いて。
僕は―――千鸟先辈の手を掴み、人垣を掻き分けて电车を降りた。
「えっ、歩梦!?降りるのここじゃ―――」
惊きに目を见开く絵梨が僕を追いかけようとするが、人垣に阻まれ、彼女を车内に残したまま、その眼前で扉が闭まる。
絵梨の视线が僕と、僕の手と、僕と手を繋いでいる千鸟先辈とを忙しなく移动し、やがて何かを理解したようにその表情が絶望に歪む。
その目から涙が溢れ出す。
何かを叫びながら、窓を叩く絵梨。
周りの乗客たちの惊いたような顔。
だが、その声は届かず、その姿はやがて动き出した満员电车によって僕の视界から运び去られていった。
するり、と千鸟先辈が僕の腕に抱き着いてくる。
「じゃ、行きましょうか?」
「―――はい」
心が张り裂けそうな罪悪感と。
睾丸がはち切れそうな性欲と。
その両者を抱きながら、僕は颔いた。

千鸟先辈の家まで、腕を组んだまま、无言で歩いた。
「ただいまーって、谁も居ないんだけど。どうぞ、上がって」
「お、お邪魔します」
ドキドキしながら、靴を脱ぎ、家に上がる。
通された千鸟先辈の部屋は、女の子らしくかわいい小物で溢れ、なんだかとてもいい匂いがした。
「―――さて、先にシャワー浴びる?それとも……すぐにする?」
「素敌」
我慢汁に涂れながらぴくぴくと震えるペニスを见て、千鸟先辈はうっとりと目を细めた。
数歩僕に歩み寄り、反り返ってひくひくと震えているペニスの裏筋を、つぅっと抚で上げる。
「うっ………」
それだけで、先端からぷくりと我慢汁が溢れ出し、竿を流れ落ち、カーペットに滴り落ちていく。
その様子を见つめていた千鸟先辈は、僕の傍らを通り过ぎ、ゆっくりとベッドに仰向けに寝転がり、両手を広げた。
「―――おいで」
「千鸟、先辈……」
逸る気持ちを堪えて、ゆっくりと千鸟先辈に覆い被さる。
シングルベッドが轧み音を上げる。
「挿れるのは、ここよ」
千鸟先辈が、自分の秘所を指で开いた。
濡れてキラキラと辉く淫肉が、僕のペニスを待ち诧びてひくひくと震えている。
ごくり、と唾液を饮み込んで、僕は慎重にペニスの先端を、千鸟先辈の秘所に押し当て、押し込んでいく。
ぬるりとした襞が络みつき、ずぶずぶと奥へ吸い込まれていく。
やがて、先端が何かの抵抗を突き破る。
「っく……」
千鸟先辈の顔に浮かんだ表情を见て、はッとした。
慌てて结合部に目をやれば、我慢汁や爱液に混じって、赤い液体が流れ落ち、シーツに染みを作っていくところだった。
「先辈……初めて……だったんですか……」
「ふふ。そうよ。私がヤリまくってる淫売だとでも思っていたの?」
痛みに耐え、目尻に涙を浮かべながら、それでも千鸟先辈の口元には微笑が浮かんでいた。
僕の首に両手を、腰に両足を络め、きつく抱き寄せる。
ずぶずぶと、ペニスが千鸟先辈の奥深くへと引きずり込まれていく。
「う、あぁっ………」
未知の快楽に包まれて、僕の口から叹息が漏れる。
「童贞卒业、おめでとう?」
引き寄せられ、唇を重ねた。
千鸟先辈の中はとても热く、その圧力にペニスが溃されてしまいそうなほどきつかった。
瞬く间に射精欲がこみ上げてくる。
「せ、先辈っ、も、もうっ、出ちゃいそうですっ……!」
「いいよ」
「だ、だめっ、な、中に出しちゃうっ!!」
「いいよ。一番奥に出して」
「そ、そんなっ……ぼ、僕、あぁぁぁっ……っっ!!」
腰を引き抜こうとしても、両手両足を巻き付けられて固定されていて无理だった。
引き剥がそうにも、快楽のせいで体の力が抜けて、华奢な千鸟先辈にも関わらず、力负けてしまう。
もがく间にも身体は射精の準备に余念なく、睾丸がきゅっと押しあがり、亀头がぷくっと膨らんでいく。
その先端に、何か口のようなものが先端に吸い付いてきた。
「あっ、な、なにこれっ、んんっ……!!」
「ほら、私の子宫も、工藤君を欲しがってるの?」
戸惑う僕を见ながら、千鸟先辈が笑う。
何とか耐えようとしたが、耐えられるはずもなかった。
络みつく快感に负けて、腰を振ってしまう。
腰を动かすのを止められない。
その度に、千鸟先辈が甘い喘ぎ声をあげる。
その官能的な响きが、さらに僕から思考能力を夺っていく。
「ち、千鸟先辈っ……!!」
千鸟先辈の名を呼びながら、その最奥に精をぶちまけた。
散々寸止めを缲り返され、ゼリー状になるほど浓缩された精液の块が、时折竿の中でつっかえながら、千鸟先辈の子宫口に吐き出される。
同时に絶顶を迎えたらしい千鸟先辈もがくがくと体を震わせる。
その动きがさらに膣壁の动きに不规则性を赍し、予期しない快楽が僕を再度、絶顶へと押し上げ続ける。
子宫を満たした精液が逆流し、结合部からごぼごぼと泡立ちながら溢れ出してきた。
血が混じって薄いピンク色に染まった白浊液が、シーツを汚していく。
それでも、射精が止まらない。
2度、3度と连続して絶顶の波が押し寄せてくる。
僕の目尻から涙が溢れ、頬を伝っていった。
涙を流しながら、腰を突き入れ、先辈を犯していく。
その胸を揉み、唇を贪りながら。
千鸟先辈はそんな僕を、微笑を浮かべつつ见つめ、优しく頬を濡らす涙を拭ってくれる。
「好きなだけ突いて、工藤君。その悲しみも苦しみも辛さも、全部私の中に注いで。でもその代わり、教えて顶戴」
颚を持ち上げ、自身の目线に僕の目线を合わせる。
「彼女さんと私。どっちが好き?」
ぶわぁっと涙が溢れ出す。
喉の奥で呜咽が漏れる。
そして、千鸟先辈の中で、精を吹き出す。
「―――千鸟、先辈です……。僕は、千鸟先辈が……好きです。昔からずっと。い、今も……」
「ふふ、私もよ、工藤君。贵方の事が大好き?昔も。今も。これからも、ね」
自分が酷い裏切り行为をしてしまったという自覚はあった。
今顷、絵梨はどうしているだろうか。
そんな思いも过った。
泣いているだろうか?
怒っているだろうか?
憎まれてしまっただろうか?
様々な思いが、脳裏をぐるぐると回り続け、胸が痛む。
だから僕は、そんな思いが胸の中から消え去り、头の中が真っ白になるまで、ただひたすら千鸟先辈を突き続け、その中に精を注ぎ続けた。



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车内アナウンスによって运転再开が告げられた后、ゆっくりと电车が动き出す。
ざわざわとしていた车内に、少しだけホッと安堵するような弛缓した空気が流れた。
「―――ふぅ、やっと动いたね」
絵梨も笑顔を浮かべて、スマホを仕舞う。
「………」
だけど、僕は答えなかった。
絵梨の声は闻こえていたにも関わらず。
电车が駅に滑り込む。
扉が开いて。
「―――ごめんなさい、先辈」
「…。そう」
谢る僕に一つ颔き、千鸟先辈が笑みを浮かべる。
「谢る必要はないわ。ゲームは工藤君の胜ち。それ、あげるから?」
そう言い残して、千鸟先辈は飒爽と人垣を掻き分けて电车を降りて行った。
「―――あれ、今の人、知り合い?」
千鸟先辈の背中を目で追いながら、絵梨が寻ねてくる。
「うん。中学の先辈」
「へー。绮丽な人」
満员电车が动き出し、千鸟先辈の姿が流れる景色と共に消えていく。
「―――ふぅ」
知らず知らず叹息を漏らす僕を、絵梨が横目で軽く睨んでくる。
「何それ。もしかして、初恋の人とか?」
「まぁね」
「えー」
颔く僕に、絵梨が不服そうに唇を尖らせる。
「怒らないでよ。今、好きなのは絵梨なんだから」
「ふーん、だ。罚として今日の映画は歩梦の奢りね!」
「はいはい、喜んで」
心が张り裂けそうな罪悪感と。
睾丸がはち切れそうな性欲と。
その両者を抱きながら僕は颔き、ポケットにねじ込まれた我慢汁と爱液でヌルヌルになった下着を指先でまさぐっていた。

胜利しただなんて思っていなかった。
股间にはまだ千鸟先辈に赍された快楽の余韵が炽火のように残っている。
だが、そんなことをする勇気はなかった。
(忘れろ、忘れろ……)
傍らでスクリーンに集中している絵梨の横顔を时折盗み见つつ、ただひたすらに心と体を内侧からジリジリと焼き尽くしていくかのような欲情に耐え続けるしかなかった。
まるで、千鸟先辈とのゲームが続いているかのようだ。
この场に千鸟先辈はいなかったが、その幻影だけでも僕を限界にまで追い诘める事など他爱もないことだったのだ。

「あー、面白かったねぇ!」
「あ、ああ」
ご満悦の様子で伸びをしている絵梨に生返事を返す僕。
何とか映画馆で自慰行为に耽るという诱惑には耐えたものの、どっと疲れてしまった。
早く帰って眠りたい。
「大丈夫?歩梦」
絵梨が心配そうに顔を覗き込んでくる。
「う、うん、まぁ、ちょっと疲れて―――」
なんとなくそう答えていた僕だったが、絵梨の肩越しに见えた看板を见て立ち尽くしてしまった。
それはいわゆる、ラブホの看板で。
映画馆の帰り道。駅の近道だったことから、いつもこの繁华街を通り抜けていた。
しかし、いつもは目に留めることもなく素通りしていた看板だった。
《ホテル》
《休憩》
そんな言叶が脳裏でぐるぐると涡を巻き、どくんっどくんっと鼓动が异様に高鸣る。
腕を组んだカップルが、下品な笑い声をあげながら建物の中に吸い込まれていく。
ごくり、と唾を饮み込んで。
「―――ごめん、絵梨。ちょっと休憩していかない?」
絵梨にそう提案する声は不自然に掠れ、震えを帯びていた。
「何?」
「そ、その!た、确かに私たちは付き合ってるけど、こ、こういうことをするのはまだちょっと、は、早いかなって……」
「絵梨。僕の事嫌い?」
「ず、ずるいよ……わ、私だって……歩梦の事、大好きだもん」
「だったらお愿い。僕を助けると思って」
千鸟先辈の事を忘れるために、絵梨で上书きする。
それは、欲情に浊り切った思考の中で、一筋の光が差したような名案に思えた。
「で、でも……こ、心の準备とか、し、下着だって……」
絵梨が困ったような顔でごにょごにょと零す。
何を言っているのかはよく闻き取れなかったが、普段の僕であれば、絵梨がこんな顔をしたら、すんなりと提案を引っ込めていただろう。
だけど今日は、ちょっといろいろと切羽诘まりすぎていて。
「セックスがダメなら、手でも口でもいいんだ。お愿いだ、絵梨」
强引な僕の态度に惊いた顔をした絵梨の口元が一瞬歪んだ。
「あ、歩梦、やめて。なんだか……怖いよ」
その目に浮かんだ感情は恐怖?嫌悪?軽蔑。
すーっと、絵梨の中で僕への爱情が死んでいくのがはっきりと分かった。
今までに见たことのないその表情を目にして、遅まきながら渐く僕は我に返った。
「ご、ごめん、絵梨。怖がらせるつもりは―――」
「触らないで!」
安心させようと伸ばした手を振り払われる。
惊いて立ち尽くす僕を、何かおぞましいものでも见る様な目で见る絵梨。
その目の中で、怒りの火がはっきりと燃えていた。
「信じらんないっ。最っ低!」
吐き捨て、そのまま走り去ってしまう。
「絵梨………」
その场にたった一人残されて、僕の心はバキバキに折れ、砕けて、暗い闇へと坠ちていった。 内容来自

翌日。
学校内で絵梨に何度も谢ろうとしたが、その度に逃げられてしまった。
そして放课后。
「絵梨はもう工藤とは会いたくないって」
「あんなに泣き肿らした絵梨、初めて见たよ。何したの、あんた。まぁ、私らには関係ないけどさー」
「僕は……」
「とにかく、ウチらは伝言伝えたんで」
「これ以上絵梨に缠わりつくようなら先生にチクるんで。OK?」
絵梨の友人二人から、ゴミを见る様な冷たい眼差しと共にそう告げられて、僕たちの関係は完全に崩れてしまった。

抜け殻のようになりながら生徒会の仕事を终わらせて。
気づいたら、昨日と同じ时间の电车に乗っていた。
満员电车に揺られると、昨日の出来事が苏ってきて、悔恨と欲情が头を擡げてくる。
昨日あの后、どうやって家に帰ったかは覚えていない。 copyright
すぐに眠ってしまおうとベッドに倒れこんで、でも眠れなくて。
気づいたらズボンから、千鸟先辈の下着を取り出していた。
眺めているうちに引き寄せられるように鼻に押し当て、その匂いを嗅いでいた。
匂いを嗅いだ瞬间、猛烈な欲情を覚えた。
だから、自慰をした。
涙を流し、呜咽を零しながら。
电车内での千鸟先辈の声や香りを思い出しながら、ひたすらペニスを扱き続けた。
千鸟先辈の技巧とは比べるべくもない拙い动きだったが、下着の匂いに兴奋を掻き立てられて、あっという间に絶顶を迎えた。
1回では全く収まらなくて。
电车内と同じように千鸟先辈の下着をペニスに巻き付けて扱き上げて、何度も何度も精を吹き上げたのだ。
絵梨との思い出を、快楽で上涂りしようとするかのように。
ふわっと背后から优しく抱き缔められた。
鼻を掠めた甘い香りを嗅ぐだけで、ただ1点を除いて全身から力が抜けていく。
「―――ね、教えて?彼女さんと私。どっちが好き?」
ぶわぁっと涙が溢れ出す。
喉の奥で呜咽が漏れる。
ズボンに张ったテントの先端をカリカリと弄られる。
「―――千鸟、先辈です……。僕は、千鸟先辈が……好きです。昔からずっと。い、今も……」
「ふふ、私もよ、工藤君。贵方の事が大好き?昔も。今も。これからも、ね」
自分が酷い裏切り行为をしてしまったという自覚はあった。
今顷、絵梨はどうしているだろうか。
そんな思いも过った。
泣いているだろうか?
怒っているだろうか?
憎まれてしまっただろうか? 内容来自
様々な思いが、脳裏をぐるぐると回り続け、胸が痛む。
电车の窓に、泣き肿らした顔をした男と、后ろからその肩に颚を乗せて微笑む女の姿が映っていた。
この日、僕と千鸟先辈は4つ目の駅で降りた。






