女神小说

日文65

女神小说 2023-08-09 15:51 出处:网络 作者:女王小说编辑:@女神小说
No … …… ……… 今から一週间前の、土曜日の午后のこと。 「へえ、これが翔くんの部屋?なかなか良いじゃない」
No



……
………


今から一週间前の、土曜日の午后のこと。


「へえ、これが翔くんの部屋?なかなか良いじゃない」
麻友はそういうと、物珍しそうに内装を眺めている。
「まあ、古い物件だけどね。リフォーム済みで駅から徒歩10分、それでこの家赁なら悪くないと思って。探すのに苦労したよ」
彼女に褒められて悪い気はしない。僕は少し得意げになって解説する。

僕は中瀬川 翔(なかせがわ しょう)。この春から都内の大学に进学する事になり、この物件に一人暮らしする事になった大学一年生だ。
高校の同级生だった彼女、麻友は、一年生の时に同じクラスで仲良くなり、お互いの実家も近所。ずっと気になる存在だったのだが、高校卒业を机に告白。念愿かなって付き合うことになった。
彼女は地元の大学に进学したので远距离恋爱になってしまうが、それでも电车で1时间半程度だ。今日みたいに、休みの土曜日に会う程度なら何の支障もない。 内容来自
それに……

「えへへ、これでお互いの実家に通う必要もないね」
麻友が屈託ない顔で笑う。
そう、今までは家デートをしようにも相手の実家に游びに行っていたので、亲の顔を伺いながら游ぶ必要があった。今度からはそんな心配もいらない。

しばらく部屋の中を见せた后、买ってきたケーキを二人で食べ、お茶を一服した后。
僕は用意していたものを取り出す。
「はい、これ」
ジャラリと音を立て、可爱らしいキーホルダーのついた真新しい键を取り出し、麻友に手渡す。

「えっ?……いいの?」
付き合ってまだ1か月程度、同栖とか结婚なんて言う话はまだまだ先……ちょっと早い気もしたが、僕はこの一人暮らしを机に、麻友との仲をもっと进展させたいと考えていた。だから麻友には、いつでも好きな时に游びに来て贳いたかった。
亲のことももう気にする必要はない、お泊りだってできるのだ。
そう、まだちょっと手をつないでキスした程度の関係の僕たちも、大学生になったのだから、もっと先まで……

「……ありがとう、翔くん」
麻友はちょっと惊いたようだったが、少しはにかんだような笑みを浮かべる。
合键を渡された意味を察して、満更でもなさそうな感じだ。
……なんだか良い雰囲気になる。
そうだ、今ここで、もう少し二人の仲を进展させても……!

テンテンテンテンポロロン?

しかし、突然、スマホから能天気な音楽が流れ始め、いい雰囲気が中断される。
母亲からの电话だった。

「……なんだよ、こんな时に……」
「ふふふ、お母さん、心配症だもんね。ちょうど私もそろそろバイトの时间だし、帰ろうかな。また游びに来るね」


母亲からの电话の内容は、引っ越しの片づけが终わる前に、ちゃんと隣の人に挨拶に行くように、念を押す电话だった。
あとは大学生活はどうだとか、ちゃんとご饭を食べてるかだとか、大した内容ではなかったので、せっかくの彼女との时间を中断されて不机嫌极まりない僕は、适当に相槌を打って切り上げた。

「……まったく、今时、隣人に挨拶も时代遅れだよな」
今日彼女と一绪に、街で买ってきた挨拶用の菓子折りを眺めながら、僕はひとりごちた。



その日の夜。
僕は菓子折りを持って、隣の部屋のインターフォンを鸣らす。

「……はい……何でしょうか?」
「あっ、あの隣に引っ越してきた者です。引っ越しの挨拶をと思って……」
「あ、今开けますね」
インターホンから闻こえる声は若い女性のものだった。
なんとなく、隣は自分と同じ、くたびれた男子大学生か何かだと胜手に思い込んでいた僕は、若干紧张しながらドアが开くのを待つ。

ガチャリ、とドアが开くと。
中から出てきたのは……想像以上に绮丽な、お姉さんだった。
年齢は20台中盘ぐらいだろうか。
黒く透き通った、切れ长の凉しげな瞳、整った鼻。唇には大人らしい余裕を感じる笑みを浮かべ、艶のある长い黒髪を肩の下まで伸ばしている。
毛先には軽くウェーブがかかっており、一方で目元が隠れるくらいまで伸ばした前髪が色っぽい。
すらりと女性にしては高い身长、スリムで长い手足、大きな胸という抜群のプロポーション。
今日は休日なのだろう、明るい黄色のTシャツに绀のホットパンツ、というラフな格好が、そのスタイルをより际立たせている。
今はほとんど化粧をしていなかったが、それでも美人であることがすぐに分かるほどだ。

僕は思ってもみなかった美女の登场にすっかりのぼせ上ってしまい、腕を真っすぐに伸ばして菓子折を渡す。
「アッアッ、突然すみません!その、ご挨拶に……」
「あらあら、ご丁宁にありがとう。ふふっ、今时珍しいくらい、礼仪正しい子ね。……失礼だけどお名前は?」
「あっ、中瀬川 翔、と言います!この春高校から大学に进学する事になって……」
「翔くんね。私は凉叶。大神 凉叶(おおがみ すずは)よ。今度、お礼しなくちゃね。お隣同士、これからよろしくね?」

ニッコリと微笑むお姉さんに、僕は顔を真っ赤にしてペコペコと何度もお辞仪をする。
ドアが闭まると、僕はほっと息をつく。
自分の部屋は角部屋なので、隣人はこのお姉さんだけだ。
隣に変な奴が住んでいたら嫌だな、とは思っていたが、こんな绮丽な人がいるなんて……考えもしなかった。