新宫


尼子晴久の妻は、新宫党党首?尼子国久の娘であり、晴久にとっては従姉妹に当たる。
二人の间には、嫡男の义久を含む四男二女が生まれているが、晴久にとっては妻を介して叔父に监视されているようで息苦しさを感じる毎日だった。
さらに、晴久が文芸に倾倒し、国久率いる新宫党との関係が悪化すると、息苦しさは増していった。
そんな晴久に一时の心の安らぎを与えてくれる存在が居た。
それは、宗养が伴ってきた者たちの中にいた女座头―――盲目の按摩师である角都である。
日々の忧さからの解放を求め、晴久は度々、角都を自室に招き、按摩を受けていた。
布団の上に俯せになり、施术を受ける。
柔らかな手がツボに入り込み、凝りが解されていく。
そのひと时が、何にも代えがたい癒しの时となっていた。
「今日はまた一段と、凝ってらっしゃいますね」
角都の声は、まるで铃虫の鸣き声のように耳に心地いい。
「あぁ………」
身体を揉み解される気持ちよさに身を委ねつつも、晴久の眉间に皱が寄る。
「ここ最近、気が灭入る出来事が多くてな」
「気が灭入る出来事でございますか」
「ああ。家臣に、中井平蔵兵卫尉という者がおってな。立派な髭をいつも自慢しておるのだ」
「お髭を。それほどご立派なのですか?」
「うむ。さながら関羽云长のようにな」
「まぁ」
くすくす、と角都が笑う。
「だが、今日、出仕してきた中井は髭を剃っておった。しかも、片方だけな」
「それはまた、どうしてです?」
「最初は、ふざけているのかと思った。それで、侬は叱责したのじゃ」
「中井様はなんと?」
「诚久よ」
その名を口にするだけで、肠が煮えくり返りそうになる。
「诚久様」
角都が、思い出すように名を舌の上で転がす。
「侬の従兄弟であり、义兄でもある。新宫党党首?国久叔父上の子じゃ」
「まぁ……その、诚久様がなんと?」
「中井の髭を诘ったそうな。さしたる武功もないのに生意気だ、とな」
「それは……お可哀想」
「中井の髭を、侬は爱でておった。それを知った上での暴言よ。だが、新宫党の势威に家臣は逆らえん。中井も泣く泣く髭を剃る事にした」
「ではなぜ片方だけ?」
「侬が、中井の髭を爱でておったからよ。すべてを剃るのは、侬に対する无礼になる、とな。爱い奴じゃ」 copyright
「それは酷いお话にございますね」
「全くだ。まだあるぞ」
「まだあるのでございますか?」
「ああ。今度は熊谷新右卫门という家臣の话じゃ。诚久は横暴にも、自分の目に见える範囲では马に乗る事罢りならんと命じおってな。だが、この熊谷新右卫门という男は、刚の者。この命令にそのまま従うのは业腹だと、牛の背に鞍を置いて乗ったのじゃ」
「まぁ、牛に」
「そうだ」
晴久は颔きつつ、微かに笑みを漏らす。
「ま、何をお笑いに?」
「何。この话はちと愉快でな」
「愉快な话と闻いては気になります。どうぞ教えてくださいませ」
「うむ。熊谷新右卫门が牛に跨って进んでいると、これを见咎めた诚久が下马を命じたのよ。熊谷新右卫门はどうしたと思う?」
「先ほど、殿は新宫党の势威に家臣は逆らえないと仰せでした。やはり、熊谷様も泣く泣く従われたのでしょうか」 内容来自
「さにあらず。熊谷新右卫门はそのまま诚久の前を通り过ぎた。その际、なんと言ったと思う?」
「分かりません。勿体ぶらずに教えてくださりませ」
「いいぞ。教えてやる。だがな―――」
晴久は起き上がると、きゃっと小さく惊きの声を漏らす角都を、すっぽりと自身の両腕の间に抱き缔めた。
「と、殿?一体………」
「答えを教える。その代わり、夜伽を务めよ、角都。侬の女になれ」
耳元に顔を寄せ、热い吐息を吹きかける。
角都がぴくっと体を震わせ、その白い肌が朱に染まっていく。
身を固くはしているものの、晴久を振り解こうとはしない。
「わたくしは……身分卑しき、ただの座头にございます。お戯れは―――」
「戯れではない」
角都の小さな手を取り、自身の股间に宛てる。
そこは固く勃起し、热く滚っていた。
「おぬしの按摩を受けて、侬の一物も逸っておる。このような気持ちになった女は、おぬしが初めてなのだ」
「お、奥方様が………」
「奥など気にするな。夫妇の契りなど、もはや几年もない。あやつは……所诠、新宫党の女だ。侬はな、角都。おぬしを欲しておる」
「殿………」
「おぬしの目に、侬の姿は映らぬだろう。だが、侬の目におぬしははっきりと见える。诚に美しい。爱しき女じゃ。宗养と共に参ったおぬしを始めて目にした时に、侬は身体の内を雷が走ったのかと思ったのじゃ」
抱き缔める両腕に力を笼め、顔を柔らかな髪に埋める。 内容来自
息を吸い込むと、甘く华やかな香りが肺を満たしていく。
滑らかで美しい黒髪。
陶磁器のような白い肌。
可怜な花弁の如き唇も。
嫋やかな肢体も。
全てが爱おしく感じられてならない。
常人ならば忌避するであろう白く浊った盲目すらも、この世ならざる神秘的な美しさに花を添えているように感じられた。
「最初はただ按摩を受けるだけでよかったのだ。おぬしの巧みな技术により、心が解放され、体が軽くなるような心地を味わうだけで。だが、やがて、それだけでは満足できなくなってきた。常に、おぬしの姿が脳裏から离れぬ。そしてその度、侬の一物は滚るのじゃ」
「勿体なきお言叶にございます………」
恐缩しながらも、角都は振り解こうとはしない。
そして、股间に押し当てられた手を放すことも。
「…。教えてくださいませ、殿。熊谷様はなんとおっしゃったのですか?」 内容来自
意を决したように顔を上げて、角都が寻ねる。
その问いの答えを闻くことがどういう意味なのか、无论分かった上での问いだろう。
自分の思いを受け入れてくれた喜びを噛み缔めつつ、晴久は答えた。
「ああ。熊谷はこう言ったのじゃ。『命じられたのは下马にござろう?拙者が跨っておるのは、马にあらず。牛にて候。しからば御免』とな。どうじゃ、痛快无比とはまさにこの事であろう」
「くすっ、诚に愉快なお话にございます」
「うむ」
晴久は満足そうに笑みを零し、一层强く角都を抱きしめる。
「よいな。今から、そなたは侬の女ぞ」
「はい、私は殿の女にございます………」
晴久は角都の颚に手を添えて、上を向かせる。
そして、その桜色の唇に、そっと己の唇を重ねた。
唇に舌を这わせると、おずおずと开く。
勇跃して舌を潜り込ませ、柔らかな舌を络め取る。
どことなく甘ささえ感じる唾液を啜り上げ、堪能する。
それだけで、身体が痺れ、热くなっていく。
角都の姿がどんどん魅力的に见えていく。
爱しさが込み上げ、爆発してしまいそうだ。
唇を放すと、両者の间に糸が引いた。
「梦のようでございます………」
角都の目尻に涙が浮かぶ。
それを指で拭ってやる。
ふと、空に目をやると、三日月が浮かんでいた。
「云が晴れたようじゃな。三日月が出ておる………」
「美しゅうございますか?」
「ああ。凛として、冴え冴えとしておる」
「それはようございました」
见えぬ目を虚空に向ける角都の儚げな姿に、胸が缔め付けられるような思いがした。
「おぬしの目は生まれながらか?」
「はい………」
「さぞや、艰难辛苦を重ねたであろうな」
「その艰难辛苦も、报われたように感じます。殿に抱かれる日が来ようなどとは」
「侬が必ず、おぬしを幸せにしてみせようぞ」
「角都はもう……幸福にございます」
「足りぬ。もっと、もっとじゃ」
「ならば、云より出でる三日月に祈ると致します。ここは、出云の地、月山富田城故」
「なんと祈るのじゃ?」
「我に、七难八苦を与えたまえ、と」
角都の言叶に、思わず苦笑する。
「幸せにすると言うておるに。艰难辛苦を望むのか?」
「祸福は纠える縄の如し、と申します故」
「爱い奴じゃ」
溢れ出るような爱情に身を任せ、角都をきつく抱きしめる。
「角都……角都……」
名を呼ぶ度、爱しさが膨らんでいくようだった。
「角都……角都……」
热に浮かされたように何度も何度もその名を呼びながら、襟に手を差し込み、乳房をまさぐる。
着物の上からではわからなかったが、角都の乳房は掌に収まりきらないほどに大きくて、まるで水菓子のようにふわふわと柔らかかった。
このまま、永远に触れていたいと思えるほどに。
「んっ?」
先端の蕾を指先で弾いた瞬间に零れ落ちた甘い角都の喘ぎ声が、より兴奋を高めていく。
「おぬしも、触ってくれ」
裈を缓め、これまでに経験したことがない程に滚る一物を取り出す。
「はい………」
おずおずと角都の白い手が丑く屹立し、のたうつ蛇が如く血管が浮き出た一物に伸び、长く细く美しい指が巻き付く。
「うっ………?」
ただ、握られただけだというのに、まるで雷のような快楽が背筋を駆け上っていく。
「とても热くて……硬くて……逞しい……?」
うっとりとした角都の嗫き声が、さらに兴奋を高めていく。
角都の手が、ゆっくりと动き出す。
ただ上下に扱く単调な动き。
だが、それでも信じられないほど気持ちいい。
絶妙な力加减に体が震え、伞に轮が引っかかる度にびくん、と体が震えてしまう。
「あっ?んぅっ?……ふあっ?」
情けなくも、喘ぎ声を止められない。
なんとか主导権を取り戻そうと胸元を肌蹴させる。
白くまろやかな乳房の膨らみが露になり、その先端で、ぷっくりと膨らむ桜色の蕾が视线を夺う。
「美しい………」
「耻ずかしゅうございます」
「耻ずかしがることなどない。そなたは美しい。さながら吉祥天の如しじゃ」
「嬉しゅうございます」
はにかむ角都の顔を见るだけで、呼吸が早钟を打つ。
「まぁ、殿。また一段と硬く………?」
角都が嬉しそうに嗫く。
その手の动きが、徐々に複雑なものへと変化していった。
ただ上下に扱き上げるだけの动きから、捻りを加えたり、5本の指がバラバラに亀头を舞い踊ったり。
もう片手が睾丸を掌中に収め、やわやわと揉みたててくる。
「くあっ?あぁっ?お、おぉっ?」
赍される複雑な快楽に、息つく间もなく喘ぎ声が零れ落ちる。
睾丸の中で、白浊液が次々に生産され、放出の瞬间を待ち侘びて煮え滚る。
按摩を生业とする座头だからか。
盲目故に、视覚ではなく触覚や聴覚でどこをどう触ればより感じさせることができるのかをより巧みに焙り出すことができるのかもしれない。
「凄く濡れてきましたよ、殿。気持ちいいですか?」
先端から大量の我慢汁が分泌され、角都の动きをより滑らかに、より淫らなものに変貌させていく。 内容来自
「き、気持ちいいぃっ……??」
人の上に立つ大将の矜持も、もはやない。
ここにいるのは、无様に喘ぎ、涎を垂れ流すただの一人の男に过ぎなかった。
父が讨ち死にし、尼子の次期当主となってより、全てを曝け出す等、一度たりとも许されなかった。
だが、角都の前でだけは、ただ一人の男でいられる。
そんな気がしていた。

くちゅっ?ぐちゅぐちゅぐちゅっ?さわさわさわ?
ねちょっにちゅっ?かりかりかり?ずちゅずちゅっ?

「あっ、あぁぁぁ……??」
心も体も蕩け、头の中が桃色の霞に覆われていく。
何か缒りつくものが欲しくて、角都を抱きしめ、その胸元に顔を埋める。
华やかな香りに包まれて、肺を満たすだけで、快楽がより高まっていく。
口の端から涎が零れ落ちていった事も、まるで気にならない。
舌を伸ばし、梦中で乳房にむしゃぶりつく。
身体の奥底から、射精欲が込み上げてくる。
「か、角都……も、もうっ……?」
手淫が始まって、まだ仅かばかりの时しか过ぎていないことは分かっている。
これまでの人生で、これほど早く、絶顶に追いやられた経験などない。
だが、角都の巧みな手技の前に、限界はあっという间にやってきた。
「は、放つぞっ、角都っ」
「はい、ご存分に?」
切羽诘まった声を上げる自分に対し、慈爱の笼った角都の声からは余裕すら感じる。
両手10本の指が一物に络みつき、まるで10匹の白蛇が获物に缠わりつき、身体を络ませ、缔め付け、窒息させようとするかのように縦横无尽に动き回る。
「あっ?がっ、あぁぁぁっ?」
もうこれ以上はないと思っていた快楽の上限をいとも容易く突き抜け、炎のような快楽が头の中を真っ白に燃やし尽くす。
そして、呆気なく絶顶に追いやられてしまった。

どびゅっ?びゅるるるるっ??どびゅっどびゅっ?びゅくびゅくびゅくっ……??

一物が爆発したのではないかと本気で心配したほどの势いで、白浊液が喷きだし、角都の手を、身体を、髪を、顔を汚していく。
それでも角都は一物から手を放すことはなく、びゅくんびゅくんと拍动するのに合わせてゆるゆると扱き、最后の一滴まで搾り取ってくれた。
至高の幸福感と解放感に満たされる。
まるで、空を自在に飞ぶ鹰にでもなったような気分だった。
身体から力が抜け、布団の上に仰向けになる。
见上げた天井にも、点々と白浊液が付いていた。
(あんな高さにまで飞ばしてしまったのか………)
荒い息を吐きながらそんな事を思っていると、一物がぬめった感触に包まれた。
「っ………」
下半身に目をやると、あれほどの射精にも関わらず全く硬さを失っていなかった一物が、角都の口中に収められていた。
「か、角都………ぅふあぁっ?」
ぬるり、と舌が棹を舐め上げ、惊きの声がふやけた喘ぎ声に変えられる。
先端が柔らかな頬粘膜に押し付けられ、えもいわれぬ快感が赍されるのも溜まらない。
光のない白浊した眼差しが、上目遣いにこちらを见やる。
その绮丽な顔にも、点々と白浊液がこびりついている。
その淫らな光景に、背筋がぞくぞくとする。
见えてはいないはずだが、身体から力が抜けていく様子から咎めだてされることはないと判断したのか、角都がゆっくりと头を上下に振る。

じゅっぽ?じゅっぽ?ぐっちゅ?ぐっちゅ?

「くっ?ふぁあっ?ぁぁあっっ?」
空気が漏れる厌らしい音と唾液が搅拌される淫らな音。
その音が响く度、兴奋が高まり、一物がより硬くなっていく。
角都は、音を闻かせるためにわざと大きく动いているのだ。
一物に舌が络みつき、先端が喉奥の柔らかな粘膜にこすりつけられる。
常人ならば、えずいて思わず吐き出してしまうだろう。
だが、角都は顔色一つ変えず、头を振り続ける。

じゅっぷっ?じゅっぷっ?じゅるるっ?れろぉっ??

「んんっ?んひぃっ?あふぁぁっ?うぅっ?」
时折、头を捻ったり、角度を変えて亀头を頬粘膜に押し付けたり、或いは先端に吸い付いて我慢汁を啜ったり、棹全体に舌を这わせたり。
多様な动きに、一瞬たりとも気を缓めることができない。
そして、我慢など许さないとばかりに头を振る速度をより早くしていく。

じゅぶじゅぶじゅぶっ?じゅるぅっ?ぢゅぶぢゅぶぢゅぶぢゅぶっ??

「――――っ!!!」
思いきり叫んでしまいそうになり、慌てて両手で口元を抑える。
角都を呼び出して按摩を受ける际、家臣には人払いを命じている。
とはいえ、声を挂ければ駆け付けられる场所に控えているのは间违いない。
悲鸣など上げてしまえば、何事かと駆けつけてくるだろう。
そして、无様に白浊に涂れる主君の姿を目にするのだ。
もしそんな事になれば、信望は地に坠ちる。
噂が広がれば、新宫党こそが尼子を率いるに相応しいという声がさらに高まるのは间违いない。
だから―――
「んぅっ――っっ??」
漏れだしそうになる声を必死に堪えながら、もはや暴虐的とさえ言える快楽に耐えるしかなかった。
しかし、そんなこちらの心の内など我関せずとばかり、角都の责めはさらに容赦のないものへと変貌していく。
どんどん早く。
どんどん奥深く。
口の端から、涎と我慢汁の交じりあった泡が溢れ出し、飞び散る。
「―――ぐぁぁぁっ、ぐっ、んぐぅぅぅぅっ??」
歯を食い缚る隙间から、涎と共に声が漏れてしまう。
暴れまわる身体も、太ももを抑えられて押し留められる。
睑の裏がちかちかと明灭する。
头の中で、ぶちぶちと糸が切れるような音がする。

じゅぶじゅぶじゅぶっ?じゅるぅっ?ぢゅぶぢゅぶぢゅぶぢゅぶっ??
じゅるるるるるるるっっっっじゅぶじゅぶじゅぶっ?じゅるぅっ?ぢゅぶぢゅぶぢゅぶぢゅぶっ??じゅるるるるるるるっっっっじゅぶじゅぶじゅぶっ?じゅるぅっ?ぢゅぶぢゅぶぢゅぶぢゅぶっ??

じゅるるるるるるるっっっっ???

咥え込んだ一物の形がはっきりと浮き上がるほどに頬を窄め、一気に吸い上げられる。
その刺激に、我慢は呆気なく决壊した。

どびゅっ?どびゅぅっ?びゅるるるるっ?びゅくびゅくびゅくっ?どぴゅっ、どぴゅっ??

「――――っっ!!」
声だけは出すまいと自身の手を噛みながら腰を突き上げ、角都の口中にありったけの白浊液をぶちまける。
じゅるじゅると竿の中に残る白浊液も一滴残らず吸い上げられる。
口の中に血の味が広がっていく。
视界が白く浊り―――ぐるり、と世界が回った。
吸われるままに引っ张り上げられ、海老反り状态になっていた身体から力が抜け、どさっ、と腰が布団に落ちる。
ちゅぽんっ、と音を立てて一物を吐き出し、放たれた大量の白浊液を饮み下していく。
「ふふ」
だらりと力なく四肢を投げ出して意识を失っている晴久を见下ろし、角都は小さく笑った。
锻え上げられたくのいちの手练手管を以てすれば、男の心を夺う事など造作もない事。
媚薬と欲情のツボを刺激する按摩による肉欲を、恋情や爱情と勘违いさせ、优しく受け入れてやれば事足りる。
武将にしては优し过ぎる顔を见下ろし、その頬を抚でる。
そして、男を篭络する最大の要谛は、心の底から爱する事にある。
男の心が最も蕩けるのは、爱情を向けられた时だから。
幼い顷より爱情を向けられたことのない哀れな男など、一溜りもない。
「私は殿の女。殿は私の男。身も心も捧げます故、共に地狱に参りましょう。尼子最期の日まで………?」
意识を失っても尚、硬さを失わない一物を握って位置を确かめ、ゆっくりと膣に饮み込んでいく。
特に腰を动かしたりはしない。
しかし、自在に动かせるまでに锻え上げられた襞が、优しく淫らに络みつき、一物を缔め上げ、睾丸の中にある最后の一滴まで容赦なく搾り取っていく。
ほどなくして晴久の顔は恍惚としたものに変わり、角都の膣奥を白く染め上げた。

***

角都が晴久の宠爱を受けるようになってから1年余り。
ますます势威を増す新宫党と晴久との関係はさらに悪化の一途を辿っていた。

月山富田城北麓、新宫谷。
立ち并ぶ新宫党居馆の一室において。

「た、頼むっ、も、もうっ、たえ、耐えられないっ……!!」
咽び泣くような声と共に、男の恳愿する声がする。
仄かな灯火に照らされ、蠢く二つの裸体。
一つは、赤铜色の肉が汤気を立てるような筋骨隆々の男。
その身には几多の刀创、矢伤が刻まれ、歴戦の猛者であることを示している。 内容来自
一つは、白く、少し力を入れれば折れてしまうのではないかと思う程の嫋やかな女。
染み一つない裸身は、この世ならざる幽玄の美しさを醸し出している。
「あら。新宫党次期党首ともあろうお方がこの程度で情けない」
一见すれば、男女の睦言以外の何事でもない。
だが、苦闷の声を上げる男とは対照的に、女の声からは余裕が感じられた。
铃虫の鸣き声が如き、流丽な声音である。
仰向けに転がる男の腰に跨る女。
男の逸物は、女の蜜壶にずっぽりと饮み込まれている。
女は特に动いているわけではない。
だが、男の额に浮かぶ汗、苦闷に歪む顔が、その身を袭う壮絶な悦楽を容易に想起させる。
何とか女を跳ね除けようと四肢をバタバタと动かすが、女は余裕の表情で乗りこなす。
「あっ?ああぁぁっっ??」
程なくして男の体が硬直し、弓なりに反りかえり、やがて弛缓して泥のように沈む。
「ふふ、これで7度目です?」
精の奔流を自身の最奥で受け止めながら、女は嫣然と微笑んだ。
蜜壶の襞、自在に动く一枚一枚が、精を吐き出したばかりの一物にねっとりとしゃぶりつき、やわやわと揉みたてて、萎えることを许さない。
「気持ちいいでしょう?」
「も、もう、许してくれぇぇっ……?」
歴戦の猛者という风貌に反し、男の声は弱弱しい。
最初に、その蜜壶を贯いた时は、あまりの快楽に、まるで极楽浄土を揺蕩っているような陶然とした気分になった。
2度目、3度目と精を放つ度、恍惚の度合いは深まっていった。
だが、4度目、5度目と精を搾り取られるうち、快楽は徐々に苦痛に成り代わっていく。
6度目、7度目ともなれば、もはや命を削り取られているにも等しい。
それがわかっているというのに、数日も间が空くと、その肌が恋しくて溜まらなくなる。
その声を闻き、その香りを嗅ぎ、その肌に触れ、その蜜壶を贯くこと以外、何も考えられなくなる。
殿の―――晴久なんぞの宠爱を受けていると知った时には、嫉妬の炎に焼け死ぬのではないかとさえ思った。
だが、女―――角都は、晴久の宠爱を受けるようになった后も、自分の前に度々姿を现した。
暗い情念を刺激され、獣のように交わる。
だが、いつも、简単に主导権を夺われ、最后は精も根も尽き果てるまで犯し尽されることになる。
「し、死ぬっ、死んでしまうっ……ひぃぃっ?」
「私はやるべきことは彻底してやる主义なのです。贵方と违って」
「た、頼まれたことはやった……やったじゃないかっ……くひぃっ?」
反论の言叶は、乳首を捻られるだけで喘ぎ声に変えられてしまう。
男でも乳首で感じてしまうなど、今まで全く考えたこともなかった。
角都が出云へやってきてすぐ、城中で声を挂けられた。
そのまま手を引かれて纳戸部屋に连れ込まれ、求められるままに抱いた。
京の女とはこれほどまでに性に奔放なのかと惊いたが、するすると着物を脱いでいく様には息を饮んだ。
そして、露わになった裸身の美しさ、妖艶さに目を夺われた。
例え、白眼の座头だったとて、このような美女に求められて、断る理由など见つかる筈もない。
角都が赍す快楽は、これまでに経験した事もないもので、ずぶずぶと泥沼に沈んでいくように、その快楽に溺れてしまった。
関係は1年以上も続き、もはや角都から离れられる気がしない。
「不十分なのですよ、あれでは」 内容来自
両乳首を强くひねられる。
同时に、一物の先端に何かが吸い付き、吸い上げられる。
「ああああああっ??」
絶望と苦痛、それを涂り溃して余りある快楽に顔を歪めながら、8度目の精を注ぐ。
「贵方様は新宫党次期党首。尼子氏の今があるのもすべては新宫党のおかげ。なのに、いつまで晴久殿に远虑する必要があります?」
「だ、だからぁっ、は、晴久の家臣をっ、ぐ、愚弄して、ちょ、挑発してる、んあぁっ?…じ、じゃないか……」
全身を袭う快楽のせいで、舌さえうまく回ってくれない。
「まどろっこしい」
何も见えていないはずの白眼。
その苛立たしげな声が耳朶を打つ度、背筋がぞくりとする。
その冷たい眼差しに贯かれる度、恍惚としてしまう。
―――尼子氏の今があるのもすべては新宫党のおかげ。
その通りだ。
―――晴久殿に远虑する必要があります?
いや、ない。
(だが、だからと言って………)
晴久の首を取ってまで、その座に成り代わりたいと思ったことはない。
新宫党は饱くまでも剣なのだ。
尼子家当主を守る剣。
尼子氏の敌を讨ち平らげる剣。
それ相応の敬意と待遇が得られれば、それで十分。
谋反を起こす気など、毛头ない。
「いいですか。私の言うままに、文を认めてくださいまし」
「ふ、文……?」
「ええ、そうです。宛先は―――毛利右马头殿?」
角都が舌なめずりをする。
ちろりと覗く赤い舌が、异様に艶めかしい。
その姿を见ているだけで、何度も搾り取られて精も根も尽き果てているはずの一物が、むくむくと硬さを増していく。
どんどん头が回らなくなっていく。
じりじりと崖际に追い诘められているような。
まずいことになるのではないか、という気がする。
だが、その冷たい白眼に见据えられ、蜜壶の中で一物を甘く缔め上げられるだけで、何もかもがどうでもよくなっていった。
「わ、わかった、い、言う通りにするからあぁぁっ??」
万力のように缔め付けられ、思いきり背を仰け反らせながら、9度目の精を注ぐ。
地狱に落ちていくような気分と、天に舞い上がるような気分。
その双方を骨の髄まで味合わされて、心が壊れそうだった。
いや、或いは、もうすでに壊れてしまっているのかもしれない。

***

「角都、と言ったか」
尼子诚久の部屋を出て、玄関に向かう途中で声を挂けられた。
若さ弾ける、まだやや甲高い声音は元服して间もないと思われる若武者のものだろう。
「はい」
返事を返しながら振り返り、仅かに身を屈める。
「何故父上を篭络する。狙いはなんじゃ?」
投げかけられたのは、あまりに直接的な诘问の言叶だった。
思わず浮かべかけた苦笑を寸前で押し留める。
「贵方様は?」
「尼子诚久が嫡男?孙四郎氏久じゃ」
穏やかな声音での问いに、硬い声で返事が返ってくる。
「氏久様」
诚久は子沢山で、6人の男児に恵まれている。
とはいえ、そのいずれもがまだ年端もゆかぬ童に过ぎない。
嫡男の氏久と虽も、まだ14、5歳の、戦场にも出たことがない若年だろう。
「闻き耳を立てておられたのですか?」
「っ………」
角都の指摘に、动揺する気配が伝わってくる。
きっと、耳まで赤くなっている事だろう。
(初心な事………)
瞬きをする一瞬に音もなく近づき、腕を掴む。
「なっ………」
どうやって近づかれたのかもわからないのだろう。
目を白黒させ、あたふたとしている様が、见えずとも手に取るようにわかる。
慌てて振り解こうと力を笼める。
さすがは新宫党と思わせる膂力だ。
だが、させない。
まだ武骨さを感じさせない手を、襟の中に引っ张り込み、乳房にめり込ませる。
「っっ………!」
息を饮み、硬直する氏久。
その初心な反応からすると、女に触れたことすらないに违いない。
その懐に潜り込み、もう一方の手を股间に当てる。
思った通り。
若き一物は隆々と勃起し、ふんどしはぬるぬると濡れていた。
闻き耳を立てながら何をしていたのか、これでは隠しようもない。
「お部屋に参りましょう、氏久様。そこでゆ~っくりと、お话致します?」
豊満な肢体を见せつける様にくねらせながら、ゆっくりと近づく。
氏久に逃げる気配はない。
ごくり、と生唾を嚥下する音が、どくどくと高鸣る鼓动の音とともに闻こえてくる。
紧张に强张る身体を包み込むように抱き缔め、おもむろに唇を重ね、ねっとりと舌を络め、たっぷりと唾液を流し込む。
氏久の体を妖艶に抚で擦り、女体の柔らかさを堪能させ、甘い香りをたっぷりと吸わせてやりながら紧张を解し、着物を脱がしていく。
「あ、ふあぁぁぁ……?」
裸の胸を擦り、乳首を弾いてやるだけで、ふやけた喘ぎ声を漏らす。
(他爱もない………)
内心で呟きつつ、弾力のある若々しい筋肉に覆われた瑞々しい肢体を押し倒していく。
「氏久様?私と父上の痴态を盗み见て、何を期待されていたのですか?」
「そ、それは………」
「ふふ、教えてくださらなくて结构ですよ。何を期待されていたにせよ、それを遥かに上回る事をして差し上げますから?」
「ひ―――」
悲鸣を饮み込むように唇を重ね、未だ女の悦楽を知らぬ身に一つ一つ、快楽を教え込んでいく。
びくびくと体を震わせ、甲高い声で喘ぎ、逃げようと身を捩るのを抑え込み、絶顶へと押しやる。
手で、口で、乳房で、髪で、脇で、太ももで、そして秘所で。
何度も何度も。
その身に、常人とのまぐわいでは絶対に得られぬであろう极度の悦楽を烙印のように刻み込んでいく。
栗の花のような青臭い精を放つ度、その心が雁字搦めにされていく。
「はひっ……?……角都……様ぁ……?あへ……?」
角都が帰った后の居室で、氏久は大量の白浊液に涂れ、とろとろに蕩けた顔を虚空に向け、ただただ爱し気にその名を口にする木偶と化していた。
ぴくぴくと体が震える度、快楽の余韵だけで一物の先端から白浊液を垂れ流しながら。

***

1554年、新宫党党首?国久の娘である晴久の正室が亡くなる。
爱娘の死を哀しみ、涙と鼻水と涎を垂れ流しながら人目も惮らずに大声を上げて号泣する国久の姿を、晴久はまるで樋熊のようだと思いながら冷ややかな眼差しで眺めていた。
爱する妻を失ったという感慨はなかった。
あるのは、その身に巻き付く几本もの锁、その内の1本が千切れたという晴れ晴れしさだけ。
涙一つ流さない晴久に対し、国久や诚久ら新宫党の面々の心の内では、憎悪の炎が燃え盛った。
葬仪が终わると、泣き肿らした几対もの视线に睨まれながら、晴久は早々にその场を立ち去った。
そして、その足で居室に戻り、角都を呼び出した。
「お悔やみを………」
角都が畏まろうとすると、
「无用じゃ」
言叶を遮って、角都を押し倒す。
裾を割り、屹立した一物をいきなり挿入する。
「渐くじゃ。渐く、この时が来た………」
目を血走らせ、角都の唇を吸い、无茶苦茶に腰を动かす。
角都は晴久の腰に両足、背中に両腕を络め、襞を缔め上げて晴久を絶顶へと追いやる。
「んぅっ……くっ、ふっ、あははっ……」
どくどくと精を放ちながら、口元に狞猛な笑みを浮かべる。
「ええ、まさに今こそ、锁から解き放たれる时です……」
晴久の耳元に热い吐息を吹きかけながら、角都も笑みを零した。
「殿は、尼子の正统なる当主。几ら武勲ある新宫党とはいえ、殿を蔑ろにすることが许されるはずはありませぬ」
「ああ…おぬしの言う通りじゃ……许さぬ……新宫党……诚久め……」
晴久の瞳に暗い炎が揺れる。
诚久と角都の関係も、その耳に入っていた。
だが、角都に心を络め取られている晴久には、これを纠弾する勇気はなかった。
筋骨逞しい诚久と比べ、自分が男として劣っているのではないかという劣等感故に。
嫉妬の炎は憎悪を駆り立てる。
そして、その憎悪は、ただ只管に、诚久と新宫党に向けられていた。
同时に、嫉妬の炎は角都に対する欲情をも膨れ上がらせる。
诚久に抱かれている时、角都はどんな顔をするのか?どんな声で喘ぐのか?
そんな事を考える度に、気が狂いそうになる。
(角都は侬の女ぞ………!诚久になぞ、取られてなるものか……)
晴久の荒い息と角都の甘い喘ぎ声が交错し、どくどくとその最奥に精を注ぐ。
「もっと、もっとだ、角都……!」
与えられる快楽に意识が朦胧としてくる。
いつしか体势が入れ替わり、角都が上になる。
指を络めるように両手を握り、角都が体を动かすのに合わせて、その最奥に精を注ぐ。
何度も何度も。
命の灯を削るように。
「か、角都!おぬしは、侬の女ぞっ……!」
「はい、私は殿の女。殿は私の男にございますっ。共に参りましょう?」
その言叶を、以前も闻いたような気がする。
しかし、いつの事だったか思い出すことはできなかった。
「は、放つぞっ」
「はい、ご存分に?」
最奥に精を放つ。
视界が狭まっていく。
もはや、角都以外、何も见えない。
「孕め、角都っ。わ、侬の子を産んでくれっ……」
「はい、孕みます?産みます、殿の御子を………?」
角都が上体を倒し、唇を重ねてくる。
舌を络め、唾液を啜り、互いの境目がなくなるのではないかと思う程にきつく、きつく抱きしめ合う。
二つの影が重なり合い続けるのを、天高く、凛として冴え冴えと、三日月が见下ろしていた。

***

晴久の正室が世を去ってから10日程―――。
晴久派と新宫党が、例え廊下ですれ违う际にも目すら合わせないような一触即発の紧迫した空気が流れる中、事件は起きた。
月山富田城の门前で、不审な动きをしていた巡礼者が捕らえられ、取り调べの结果、衣の中に编み込まれていた密书が発见されたのである。

それは、毛利元就から新宫党党首?尼子国久に宛てた书状だった。
内容は、国久が晴久を暗杀すれば、国久による尼子家継承を毛利家が后押しするというもの。

当然ながら、国久は身に覚えがある訳もなく、伪の密书だと主张。
あまりにも见え透いた离间工作に尼子家中も概ね、国久に同情的だった。
しかし、更なる取り调べの结果、国久の嫡男?诚久が毛利元就に宛てた书状が発见される。
その笔迹が间违いなく诚久のものであったことから、风向きが変わり、新宫党は言い逃れできない状况へと追い込まれていった。
国久は身の洁白を主张し続けた。
その信念は、文字通り巌のような体躯の通り、决して揺るがないように见えた。
しかし、そんな国久に比べ、诚久の主张は歯切れが悪く、洁白を証明するには至らなかった。
しかも、新宫党内部からも二人を告発する者が现れる。
それはなんと、诚久の嫡男である氏久であった。
将来の新宫党継承者たる氏久の告発は、国久や诚久に止めを刺すのに十分すぎるものであった。
この告発に対し、晴久の动きは速かった。
新宫党に同情する者が现れ、かつての塩冶兴久の反乱の时のように家中が二つに割れてしまう事を恐れたのだ。
まず登城途中だった国久を暗杀。
さらに电撃的に新宫谷を急袭した。
诚久の弟である豊久、敬久ら新宫党の主だった干部は弁明の机会すら与えられずに自害させられた。
诚久に至っては自害すら许されず、大西十兵卫、立原备前守の両名によって文字通り八つ裂きにされた。
さらに10代だった诚久の次男?吉久、四男?常久、六男?通久らが粛清され、三男の季久は行方不明となる。
生き延びたのは、诚久の嫡男で、父と祖父を告発した氏久と五男の胜久だけである。
新宫党は氏久が継承し、胜久は京に上り、东福寺の僧となった。

***

新宫党粛清に先立つ事半年、毛利元就は1554年5月に盟友だった陶晴贤と决别している。
世にいう、「防芸引分」である。
翌1555年には厳岛の戦いが起こる。
毛利元就は仅か5千の兵力で3万の大军を率いる陶晴贤军に対し、奇袭攻撃を敢行。
これを撃破する大胜利を挙げる。
败れた陶晴贤は自刃に追いやられる事となった。

新宫党が粛清されたことにより、尼子氏の军事力は大きく减退した。
尼子晴久は祖父に比べて凡将という评判に反して、厳岛の戦いに胜利して势いに乗る毛利军と石见国忍原で戦い、大胜を遂げるなど、尼子氏の全盛期を筑くに至る。
とはいえ、新宫党なき今、积极的に远征を行う力はなく、领土を守るので精一杯だった。

1557年には大内氏最后の当主?大内义长が自害に追い込まれ、旧大内领の大半が毛利领となり、毛利による尼子への圧力は强まる一方となる。
だが、それでも、尼子晴久は再三にわたる毛利元就による侵攻を跳ね除け続けた。

しかし、そんな崖っぷちの尼子家を更なる悲剧が袭う。
1561年、尼子晴久が突如として急死したのである。享年47。
谁もが呆然としてしまうような、予期せぬ突然の出来事だった。
この死について、尼子家中では不可思议な噂が流れた。

―――尼子晴久は、妻に毒杀された。

というものである。
だが、尼子晴久の正室は1554年に亡くなっている。
噂の语る、尼子晴久の「妻」とは谁なのか。
その答えは、歴史の中に埋もれている。

后を継いだ嫡男?义久の下で、尼子家の命运は遂に尽きてしまう。
毛利军の猛攻の前に1566年、月山富田城は开城を余仪なくされるのだ。
ここに、かつて山阴に覇を唱え、繁栄を讴歌した尼子氏は灭亡する。

1568年、尼子家の旧臣は京で僧となっていた诚久の五男?胜久を还俗させ拥立。
10年に亘る尼子家再兴を図る戦いを始める。
この戦いで、胜久を支えたのが《山阴の麒麟児》こと山中鹿之助。
晴久を支えた家老?山中満幸の子とされるが、生年は不明。
山中満幸が27歳で亡くなっている事もあり、1590年代后半に成立した世间话集『义残后覚』では尼子晴久の落胤ともされる谜多き人物である。
尼子晴久の落胤ならば、母亲は谁なのか?
それもまた、歴史の谜である。
そんな彼は三日月に向かって、こう祈った逸话で夙に有名である。

―――愿わくば、我に七难八苦を与えたまえ、と。




株主

株主优待とは、株式会社が一定数以上の自社株を権利确定日に保有していた株主に与える优待制度の事。自社製品の诘め合わせや自社のサービスが受けられる割引券などその种类は様々である。

***

『间もなく到着します!』
騒音の中、装着したヘッドセットからパイロットの怒鸣る声が头の中に响く。
何も不机嫌なのではなく、怒鸣らなければ掻き消されてしまうのだ。
その言叶を受けて僕―――穂村俊一郎は、座り心地が快适とは言えないヘリの硬いシートに座り直し、窓の外に视线を受けた。

南国の强い阳光を浴びてキラキラと辉く绀碧の海。
白い砂浜。
小高い山とそれを取り巻くジャングル。
空を舞う见たこともない鸟。
そして、海岸っぺりに耸える巨大なホテル。
絵に描いたような、THEリゾート地である。
ヘリは机体を倾け、轰音を轰かせながら、ホテルのヘリポートへと势いよく舞い降りていった。

扉が开けられると生暖かい风と轰音が吹き込んでくる。
僕は差し出された手を掴み、身を屈めるようにしてヘリから降り、手を引かれるままヘリから离れた。
「―――ようこそ、常夏の楽园《ヴェイン?リゾート》へ!」
声を挂けられて渐く、手を引いてくれている相手がまだ若い女性であることに気づいた。
绮丽な黒髪が风に靡き、头に付けた花饰りが风车の如く回る。
煌めく瞳に辉くような笑顔。
今までの人生でお目にかかった事のないような美人だった。
「あ、ど、どうも」
その容姿に见惚れていたことを隠すように、视线を空へと逃がす。
どこまでも突き抜けているかのような青空が広がっていた。

ヘリポートからホテルの中に入ると、渐くヘリの轰音が闻こえなくなり、ホッと安堵の吐息を漏らす。
乗り惯れない乗り物に乗っていたせいで、身体の节々が痛んだ。
だが、静かになった訳ではなく、轰音の代わりに、リゾート地らしい浮足立った喧噪に包まれるだけだった。
行き交う客は皆、裕福そうな人ばかり。
(场违いだな、僕………)
気后れと共に、脳裏でそんな愚痴を零す。
しがないサラリーマンである僕など、本来であればこの场に居てはならないのだろう。
完全に住む世界が违う。
身体がのめり込むようなふかふかなソファに案内されて、腰を下ろすと、居心地の悪さを感じる暇さえ与えまいとするかのように、すぐに细长いグラスに注がれたしゅわしゅわと泡の立つ饮み物が供された。
无论、サイダーではない。
「ウエルカムドリンクです」
「あ、ありがとう」
受け取り、一口含む。
饮みやすくて爽やかな味だったが、きっと自分の给料ではとても手が出ないような代物なのだろう、と思える味だった。 内容来自
ヘリポートからここまで案内してくれた美女が、恭しく一礼し、向かいのソファに浅く腰を下ろす。
「改めまして、本日はようこそ、ヴェイン?リゾートにお越しくださいました。申し遅れましたが、私は穂村様のご滞在中、担当コンシェルジュを务めさせていただきます若宫ありさと申します。未熟者ですが、穂村様に少しでも快适にお过ごしいただくべく务めてまいりますので、何かお困りの际は何なりとお申し付けくださいませ」
「こ、これはご丁宁に。僕の方こそ、胜手がわからないものでいろいろとご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお愿いします」
立て板に水とはまさにこの事という感じの流丽な口上に気圧されつつ、后头部に手を当てながらへこへこと头を下げる。
我ながら絵に描いたような小市民っぷりである。
「そう畏まらないでください。穂村様はVIPなのですから」
「VIPだなんて………」
今まで自分に向けられたことのない言叶に、びっくりして顔を上げると、若宫さんの辉くような笑顔を目の当たりにしてしまい、年甲斐もなく鼓动が高鸣ってしまう。
と、そこへ黒服の男性が近づいてきて若宫さんに封筒を差し出した。
元军人と言われても违和感がないような、隙の无い身のこなしだった。
若宫さんが受け取ると、黒服の男性は僕に一礼し、その场を立ち去っていった。
「チェックインの手続きが完了いたしましたので、穂村様のご用意がよろしければお部屋にご案内いたします」
「あ、は、はい」
僕は颔き、シャンパンを一気に饮み干した。

***

「おー……凄い……」 内容来自
案内された部屋は、今までに见たこともないほど绮丽で豪华で、窓からは一面に辉くような海を一望できる素晴らしい部屋だった。
気の利かない感想を漏らしつつ、きょろきょろと辺りを见渡す。
「こ、ここって几らぐらいなんだろう………」
すぐに金额が気になってしまうのも、小市民の悲しい性である。
「シーズンによってレートは异なりますが、凡そ1泊10万円から20万円でご案内しております」
「20万っ………!」
思わず零した呟きに返ってきた答えにびっくりしてしまう。
僕の给料では、とてもとても手が出る価格ではない。
调度品に触って指纹を付けるのすらなんだか申し訳ない気がして、そわそわしてしまう。
「穂村様」
神妙な若宫さんの声に振り向くと、若宫さんが深々と一礼する。
「穂村源一郎様の事、改めてお悔やみ申し上げます」
「あ、いえ、そんなご丁宁にありがとうございます」
若宫さんの改まった声音に、慌てて僕も一礼する。
そう、僕がこんな场违いなリゾート地に来ているのは、祖父である穂村源一郎に起因するのである。
僕自身はしがないサラリーマンであるが、穂村家は元々新潟県で多くの土地を持つ地主であり、资産家だったのだ。
特に、祖父である源一郎は新兴财阀のヴェイン?グループに多额の投资をしていた。
亲しい訳ではなかったが、祖父にとって僕はただ一人の孙であり、その死去に际して僕は祖父の遗言に従って広大な土地や财産と合わせ、ヴェイン?グループの株を100万株相続する事となったのだ。
本来ならば祖父の子である僕の父が相続すべきなのだろうが、父は祖父よりも早く5年前に他界している。
3年前には母も亡くしており、财産を相続できる人间は僕しか残されていなかったのだ。
そのヴェイン?グループでは株主优待として、10万株以上を持つ株主を年に1回、この南国のリゾートに招待している。
その招待に応じて、僕は今ここにいる、という訳である。
「えと、若宫さんは祖父をご存知なんですか?」
単なる社交辞令ではない気がして寻ねると、若宫さんは颔き、僕の肩越しに外に视线を向け、仅かに目を细めた。
「ええ。源一郎様には毎年ご利用いただいておりまして、わたくしもいろいろとよくしていただきました」
「そうだったんですか。僕は父が新潟を离れた関係で、あまり祖父とは会って来なかったものですから。もしかしたら僕より若宫さんの方が祖父について详しいぐらいかもしれませんね」
「いえ、そんな事は……」
视线を僕に戻し、仅かに困惑したように首を振る。
「あ、ごめんなさい。若宫さんを困らせたかったわけでは………そうだ、若宫さん、祖父がここでどんな风に过ごしていたか教えてもらえますか?」
「源一郎様が、ですか?」
「ええ。もし差し支えなければ、ですが。何せ、こういうリゾート地に足を运ぶのも初めてなもので、何事にも胜手がわからず」
「いえ、差支えはございません。お客様のご要望にお応えするのが、我々コンシェルジュの役目ですので」
「では、よろしくお愿いします」
「畏まりました。それでは……」
「えっ……」
笑顔を浮かべ、若宫さんが取った行动に思わず硬直してしまう。
凉しげなワンピース风の制服に身を包んでいた若宫さん。
しゅるり、と衣擦れの音がしたかと思いきや、そのワンピースが、するりと足元に滑り落ちていくではないか。
下に着ていたのは、花柄の可爱らしいビキニタイプの水着である。
思いの外大きな胸、きゅっと括れた腰、程よい肉付きのヒップと太もも、すらりと长い脚。
「ちょ、わ、若宫さんっ!?」
慌てて目线を反らすが、そんじょそこらのグラビアアイドルならば裸足で逃げ出すのではないかと思うほど、素晴らしいプロポーションが目に焼き付いて离れない。
「源一郎様はよくマッサージを受けてらっしゃったんです。ここにいらっしゃる道程で、どうしても身体が凝ってしまうと仰られて」
思わずきょどってしまった僕に対し、若宫さんは全く态度を変えることなく説明してくれる。
「な、なるほど」
确かに僕自身、ヘリ移动のおかげで体の节々が痛むのは确かである。
「け、けど、水着になる必要がありますか?」
「本来であれば必要ありません。ただ、源一郎様は施术の际に水着姿をご希望される事も多く。これは、ほんのサービスですのでお気になさらないでください。それよりも、穂村様もマッサージ、いかがですか?」
「ま、マッサージ………」
ごくり、と唾を饮み込んでしまう。
こんな水着美女にマッサージをされたら、いろいろとまずいことになりかねない。
(じ、爷ちゃんっ………)
あまり话したこともない祖父だったが、いつも厳格なオーラを身に缠っていた印象がある。
だというのに、これは………。
(まさか、単なるスケベじじぃだったんじゃ………)
そんな疑念を抱かざるを得ない。
「マッサージはお嫌いですか?」
若宫さんがしゅん、とした表情で首を倾げる。 copyright
(ぐはっ、可爱すぎる………!)
上目遣いと言い、その表情は反则だ。
「い、いえ、お、お愿い、します………」
「畏まりました?」
僕が颔くと、満面の笑みに早変わり。
その変わり身の早さに若干の骗された感を覚えつつ、
「ええと、僕はどうすれば……?」
「まずはシャワーをどうぞ。その间に、準备をしておきますので。下はこれでお愿いします」
そう言って差し出されたのは、マッサージには付き物の、あの极小纸パンツだった。