その翌日の日曜日。
昼の3时を过ぎたころに突如、部屋のインターフォンが鸣る。

「……はい」
「今晩は、大神です。今大丈夫かしら?」
宅配便か何かだと思って油断していた僕に、一気に紧张が走る。

「あっ!はい!なんでしょう!」
「実はこないだのお礼にと思って……今日、カレーを作ったの。一人だと食べきれないくらいあるから、良かったら食べに来ない?」
「えっ…!?」
ちょうどこれから晩饭の买い物を、と思っていたところだったから、有难い提案ではあった。
ただ、お裾分けというのはよく闻くが、相手の部屋に食べに行くというのはあまり闻いたことがない。
それも女性の部屋に行くというのは……

「远虑しないで。じゃあ、夜の7时ごろになったら部屋に来て。待ってるわね」
あっと思う间も无くお姉さんが部屋に戻っていく。
どうしよう。
しばし逡巡した后、せっかく用意してくれたのを断るのも逆に失礼かと思い、ひとまず部屋に行ってみる事にした。



「――それじゃあ、翔くんの引越し祝いに、乾杯!」
「あ、ありがとうございます」
その日の夜7时过ぎ、お姉さんの部屋では、ローテーブルを挟んで、手作りのカレーライスをつつきながらのささやかな引っ越し祝いが开催されていた。
お姉さんは缶チューハイ、僕は20歳になっていないので麦茶で乾杯。
お酒と麦茶を酌み交わしながら、大神さんは上机嫌で色々な话をしてくれた。都内の会社でOLをやっており、土日はお休みであること。この部屋に一人暮らしであることなどだ。
僕もつられて笑いながら、受験の话や初めて一人暮らしをする话などをした。
ちょっと警戒してたけど、悪い人ではなさそうだ。


ひとしきり话し、食事も终わった后。
キッチンに食器を片付けて戻ってきたお姉さんが、僕の隣に座ってきた。
「……ねえ君、彼女いるんでしょ?」
「えっ……?」
急に踏み込んだ事を闻かれ、僕はドキッとしてそちらの方を向く。
お姉さんは少し酔っているのか、頬に赤みがさしている。

「最近出来たばっかりで……でも、大神さんがどうしてその事を……」
「凉叶でいいわ。ふふ、二人が话してるの、昨日闻こえてたんだよね。この物件、壁が薄いんだよねー? ……そっかーじゃあ、付き合いたてホヤホヤなんだ……?」
凉叶さんは目を细め、なんだか嬉しそうに意味ありげな笑みを浮かべながら、少しずつこちらににじり寄ってくる。
「え……?」
突然の话题の転换に僕が戸惑っていると、凉叶さんはグラスに入っていたチューハイを一気に口に含む。
どうやって饮むのだろう、そんな呑気なことを考えていると、凉叶さんが急にこちらを向き、両手が僕の頬に添えられて。

ちゅっ。

何の前触れもなく、いきなり、唇を夺われた。

「……んーーーーっ!?」

あまりに突然の出来事に僕はとっさに反応できない。
目を白黒させていると、生暖かい液体が凉叶さんの口から送り込まれてくる。酒だ。僕の唇が凉叶さんの舌でこじ开けられ、间から唾液交じりの酒を流し込まれているのだ。
僕は惊く间もなく、口に送り込まれてくる酒を反射的に饮み干していく。アルコールのツンとした刺激が喉から鼻に抜け、五感を研ぎ澄ませる。
全てをようやく饮み込んだと思ったら、今度は凉叶さんの柔らかい舌が僕の口内に滑り込んできた。

ちゅっ、んちゅっ……

口移しでお酒を饮まされる刺激と、会ったばかりの女性にキスされる冲撃。
色んな事が一気に起こりすぎたせいで、どう対処していいか分からない。
ただ、密着した唇の甘い感触と、自分の舌に络みつく凉叶さんの舌のしっとりとした感触だけを感じる。
そして、いつの间にか背中と后头部に回された手でがっちりと头を固定され、キスから逃げようにも逃げられないまま、服越しに凉叶さんの柔らかい肢体に沈み込んでいく。
その间にも、凉叶さんの舌は僕の舌を味わうかのように络みつき、口粘膜の上を这い回り、僕の身体にディープキスの気持ちよさを刻み込んでいく。

一体どれほどの时间が経っただろう。
凉叶さんがスッと僕から唇を离すと、二人の唇の间にいやらしい银の糸が引かれる。

「あっ……あの……っ」
头がボーッとしてしまい、ようやく开いた口から出た言叶がこれだった。

「……こういうキスは初めて?……その様子じゃ、ほとんど経験はなさそうね?」
キス自体は、今の彼女としたことがある……が、何しろ、付き合ってまだ日が浅い。
勇気を振り绞って、ようやく唇と唇が軽く触れるようなキスをしたぐらいだ。
こんなにいやらしいキスなんて、ネットで得た乏しい知识でしか知らない。

「な……なんでっ……」
ようやく状况が呑み込めてきた僕だったが、それでも何から言っていいのか分からなかった。
どうして凉叶さんは、いきなり僕にキスを。
それに僕には大事な彼女がいるのに……他の女の人と、こんなこと……

「ふふ、君みたいな可爱い男の子……好きなんだよね……?」
凉叶さんが好色な笑みを浮かべ、舌なめずりをしながら再び僕の方に近づく。
手の甲を、细い指先で、つう、となぞられる。
身体がビクンと震える。
凉叶さんの全身から立ち上る妖艶な雰囲気に、呑まれてしまいそうだ。
このまま流されたら……ダメだ……。

「ぼ、ぼくっ、帰らなきゃ……」
僕は慌てて立ち上がる。
しかし、急にアルコールを摂取したせいか、それとも他の理由か。
足に力が入らず、足元がふらついて転びそうになってしまう。

「……大丈夫?ちょっと、休んだほうが、いいよ?」
凉叶さんが、僕の肩を支えてくれる。
自然と手を引かれて、ベッドの上に诱导される。
凉叶さんと并んで腰挂ける。
女性のベッドの上。こんな所に座って良いのだろうか。
混乱した头でそんなことを考えていると、僕の左侧から、凉叶さんがぴたりと体を密着させてくる。

「ほら、これでどう……??」
凉叶さんの右手が、僕の右腕を巻き込むようにして、腰に回される。
さらに、左手が、僕の左手首をつかみ、さらに细い指先で僕の太ももを优しく抚でまわしてくる。
艶めかしく伸びた长い脚が僕の左足に络みつき、爪先で僕の足の甲をなぞってくる。

まずい。まずい。
いつの间にか、僕は凉叶さんのベッドの上で、凉叶さんに四肢を拘束され、动けなくなっていた。
あまり头は働かなかったが、危険な状况になっていることは分かった。

「す、凉叶、さんっ……!」
僕が思わず凉叶さんのほうを向くと。
凉叶さんの顔が、思ったよりも近くに来ていて。

ちゅっ?

「……んっ……!!」

二度目の、キス。
気づいた时には、再び凉叶さんの柔らかい唇全体が、僕の唇に押し付けられていた。
先ほど、大人のキスの気持ちよさを教えられた僕の身体は、この后袭ってくるであろう快楽に期待してしまって、抵抗する力を失ってしまう。

柔らかい舌が、唇を割って中に侵入してくる。
濡れた舌が僕の舌に络みつき、かき回してくると、视界がピンク色に染まり、何も考えられなくなる。
さらに凉叶さんは僕の背中に手を回し、その豊満な身体をまとわりつかせてくる。

んちゅっ、ちゅっ、ぬちゅ……

「ん、んんっ……?」

僕の口は再び、凉叶さんの舌に犯される。
先ほど、酒を口移しされた时よりも、もっといやらしく艶めかしい舌使い。
惊きのほうが强かった先ほどと违い、今度は纯粋な快感だけが僕の脳神経を甘く刺激する。

ややあって、ふと凉叶さんの唇が离れたかと思うと、その唇が今度は左の耳元にやってくる。

「君のこと……虐めたく、なっちゃった?」
そう嗫かれながら耳たぶをれろりと舐められる。背筋がぞくっと震える。
凉叶さんはそのまま、僕の耳から頬、頬から首筋へとキスの雨を降らせながら、舌で快感を焼き付けるかのように僕を责めたてる。
一方で、僕の后头部に回されていた右手の先が、僕のもう片方の右耳に回り込む。
女性らしい细い五本の指が、耳穴の周辺をさわさわとくすぐる。

「んあっ……はあっ?」
「ふふ、耳、弱いんだね……食べてあげる?」
そういうと、僕の首筋を责めていた凉叶さんの唇が、僕の左耳のほうに寄せられる。
唇で耳朶を咥えられ、舌先でチロチロと舐められ、くすぐったいような快感に闷えていると……次の瞬间。

じゅぷぅぅぅっ……?

凉叶さんの舌が、一気に耳穴に差し込まれる。

「……んっああああ!?」

予想もしていなかった舌の动きに、僕の口から、喘ぎ声が漏れる。
右耳を责めていた右手の小指が、耳の穴を塞ぐようにずぶりと差し込まれる。
そうして凉叶さんは舌先を尖らせ、僕の左耳の奥にまで、口の粘液をまとわせた舌を何度もねじ込んでくる。

じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっっっぽ?

「あっ?あっ?……あっああ?」

左耳の穴は舌で塞がれ、右は小指で塞がれ。
両耳を塞がれた状态で周囲の音が闻こえなくなり、その状态で耳穴を责められているので、凉叶さんの舌が僕の耳穴に抜き差しされるジュッポジュッポという音だけが聴覚を支配する。
まるで、脳を直接犯されているようだった。脳みそが、ドロドロに溶かされてしまいそうだった。

「耳责められるの、好きなんだね……ふふ、开発しがいがありそう?」

舌を引き抜いた凉叶さんはそのまま僕の耳元で嗫いてくる。

「フフ、ここ、すごいことになってるよ……?」
「……んんっ!?」
突然、股间をするりと抚でられ、僕は思わず切ない声を上げる。
僕の股间はいつの间にか大きく盛り上がり、ズボンの上からでも分かるぐらいに勃起していた。
耳を责められるという未知の快楽に、僕は耻ずかしいくらいに感じてしまっていたのだ。

「じゃあ、こっちはどうかな……?」
股间を擦っていた手が少しずつ这い上がってきて、僕のシャツの上から、乳首の辺りをくにくにと弄る。

「……んっ?」
「あはっ、やっぱり、こっちも弱そうだね?」
凉叶さんの手が、服の上から僕の乳首の正确な位置を探り当て、カリカリともどかしい快感を送り込んでくる。

「あっ? んあっ?」
「アハッ? 男の子って、こうやってあげると、みーんな堕ちちゃうんだから……?」
凉叶さんはベッドの上で僕の背后に座り、両脚で僕を挟み込むようにしながら、両手で僕の乳首を弄り回し始める。
シャツ越しに抚でられているだけなのに、脊髄をゾクゾクと电流のような快楽が駆け抜けていく。
僕は全身をびくつかせ、アンアンと弱々しい声を上げて喘ぎまくることしかできない。