***

シャワーを浴び、しばしの踌躇を挟んだのち、ええいままよと覚悟を决めて纸パンツを履いて戻ると、既に若宫さんは準备万端整えて待っていた。
ベッドは挂布団が外されて、敷布団の上にタオルが敷かれ、枕元にはアロマディフューザーが南国チックな甘い香りを漂わせている。
傍らのナイトテーブルには何本かのボトルとタオルケット。
そして、水着姿の若宫さん。
思わずそちらに吸い寄せられそうになる视线を辛くもベッドに向けて误魔化す。
「お、お待たせしました」
「いえいえ。それではまずは、うつ伏せでお愿いします」
「は、はい」
微かな紧张を覚えつつも、ベッドにうつ伏せになる。
(ただのマッサージだ、落ちつけ、僕。変に意识するんじゃない………)
「それでは、失礼します」
ベッドの上に若宫さんが上がり、僕の太ももの辺りに腰を下ろす。
(うっ………)
互いに半裸状态。
素肌と素肌が密着する感覚に、思わず声が漏れそうになるのを何とか堪える。
(スベスベだぁ………)
「ローション垂らします。ちょっとひやっとしますよ」
「は、はい……んっ、冷たっ……」
背中にローションが垂らされる。
予め言われていたにもかかわらず、その冷たさに思わず声が漏れる。
若宫さんは自身の掌にもたっぷりとローションを乗せ、ボトルをナイトテーブルに置く。
手に驯染ませるように指を动かす度、ぐちゅっ、ぐちょっと卑猥な音がする。
この音だけを聴いていたら変な気分になってしまいそうだ。
「では、肩甲骨の辺りから解していきますね」
「お、お愿いします」
平静を装うと言う努力も虚しく、どもってしまう。
(お、落ちつけ。これじゃ、童贞丸出しじゃないか……)
ローションを涂り広げるように若宫さんの手が背中を这いまわり、肩甲骨を解すように揉み込んでくる。
「力加减、いかがですか?」
「んっ、とても、気持ちいいです……」
「リラックスしてくださいね?」
「ひゃ、ひゃい………」
気持ちよすぎて、思わず変な声が出てしまう。
それほど、若宫さんのマッサージ技量は卓越していた。
「穂村様、カチコチですよ……お仕事、大変なんですか?」
「っ、えぇ、まぁ……」
不意に若宫さんが上半身を倒し、耳元で嗫いてくる。
「身体の力を抜いて、私に身を任せてくださいね」
ぎゅっ、ぎゅっと体のコリを解されながら、少し低い落ち着いた声音で嗫かれると、头の中がボーっとしてくる。
「足の方もやっていきますねー」
「ふぁ、ふぁい………」
返事をするのもだんだん亿劫になってきた。
旅の疲れが出たのか、だんだん眠たくなってくる。
だが、この极上の感触。
寝てしまうのはもったいなくて、何とか眠気を払いのけようと首を振る。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です」
「では……」
足にローションが垂らされ、筋肉を解すように足先まで揉み解されていく。
解された箇所の血流がよくなったのか、徐々にポカポカとしてきた。
「だいぶ解れてきましたね。それではもぉっとリラックスしてください?」
若宫さんの声色が変わった気がする。
そう思ったのも束の间、仅かな重みと共にふにゅぅっ、と柔らかな感触が背中全体に広がっていく。
「あっ………」
僕に覆いかぶさるように、若宫さんが密着しているのだ。
その豊満な乳房が背中で溃れ、その柔らかな感触に头が真っ白になる。
「わ、若宫さん、当たって……」
「当ててるんです?気になさらないでください?……れろっ?」
「んっ!み、耳っ……」
耳を舐められて、びくんっと体が震える。
「くす。耳が敏感なんですね。それではもう一度……ぺろっ、んちゅっ、れろぉっ??」
「んあぁっ、ちょ、こ、こんな……!こ、これっ、ま、マッサージ、ですか!?」
「ええ、マッサージですよ。源一郎様お気に入りの?……穂村様はお嫌いですか?こういう……マッサージ?」
手が脇の下を通って体の前面に潜り込んでくる。
その指先が、両乳首をさわさわと抚でていく。
「んんんっ……」
思わず上ずった声が漏れてしまった。
「くすっ、乳首も敏感なんですね。ふふ。コリコリになってきました?こちらも解していかないとダメですね?」
耳や首筋に舌を这わせながら、乳首を弄られる。
活性化された血流が股间に势いよく流れ込み、纸パンツの中で痛いほどに肉棒が勃起する。
赍される快楽に身动ぎする度、股间がタオルに擦れ、甘い刺激が生まれ、呼吸が荒くなっていく。
「あら、解しているのにどんどん硬くなっていますね……ちゅっ?れろっ?ちゅぱっ?」
「あっ?んんっ??んひぃっ?」
爱抚されて解れるはずもなく、乳首はどんどん硬さを増していく。
落ち着いた声音で嗫かれ、耳を咥えられて舌が这いまわる感触もどんどん性的兴奋を高めていく。
「ふふ、腰が持ち上がってきていますよ。どうされました?」
淫らな爱抚を続けながら、白々しく问われる。
耳を口中に含まれ、甘噛みされ、舐め、しゃぶられ、吸われる。
勃起した乳首は、亲指と人差し指で摘ままれ、くにくにとこねくり回される。
若宫さんが上下に身体を揺する度、ローションのねちゃねちゃという淫らな音が耳を犯し、柔らかすぎる若宫さんの肢体の感触が身体に刻みつけられていく。
「あっ?んあぁぁっ??」
「可爱らしい声?……気に入ってくださったようで何よりです。源一郎様も、このマッサージを受けられると、とても可爱らしいお声を出されてましたよ?」
腰を持ち上げようにも体に力が入らない。
若宫さんの体重はとても軽いにもかかわらず、跳ねのける事が出来ない。
赍される快感によって、抵抗しようとする気力さえもどんどん夺われていく。
「あっ、あぁっっ?き、気持ちいいぃっ……??」
びくびくと体が震える度、タオルに肉棒を擦り付けてしまう。
穷屈な纸パンツの中で次々に溢れ出す我慢汁に涂れ、肉棒が限界に追いつめられていく。
(ま、まずい……イっちゃう……??)
口の中に溢れた涎が、口の端から零れ落ち、射精を覚悟した瞬间。
「はい、背中は完了です?」
「へっ……」
あと少しで射精できるというタイミングで、若宫さんが背中を降りてしまう。
(そんな……)
「ふふ、どうされました?」
「い、いえ……なんでもないです……」
「何かございましたら、远虑なく仰ってくださいね。それでは………次は仰向けになってください?」
「っ………」
一瞬、お预けを食らって情けない気持ちになったものの、次に赍された言叶に、今度は嬉々として従ってしまう。
ぐるりと仰向けになると、纸パンツに収まりきらずに露出した亀头が见えた。
我慢汁に涂れ、赤黒く肿れあがり、びくびくと震える愚息に、急に耻ずかしさが込み上げてくる。
「では、ローション垂らしていきますね?」
そんな僕の様子に构う事もなく、若宫さんが、僕の胸にローションを垂らしていく。
さらに、それを涂り広げるように抚でられる。
「あふぁっ?」
敏感な乳首やわき腹を抚でられる感触に、思わず身をよじってしまった。 本文来自
「穂村様?」
ぐっと顔を近づけてくる若宫さん。
绮丽な黒髪が、僕の额や頬をくすぐる。
その绮丽な瞳には、欲情に歪んだ丑い男の顔が写っていた。
(爷さんも、こんな………)
あの厳格そうな雰囲気を醸し出していた祖父が、孙ほども年の离れた女性にいい様に蕩けさせられていたとは、あまり考えたくはなかった。
「お口にも、ローション欲しくないですか?」
ぺろり、と柔らかそうな唇を舌で舐めながら、若宫さんがそんなことを寻ねてくる。
どくんっ、と鼓动が大きく高鸣った。
男としての矜持が、どろりと溶けていく。
「ほっ、欲しいっ……です……」
「良いお返事です?…それじゃ、お口をあーんって大きく开けてください?」
「あ、あーん……」
言われるまま、大きく口を开く。
そんな僕の直上で、若宫さんが口を开き、舌を伸ばす。 copyright
彼女の唾液が、舌を伝い、その先端から僕の口の中へときらきらと煌めきながら滴り落ちていく。
口の中が微かに甘い香りのする若宫さんの唾液で満たされていく。
「まだ饮んじゃだめですよ?」
若宫さんの顔が下りてきて、唇を重ねられる。
舌が、僕の口内に溜まる唾液を搅拌しながら、僕の舌に络みつき、扱き上げる。
呼吸が上手くできない。
(お、溺れるっ………!!)
パニック状态に近くなるが、いつの间にか両手は恋人握りで拘束されていて逃れられない。
「零しちゃダメですよ?」
至近距离で窘められて、身体が暴れだしそうになるのを何とか堪える。
このまま杀されるのではないか―――とさえ思った。
その一方で、股间では肉棒が痛いほど勃起している。
死を覚悟した时、雄の生殖本能は子孙を残そうと最も强く掻き立てられるのだという。
そんな雑学が脳裏を过った。
时间にすれば、仅か5分足らずだっただろう。
だが、无限とも思える时间だった。
渐く満足した若宫さんが顔を上げ、微笑む。
行いは悪魔のようなのに、その笑顔は女神のようだった。
「どうぞ。饮んでください?」
许可を受け、口の中一杯に溢れそうになっていた若宫さんと僕自身の唾液が混じり合った混合液をごくごくと饮み干していく。
美味しいとか、美味しくないとか、そんな感覚はなかった。
にもかかわらず、全身が热くなり、纸パンツは我慢汁でぐっしょりと濡れていく。
人间として、或いは男として、大切な何かを夺われたような、胸のどこかに穴が开いたような感覚。
「よくできました?」
すべてを饮み干した僕の头を、若宫さんが抚でて褒めてくれる。
じんわりとした幸福感が、胸に空いた穴を埋めていく。
それが、心地よい。
身体だけでなく、心も解されていくような………。
若宫さんの顔が僕の胸元へと降りていき、乳首が口中に含まれる。
硬く勃起した蕾を舐め、しゃぶられ、吸われ、时折甘噛みされて、そのぞくぞくとする快楽に身体が震える。
「ふふ、穂村様。おちんちんがすごぉく、カチコチになっていますよ?」
「あ、ぁぁっ?……わ、若宫、さんっ……も、もうっ??
纸パンツの上から、爪先だけでつぅっと抚でられて、思わず背が仰け反ってしまう。
「もう……?」
ちろちろとふやけた乳首を舐めながら、上目遣いに首を倾げる若宫さん。
「もう、何ですか??」
「さ、触ってください……!」
もはや限界だった。
既に、头の中は射精する事だけで一杯だ。
「何をですか?」
「あぁっ……お、おちんちん……を……」
意地の悪い问いかけに消え入りそうな声で、答える。
耻ずかしさで身体が燃えるように热い。
だが、その热さは性的兴奋と同义だった。
「触ってますよ?」
「ああっ……か、纸パンツの上からじゃ、なくて……ちょ、直接……!」
僕の恳愿に、若宫さんが微笑む。
「そういえば……穂村様。弊社の株券はどうされるおつもりなんですか?」
「へ………」
不意のタイミングで飞び出た想定外の质问に、思わず硬直する。
纸パンツの上からしか触ってくれないもどかしさに闷えながらも、その视线が空を彷徨う。
「そ、それは………」
「売却される……おつもりですか?」
「あっ、あぁぁっ……??」
若宫さんの手が纸パンツの中に入ってきて、我慢汁でどろどろの肉棒を握る。
「どうして、売却されてしまうんですか?」
「あっ?ちょっ?あぁっ?あぁぁっ?」
纸パンツに亀头を擦り付けるように、しこしこと上下に扱かれる。
気が远くなるような快楽に、涎が溢れ出す。
「折角、こうしてお近づきになれましたのに。寂しいです……」
寂しそうな表情をしながら、肉棒を扱き続ける手は一向に休めない。
先ほどから焦らされていた事もあり、あっという间に射精欲が込み上げてくる。
「あっあっ、も、もうっ………」
「ダメです?」
射精に备えて身构えたところで、若宫さんが根元をぎゅっと握ってくる。
「あぁぁあっっ………」
射精を押し留められる焦燥感に、苦闷の呻きが漏れる。
若宫さんが纸パンツの纽を切る。
束缚が解けて、大きく反り返った肉棒が腹を打った。
「ふふ、とても硬くて……解し甲斐のありそうなおちんちんですね??」
ひくひくと震える裏筋を、つぅっと抚でられる。
「な、なんで、そんな事を、知って……あぁぁっ??」
玉袋を揉まれ、言叶が途中から喘ぎ声に変わる。
若宫さんの言う通り、僕は祖父から相続したヴェイン?グループの株を売るつもりだった。
だが、それは知り合いの証券マンにしか相谈していない事だ。
「何かご不満な点でも?」
不満な点あらば………あった。
「む、无配当、だからっ……うひぃっ……??」
射精の波が若干引いたところで、シコシコと軽快に扱き上げられる。
カリ首に引っ挂ける様な扱きに、びくんびくんと体が跳ねてしまう。
「なるほど。无配当だから……ですか」 copyright
ヴェイン?グループは今、急成长している新兴财阀グループだ。
株価も顺调に上昇しており、このまま継続して保有していてもいずれは大きな利益を得られるだろう。
しかし、できる事ならば、毎年入ってくる配当金を贳える方が僕个人としてはありがたかった。
もし、ヴェイン?グループが日本企业の平均である2%の配当金を出してくれれば、僕はそれだけで毎年2000万円近くを得られるのだ。
しかし、ヴェイン?グループは更なる成长に向けての投资という名目で、これまで一度も配当金を出したことがない。
「だから、弊社の株を売り、配当率の高い企业の株を购入されようとされているんですね」
射精するぎりぎり手前でコントロールするように爱抚する手を缓めながら、若宫さんが小刻みに颔く。
确かにヴェイン?グループが优良株であることは间违いない。
しかし、唯一无二の选択肢という訳ではない。
现在、东証一部だけでも约2300社が上场しているのだから、ヴェイン?グループよりも优れた企业も多いのが现実である。
売る前に一度ぐらいヴェイン?グループが夸るヴェイン?リゾートを楽しんでみようと思ったのが、今回この地へ足を运んだ本当の理由なのである。
「困りましたねぇ……」
若宫さんがローションのボトルを手に取り、肉棒の上で倾ける。
とろとろの液体が肉棒をコーティングしていく。
そして―――両手で握る。
ぐっちゅうぅぅぅっ??
「うひぃぃぃいっっ……???」
思わず耳を塞ぎたくような淫らな音と共に、これまでに経験したどのような快楽をも上回る悦楽が全身を贯いていく。
「弊社では、个人投资家の皆様に、是非弊社の応援団―――安定株主になっていただければと考えておりまして」
まるで雑巾を绞るかのように、ぎゅちゅっ?じゅちゅぅっ?と肉棒を刺激しながら、若宫さんが本当に困ったような顔をする。
「ぁぁっっ、うひぁぁぁぁっっ???」
激しい快楽に、あっという间に射精欲が込み上げてくる。
だが、あと一歩で射精できるというところで、若宫さんが手を放してしまう。
「考え直していただけませんか?」
「そ、そんな事言われても…ぉぉぉぉっ??」
最后まで言わせて贳うこともできず、再びヌルヌルの肉棒を扱かれ、快楽の悲鸣を上げさせられる。
だが、やはり射精の一歩手前で刺激が止まってしまう。
「そんなこと仰らず。ね???」
乳首をカリカリと刺激され、耳を咥えられる。
唾液を流し込み、啜り上げる。
ちゅぱっ、ちゅぷっ、じゅるるるっ、と淫らな音が头の中に响く。
「ひぃぃぃぃっ??ゆ、许してぇぇぇっ??」
ドアノブを回すように亀头を责められ、大きく体が跳ねてしまう。
「あ、ダメですよ。お约束いただくまでお预けです??」
「あぁぁぁっっ??」
絶顶寸前で根元を强く握られ、苦闷の声が漏れる。
「『株は売らない』ってお约束いただけたら、私の手マンコでどびゅどびゅって気持ちよく射精させて差し上げますから??」
耳元で嗫かれ、ぐずぐずと理性が崩れていく。
「おっ、おぉぉぉっ……??」
「ほら、タマタマもパンパン。あまり溜めすぎるのもお体に毒ですよ?」
限界まで膨れ上がった睾丸をヌルヌルの手でもみゅっもみゅっと揉み込まれ、头を左右に振り乱しながら苦痛の声を漏らす。
过ぎたる快楽は、もはや拷问に等しい。
「もっ、もぅっ、あぁぁあっっ??お、おかしくなるぅぅぅっ??」
「立派ですよ、穂村様。源一郎様ならもうとっくに……ふふ??」
「あっ、あぁぁっ……??」
(じ、爷ちゃん………も………こんな目に……)
株を相続した时、何故祖父が配当金も出さないヴェイン?グループに投资していたのかが谜だったが、その理由の一端が知れた気がした。
「ほら。意地を张らずに。ね?楽になってしまいましょう?」
何度も何度も寸止めを受けて、心に罅が入っていく。
(もう……いいや……)
ここはヴェイン?グループが运営する南国のリゾート地。
都会の喧騒から隔絶されたこの地で、谁に気兼ねする事もなく羽を伸ばすことができる。
それが、このリゾート地の売り文句である。
それは、裏を返せば、逃げ场がないという意味でもあるのだ。
この岛のすべてがヴェイン?グループの掌中にあるのだから。
それは、岛を访れる客も例外ではない。
ここで抵抗したとしても、若宫さんから逃げることはできない。
この地狱の様な寸止めを延々と缲り返されるだけだろう。
そんなの………おかしくなってしまう。
そんな事になってしまうぐらいなら………。
「わ、わかった。う、売らない、から………」
「お约束いただけます?」
「や、约束するぅぅぅぅ、だから、イかせてぇぇぇっ……お愿いしましゅぅぅ??」
涙と鼻水でぐずぐずの顔をしながら、僕は若宫さんに恳愿する。
「わかりました。ありがとうございます、穂村様?」
若宫さんが満面の笑みを浮かべる。
その行动は悪魔そのものなのに、やはりその笑顔は纯真な女神のようで。
「それでは、タマタマの中にパンパンに堪ってるもの、ぜぇんぶどびゅどびゅって私の手マンコの中に出しちゃってください?」
まるで祈りを捧げるかのように両手を组み合わせる。
(これはまずい………)
头のどこかで、最后に残った理性の欠片が呟く。
あれは絶対に気持ちいい。
たぶん、この快楽を知ってしまったら、もう后戻りできなくなるほどに。
だが、心の大部分は、その瞬间を待ち焦がれてしまっていた。
组み合わせた両手の中に、丑悪な肉棒がずぶずぶと饮み込まれていく。
「うぎっ?ぃぃぃぃぃっ―――??」
手マンコとはよく言ったもので、本当に女性の膣に挿入しているかのような快楽に全身の神経という神経がオーバーヒートを起こしていく。
若宫さんが両手を上下に振る。
ぐっちゅ?ぐっちょ?と、淫らな音が部屋に响く。
それはさながら、咀嚼音のようだった。
ローションと我慢汁が润滑油となり、指一本一本が襞のように络みつき、肉棒が蕩けてしまうのではないかと思うほどの快楽に头の中が真っ白になる。
「ああああっ、も、もうっ、これ、ダメっ、ダメですっ?…あぁぁっ、出るっ!出ますっ!あぁあっっ、いぎゅぅぅぅっ??」
数度にわたる寸止めによって押し留められていた大量の精液が、その瞬间めがけて込み上げてくる。
「いいですよ、イっちゃってください?」
若宫さんの许可を受けて、僕は思い切り腰を突き上げる。
まるで本当に、膣奥にすべてを注ぎ込もうとするかのように。
子宫口を突き抜ける代わりに、组み合わされた掌の间から亀头が突き出る。
「あぁああああっ」
絶叫と共に、僕は决壊した。

どびゅるるっ、どびゅっどびゅっどびゅっ、びゅるるるるっ、どびゅどびゅっ、どびゅぅぅぅぅぅ、びゅるるるっ、どびゅっどびゅっ、どびゅるるっ……!!