「気持ちよさそうな顔……直接、触ってあげるね?」
手が、するりとシャツの下に潜り込んでくる。
滑らかな指が直接肌に触れる极上の感覚に、头がおかしくなりそうだった。
これ以上责められたら、どれだけ気持ち良いんだろう、という期待と、このまま流されたら僕はどうなってしまうんだろう、という恐怖が綯交ぜになる。

しかし、そうやって葛藤している间にも、僕の服の下に入り込んだ、すべすべとした指先が僕の乳首に到达し。
スッと、ひと抚でされた瞬间、考えていたことが雾散してしまう。

「……あんっ?」
「くすっ……女の子みたいな声?」

凉叶さんは、左手の亲指と中指で僕の乳首を直接つまみ、人差し指でこね回しながら、右手では再び耳をこしょこしょと擽ってくる。
さらに首筋を舌で尝め回され、僕は快感に闷える。
もう僕は、全身が性感帯のようになってしまい、服の中で肌の上を滑るように爱抚してくる指一本の动きだけで、ビクンビクンと感じてしまう。
大きく张り诘めた股间のテントは、触られてもいないのにギンギンに勃起し、先走り汁がズボンに大きな染みを作っている。

じゅぷっ、ちゅう、ぐちゅっ……

艶めかしく蠢く舌は、时々首筋から唇、再び耳、と场所を移しながら、僕を舐め溶かしていく。
やがて凉叶さんはベッドから降り、僕の前方にかがみ込むと、僕が着ているシャツを大きくたくし上げる。
何をされるのかと思っていると、凉叶さんの唇が、僕の右乳首に狙いを定める。

じゅぷっ?

「ぅあぁぁっ……!」

やわらかい唇が、乳首にしゃぶりついてくる。
乳首を袭うあまりの快感に、僕は甲高い声を上げ、弓なりに体を反らせて仰向けにベッドの上に倒れこんでしまう。
凉叶さんは僕をベッドに押し倒すようにのしかかると、僕の両手首を抑えつけ、胸板に顔を埋め、まだ秽れを知らない僕の乳首に吸い付いてくる。

じゅぷ、じゅるっ? れろっ?れろぉっ?

「ぅあっ? はぁっ?……んんああぁぁっ??」 内容来自

服越しに指で擦られるだけで気持ちよくなっていたのに、直接舌で舐められる快感は刺激が强すぎた。だが强すぎる快感から逃れようともがいても、上に乗られ、抑えつけられているので、逃げられない。
右乳首の次は左乳首をしゃぶられる。
左を舐められている间、もう一方の右乳首の方は、凉叶さんの唾液で滑りの良くなった状态で、细い指先でクニクニとこねくり回される。
左、右、左、右……と交互に乳首を袭う至福の快感の波に、僕は手足をピンと伸ばしベッドシーツを掴んでなんとか耐えていたが、やがて头が真っ白になってしまい、凉叶さんの淫らな舌使いに溺れてよがりまくる事しかできなくなる。

やがて、乳首を苛めていた右手が、するすると胸板から腹部、下腹部へと降りていく。
これまでお预けにされ、いよいよはち切れんばかりに股间で主张していた僕のペニスが、ズボン越しにそっと握りこまれる。
その硬さを确かめるように优しく、どこまでも优しく、にぎにぎと力を入れたり抜いたりする凉叶さんの手技は极上で、僕はもはや抵抗する意思も失ってしまい、射精すること以外何も考えられなくなっていく。
これまでの、指と舌を巧みに使った前戯で、今まで経験したこともないような未知の悦楽に散々昂ぶらされていた僕は、固い布に覆われたズボン越しに性器を触られている感触だけで、もう达してしまいそうだった。

……だめだ、もう……出るっ……!

しかし。
突然、凉叶さんはピタリと责めの手を止める。 本文来自

「今日はここまで、かな……」

「……えっ……!?」
「あまり一気にシてあげるとショックが强过ぎるから……ね?」
唐突に访れた终わりに、僕は唖然とする。
眼も眩むようなテクニックに诱われて、天国の目前まで连れて行かれていた僕の意识が、スッと地上に引き戻されたような気がした。

「この続きは、また今度ね。」
凉叶さんは僕の体から离れて、
「……たっぷり可爱がってあげる。今度は、こっちを特に念入りに……ね?」
そういうと、盛り上がった股间を最后にもう一度、人差し指でつーっとなぞり上げる。猛り切った僕の分身は、それだけで、またビクンと反応してしまった。



结局、その后は本当になにもされず、あっさりと部屋に返されてしまった。
部屋に戻り、引っ越しの荷物も片付け切っていない自分の散らかった部屋が视界に入ると、急に现実世界に帰ってきた感じがした。
今日の出来事は、本当に现実に起こったことなんだろうか。
梦でも见たのではないかと自分を疑いたくなる。
会ったばかりのお姉さんにキスされ、耳をしゃぶられ、乳首を弄られ、そして……

お姉さんから一方的にされた行为とはいえ、大切な彼女がいる身で、诱惑を断り切れなかったのもまた事実だ。
犯してはならない罪を犯してしまった気分で、僕は自己嫌悪に陥る。

……とりあえず、今日はもう寝よう。
いつもならこの时间帯には麻友と电话するのが日课なのだが、今日は合わせる顔がない。
电気を消し、ベッドに横になると、ぐったりと疲れきった体がマットレスに沈み込んでいく感触が心地よい。
すぐに眠れるかと思ったが、目が冴えてなかなか眠れない。
目を闭じても、凉叶さんの顔と、ついさっきまでされていた事が次から次へと苏ってくる。
射精を目前にしながらお预けを食らってしまった僕の息子は、まだ硬さを保っており、ピクピクとカウパー液を垂れ流している。
下着の上から自分でそっと触ってみると、お姉さんにやわやわと、优しく触られた感触を思い出す。
もどかしくてたまらなくなり、僕はとうとう自分で自分の性器を弄りだす。
凉叶さん、凉叶さん……
僕は横になったまま、枕元にティッシュのボックスを引き寄せる。

いつもなら、大好きな彼女……麻友の事を想いながらやっていた自慰行为。
僕は、何をやってるんだ。
彼女ではなく、まだよく知らない隣のお姉さんの事を考えて……こんな……
いけないと思いつつも、一度动かし始めた自分の手を止めることができない。

(……たっぷり可爱がってあげる。今度は、こっちを特に念入りに……ね?)
凉叶さんに言われた最后の言叶がいつまでも耳に残り、たっぷりと可爱がられる自分を想像し……そのまま僕は果ててしまうのだった。



それからの数日间。
僕は何となく隣の部屋が気になってしまい、お姉さんの部屋の前を通るたびに玄関のドアをチラっと振り返ったり、部屋の中でも隣に闻き耳を立てたりした。
この物件の壁が薄いというのは本当で、夜になるとドアが开く音や、时々洗濯机や水道の音といった生活音が闻こえたりして、部屋にいることは分かったが、だからといって何が起こるわけでもなかった。
あれ以来、彼女の麻友のことより、凉叶さんの一挙手一投足が気になってドキドキしている自分に気付き、僕は自分に嫌気がさしていた。 copyright
僕はいつまで凉叶さんのことを考えているんだ。
あの时の凉叶さんは酒に酔っていた。一时の気まぐれで游ばれただけなのに。

しかしそんなある日。
もう夜の10时を回ろうかという顷、自室でゴロゴロと横になっていると。
何やら、どこからともなく、押し杀したような声が闻こえる。

「……っ?」
「…………だよ?…………くん……?」

隣の、凉叶さんの部屋から、何やら闻こえてくるようだった。

「……ダメっ……! す……さんっ……? きもち……い……」

この会话は……?
僕は思わず飞び起き、隣室に面する壁に耳を押し付け、息を潜めて闻き耳を立ててしまう。

「……あはっ?相変わらず、乳首が弱いね?」
「凉叶さん……? イキたい……? いつもの……シて……くださ……?」

はっきりと闻こえた。
声から想像するに、凉叶さんと、僕と同じくらいの年齢の男の声だ。
隣で、僕くらいの若い男子が……凉叶さんと、情事に耽っている……?

「じゃあ、いつもみたいに四つん这いになって?……これで、どうかな?」

「……あっ?あっ?……凉叶さんの手っ……気持ち、良すぎてっ……?」
「ほうら、我慢しなきゃダ?メ? まだ、始めたばかりでしょ?」
「あああそれダメっ!出るっ!出ちゃうっ……?」

最初は彼氏かと思ったが、それにしては男の方が、一方的にされるがまま、といった様子だ。
この间の僕と同じではないか。凉叶さんは、僕以外にも若い男の子を捕まえて……いやらしい事をしているのだ。
それも、会话の内容から察するに、今日が初めてではなさそうだ。

「イクっ!イクっ!イクうううう……っ?」
「あーあ?こんなに出しちゃって……我慢しなきゃダメって言ったでしょ?」

ムクムクと、僕のペニスが大きくなっていく。
こないだの僕は、耳や乳首を责められはしたが、射精まではさせてもらえなかった。
しかし、今日の男の子はどうだ。四つん这いにされて、最后まで、性器を扱かれて……射精までさせてもらって。
……あの凉叶さんの绮丽な手で、ペニスを最后まで扱いてもらったら、どれだけ気持ちいいんだろう。
僕の胸に、羡望、そして嫉妬のような、得体の知れない黒い感情が持ち上がってくる。

「ほら、まだ出るでしょ……こっちはどうかな?」
「ああだめっ……そんなとこ……触られたら……あああっ?イグッ? いくうううう?」
「あはは?すごーい? 今日は一杯出るね……?」

声を聴いているだけで、自分のペニスはもうガチガチに硬くなっている。
忘れようと思っていた记忆が、怒涛のように苏ってくる。

……ぼくも、ああなりたい。

僕の头の中に、どす黒い欲望が首をもたげてくる。
考えちゃダメなのに。
麻友のことを想って、なるべく考えないようにしていた凉叶さんとの「行为」の妄想がどんどん広がってくる。
どうして、ぼくは寸止めで……彼は、最后までしてもらえて……

隣室からは、まるで僕に闻かせようとでもしているかのように、男女の矫声が响き続ける。
いつの间にか僕の右手は、自分の性器を握りしめていた。
闻こえてくる凉叶さんの声と、顔も知らない男の子のよがり声をオカズに。
自分が四つん这いにされて、凉叶さんに后ろからペニスを握りしめられてグチュグチュと扱かれる光景を想像しながら、己のペニスを扱き始めてしまう。
だめだ、だめだ、こんなこと……

しかし自慰を始めたは良いものの、どうも物足りない。
それはそうだ。この间、あれだけ凉叶さんに全身を使って耳を、乳首を责められて。
あんな気持ちの良い体験を一度覚えてしまったら、もう忘れられない。自慰で満足できるはずもない。
ましてや、今隣でされているように、凉叶さんの柔らかい手で扱いてもらうのに比べれば……
自分の手では、もう満足できない。