寸止めによって浓缩された精液は粘度の高い块となって吹き上がり、べちゃべちゃと若宫さんに降り注ぎ、その柔肌を白く染めていく。
若宫さんは最后の一滴まで精液を搾り取ってくれた。
僕は四肢を投げ出し、放心状态で天井を见上げている。
意に反する约束をさせられたはずが、何故か嫌な気分はしていなかった。

***

「な、なんだこれ………」
「源一郎様はプールもお好きでしたので。参りましょうか」
タオルで身体を拭った后、若宫さんにそう言われるままホテル内のプールにやってきた僕。
だが、そこで目にした光景に、思わず立ち尽くしてしまった。
プールの中でも、プールサイドでも、当たり前のように男女が淫らな行为に耽っているのだ。
プールの縁に手をついた女性を后ろから贯く男性。
プールの縁に腰を下ろした男性の股间に顔を埋める女性。
水面に浮かんだ男性の肉棒を胸で挟んでこねくり回す女性。
チェアに寝そべった男性の上で腰を振る女性。
公共の空间だと言う事もお构いなしに、性を讴歌する人々。
背徳と堕落の狂宴。
笑い声と喘ぎ声が混じり合った狂乱の喧騒が、白昼堂々、僕の眼前で展开されていた。
「いかがされました?」
そんな光景が、さも当たり前だとでもいうのか。
表情一つ変えることなく、若宫さんが僕の顔を覗き込む。
「こ、これは………」
「我々コンシェルジュの役目は、お客様が快适にお寛ぎいただくのをお手伝いさせていただく事ですので。お望みとあれば、どのような事でもさせていただきますよ?」
戸惑う僕に身を寄せ、そっと股间に手を这わせてくる若宫さん。
先ほどあれほど射精したにもかかわらず、目の前で缲り広げられる淫らな宴と、若宫さんの瑞々しく、厌らしい肢体を前に、僕の水着ズボンにははっきりとテントができていた。
ごくりと唾を饮み込み、若宫さんに手を引かれるまま、僕もまたその狂乱の中に身を投じていく。
とはいえ、色々と浮いていそうなプールにはさすがに入る気になれず、僕たちはプールサイドのチェアに腰を下ろした。
饮み物を持って巡回している黒服からシャンパンを受取り、とりあえず乾杯する。
その间も、四方から淫らな娇声が闻こえてきて、落ち着かない事この上ない。
隣のチェアでは、60过ぎのおっさんが四つん这いになって、尻穴を女性に舐められながら肉棒を扱かれ、まるで豚の様な丑い喘ぎ声を漏らしている。 内容来自
思わず嫌悪感を抱くような、物凄く、丑悪な図だった。
だというのに、股间の高ぶりはさらに増していく。
「あの方は、次期干事长とも噂される与党の有力国会议员様なんですよ。毎年ご利用いただく常连様です」
添い寝するように身を寄せてきた若宫さんが耳元で嗫く。
「えっ……」
惊いて视线を向けた先で、おっさんがびくびくと体を震わせながら白浊液をぶちまける。
国家を导かねばならない立场の男が、なんと无様な………。
そんな思いとは裏腹に、肉棒がひくひくと震える。
「ふふ……兴奋されてるんですか?」
「んんっ……」
膨らんだ股间に、若宫さんが太ももを擦り付ける。
剥き出しの乳首に指が这いまわると、ぞくぞくした快楽に体が震えてしまう。
「あの方は最高裁判事。あちらは有名な俳优さんですね。あの方は一流企业の会长様。あちらで踏まれて喜んでいらっしゃるのは警视総监。その隣で并んで踏まれていらっしゃるのは大手新闻社の编集长。プールに浮かんでいらっしゃるのは、あの舌锋鋭い野党のホープ様です。今はとても気持ちよさそうな顔をしていらっしゃいますね。皆様、いずれもVIPの方々です」
プールの周りで快楽を享受している男たち。
それを一人一人示しながら、若宫さんが、その素性を明かしていく。
そのいずれもが、高い社会的立场や権威、権力を持つひとかどの人物たちだった。
そして、そんな男たちは例外なく谁もが、快楽に蕩け切った顔をしている。
ヴェイン?グループがいかにこの国の深层に浸透しているのかが、このプールに集う人々を见るだけでわかるわけだ。
きっと、僕も彼らと同じ顔をしているのだろうが。
「皆様、弊社を支えてくださる大切な株主様たち。勿论、穂村様もそのお一人です?」
耳が咥えられ、舌が这いまわる。
手を掴まれ、胸元へと诱导される。
诱われるまま、たわわな乳房を握ると、柔らかすぎて、指がずぶずぶと沈み込んでいってしまう。
荒い息を吐きながら、若宫さんの目を见る。
その目には、优しくすべてを许すような光があった。
或いは、それは僕が抱いた胜手な愿望だったのかもしれない。
しかし、その光に甘えるように、僕は若宫さんの胸の谷间に顔を埋めた。
ふわふわと柔らかくて、しっとりと滑らかで、ほんのりと温かくて、ふんわりと甘い香りに包まれる。
両手で乳房を揉みしだいて、その感触を堪能する。
ギンギンに勃起した肉棒が、掌中に包まれ、シコシコと扱かれる。
とても柔らかくて。
とても温かくて。
肉棒がふわぁと蕩けていくような快感に、头の中までトロトロになっていく。
「気持ちぃぃぃ……??」
「ふふ、とても幸せそうなお顔で、私まで嬉しくなってしまいます?」
若宫さんは微笑みながら、胸の両脇に手を添え、ゆっくりと圧力を高めていく。
「ふ、ふわぁぁっ……??」
思わず天を仰いだ僕の口の端から、涎が一筋、二筋と零れ落ちていく。
もにゅもにゅと柔らかな空间に捉えられ、全身の力という力をすべて吸い取られているかのような感覚に袭われる。
ある程度圧力を高めた后、今度はゆっくりと力を抜いていく。
もっちりとした胸肉が、まるで别れを惜しむかのようにねっとりと离れていく感触が、これはこれで気持ちいい。
「はうぅぅんぅっ??」
そしてまた、ゆっくりと圧力を高めていく。
まるで、水面に浮かび、ゆっくりと漂っているような。
寄せては返す波间にたゆたゆと浮かび、温かな日差しを浴びているような幸福感に全身がふにゃふにゃと弛缓していく。
穏やかな快楽が、精嚢における精の作製をより一层促す。
弛缓する全身の中で、唯一硬さを失わない肉棒は赤黒く肿れあがり、血管が浮かび上がり、先头からは圧力の高まりに従って、ぴゅっぴゅっと我慢汁が喷き出していた。
喷き出した我慢汁は肉棒を伝い、若宫さんの双乳を汚していく。
周辺の喧騒も徐々に意识の外に追いやられ、この空间に自分と若宫さんしかいないような错覚を覚える。
ただただ、若宫さんに意识を集中させ、少しでも快楽を享受しようと自らももぞもぞと腰を动かしてしまう。
気持ちいい。
だが、射精には至らないぎりぎりのライン。
もう少し。
あと少しだけ、早く胸を动かしてくれれば、気持ちよく射精できるというのに。
徐々に、もどかしさが募っていく。
射精したいという思いが强くなっていく。
「わ、若宫さん………」
思わず切なげな声で、恳愿するかのように名を呼んでしまう。
若宫さんは胸を动かしながら、穏やかに优しく微笑む。
まるで、圣母か女神のように。
「―――ところで、穂村様。买い増しのご予定はないんですか?」
「え………」
唐突な问いに、思わず戸惑いの声が漏れる。
「か?い?ま?し、です?」
一音一音区切って発音しながら、若宫さんがチェアの下に手を伸ばす。
戻ってきた手には、ローションのボトルが握られていた。
盖を外し、自身の胸の谷间めがけて、どぼどぼと中身を振りかける。
「あっ?あぁぁっ……??」
少しひんやりとするローションが、若宫さんの胸を、胸の谷间を、そしてその谷间に捉われている肉棒をコーティングしていく。
若宫さんがボトルを仕舞い、再び両手を胸に添えて动かし始めると、ぬちゅっ?ずちゅっ?もちゅっ?にちゅっ?と卑猥な音が脳髄に响く。
「ひぃぃぃいいっ……??」
先ほどまでとは段违いの快楽に、思い切り腰が浮き上がる。
头の中に闪光が迸り、睾丸がぎゅっと押しあがる。
先ほどまでの穏やかな快楽が嘘のような、岚のような暴虐の快楽。
抗う术もなく転覆し、溺れてしまう。
だが、射精する!という瞬间に根元を握られて押し留められてしまう。
「现在、穂村様がお持ちの弊社株は100万株ですが、もう少し买い増しされてはいかがかと。例えば……あと、50万株とか?」
そんな悪魔のような嗫きを、女神のような微笑を浮かべたまま口にし、容赦なく胸をぐりぐりと动かして僕を责め立てる若宫さん。
「うぎぃぃぃぃっ??」
肉棒を激しく揉み込まれて、涙やら鼻水やら涎やら、穴という穴から液体が溢れ出していく。
だが、一番液体を発射したい穴だけが、それを许してもらえない。
絶顶寸前の快楽にびくびくと震える僕を巧みに捌きながら、最后の一押しだけはどうしても与えてくれない。
「いかがですか?」
「そっ、そんなの无理ぃぃぃっ??」
「あら、どうしてですか?」
ぶるぶると首を左右に振る僕に、若宫さんはわざとらしく首を倾げて见せる。
「お、お金が、な、ない、あふぁぁぁぁっ??」
僕はしがないサラリーマンに过ぎない。
50万株ものヴェイン?グループ株を买う金などある訳もなかった。
だが、若宫さんはふふ、と笑みを漏らし、
「そんなことはないでしょう?穂村様が源一郎様から相続されたのは……株だけではないのですから?」
片手で両胸を抱え、上下に揺すりながら、もう片手を僕の胸に伸ばす。
すっかり勃起し、切なげに震えている乳首を摘まみ、捻られる。
「あふぅぁぁぁぁっ……??」
唐突に与えられた激しい快楽に、思い切り仰け反ってしまう。
(だ、ダメだっ、こ、こんなのぉぉっ??……だ、谁か、助け―――)
霞む目を瞬きながら、何とか救いを求めようと隣を见ると―――。
「ぶひっ?买うっ?50万でも100万でも买うからっ??あへっ、イっ、イかせてぇぇぇっ??ぶひぶひぃっ??」
次期干事长とも噂される与党の有力国会议员は、思わず目を背けたくなるような太いペニスバンドを付けた女性にアナルを贯かれ、ブタの鸣き声を上げながら射精を恳愿していた。 本文来自
「畏まりました。存分にイってらっしゃいませ?」
若宫さんとそっくりな微笑みを浮かべた女性が、政界の重镇に覆い被さりながら嗫き、思い切り腰を突き上げながら片手でペニスを、もう片手で丑く勃起した乳首を思い切り扱き上げる。
「ぶひぃぃぃぃぃぃっ」
激烈な3点责めに丑悪な鸣き声を上げながら全身をがくがくと痉挛させ、どばどばと大量の白浊液をぶちまける国会议员。
60过ぎの老人とは思えぬ量だったが、やはりそれだけの射精をするのは体力的にも厳しいのだろう。
射精をしながら、その眼がぐるりと回って白目になり、口元からはぶくぶくと泡を吹きながら、チェアの上に崩れ落ちてしまった。
そのアナルから引き抜いたペニスバンドからは、汤気さえ立ち上っている。
(―――っ………!)
思わず男性から背けた目が、女性と合ってしまう。
无言で、微笑みを浮かべる女性。
今、一人の男性を絶顶に至らしめたとは思えない、穏やかな女神の様な微笑。
それを见て、思わず背筋がぞくりと震えた。
慌てて辺りを见渡すと、最高裁判事も、有名俳优も、一流企业の会长も、警视総监も、大手新闻社の编集长も、野党のホープも、この世を动かす権力や権威を持ったVIPたちがよがり声を上げ、アヘ顔を晒し、口々に株の买い増しを约束しては精を搾り取られていた。
それは、まさに阿鼻叫唤の地狱絵図。
地狱の鬼たちに绞り尽される、哀れな咎人のようだった。
「―――どうかされましたか?穂村様」
声のした方を见れば、若宫さんが微笑みながらこちらを见つめている。
あの、女神のような微笑を。
「わ、若宫さん、これは………」
「これは?」
若宫さんがたゆんっと胸を动かす。
その谷间に捉えられた肉棒の先端から、我慢汁が溢れ出す。
こんな状况にも関わらず―――いや。
こんな状况だからこそ、僕のそこは、これまでの人生で経験した事のないほど硬く勃起していた。
「我々コンシェルジュの役目は、お客様が快适にお寛ぎいただくのをお手伝いさせていただく事ですので。お望みとあれば、どのような事でもさせていただきますよ?」
若宫さんが口にした台词は、先ほども耳にしたものだった。
「望みとあれば………」
このプールで行われている痴态も、すべては客が望んだことだと若宫さんは言いたいのだろう。
そして、僕が望みさえすれば、この目を剥き、泡を吹いて気絶している国会议员のように、身を破灭させるような悦楽を味わえるのだ、と。
その引き换えは、ヴェイン?グループの安定株主になる事。
多くの株を买い増し、配当金を求めないという事。
恐らくは、株主総会で议案に反対票を投じる事すら许されないのではないだろうか。
谁が、どの议案で、どのような票を投じたのかなど普通であればわかるはずがない。
しかし、もはやヴェイン?グループならば何でもありなのだろう。
若宫さんが、ひくひくと震える肉棒の先端にキスをし、そのまま裏筋に舌を这わせていく。
「穂村様が源一郎様から相続された土地をもし売却されるのでしたら、弊社のグループ会社をご绍介する事もできます?」
ずぶずぶと肉棒が口中に饮み込まれ、吸われる。
気の远くなるような快楽に、一気に射精感が込み上げてくるが、若宫さんはすぐに肉棒を吐き出し、射精に至らぬように加减しながら舌を这わせ、キスをまぶしていく。
睾丸を口に含み、ちゅぽんっ?と卑猥な音を立てながら吐き出す。
「どうされますか?」
そして、僕に寻ねる。
僕がどんな顔をしていたか。
僕にはわからない。
だけどきっと、この场に居る男たちと同じ、快楽に蕩け切った顔をしていたのだろう。
それは、絶望や谛念と同义だった。
「100万株………买いますぅ??」
「ありがとうございます?」
若宫さんがぺこりと头を下げる。
「それでは、私のおっぱいとお口で、穂村様に溜まっているもの、ぜぇんぶ吸い上げて差し上げます?…勿论、この后も源一郎様がお好きだったお食事やお风吕もお楽しみください?明日、お帰りになられるその时まで诚心诚意、尽くさせていただきます?」
ずぶずぶと肉棒が饮み込まれ、思い切り吸い上げられる。
僕は天を仰ぎ、ありったけの精を若宫さんの口中に吐き出しながら、プールに木霊する娇声の涡に身を投じた。


「あーもう、何なんだよこの问题、わかんねーよ!」
「つーかさぁ、あの先生教えんの下手じゃね?」
「静かにしてよー! 集中できないでしょ!?」
「あ、ノート贷して! この前の板书まだ写してなくて......」
「もう、今回は......捨てよう...寝よう......」

テスト前日の昼休み。
ある者は足掻き、ある者は谛め、それぞれ思い思いの言叶を口にする。

「くあぁ...............」

そんな中、俺は教室の隅で惰眠を贪っていた。勿论谛めたからじゃない。今回の範囲はとっくに网罗し终えているからだ。そもそも前日に诘め込むなんぞ愚の骨顶。テスト前日の昼休みはこうやってお茶でも饮みながらゆっくりするに限る......また眠くなってきた......

バチンッ!

こくりこくりと船を漕ぎ始めたところ、背中に平手打ちを食らう。ぴりりとした刺激につられ、目盖はゆっくりと持ち上がっていく。やっぱりそうだ。俺の知る限りこのクラスにこんなことをするやつは一人しかいない。

「いよっ、余裕だねぇ」

叩いた手をぷらぷらさせながら笑うそいつは、
俺の数少ない友人......亲友と呼んでもいい仲の男子。

「人を叩いて起こす癖、直せって言ってるだろ......で、お前はどうなんだよ?」

「俺のことはいいじゃねーかよ。それにどうせまたお前が学年一位なんだろ?」

「努力の成果だって。必然必然」

「まぁお前勉强以外ほとんどポンコツだもんな」

「うっせ」

そう、こいつの言う通り俺はこの学校に入学してからことテストにおいては学年一位以外取ったことがない。そのせいか教师阵からの评判は大変良く、代わりに一部の生徒から物凄くやっかまれている。おかけで友人と呼べる友人はこいつとあともう一人しかいない。

「二人は相変わらず仲がいいんだね」

そしてそのもう一人が、この学年で俺に次ぐ成绩优秀者の笹岭(ささみね)さん。俺はこいつに茶化され、こいつは俺の反応を见て笑い、そのやり取りを目にした笹岭さんがまた笑う。これが俺达三人のいつもの昼休み。

「で、笹岭さんは今回どう? やれそう? 俺、そろそろコイツが首位転落するとこ见てみたいわ~」

「お前なぁ......」

俺が友人の冗谈に呆れていると、笹岭さんが困った表情で俺を见る。まるで助けを求めるように。

「ごめん、笹岭さん。こいつの冗谈は闻き流してくれていいから」

「ううん、そうじゃなくてね。実はその、今回の範囲で分からないところがあって、そこを教えて欲しくて......」

「......え? そうなの? そういうことならいつでも言ってくれればよかったのに」

俺がそう言うと笹岭さんは安心したのか、表情を少しずつ和らげていく。分からないところを前日まで放っておくなんてちょっと彼女らしくない気もするけど、力になれるのなら俺としては嬉しい限りだ。というのも、彼女の容姿と性格は学业以上に优れており。うら若き健全男子学生の一人として、今よりもっとお近づきになりたいという下心があったりもするわけで。......たまにお近づきになるといい匂いがするし。

「ごめんなさい、助かります。放课后私の家に来て欲しいんだけれど......」

「わかった。制服のままでいい?」

「ええ。あんまり时间を取らせるわけにもいかないしね」

返事では平静を取り缮いながらも、内心では强く浮き足立つ。しかしまぁ、女の子の家にお邪魔になるというシチュエーションもさることながら、その対象があの笹岭さんとあらば浮くのも立つのも致し方ない。主に俺の足は悪くない。

「お、そういう话なら俺はパスだな。笹岭さんが分からない所を俺が分かるわけねーし」

そしてこういう时のこいつは理解が早くて助かるというか、本当に気が利く。尤も、このにやついてる面は癪でしかないが。さらに十中八九明日の昼メシ代は俺持ちになる訳だが。

「ふふ、ごめんね。彼のこと、ちょっと借りるね」

「いーっていーって」

亲友は笹岭さんにそう言うと、俺に目配せをして。音を出さずに、唇の动きだけで、(顽张ってこいよ)と。そう告げる。 copyright

(さんきゅ。明日色々返す)

(おう、いっちょ毎度あり)

それに対し、俺もまた唇の动きだけで応える。そんなやりとりをしている间に、五限の予铃が鸣るのだった。

??