……羡ましい、うらやましい……!
ぼくも、ぼくもっ……
凉叶さんに、思い切り、扱いてもらいたい……



それから数日后の金曜日だった。
そろそろ夜の9时を回ろうかという顷。
いつも通り麻友に电话をかけようかと思っていた时、突然部屋のインターフォンが鸣る。
こんな时间に来客なんて、心当たりがない。 本文来自

「はい?」
「……こんばんは、大神です」
凉叶さんだ。
ドキンと心臓が跳ねる音が、インターフォンを通じて外まで闻こえたような気がした。

慌ててドアを开けると、白いブラウスに黒いミニスカート、小さなバッグを抱えた凉叶さんが立っていた。
仕事から帰ってきたばかりといった出で立ちだが、石鹸の良い香りがする。シャワーを浴びて来たのだろうか。

「……こんばんは、遅くにごめんね。ちょっと、上がってもいいかな?」
「えっ! ……え、ええと……」
僕は口ごもる。心臓の鼓动が早くなる。
别に、部屋に上げるだけなら、特に断る理由はない。こないだは僕のほうが凉叶さんの部屋にお邪魔したのだから。
だが……部屋に上げただけで、终わるとは思えない。
先週、部屋にお邪魔した结果、どうなったのかを思い出してしまう。

それに加えて、先日、隣から闻こえて来た声の记忆も苏ってくる。
男の子のよがり声と、今のOLらしい格好をした凉叶さんからは想像も出来ないような、艶っぽい声。そこで行われていた行为。
このまま、僕が凉叶さんを部屋に上げたら……?

ダメだ、家に入れてはダメだ。
また、彼女を裏切ることに、なりかねない。

しかしそうは言っても、こないだ凉叶さんの部屋に上がっておいて、ウチには入るなとは言いにくい。
そもそも、僕が胜手にエッチな妄想をしているだけ、という可能性も捨てきれない。
头の中で、いろんな考えがぐるぐると回る。

ああでもないこうでもない、と僕が逡巡していると、无言は肯定、と受け取ったのか、
「それじゃ、お邪魔しまーす?」
凉叶さんはまた、僕の返事を待たずに部屋に入ろうとする。

「あっ、その……っ 今日は……っ!」
慌てて呼び止めようとすると。
部屋に入ろうとしていた凉叶さんが急に振り返り、僕のほうに一気に体を预けてくる。
ふわりと、いい香りがしたと思うと、ドアを支える腕を軽く握られ、耳元に口を寄せてきて。

「……こないだの続き、しなくていいの?」

耳元で嗫かれたと同时に、白い手が僕の太ももに添えられ、するりと抚でられる。
その瞬间、僕は全身から力が抜けてしまった。
こないだの続き。こないだの続き……。

(この続きは、また今度ね。……たっぷり可爱がってあげる。今度は、こっちを特に念入りに……ね?)
前回言われた言叶、この一週间、忘れようにも忘れられない言叶が、头の中に反响する。 内容来自

もう疑いの余地はなかった。凉叶さんは、僕を诱っているのだ。
こないだみたいに。いや、ひょっとすると今度は、昨日の男の子のように。
梦にまで见た、凉叶さんの绮丽な手で、たっぷりと搾り取られる情景が头に浮かぶ。
凉叶さんを部屋に入れたが最后、昨日の男の子みたいにされてしまうんだ。

シャンプーか香水か、大人の女性の良い香りがする。
仕事から帰って、軽くシャワーを浴びて、準备は万端といった感じだろうか。少し濡れた黒髪が、色っぽい。

昨日の男の子みたいに……
されたい。されてみたい。
いやだめだ、そんなことになると分かってて部屋に招き入れたら、今度こそ浮気だ。
今度こそ断らないと……

同じ考えが头の中をグルグル回っているだけで、ちっともまとまらない。
そんなことを考えているうちに、玄関のドアが、バタンと音を立てて闭まる。
凉叶さんの细い腕が伸びてきて、カチャリと键がかけられる。
そのまま、腕が僕の背中に回り込んできて、抱きしめられる。
大きな胸が僕の目の前で柔らかく溃れる感触、白いブラウスの首元から覗く魅惑の谷间。
凉叶さんの一方の手が僕の手首を掴んで、指先で手の甲をなぞってくる。
もうそれだけで、僕の头の中は电気ケトルのように沸腾してしまい、股间がむくむくと大きくなり始める。

「……来て」
お姉さんは手际よく僕の手を引き、リビングの方に僕を连れ込む。
部屋を绮丽にしておくんだった、とか、余计なことを考えているうちに、ベッドの上に座らされる。
横に并んで座った凉叶さんが、室内用の半ズボンを履いていた僕の露出した膝の上に手を置くと、膝から太ももへと指先が滑る。
さらに半ズボンの中へと手が入り込んできて、太腿から腿の内侧、脚の付け根へと、敏感な部分を优しく何度も抚でまわされる。
僕の头の中はお姉さんの妖しい手つきのことでいっぱいになってしまい、背筋がゾクゾクッと震えてしまう。

「またすぐ来てくれると思ってたんだけど……こないだの约束、忘れちゃったかな?」
忘れるわけがない。
この一週间、ずっとお姉さんのその言叶が耳から离れなかった。

「続き、しようね」
隣に腰かけた凉叶さんは、僕を抱きしめ、一気に顔を近づけて、キスをしてくる。
唇と唇が重なり、凉叶さんの舌が僕の口内に侵入してきた瞬间、僕は魅了魔法にかけられたみたいに、思考が真っ白く飞んでしまった。

テンテンテンテンポロロン?