「お邪魔します......」

「お构いなくー」


放课后。
校门から出て、自転车を漕ぐこと20分。さも普通な玄関を一歩跨ぐ。瞬间。

ふわり。
甘やかで柔らかな香りに身体を包まれるような感覚。笹岭さんにお近づきになった时にほのかに感じるのと似たそれが、俺の鼻腔と理性をひっきりなしにくすぐろうとしてくる。

それがいわゆる『気になっている女の子の家补正』......つまりプラシーボに近いあれなそれのおかげなのか、それとも何か他の要因によるものなのか、俺が図りかねている时。

「どう? いい匂いとかしない? アロマ、焚いてるんだけど」

「アロマ?」

「ええ。リラックスできて、いつもより集中できるようになるの。今日は元々君を呼ぶつもりだったから、あらかじめ焚いておきました」

ああ、よかった。いくら俺が健全男子学生であったとしても、女の子の家补正に嗅覚を支配されていたとしたら中々にやべーやつだ。

......それはともかく。このアロマの香りが普段から彼女の身体に染み付いているのだと思うと少しばかり平静が揺らぐ。结构......いや。かなり好きな香りだ。

「さ、上がって上がって。私の部屋はこっち」

靴を揃え、笹岭さんの后ろについて。香りのもとに导かれるように歩みを进める。どんどん浓くなっていく。眠くなるような、头が冴えるような。ぼーっとするような、はっきりするような。不思议で不思议で癖になってしまいそうな香りが、そこに近づくにつれ强くなる。

ばたんっ

笹岭さんがドアを闭める音にはっとする。歩くうちにいつの间にか彼女の部屋の中に居たらしかった。そんなことにも気づけないほどこの香りに梦中になっていた。外に漏れ出す事がなくなったそれが、部屋の中で少しずつ浓度を増す。熟れたラズベリーに周りを取り囲まれていくような感じ。

「......あれ? なんか眠そう? もしかしてちょっと疲れちゃってる? それともアロマが合わなかったりする?」

目を軽く细めた笹岭さんが、不意に俺を覗き込む。いつもより距离が近い気がする。いつもよりいい匂いがする。いつもよりどきどきする。多分だけど、违う。アロマは合っていないんじゃない。合いすぎてるんだと思う。

「や」

「ふふ、いいよ别に。惯れてないと眠くなったりぼーっとしちゃう人もいるらしいし。だから......」

笹岭さんは俺から离れ、カーペットの上にちょこんとあひる座りをする。それから、自分のふとももをぽん、ぽんと叩くと。

「ひざまくら。兴味ない? すこーしだけならいいかな、なーんて」

しゅり。
かすかな衣擦れの音。なめらかな肌となめらかな布が静かに奏でたそれを、俺の耳は必死になって拾おうとする。笹岭さんがほんの少しだけスカートをまくる。ほんの少しだけ肌色の面积が増える。视覚と聴覚が脳に柔らかさを诉える。脳が欲にそれを伝える。欲に突き动かされた喉が胜手に鸣る。うるさい。

「え......いい、の?」

疑问を口にしながらも、意识と视线はとうにそこから逸らせなくなっていて。膝上数センチの仅かな楽园。プリーツスカートと绀色のオーバーニーの隙间からのぞく肌色の官能。つまりは絶対领域。

「いいよお。分からないところを教えてもらうお礼、ってことで」

心が强く揺れ动く。いいのか。いいんだろうか。恐らく学园の大多数の男子の脳内で、夜な夜な邪な世界が缲り広げられているであろうそこを、俺の后头部が独り占めしていいんだろうか。

そんなことを考えつつも、体は正直で。既に彼女に背を向けて、少しずつ腰を落として、头をゆっくりと下げていて。けど。

唐突に背中に笹岭さんの体温を感じる。多分后ろから抱きつかれてる。どうしたんだろう。やっぱり膝枕をするなんて嘘だったんだろうか。そりゃそうだ。俺にとって都合が良すぎるそんな话......

「ちがうちがう。あおむけじゃなくて、うぅ、つぅ、ぶぅ、せぇ......?」

甘く可爱らしい猫なで声が耳たぶをくすぐる。わざとらしいくらいにはっきりと区切られた言叶が鼓膜を軽く揺さぶる。それだけのことで身体の芯がかあっと热くなる。心拍の间隔がぐんと短くなる。

「な、な、な」

「君はいつも寝るとき、うつ伏せ? 仰向け? どっち?」

「うつ......ぶせ......」

「じゃあうつぶせじゃなきゃ。できるだけいつも通りの方がリラックス出来るし、その方が起きた时に头も働くと思うし」

言われてゆっくりと身体を翻す。耻ずかしいとかみっともないとか。そういう感情より期待が胜ってしまった。しょうがない。全国の男子诸君がこの人とこの人のふとももの持つ魔力に胜てるとは思わない。なら俺がこの诱惑に负けてしまうのも必然で――――

くにゅり

「ふあ」

変な声が出る。脳に并べた言い訳と御託が水のように流されていく。そこに顔を埋めた瞬间から、论理と理性は使い物にならなくなり。耳が热い。頬が柔らかい。鼓动が止まらない。呼吸が治まらない。そんな稚拙な感想さえ述べられなくなりそうで。

「ふともも、気持ちいいんだ。でも兴奋しすぎちゃだぁめ。リラックス、リラックス」

ふっくらした五指が头皮と髪の先の间にするりと侵入してくる。指の腹が描く半円が心地よすぎてうっとりしてしまう。火照り始めた脳が优しくほぐされていく。

「ほらほら、深呼吸だよー。私のふとももの间で、たぁっぷり深呼吸しようね。はい、すってー」

ゆっくりと息を吸い込んでみる。あのラズベリーみたいな匂いが肺いっぱいに広がる。アロマの匂いだと分かっているのに、まるで笹岭さん自身の匂いであるかのように错覚する。头の中が少しずつ笹岭さんと甘い匂いで満たされていく。

「はいてー」

またゆっくりと、今度は息を吐く。この匂いを自分の身体から逃がしたくない。行かないで欲しい。そう愿ってしまう。けど身体は惊くほど笹岭さんの声に従顺だった。半ば俺の意思とは无関係に、肺から匂いが抜けきるまで、头の中から笹岭さんがいなくなるまで息を吐き続ける。 内容来自

「またすってー」

「んああ」

言叶に操られるみたいに、胜手に口が开いて鼻腔が広がる。巡る、巡る。循环する。心地よさと甘い匂いと笹岭さんが俺の中に戻ってくる。呼吸しながらふぬけた声を出す。けど気にする余裕もない。

「ふふ。もうあたまとろけちゃったんだ。深呼吸するのじょうずだね。すぐとろとろになれてえらいねー」

また笹岭さんが头を抚でてくれる。指がつむじを通りすぎる度に何かと何かの境界线が暧昧になる。どろっどろに熔けて无くなっていく。

「それじゃあこれから、私から君にいくつか质问をします。私の言叶に続いて、『はい』と答えてください」

「は、い......」

少し怖いくらい自然に声が出る。分からない。分からないけど、笹岭さんの声に従いたくてたまらない。言われた通りにするのが凄く気持ちいい。

「私のふとももは、やわらかいですかー?」

「はい......」

「よくできましたー」

ぎゅう。
頬と頬が肉と肉に挟まれて包まれる。顔の力が柔らかさに吸い取られる。代わりに幸せが溜まっていく。ふとももに触れた全てがだらしなく弛んで、どこにも力が入らなくなる。どこにも幸せが逃がせなくなる。

「私のふとももは、きもちいいですかー?」

「っ......はい」

顔のどこにも力を入れられない筈なのに、声だけは出すことが出来た。返事をする度に头を抚でてもらえることに気づく。头を抚でられるともっと従いたくなる。头を抚でられたいから笹岭さんの言叶に従って返事をする。

「最后の质问です。私のふとももは、すきですかー?」

「は......い......っ!?」

ぞくり。
质问に答えた瞬间、背中が仰け反りそうになる。それから、ふとももの间に挟まれた头がぐつぐつと煮え立っていく。その热が全身にじんわりと伝わっていく。どうなってるんだ、これ。

「はい。よく言えましたー。君は私のふとももが好き。すき、すきすきっ......??? だぁ~いすき」

「ひ......あ......あ......!?」

今日一番の甘ったるい声が、煮えたぎった头に注ぎ込まれる。腰の奥にじぃぃぃんと响く。笹岭さんの体温を强く感じるようになる。彼女のふとももとの热と自分の頬の热が混ざり合ってどっちがどっちか分からなくなる。

「これで君は私のふとももが大好きになりました。これから、ふとももが大好きになった君にいくつかの"おまじない"をかけます。もっとふとももが好きになれる素敌なおまじないです。もっと好きに、なりたいですよね?」

「やっ......まっ......!」

心のどこか。ぎりぎりの瀬戸际で生きていた自我が、消え入りそうな小さな音で警钟を鸣らす。何かおかしくはないか。そもそもの目的はリラックスではなかったか。なら少し异常じゃないか。この匂いも、この快楽も、この状况も、目の前の彼女も。そう告げているようだった。

「だめ......? 自分のきもちにうそついちゃ、だぁ~め??」

「ひう............!!」

笹岭さんは俺の首元に手を添えると、それをぎゅううっと抱き寄せる。すべすべでなめらかでやらしい肉の间に顔が沈み込む。ふとももに溺れて息継ぎができなくなる。したくなくなる。溺れたままでいいと思ってしまう。甘い甘い肌色の沼から这い上がってこれなくなる。小さな自我の小さな钟の音は、もっともっと小さくなって。そのまま聴こえなくなってしまった。

「もう一度质问します。もっと好きに、なりたいですよね?」

「はい......」

そう答えた。そうとしか答えられなかった。笹岭さん。ふともも。匂い。甘い。好き。头の中はそれだけで、他のことは何も考えられなかった。

「うんうん。えらいこ、えらいこ。无理して聴こうとか、おまじないにかかろうとか、考えなくていいからね。头をらくに......らくーにして、ただ私の声を受け入れてね。それじゃあいくよー」



『君は私のふとももが大好きになりました』

『私のふとももが大好きな君は、私のふとももがちらつくと何事にも全然集中できません』

『私のふとももが大好きな君は、私のふとももから目を离すことができません。ふとももが揺れるとそれを目で追ってしまいます』

『私のふとももが大好きな君は、私のふとももが视界に入ると次第に兴奋していきます。射精のことで头がいっぱいになります。絶対に勃起してしまいます』 copyright



「うあ......」

いつもより低く静かな笹岭さんの声が、身体にじぃんと响き渡って、ゆっくりと染み込んでいく。けど、それを言叶として受け取ることができなかった。脳に届く前に身体のどこかに吸収されてしまったようだった。

「はい、おまじないおしまい。ね、だしたい?」

不意に、いつものトーンの笹岭さんにそう闻かれる。今度は言叶がはっきりと认识できる。出したい。何を。分からない。すごく身体が热い気がする。强いもどかしさを感じる。

「射精......したくない? びゅー、びゅうーって」

言われて自分の欲に気づく。もどかしさの正体に気づく。いつの间にか射精したくてたまらなくなってる。全身の热と血がそこに集まって、何かを押し出そうとする。自分の身体とカーペットの间でそれがどんどん大きくなるのが分かる。もう痛いくらいに张り诘めてる。下着の中で軽く擦れるだけで甘く疼いて声が出そうになる。それを荒い吐息で误魔化す。误魔化すたびに笹岭さんの匂いが肺の内侧でさらに浓度を増す。 本文来自

「ふふ。息、止まんないね。だしたいんだぁ。でもだぁめ。出すのはもうちょっとだけおまじないかけてから。ね?」

また彼女の言叶に身体が従う。今すぐにでも情けなく床にそれを擦り付けて出してしまいたい。そんな欲がどれだけ大きくなっても俺の身体は动かない。彼女に许されていないからそうすることができない。

「それじゃあ君に、もう一度おまじないをかけます。またらくーにしててね。ぼーっとしたあたまで、ぼーっと聴いてようねー」



『君はこれから、私の匂いで头をいっぱいにしながら射精してしまいます。私の匂いで头がいっぱいになると、自然と我慢ができなくなります』

『私の匂いで头がいっぱいのまま射精すると、普段の倍気持ちよく射精できます』

『私の匂いで头がいっぱいのまま射精すると、普段の倍の量の精液が出てしまいます』

『私の匂いで头がいっぱいのまま射精すると、普段の倍射精が长引きます』

『私の匂いで头がいっぱいのまま射精すると、普段の倍の快楽が身体に焼き付いて离れなくなります。必ず病みつきになってしまいます』



「......はいおしまい。どう? 私の声、ちゃんと聴こえてる? お返事、できる?」

「............はい」

声が震えてる。喘ぎ声みたくなりそうなのを无理矢理押さえつけて返事をする。なんなんだ。なんでこんなに身体が热いんだ。今すぐにでも冷まさないと自分の体温で火伤するんじゃないかってくらい热い。でもそれが全然嫌じゃなくて、何かに触れている部分が全部気持ちいい。火にかけられた砂糖のように感覚が甘くとろけて、自分が固体なのか液体なのか分からなくなる。

「声、かわいいね。我慢させちゃってごめんね。もう动いていいからね。ううん、胜手に动いちゃうよ。止まらなくなっちゃうよ」

许された。许されてしまった。自分の意思で彼女に溺れることを许されてしまった。ずっと动かなかった手を腰に回す。出せる限りの力で彼女を抱き寄せる。もっと近づいて欲しかった。どこにも行かないで欲しかった。俺はずっとそこに居たかった。

「んっ......结构がっつくね。がっつかなくても私はここに居るし、ふとももはどこにも逃げないのに。がっついてもいいけど」

がっつく。言われなくともがっつく。肌色を掻き分けてどこまでも。彼女と彼女の匂いから少しでも离れたくなかった。自分から窒息しにいった。头に酸素が行かなくてもいい。そんなものよりこっちが欲しくて。頬を抚でるむっちりすべすべのこれが好きで好きでしかたなくて。あああ。

「ほらほら、腰止まってるよ? 止めちゃだめでしょ? 出せなくなっちゃうよ?」

命令に従う。みっともなく。耻も外闻もなく。そうするときっと彼女はご褒美をくれる筈だから。やっぱり。头を抚でてくれた。へにゃりと下半身から力が抜ける。そこの筋肉だけほぐれてゆるむ。流れを塞き止めていた栓が外される。腰の奥で涡巻いていた热が射精管をじんわりと犯す。じん、じぃんと竞り上がってくる。止めようがなかった。

「ふふ。もういっちゃう? いったらおまじない解けなくなっちゃうけど、それでもいっちゃう?」

ふとももの付け根の、一番柔らかいところ。ぷにゅりと膨らんだそこが、ぎゅうって。俺を包んで。幸せの块で包んで。甘い匂いで闭じ込めて。逃げられなくなって、抜け出せなくって。头を抚でられるたびに、脳みそがでろりと蕩けていって。びくんびくんと身体の下でそれが喜んで、溢れそうになって。でちゃう。いっちゃう。ごめんなさい。あああああ。

「きもちいいね。いっちゃうね。おまじない、解けなくなっちゃうね。でもガマンできないんだもんね。いっちゃうよね。ほら、いって」







どくどくどくどく。とぷん、とぷんっ......とっくん.............






............ゆっくり、ゆっくり。长い时间をかけて身体の热が抜けていく。心地のいい放出感に浸っている间も、笹岭さんはずっと头を抚でていてくれた。そのせいだろうか、射精はもう止まっている筈なのに思考がはっきりしない。强い恍惚感が身体から抜けない。

「いっちゃった......みたいだね。いっちゃった后って、けだるいし、头とろんってしちゃうし、眠いの我慢できなくなっちゃうよね」

笹岭さんがそう言うと、目の周りを暖かい空気が包み込む。それに诱われる形で目盖は自然と重くなっていく。柔らかなまどろみに抗えなくなっていく。

「眠いの我慢するのも身体に良くないだろうし、このまま寝ちゃおっか。寝て起きたら今日のことは思い出せなくなっちゃうけ
ど、気持ちよくなれる"おまじない"は君の心と身体が覚えててくれるから。だから、安心してまぶたを闭じてねー」

视界の肌色が少しずつ黒に変わっていく。自分が今起きているのか眠っているのか分からなくなる。笹岭さんが俺の后头部に手のひらをぽんと軽く置と、もとより消えかけていた意识はふっと弾けて、ふとももの间へと沈んでいった。 内容来自


で? で? 昨日はどうだったよ?」

教室の扉をくぐり、席についてすぐのこと。
开口一番、挨拶よりも速く友人にそう闻かれる。

「それが......よく覚えてないんだけど、勉强教えてる途中で寝ちゃったみたいで......」

「はあ? よく覚えてない? 寝ちゃった?」

そう。昨日笹岭さんの家にお邪魔してからの记忆はかなり暧昧で、俺自身あまりよく覚えていない。勉强を教えている途中で寝てしまったというのも、起きた后に笹岭さんから闻いた话だった。なんでも、「すごく気持ちよさそうに寝てたよ? きっと疲れてたんだね」とのことで。そう言ってはにかむ彼女が、とてもとても爱らしかったことくらいしか思い出せない。正直申し訳ない事をしたと思う。笹岭さんはもちろん、こいつにも。ああしてチャンスを作って贳ったのに、得たものが笑顔の记忆一つというのはあまりに不甲斐ない。

「なんだろ、疲れてたのかな......悪い、折角気を回してくれたのに......」

「かーっ、ほんとだよまったく。どうせ寝るなら膝枕くらいして贳えば良かったのになー」

「あのなあ。膝枕って、おま............っ!?」




どくっ...........?




膝枕。ひざまくら。
その言叶を聴いて、头で理解してすぐのこと。强く鼓动が高鸣ると同时に、心の中が笹岭さんでいっぱいになる。彼女のふとももが頬を包み込んでいく妄想が止まらない。感触さえ、柔らかさと体温でさえ鲜明に思い描く事が出来た。笹岭さんに膝枕されたことなんてない筈なのに。喉の奥から唾液が涌き上がってくるのを感じる。脳に霭がかかっていく。

そうして、异様なくらいの多幸感に身体が包まれ始めて。
一秒。
二秒...
三秒......
四秒経って、やっと。
すーっとそれらが引いていく。脉が正常になって、元の自分に戻っていく感覚。荒くなっていた呼吸を整え、大きく息を吐く。

「......おい? おーい? どした? 何かあった? もしかして割とマジで疲れてる感じ?」

そんな俺の姿を心配したのか、友人は目の前で手をひらひらと动かして见せる。今、俺の身体に何が起きたのかは自分でも分からない。何があったのかこっちが教えて欲しいくらい。けどそれよりも。これ以上こいつに気を遣わせたくない。その気持ちが胜ったらしかった。

「はぁっ......いや、大丈夫......」

かろうじてそう纺ぐと、友人は少しばかり眉をひそめて。

「えぇ......ほんとかよ......俺はもう席に戻るけど、体调悪かったら试験官やってる先生に言えよ? 保健室でも受けられるだろうし」 本文来自

いかにも釈然としないといった顔をしつつも、自分の席の方へと歩いていく。なんとか撒けた。自分を心配してくれている友人に対して「実は女の子のふともものことを考えていたらこうなっちゃいました」とは、とてもじゃないけど言えない。

......にしても。あの感情は、さっきの発作のようなあれは何だったのか。恋か。思春期なのか。多分违う。そういう甘酸っぱい类のものじゃなくて、何か灰色な欲が自分の中で涡を巻いているような気がする。昨日まではこんなこと一度も无かった筈なのに。なら一体昨日何があったのか。あの小さな部屋で、俺が眠っている间に。笹岭さんに何かされたのか。そんなことを考え始めた时。

とすっ

右斜め前の席から闻こえた音が、思考を遮る。机に鞄を置く音。意识がそこに向く。钓られて视线も动いて、その先で。ゆらりと、二本のそれがたゆたう。むっちりしていて、すべすべで。キメが细かくて、真っ白で。造形美としか言いようのないそれが、俺を诱うように揺れ动いた。

少し上に视线を向ける。これまた悩ましげに波打つスカートの、そのチェックの数がいつもより明らかに少ない。危うささえ感じさせる丈の短さは、恐らく校则ギリギリのギリギリで。すぐ下に伸びる生肌の魅力をどこまでも际立たせていて。

気づけば、视线はその幸せ空间に囚われて、抜け出せなくなっており。视覚で感触を感じ取ってしまいそうなくらい、そこだけを见つめていて。

そして。不意に。

「ふふ。いつまで见てるのかなー?」

しゃん、と。宙から降り注いだ铃の音ような声。その声を聴いて、やっとのことで。俺の视线は、危うい桃源郷から脱出することができた。けど。

「おはよ......?」

抜け出した先で、また。细めた目から放たれるまなざしに、视线を络め取られて。にっ、と弓なりに反った口元に、心をくすぐられて。どこからともなく漂う甘い香りが、嗅覚をさわさわと抚でて。铃のような声の持ち主が、彼女だと気づいてしまって。俺を秒で虏にしてしまった二本のそれは、笹岭さんのふとももであったと気づいてしまって。 copyright

それで――――


どくんっ???


「っ......ぁ......?」

さっきより遥かに强い多幸感が、思考を埋め尽くす。沸き上がる幸せを抑えることができずに、くぐもった声を仅かに漏らしてしまう。それを聴いた笹岭さんが、手を口に当てて笑う。ひどく愉しげな顔をしたまま、俺のそばに寄り添う。ラズベリーみたいな甘い香りが、ぐんと强くなる。

笹岭さんはそのまま、俺の耳を舐めるかのように唇を近づけて。

「今日のテストが终わったら、ぜーんぶ教えたげるね......?」

そう嗫くと、自分の席へと戻って行く。

俺は、彼女の后姿から目が离せなくて。ひかがみからスカートの端までを、视线で何度も往复して。一往复する度に、呼吸の间隔が短くなって、甘い残り香が肺を満たしていって。马鹿みたいに大きくなったそれが、机の下にくっつくんじゃないかって势いで、下着を押し上げていて。



そんな状态でテストに集中なんて、出来る筈もなかった。



??



「どうだった? 今回も良い点取れそ?」

放课后、空き教室。
笹岭さんはまた口元に手を当てて笑うと、铃のような声でそう闻いてくる。

その质问には答えるまでもなかった。今までで一番ひどい出来だった。まず间违いなく笹岭さんには负けていると思う。

テスト中、俺の思考がやっと落ち着いたタイミングで、笹岭さんは足を组み替えた。俺だけに肌が见えるような角度で、スカートの位置を直したり、小さく座り直したりした。果ては、シャーペンでふとももをなぞり上げたりもしてみせた。

それだけのことで、まとまり始めた思考は雾散してしまって。すぐに头の中がふともものことでいっぱいになった。あのペンの代わりに、自分の指を这わせたら......とか。そんなことしか考えられなくなった。

「一体、俺に何をしたの......っ」

「うん、いいよ。教えたげるね。じゃあまずは、昨日のこと......思いだそっか」

笹岭さんはそう言って、右手の中指と亲指の腹をぴったりとくっつけると。

「これから、私が指を鸣らすと、君は昨日のことを全部思い出します。ほらっ」

「ちょ、何言っ――――」


ぱちんっ


俺が喋り终わる前に指を弾いて、小気味良い音を奏でた。それを聴いただけなのに、昨日の放课后の事を全て思い出す。今朝、あんなに头をひねっても、何一つ思い出せなかったのに。

隆起したその先端を、ほっそりした人差し指が「とんとんとん......?」と叩く。スラックス越しの軽い刺激で、甘い疼きが倍に膨れ上がって、どんどん切なくなってくる。その指をなんとか振り払って、声を绞り出す。

「なんでっ、こんなことっ......」

それを聴いた笹岭さんは、「待ってました」とでも言わんばかりに、一层愉しげに笑って。わざとらしく、ぺろりと舌なめずりまでしてみせて、それから。

「それはねぇ......?? 君のことが好きだから......だよ???」

耳にキスでもしそうなくらいの距离で、そう嗫いた。

蒸気を多分に含んだ吐息が、たっぷりと耳にかかる。どくんと鼓动が高鸣る。身体の芯に、ぼうっ、と火が灯る感覚。

......违う。违う违う违う。これは嘘だ。
本当に、俺の事が好きなら。俺の成绩が下がるような、俺に嫌われるようなことはしない筈じゃないか。

「うんうんうん。嘘だーって、思っちゃうよね。顔に书いてある。でも嘘じゃないの。私って欲张りだから。学年一位も欲しいけど、君のことも欲しいの......?」

「そんなの、信じられるわけ......!」

「ふふふ、そうだよね。信じられないよね。私だってまだ信じられないもん。私、元々君のこと大っ嫌いだったしね」

「え......」

「わかんないかなぁ。考えてみてよ。それまでの人生で『1』って书いてあったところに、『2』って书いてあるんだよ? あの时はびっくりしちゃったよ。それで、私より头がいい男の子って、どんな子なんだろう......って见に行ってみれば、君は谁にもいばったりなんかしないで、飘々ひょうひょうとしてるし。それを见てたら、なんかすっごくイライラしちゃってさ」

笹岭さんの言うことは、确かに辻褄が合っていた。今から一年半くらい前、まだ俺と彼女が别のクラスだった顷。この学校に入学して初めてのテストで一位を取って、友人に茶化されていた时。教室の外から俺を见つめる彼女と、目が合ったのを覚えてる。 本文来自

「......でも、それからね。毎日君のことばっかり考えるようになっちゃったんだ。私が一位を取った时、君はどんな顔をするのかな、とか。私に负けた君が、悔しがるところを见てみたいなー、とか。そういうことを、何度も、ずーっと考えるようになっちゃってた。そんなことを続けてたら、いつの间にか好きになってたんだよね。私よりも头がいい君の、弱くて可爱いところとか、なさけなーいところとか......い~っぱい见てみたいなー、知りたいなーって、思うようになってたんだ......?」

「そんな、そんなの......っ」

「変かな? ふふ、変だよね。おかしいよね。私もそう思う。だからさ、责任取ってよ。私をおかしくさせちゃった责任......???」

すべすべした指が、俺の頬にからみつく。とろんとした瞳が、俺の目を覗き込む。その视线から逃げられない。脱け出せない。魅入られそうになってしまう。その数拍の隙を、彼女が见逃してくれる筈もなくて。

「んー......?」

ゆっくりと唇が重なる。ぷにぷにのそれが押し付けられる。あの熟れたラズベリーみたいな匂いが俺を満たしていく。直接肺に注がれてるみたいな感じ。

「ん......っ!」

长いキスが続く。頬に络んでいた指が、首の裏に回って、背中の方に下りてくる。ぎゅっと抱き寄せられて、胸と胸がくっつく。カーディガン越しでも分かるくらいに、笹岭さんの身体は热くなってた。

「ふはぁ......? 心臓、ばっくんばっくんしてるね......? うれしいなぁ......?? 君もどきどきしてるんだぁ......???」

唇が离れて行く。新鲜な空気が戻ってくる。でも余韵が消えない。濡れた唇から目が离せない。笹岭さんに移された热が抜けない。うっとりするくらいの恍惚感に酔ってしまう。身体にうまく力が入らない。彼女に抱き寄せられてないと、倒れてしまいそうだった。

「キス......そんなによかった? それじゃあ君に、おまじないをかけます。次にキスをすると、君と私は両想いになります......ん?」

「まっ......だ......め......んんぅ......?」

また唇が重ねられる。甘ったるいキスが心をいっぱいにする。笹岭さんの「好き」が身体に流し込まれて、自分のものになっていくような感覚。それが心地よくて拒めない。后头部をゆったりと抚でられる。柔い手のひらが、脳に好意を涂りたくる。定着して离れなくなっていく。

耳元でぽそぽそと嗫きながらも、俺の手首を离さない。
耳が幸せ。脳が幸せ。手のひらが幸せ。指が幸せ。
幸せでだめになる。だめになりたいと思ってしまう。だめなのに。

「これからはさ、このふとももを君の好きにしていいんだよ......? ひとりじめしていい、君専用のふともも......? だから......ほら? 指のあと、い~っぱいつけちゃおう????」

弾みをつけてもう一度。むぎゅう、と食い込んじゃいそうなくらいの力で押し付けられる。俺の指の形に合わせて、むちむちの肉がいやらしく歪む。それだけで、痛いくらいにペニスが勃起する。ふとももと笹岭さんのこと以外、どんどん考えられなくなっていく。

「私のふともも、もっと好きになって......? もっとおててに覚えさせて? ペンを持つたびに、私のふとももを思い出して?? ひとりでする时に、『この手であのふとももを触ったんだー』って、思い出すようになって???」

付け根から少しずらされて、内ももの方を触らされる。もう片方のふとももが、俺の手を挟む。ひらだけじゃなくて甲も幸せにされる。倍幸せになる。倍気持ちよくなる。性欲が倍に膨らむ。倍の热に手が熔かされる。倍の心地よさに浸っているうちに、ふとももとふとももが擦り合わせられる。なめらかな肌が俺の手をもみくちゃにする。一度擦り合うたびに全てが倍になって、ペニスから浓いカウパーがどくりと溢れ出す。竿が下着の中で思い切り跳ね上がる。

「あ、ふふふふふ......? そうだよね。おちんちんも、私のふとももがだいすきなんだもんね......? おててばっかりずるいよね、君も気持ちよくなりたいよね......? ふとももの间で、どぷどぷどぷー??って、したくなっちゃったんだよね......???」

「ひ......あっ???」

むちむちのふとももが、ペニスの先端を勿体ぶるように舐め上げる。我慢できなくて、情けない声が漏れる。スラックスの表面に、じわぁっと染みが広がっていく。一気に射精感が强くなる。出したくて出したくてたまらなくなってくる......

「いいよお??? ほらおちんちんさん、でておいで~......???」

笹岭さんは、スラックスのジッパーを优しく下ろすと、下着をそっと脱がしてくる。全然抵抗できなかった。期待と射精欲と笹岭さんとふとももが、俺の脳を支配していて、それで。

「それじゃ......ふともものなかで、ぬくぬくしましょーねー......???」


ぬぷぅ......っ???


ぴっちりと闭じたふとももに、ゆっくりとペニスが饮み込まれていく。一番敏感な部分が、すべすべの肉を掻き分けていく。その感触がたまらなかった。このとろけそうな快感の逃がし场を求めて、笹岭さんの肩にしがみつく。けれど、指先が震えて力が入らない。その代わりに、悲鸣みたいな声が、口から胜手に零れていく。 内容来自

「これっ......これぇ......っ?? だ、め.......だめに、なっちゃっ.....???」

「いいんだよ、だめになっても......? だって、君をだめにする为にやってるんだから......?? だめだめのどろどろになるところ、いーっぱい见せてね......???」

笹岭さんのふとももがまったりと动く。カウパーに濡れ始めた肌を、ペニスがぬるんと滑る。腰の奥で、精液がちゃぷんと波打つ。けれど动きが遅いせいで、ぎりぎり射精に届かない。波が引いて落ち着いてくるタイミングで、またふとももが动く。射精直前の甘く切ない快楽が、どこまでも引き伸ばされていく。思考が射精欲でぐずぐずになっていく。

「ね......知ってる? 男の子ってね。お射精のちょっと前が、いっちばん无防备なんだよ......? 头も心も空っぽで、何を言われても素直に受け入れちゃうの......? だからね。君は今、おまじないにと~ってもかかりやすくなっちゃってるんだよ......??」

ぐずぐずになった头を、あやすみたいにして抚でれられる。脳に响く笹岭さんの声を、手のひらがさらに広げていくような感じ。一度抚でられるたび、意识が真っ白にとけていく。

「ふふ。空っぽで、真っ白になった君に、おまじない......かけていくね。あなたはこれから、私のふとももで射精します。我慢はできません。私が10から数字を数えて、それが0になったら、必ずいってしまいます。それじゃあ、数えるよ......」

「じゅう」


「私のふとももで射精すると、おちんちんが私のふとももを覚えます。忘れられなくなってしまいます」


「きゅう」


「私のふとももで射精すると、ひとりでする时に、わたしのふとももを必ず思い出すようになります」


「はち」


「もしかしたら、他のことを考えながら、ひとりですることもあるかもしれません」


「なな」


「そういう时でも、射精する瞬间は、私のふともものことであたまがいっぱいになります」


「ろく」


「それが何回か続くと、ひとりでするだけでは満足できなくなってきます」


「ご」


「私のふとももがほしくてほしくてたまらなくなります。普段から、私のふともものことばっかり考えるようになってしまいます」


「よん」


「はい、おまじないおしまい。どうかな? そろそろいきそうになってきた~?」


「さん」


「あ、ふふ......?? おちんちんでお返事してる......??? いいよお??? た~っぷりおもらし、しましょーねー......???」


「に」


「ほら、热いのがおちんちんのすぐそこまでのぼってきてる......??? ううん。もう、ちょっと出ちゃってる......??? もう止められないよ......?」


「いち」


「ほら、くるよ......? きちゃうきちゃうきちゃうきちゃう......??? あたまのなかは、私のことでいっぱい......???」





「ぜ~ろ......??? ほらっ、いっちゃえっ......?」





最后のカウントと同时に、笹岭さんは俺の背中に线を引く。ワイシャツ越しのそこを、ほっそりとした指が流れるようにくすぐった。その不意打ちに负けた俺の身体は、大きく反り返る。反动でぺニスが根元から势い良く跳ねて、むちむちでぬるぬるのふとももに舐め上げられた。


「――ひぁ―――――?」


ひくん...........どぷっ......??? どぷどぷどぷっっっ


「ふふ、イってるイってる......? でも、もっと出すの......? 热くて重くてこってりしたの......ぜ~んぶ出して......??? 私のふとももに、君のせーえきなじませて...... ふとももにおしゃせーするの、やみつきになるまでやめちゃだ~め...... ん、ぁ~......??」

笹岭さんが俺の耳にしゃぶりつく。吐息混じりの命令が、脳に直接注がれる。声と言叶がべっとり染み付いて取れなくなる。びくんびくんと痉挛しながら射精する竿を、肉感たっぷりのふとももが捕えて、互い违いにもみくちゃにする。

「んはぁっ......?? すき......??? すきだよぉ......??? 私のふとももに负けて、私に溺れて、私のことしか考えられなくなってる君がだいすき......??? だから、またイくとこ见せて......??? もうイってても、またイって......? イきながらもう一回イって......?? ほらっ、イけイけイけ?」


「やっ??? ひっ まだ、だめ、ぁ――――――???」


どくっ......?? どぷ―......................っ?


前の射精が终わってないのに、次の射精が始まる。深すぎる絶顶から戻ってくることができない。一瞬味わっただけでも忘れられなくなってしまいそうな快楽に、ずうっと浸り続ける。笹岭さんとふとももが、脳も身体もだめにしていく。それに抗えない。だめにされる感覚を、だめにされる幸せを覚えてしまう。




とく......??? とく......んっ............?




射精が止まっても、余韵は抜けなかった。强い恍惚感が俺を支配してる。どろどろになった头をやわやわと抚でられると、ため息が出てしまう。

「......はい、射精おつかれさま。いっぱいでたね。まだけだるいよね。しばらく私にもたれかかってよっか」

そう言われて、笹岭さんの身体から离れようとしたけど出来なかった。ぎゅっと抱き寄せられて、押さえ込まれてしまう。今の俺じゃ、力ですら彼女に敌わなかった。

「ふふ。全身ふにゃふにゃの、よわよわさんだ......? 君が疲れきって寝ちゃうまで、ずーっと抱き缔めてててあげる。だからこのまま、寝ちゃおうね......」

笹岭さんの言叶に身体が引っ张られて、眠気がぐんと强くなる。目盖がずーんと重くなる。

「それじゃあ、今から私が3つ数えると、君の目盖は闭じてしまいます。さー......ん......にー......い......いー......ちっ......」

意识を保てたのはそこまでだった。あのラズベリーみたいな甘い匂いに包まれながら、视界が黒にとけていって。いつしか、ふっ......と途切れてしまった。








??








「......古文92点、现文95点......これで最后かな? 合计で10点差。うんうん、惜しかったねー。次はも~っと勉强しないとね?」

あれから一週间。テストの结果は、当たり前のように俺の负けだった。「惜しかった」と言う割に、彼女の声はひどく嬉しげで。にんまりと目を细めていて。

「ああ、でも......? 勉强するのとふとももするの、君はどっちが大事なんだっけ? 君が大事だと思う方を、选ぼうね......?」

笹岭さんが、ふとももをぽんぽんと叩いて。肌色の官能に目が吸い寄せられて。头の中は、ずっとそのことでいっぱいで。それで、もう、俺は。

今日もまた、そこに。大好きな彼女のふとももの间に、顔を滑り込ませた。



看守


「ふー。终わったあ」


谁もいない事务室の木椅子で大きく伸びをする。


右手に伸びる影も僕の动きに合わせてぐいっと大きくなる。影は部屋で唯一の光源である卓上ランプの炎が揺らめくのにあわせて微かに揺れている。


退勤时间を大幅に遅らせて书いた浑身の报告书を上长の机に放り投げ、帰り支度をする。


本当なら数时间前の交代时间でさっさと帰ることができたはずなのに……。


「ったく、なんで俺が锭前の修缮手配なんてやらなきゃいけねえんだよ……」


たまたま目に入った通用口の锭前が破损していた。みつけた手前ほっておくわけにもいかず先辈看守に报告し、返ってきた言叶は「みつけたなら键屋の手配よろしく」だけだった。


马鹿正直に报告した结果として锭前屋を手配し、修理させ、そして今までこの件についての报告书を书いていたのだ。


「もう次からは见て见ぬ振りしてやろっと」


そんな悪态をつきながらランプの灯りを消し、事务室を出る。


廊下は天井近い高さに掲げられた松明で照らされているが人の気配はない。


もうまもなく日付が変わる时间。この时间はこの监狱には地下に広がる牢狱の囚人と看守、それから通用口の守卫、敷地内の别栋で待机する警备兵たちしかいない。


(というか今思えば键の手配も守卫がやっとけばよかっただろ…!)


やはりあの先辈の判断には纳得いかない。


どうもあの先辈は最近おかしい。


日中の职务中はどこか上の空で、その割にやたら地下牢の夜勤に名乗りをあげている。


推测でしかないがあのラウラとかいう盗贼団の亲玉に见惚れてしまっているのだろうか。


まあ见惚れたか否かはどうでもいいが、仕事はしっかりしてほしい。


「はあ……」


我々の仕事をなんだと思っているんだ。


ついこのあいだまで真面目だった人なのに……情けなくてため息が出る。


あの女盗贼ラウラが捕まってしばらく経ったが、市中の窃盗騒ぎはなんら収まっていない。


现场の状况から明らかにラウラが率いていた窃盗団の手口のはずだが、肝心のラウラは牢屋の中だ。


ラウラが特殊能力を持っているという话は闻かない、となるとやはり别のリーダーがいるのだろうか。


(もしくは…)


自分の腰に巻かれたベルト、そこに纽で结びつけられた小さな石に目を落とす。


伝心石。近年発见された魔法石で、握りながら任意の相手を头に思い浮かべることで、意思を伝えることができる。


相手と直接対面したことがあり、且つお互い伝心石を持っていなければならないという制约はあるが、魔术の心得がなくても离れた人间とコミュニケーションを取れる有益なアイテムだ。


まだ産出量も极めて少なく、悪用の恐れもあることから政府は厳密に管理しており、伝心石は一部の政府高官や王族、僕らのような治安维持に関わる人间にのみ携帯が许されている。


盗贼団がこれを活用している可能性。


ありえないと否定はできないが、そもそも囚人のラウラはそんなもの携帯できるはずがない。


いずれにせよやはりあの女を捕まえただけじゃダメってことだ……。

ドン!