スマートフォンから、何やら着信音が鸣る。 copyright
いつもなら彼女と电话する时间だ。きっと、麻友から……
そこまで考えて、あとは僕の口内で蠢く艶かしい舌の动きのことしか考えられなくなる。

凉叶さんは惯れた手つきで、僕の来ていたシャツを脱がせる。
しなやかな手で頬から颚の下、首筋を慈しむように爱抚すると、その动きは首筋から锁骨、胸板へと少しずつ下がっていく。
その细い指先が僕の乳首に到达すると、トン、トンと乳首の先端をノックする。
僕はその微弱な刺激だけでも、ビクン、ビクンと身体を震わせてしまう。

「あ、あっ……?」
「まだ何もしてないよ?こないだのこと、思い出しちゃった?」
凉叶さんが楽しそうに耳元で嗫く。
凉叶さんは僕の背后に回ると、脇の下から両腕を通す。
両手の滑らかな指先が、焦らすように、乳首の周りでクルクルと円を描く。
やがて、その细い指先が、僕の乳首に到达してーー



この日も僕は、凉叶さんに、嫌と言うほど责められた。
先週と同じように、性器には一切触れてもらえず、射精もできないまま、乳首や首筋、耳といった弱点を丹念に责められる。
すっかり性感帯を开発されてしまった僕は、凉叶さんに触れられるたびに全身をビクつかせて、哀れな声を上げてアンアンと喘ぐ事しかできなかった。

「……そろそろ、いいかな?」
ついに、パンツが脱がされる。
凉叶さんの手が僕の太腿の方に降りてきて、普段はパンツの中に隠れている足の付け根の内侧、今まで他人に触られたことのない敏感な部分を、さわさわと执拗にくすぐってくる。
お姉さんのすべすべとした指先とつるつるの爪が僕の肌に触れるか触れないかの絶妙な感触が気持ちよすぎて、僕は脚をバタつかせて逃れようとするが、凉叶さんの绮丽な长い脚が络み付いてきて、动くことができない。
力で胜る僕が本気を出せば逃げられるのだろうけれど、ここまでの前戯で僕は四肢から力が抜けてしまっていたし、その余りの気持ち良さに逃げる気力すら夺われていた。

しかしいつまで待っても、凉叶さんが触れるのは股间の周囲だけで、决してペニスには触れてもらえず、ギンギンに反り立った肉棒がビクン、ビクンとむなしく脉打つ。
発射の瞬间を今か今かと待ちわびながら、何时までたっても絶顶を迎えられないその先端からは、粘着质で透明な涙がダラダラと溢れている。

「さわってっ……さわって……くだっ……さい……っ?」
僕はもう、一刻も早く射精したいという欲望に胜てなくなり、思わず恳愿してしまう。

「……どこに触って欲しいの?」
「う……その……ぼくの、僕のっ……」
「……イきたいの?」 copyright
イきたい。イきたいに决まっている。
しかし、それをはっきりと口にするのは惮られた。
僕の头の中に、麻友の无邪気な笑顔が浮かぶ。
彼女がいるのに、ほかの女の人にイカせてもらいたいだなんて、言えない……!

「イかせてあげてもいいよ……ただし……」
凉叶さんは、意味ありげに笑う。

「私の、ペットになるって约束してくれたら、ね」
「ぺ、ペット……?」
「そう、ペット。毎日、私に可爱がられて、射精するの。そのうち、射精することしか考えられない私だけのワンちゃんにしてあげる……?」

ペット。
その単语を闻いた瞬间、これまでの経纬全てが腑に落ちた。
そうか。先日、隣から闻こえてきたよがり声。あの男の子は、凉叶さんのペットにされてしまった子なんだ。
凉叶さんに决して逆らえないように、夜な夜な、躾けられて。男としての尊厳を失ってしまった代わりに、思う存分射精させてもらっていたんだ。
そして僕も、その候补。ここで颔けば、同じような目に……

だけど、ペットだなんて。
流石に、抵抗があった。
凉叶さんが、危険な女性だということはもう分かっている。
このまま言いなりになっては、取り返しのつかないことになる気がした。

それに……ここでやめておけば、まだ、麻友とやり直せると思った。
そうだ、もう终わりにしよう。ペットになんて、なりたくない。
ここまで一时の快楽に流されてしまったが、もうこれ限りにすれば。
麻友にも何も言わなければ、伤つけることもない……。
僕はまだ、少しだけ残っていた理性をフル回転させ、冷静な判断を下した。

「い、いやです……ペット、だなんて……!」
「……ふふ、そうだよね。分かった、无理にとは言わないわ」
スッと、凉叶さんの手が僕のペニスから离れる。
射精を求めてわななくペニスが、ビクンと切なげに跳ねる。
一瞬、后悔の念が脳裏をかすめるが、必死に自分を律する。
これでいい、これでいいんだ……!

「……みんな最初はそう言うの。だからキミも……」
一旦は离れたはずの凉叶さんの细い人差し指、中指、薬指の3本が、再び阴嚢を包み込むように添えられて。

「……こうしてあげたら、気が変わる、かな??」
裏筋に沿って、竿の根本から亀头までをゆっくりと抚で上げてくる。

つぅーっ。

たったそれだけの刺激で。
ペニスが一回、ぶるんと震えたと思うと。

「…………あっっ!?」

ぴゅっ。

铃口から、少量の精液がじわっと渗み出してくる。
……甘イキ、してしまったのだ。
ここまでの燻されるような焦らしに爆発寸前だった僕のペニスは、予想外のタイミングでの一抚でに、耐えきることができなかったのだ。
だが、それは僕が期待していたような射精ではなかった。
しっかりと最后まで手で扱いてもらえたわけでもなく、中途半端な快感に身闷えするような、异常な射精。
凉叶さんの男の弱点を知り尽くした絶妙な指使いによって、僕は本当の絶顶の悦びをお预けされたまま、漏れるような射精を味わうことになったのだ。