「うおっ」


???「あっ!」


曲がり角、突然胸元に强い冲撃が加わる。


出会い头に何者とぶつかってしまったようだ。


どうやら相手はその拍子で倒れてしまったらしい。


こんな时间だ。きっと自分のように残っていた人间だろう、と考えを巡らしながら倒れた相手に声をかける。


「す、すみませ……!?」


目の前の床には明るい髪色をしたショートカットの女性が倒れていた。


女性「いてて…」


头を押さえながら女性が身体を起こす。


石造の无机质な建物の中に似つかわしくない可爱らしい女性。だが明らかに不审であり、こちらにも紧张がはしる。


「おい、动くなよ」


警棒を构えて女性と距离を取る。


女性「あ、待って!待ってください!あやしい者じゃなくて…!」


怪しくない人间はそんなこと言わない。


「いいからそのまま手をあげるんだ」


女性「あー…わかりました…」


女性「谁もいないって话だったのに…」


女性は何か闻こえない声で呟きながらも、指示どおり両手を天に突き出す。


背丈はさほど大きくなく、见た目は幼い。10代后半、下手すれば前半と言われても违和感のない、目の大きな色白の童顔だ。


しかし、顔の幼さとは相反して上半身は黒のチューブトップのみ、下はホットパンツと露出の多い服装をしている。


何より身体のメリハリが効いてて、胸と尻、腰のくびれは大人も顔负けなスタイルだ。


特に胸、まさに爆乳という言叶がふさわしいだろう。乳房ひとつが女性の顔よりも大きい。


穷屈だと言わんばかりに衣服を押し上げており、正中线上には见事な谷间がみえる。


女性「あの、いつまでこうしてれば?」


女性の声にハッと我に帰る。煽情的な身体に目を夺われてしまっていたようだ。


「あ、ああ。じゃあそのまま连行する。ついてこい」


まさか见惚れていたなんて言えない。なんとか取り缮って后をついてくるよう促す。


女性「え、もう行くんですか?」


「は?」


予想外の言叶に思わず闻き返してしまう。


女性「こういう时って普通やりますよね?ボディチェック」


そのとおり、こういう时まずは凶器などを持っていないかチェックする必要がある。


「う、うるさい、そんなことはお前がどうこう言うことじゃないだろ」


女性「あの、ちゃんとリザって名前があるので、そちらで呼んでください」


リザ「ほら、私が凶器を隠してるかもしれないし…?しっかり确认したほうがいいと思いますけど?」


女性、いやリザは马鹿にするような口调で続ける。


リザ「それとも触れない理由がなにかあるんですかー?くすくす?」


「な、なんだよ急に…」


こいつ、こっちが女性に不惯れだからって马鹿にしやがって…!


「わかったよ。やればいいんだろ…!」


どうもこういう女性は苦手だ。


たしかに自分に女性経験がほとんどないことは事実だが…。


こんなことなら多少は酒场にでも出入りすべきだったな…。


そんなことを后悔していても仕方ないので、ボディチェックをはじめる。


まずはゆっくり一回転するように命令する。


リザは言われたとおりにその场でゆっくりと动く。


首筋、脇、そして乳首こそ见えないが柔らかそうな乳房の上半分が丸见えで、肉体美をこれでもかというくらい见せつけている。


手を头上で组むような姿は酒场の踊り子たちがみせる妖艶なポーズそのものだ。


リザ「どうしたんですか?もう一周しましたから、はやく触ってください?」


たぷん?たぷん?


リザがその场で身体を揺らし、それに合わせて双乳がゆさゆさと踊りだす。


「わかってる…いま调べるから…!」


両手をおそるおそるリザの身体へ近づけていく。


衣服に下半分だけ隠れた白く大きな二つの乳房にいよいよ触れる…!


リザ「もう?おそいです?」 copyright


不意に両手を掴まれ、引っ张られる。


もにゅ?


「!!」


引っ张られた両手はリザの胸を下から持ち上げるように支えてしまっている。


手に広がる弾力のある魅惑の质感。


ずっしりとした重量とぬくもり。


男性を虏にする心地よさが両手から脳へ伝わる。


リザ「あの、わかってるんですよ?お兄さんが见てたの?」


「见てたって…?」


リザ「とぼけないでください?男の人の视线、结构わかるものなんですよ?」


リザ「兄さんがわたしの胸をずっと见てたのバレバレというか…」


リザ「おっぱいから目を离せなくなってるし?」


ふよん?ふよん?


リザ「それでいて触るとなると尻込み?」


リザ「お兄さんもしかして、童贞?くすくす?」


「う、うるさい!からかうんじゃない!」


相手の胸に手を伸ばしたままそんなこと言ってもまるで意味のないことだった。


リザ「くすくす?顔真っ赤ですよ。ほらもっとよく调べましょ…?」


リザ「ほら、谷间も?いろいろ隠せそうじゃないですか?こうやって…?」


リザが手を胸の间に诱导する。深い谷间に両手を突っ込み、谷间をこじ开けるように动かす。


重量感のある胸肉が指に押し広げられたかと思えば、すぐに指を包み込んでしまう。


リザ「ちゃんとこういうあやしいところも捜索しないと…?」


むにゅ?むにゅ?


僕の両手を胸に挟んだまま、外侧から自分の両手で圧をかけてくる。特大の胸が僕の手のひらを完全に覆いつくす。


「う、うお…!」


女性経験のない自分にとって刺激が强すぎる。


リザ「どうしたんですか?顔が真っ赤ですよ?」


リザ「分かりますよ、おっぱい気持ち良くてもっともっと触りたいんですよね?」


リザ「お兄さんがよければ、もっと気持ちいいことしてあげてもいいんですよ?」


そう言うと僕の片手を谷间から解放し、そのまま口に近づける。


リザ「お口に不审なものがないか、チェックしないとダメですよね…ぁむ?」


谷间の感触が残ったままの指が口内に放り込まれる。


リザ「じゅる…んむ?あむ…ぇろれろれろ?」


人差し指を丁宁に舐めしゃぶる。


强く吸い付いたと思えば指先に舌をチロチロと这わせ、頬の内侧に擦り付ける。


童顔に似つかわしくない卑猥な技だった。


(もしこれが指じゃなくて…!)


そう思うだけで股间が更に热を帯びる。


リザ「んふふ……?どうされましたか?」


リザ「仕事中なのに、我慢できなくなってきましたか…?」


仕事中、そうだ僕はこいつを捕まえて…!


「や、やめろ!!」


これ以上はやばいというタイミング、仕事という言叶にハッとして声を张り上げる。


リザに触れていた手指をすぐさまこちらに戻す。


「はあ…!はあ…!」


リザ「わー、こわいです??」


くすくすと笑いながらからかうようにおどけている。


あと少しでまずいことになってた。


「ボ、ボディチェックはもういい!手を后ろにまわして」


リザは命令に従って両手首を腰のあたりで合わせる。


僕は携帯していた手锭でその両手を繋ぎ止める。


「あらら、捕まっちゃいましたー」


「…ついてこい」

とりあえずすぐそばの取调室に入り、伝心石で守卫の奴らを呼ぼう。


暗い廊下を突き当たりまで进み、取调室の前にたどり着いた。


鉄扉を开くために一度止まる。


むにゅん?


「な…!」


急に背中を袭った柔らかな感触に思わず振り返ると、至近距离でリザが笑っていた。


むにゅ?


リザ「あん?ごめんなさい?急に止まるからぶつかってしまいました?」


悪びれる様子もない。リザがしなだれかかることによって胸が背中に押し付けられ、魅惑の感触が広がる。


ふよん?ふよん?


服越しに当たる乳房の柔らかさと伝わってくる体温から下着をつけていないことがわかる。


「い、いいからはやく离れろ…!」


动揺を隠すようにリザに入室するよう命令する。


リザ「はぁーい?」


取调室に入り、扉に键をかけてリザを备え付けの丸椅子に座らせる。


ひとまず简単な聴取だけでもしておこう。


「名前は?」


リザ「リザ?クラウゼ」


「年齢は」


リザ「黙秘しまーす」


「おい」


リザ「え?黙秘は当然の権利ですよね?くすくす?まあお兄さんよりは若いと思いますよ?」


「…もういい、仕事は?」


リザ「黙秘しまーす」


「ここへ来た目的は?」


リザ「黙秘しまーす」


「なめやがって…!」

さっき廊下でみせた蛊惑的な一面。椅子に座ったまま、端正な顔が上目使いでこちらを见つめてくる。


「な、なに言ってるんだ…?」


リザ「なにってそのままですよ?」


リザ「その石で、他の方にご连络しようとしてたんですよね?」


リザ「でも连络する前に、ちょっとわたしにみせてくれたらなんでもいうこと闻きますよ?」


リザ「さっきからわたしのこといやらしい目で见てるのバレバレ?」


リザ「ムラムラしてるんですよね?お顔に书いてありますよ?」


「…………。」


だめだ。絶対罠に决まっている。


リザ「たしかに不审者を捕まえたんだからすぐに连络すべき?」


リザ「でも本当は、ムラムラすっきりさせたいんじゃないですか?」


リザ「そのムラムラの原因になったわたしの身体で?」


リザ「わたしが责任取りますよ?ほら、すっきりしましょ?」


リザの艶めかしい唇が开き、淫猥な舌がだらりと垂れる。


リザ「さっきは指でしたけど?」


リザ「今度は…ふふ?」


リザ「舐めてほしいんですよね?」


リザ「お?ち?ん?ち?ん?」


リザ「この口に入れてください?」


リザ「さっきの指よりももっともっと気持ち良くして差し上げます?」


舌をれろれろ动かして诱惑してくる。


リザ「くすくす、目が钉付け?」


リザ「どうして迷うんですか?」


「うう…!」


リザ「一回だけ?すっきりしてからお仲间呼びましょ?」


リザ「そうじゃないと身柄の引き継ぎに支障が出ちゃいます?」


リザ「ムラムラしっぱなしだと悪い女に骗されちゃうかも?」


たしかに、このまま溜めていたらこの女に诱惑されっぱなしだ。


一度抜いておいたほうが…。


リザ「さっき廊下でからかったお诧び?わたしの身体、好きに使っていいですよ?」


リザ「私の身体でエッチな気持ちになったんだから、私で処理したほうがいいに决まってますよ?」


「じゃ、じゃあ…」


リザ「うん?伝心石は私に预けておいて?」


リザ「万が一エッチな声が他の人に伝わったら大変ですから?」


「あ、ああ…」


言われるがまま、伝心石をリザに渡す。

リザは受け取った伝心石をしばらく见つめた后、すぐそばの机に置く。


リザ「これで、なにかトラブルがあってもすぐにお兄さんも伝心石拾えますよね?」


たしかに。これなら何か不测の事态が起きても大丈夫だろう。


「わかった。わかったから…!」


僕は早くもズボンを下ろし始める。


下着も脱ぎ、下半身丸出しの姿になった。


廊下でリザの胸を触って以来、既にペニスは完全に硬直していた。


リザ「くすくす?そんなガッつかないでください?逃げたりしませんから?」


リザ「どこで気持ちよくなりたいですか…?」


そんなの决まってる。


「くち!口で舐めて…!」


リザ「くすくす?分かりました?とろとろに舐められたくなっちゃったんですね?」


リザ「それじゃ?んぁ…ここに入れてください?」


リザが椅子から腰をあげ、床に両膝をついて口を大きく开く。


「…………」


リザの前に仁王立ちになり恐る恐るペニスを差し出す。


先っぽが口に触れるか触れないかの位置にくる…!


リザ「あむ?」


それまでじっと待っていたリザが急に动き、亀头をパクリとくわえた。


「んあ!!」


いつ刺激が访れるか、待ち构えていたペニスが快感に包まれる。


「お、おお…!」


急な亀头への刺激に両脚が震える。


リザ「ん…?じゅ?じゅううううう?」


「んおおおお!!!」


咥えたまままるでストローで饮み物を饮み干すかのように吸引される。柔らかくプリプリした唇が亀头に吸い付く。


リザ「んじゅうううう?れる?れるれろ?」


唇で吸い付いたまま、今度は口内で舌に蹂躙される。かり首や亀头の平たい部分まで素早くねっとりと舌が这い回る。 内容来自


「あっそれやば…!」


激しい亀头责めに闷え顔を歪ませると、リザがニヤニヤとした目でこちらを见てくる。


僕が感じる姿を愉しんでいるようだ。


「じゅる?れろ?じゅるるる?」


「じゅぽ?じゅるるるる?」


そのまましばらく口内亀头责めが続けられる。


耐えがたい快感がペニスを袭い、僕は喘ぎ声を出し続けている。


凄まじく気持ちいい。気持ちいいのだが…。


リザ「んんんんん?ちゅぽん?……あれ、どうされましたか?」


一际强く吸い付いてからペニスを解放したあと、リザがこちらを见上げてくる。


リザ「気持ちよくなかったですか?おしまいにしますか?」


「ちがっ…!そうじゃなくて…!」


気持ちいいのだが、先端だけへの刺激では到底射精へたどり着けない。


これでは亀头を袭う快感だけが蓄积されるだけで、もはや生杀しでしかない。


リザ「あは?わかってますよ?」


股间をいきり立たせたままもじもじしている僕を见てニヤニヤ笑っている。


リザ「ちゃーんとおちんちんをぜんぶ?しっかりじゅぽじゅぽしてほしいんですよね?」


その言叶に僕は首を縦に何度も振る。もうリザの口の中で射精することしか考えられない。


リザ「私もぜひそうさせていただきたいんですが…両手がこの状态ですとやりにくくて…」


リザが后ろ手に手锭を挂けられた両手を见る。


リザ「もし、これを外してくれたら?」


リザ「本気、出しちゃうんだけどなあ?」


でもそれは…!


リザ「ふふ、いいじゃないですか?」


リザ「手が自由になったところで丸腰の女になにができるんですか?」


リザ「それより両手でおちんちん支えられて?たっぷりじゅぽじゅぽ?されちゃいましょ?」


「わかった!外す!外すから…!」


散々亀头を嬲られたいま、断る精神力は持ち合わせていなかった。


脱ぎ捨てたズボンから急いで键を取り出し、手锭を外してやる。


リザ「ふうー。短时间とはいえ、郁陶しかったからよかったですー」


座ったままの姿势でのびをして、すぐに元の姿势に戻った。


リザ「それじゃ?本気で気持ちよくしてあげますね?」


片方の手で根本を持ち、ペニスを口に対してまっすぐに向ける。


口の中には唾液が溜め込まれているようで、舌舐めずりをすると唇がいやらしく照りかがやく。


「それだめ!たまたまこしょこしょ好き…!」


こしょこしょこしょこしょ?こしょこしょ?もにゅもにゅ?こしょこしょ?こしょこしょ?もにゅ?


感じる僕を见てリザの指捌きが激しくなる。


リザ「……んぱぁ?もう限界って感じですね?」


一旦ペニスから口を离し、手で优しくシゴきながら声をかけてくる。


リザ「このままタマタマもいっぱいマッサージしながらおちんちんしゃぶってあげますから、いつでも好きなときに出してください?」


「う…うん」


リザ「ふふ、ちょっと前まであれだけ真面目な顔してたのに?」


リザ「いまは射精することしか考えられてないんですね?」


「う、うう…!」


リザ「かわいいです?満足するまでいっぱい気持ちよくしてあげます?」


「は、はい……?」


ほんとはすぐ牢屋に入れなきゃいけないけど、仕方ない…?


ここはひとまずいっぱい舐めてもらおう…?


リザ「それじゃ?ノンストップでいきますね?」


リザ「イクときはちゃんと声出してください?」


「わかった?わかったから…?」


リザ「はいはい?それじゃ……じゅうう?」


「あおお?」


またもやペニスが妖艶な口に食べられる。


じゅぽ?じゅぽ?じゅぽ?じゅぽ?じゅぽ?


さっきよりも早いリズムでペニスが唇に扱かれる。


ペニスの细胞ひとつひとつに唇の柔らかさを覚えさせるような吸いつきは変わらない。 内容来自


「んむ?じゅる?れろれろれろ?じゅぽ?」


その一方で口内では舌が乱雑に动き亀头を蹂躙する。


こしょこしょ?こしょこしょ?


睾丸への爱抚も激しさを増す。


「ああ?これやばい?すごい?」


ペニスと睾丸で受ける魔性のテクニック。女性経験の少ない僕が耐えるなんてどだい无理な话だ。


僕の顔を见て絶顶が近づいているのを悟ったのか、リザの口淫のスピードが一段と速くなる。


「あ?无理?そんなはげしいのだめ?」


あまりの気持ちよさに腰がくの字に曲がっても彼女はペニスを离してくれない。


「ああ?无理?いぐ?でる?」


否応なしに注がれる快楽に身体が屈する。尻の奥あたりに力が入り、ペニスが大きく膨らむ。


リザ「ぢゅうううううう???」


そのタイミングを知っていたかのように、リザはとどめと言わんばかりに根元まで咥え込み、これまで一番の吸引を行ったとき、ぼくは限界を迎えた。


「あ?ああああああああああ?」


びゅる!!びゅるる!!!びゅくっ!!びゅびゅ!!!


亀头を嬲られ、睾丸を爱抚され溜まりに溜まった精液がペニスの律动に合わせて溢れ出る。


多量の精液がペニスを駆け上っていく度に、自分で扱いたのでは絶対に辿り着けない快感が押し寄せる。


リザ「ん……凄い量……?」


射精している最中もリザは口を离さず放出された精液を受け止めていた。射精中もゆっくりとしたストロークを続け、ペニスを萎えさせてくれない。


リザ「ん…んはぁ?ほら、见てください?」


リザが口を开けて白浊に汚れた口内を见せつけてくる。


リザ「ん…ごく?あぁ?全部饮んじゃいました?」


口内射精した精液を见せつけ、ごっくんまで…!


今までの人生で味わったことのない妖艶さに射精したばかりのペニスがピクリと反応してしまう。


目の前の痴女がそれを见逃すはずがなかった。


リザ「あ?おちんちんまた反応しちゃいましたね?」


「い、いや…もういいから…!」


リザ「ふふ、おちんちんに闻きますから大丈夫ですよ?」


ガシっ!


リザが膝立ちのまま両腕を僕の腰に回し、がっちりホールドする。


リザ「これで逃げられませんよ…ぁむ?」


再びペニスが口内に収められる。


「あ゛…?待っで…?」


射精したばかりのペニスが温かく濡れた感触に包まれてしまう。


リザ「れるれる?ぢゅちゅう?れろれろ?」


「あひ?先っぽだめ?敏感だからっ?」


射精后のペニス、特に亀头を责められることがどれほど男にとってつらいのか、おそらくわかってやっているのだろう。


あまりの刺激に腰を引こうとしても両腕に引き戻されてしまう。


「やめ゛っ?ああ゛?离して??」


腕の力で引き剥がそうとしても、苛烈な亀头责めが邪魔をして力が入らない。


そんなことをしてる间にペニスが完全に复活してしまう。


リザ「んふ…?じゅぽ?じゅぽ?じゅぽ?じゅぽ?」


そしてそのままあのストロークが再开される。


射精を我慢することを决して许さない魔性の口淫。


正确无比な唇と舌の动きに责め立てられる。


「ああ?なんで?さっきよりきもちいい?」


僕にとっては惯れない刺激だった1回目のフェラチオよりも、一回射精した分だけペニスが惯れ始め、快楽をより受け入れやすくなってしまっている気がする。


リザ「んふふ?気持ちいいですね?もう一回?お口にぴゅっぴゅお愿いします?」


こしょ?こりこりこり?


僕が快楽を受け入れる体势になったことに気づき、腰に回していた腕を睾丸マッサージにまわす。


「ああ?それだめえええ?」


さっき射精まで到达した责めとまったく同じテクニック。惯れるどころかさらに快楽の虏になり翻弄されている。


2度目の絶顶を迎えるのにそう时间はかからなかった。



「あ…?またイク?いっちゃう…?」


尻の奥に力が入り、睾丸がきゅっと缩まる。


リザ「んん…?ぢゅうううう??」


「あ゛?いぐ?いぐううううう??」


どびゅ!!!びゅる!!びゅるるるるる!!!


二発目にもかかわらず、大量の精液が放出される。


その流れ出る精液をリザは相変わらずペニスを咥えたまま口で受け止めている。


リザ「………??」


ゴクリ。


口に溜め込んだ子种を嚥下する音が闻こえる。


「はあ………はあ………」


未だ味わったことのない快楽を受け、休みのないまま二连続で搾られてしまった。


蓄积された疲労感で身体が重く感じる。


「も、もう十分…だから……」


リザに早くペニスを解放するように促す。


自分の真横にある、ちょうど伝心石を置いている机に手をつく。


守卫たちを呼ぶ前に荒くなった呼吸をなんとか落ち着けなければ。


身体の疲労もすさまじい。一旦座ろう……。


ガシっ!!!


「えっ」



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