「あ……あ……」
白い精液が、だらだらと竿を伝って流れてくる。
出したい。最后まで出したい。
一度は理性が胜ちかけていたのに、ほんの少量の精液を『お漏らし』させられてしまった僕は、もっと思い切り射精したい欲望に囚われてしまう。 内容来自
あと、ちょっとだったのに。
あとちょっと扱いてもらえば、最后まで気持ちよく射精できたのに。
もうすぐ絶顶を迎えることができたはずの僕の股间の拳铳は、弾丸一発分の精液のみをどろっと吐き出してはみたものの、まだ何発もの残弾を残し、物足りなそうにびくびくと痉挛している。

「いっ……イかせてっ……?」
先ほどまでの、これで终わりにしようという决意はどこへやら、僕は情けない声で射精を恳愿してしまう。
凉叶さんの指がぞろりと竿を这い上がっていった时の甘い快感がいつまでもペニスに残り、その上で完全には絶顶出来なかった物足りなさが、僕を狂わせる。
すると、その言叶を待っていたかのように、凉叶さんは五本の指をペニスの周りにぬるりと巻き付けてくる。
铃口から垂れ流される白い粘液をまとわりつかせて、性器の奥底にまで快楽を刻み付けるがごとく、指の一本一本が别の生き物のように蠢き、ペニスにまとわりついてくる。

にゅるにゅる、にゅるにゅるっ?

「……っアっあっ??」

僕の口からだらしない声が漏れる。
イかせてもらえる、今度こそ、絶顶できる……そう思ったが、そんなに甘くはなかった。
さっきはすぐそこまで来ていた射精感が、なかなかやってこないのだ。
今まで味わったことのないような、じんわりとした甘い快感がじわりと股间を袭う。

「なっ、なに、これ……?」
「うふふ、甘イキは初めてかしら?……これからずーっと、気持ちいいのが続くよ……?」
先ほどの甘イキで少量の精液を漏らしてしまったせいで、僕のペニスは絶顶するでもなく、さりとて絶顶しないでもなく……じわじわとした、もどかしい快感に包まれていく。

もし仮に精液を完全に出しきった后……通常の射精を终えた后ならば、ペニスに刺激を与えられてもそれほど快感を感じない。
逆に、全く射精をしていなければ今の刺激だけですぐに絶顶してしまっていただろう。
だが、先ほどの甘イキのせいで、僕のペニスは勃起状态のまま、简単に射精できない状态になっていた。
白くて细い指がペニスを滑る感覚が気持ちよくてたまらないのに、精液を完全に吐き出すことが……できない。

にちゃっ、にちゃっ、ぬちゅっ……

「あッ?ああッ? ……それダメっ……アッ?アッ??」
声が、抑えられない。
焦らし地狱は终わっていなかったのだ。
むしろ、一度イきかけた分、快感が倍増している。
今までとは比べ物にならない快感が全身を袭う。

ぬっちゅぬっちゅ、ぬっちゅぬっちゅぬっちゅ?

手で扱くスピードが上がってくる。
凉叶さんは、嗜虐的な笑みを浮かべ僕を见つめながら、男の急所を手で责め続ける。
凉叶さんはわざと僕を一旦甘イキさせたのだ。
いつまでも终わらない快感で僕を缚り、僕の口から直接、絶対に逃げられない服従の言叶を引き出すために。

にゅるっぬちゅっ?にゅるっ、ぬちゅうう?

「あっああっあああああっ???」
思考が桃色に染まり、目が霞み、口の端からは涎が溢れる。
全身から力が失われ、自力で体を支えることができなくなり、背后から僕を抱きしめる凉叶さんの柔らかい体に全身が沈み込んでいく。
凉叶さんに体を支えられながら、延々と凉叶さんのテクニックを凝らした手淫を受け続ける。
僕のペニスは通常なら既に絶顶しているラインを超え、限界を超えた快楽に晒され続けていた。
射精寸前特有の、甘く痺れるような切ない快感。いつもなら射精の絶顶とともにあっという间に消えてしまう最高の瞬间、天にも昇っていくような感覚が、凉叶さんに手コキされている间、いつまでも终わらない。
细い指が僕のペニスを扱き上げるたびに、铃口からは精液まじりの我慢汁がとめどなく溢れてくる。
それなのに僕は完全にイくことができず、精液まみれの白い指にぐちゃぐちゃにされながら、ただひたすら切ない快感が僕の脳随に送り込まれてくる。

にっちゃにっちゃ?にっちゃにっちゃ?

やがて、ようやく射精の冲动がジワジワと立ち上って来る。
とうに限界を超えたペニスが、今や遅しと最后の瞬间を待ちわびる。
イくっ、今度こそ……

「ああイグっ、イくっ、イっちゃう……!」

しかし、またもそこでお姉さんの手がピタリと止まる。

「だーめ?」
「ああっ……そ、そんなっ……」
「私のペットに、なる?」
「う……それはっ……」
ダメだ、ペットになるなんて、いやだ。
いやだけど、射精したい。出したい。でも、でも……谁か、助け……

少し経つと、また凉叶さんの细くしなやかな指が、柔らかく络みついてくる。
先端から溢れる粘液を亀头に涂りたくり、グニュグニュと揉み込む。棹の先端から根元まで5本の指をヌルヌルと滑らせながら、僕をじわりじわりと逃げ场のない袋小路に追い诘めていく。

にちゃっ? にっちゃにっちゃ、にっちゃあ………?

「あぁダメっ…僕…おかしくなっちゃう……っ?」
「おかしくしてあげてるのよ……オチンチン、バカになっちゃうまで……そうして君も、私に気持ちよーくして贳う事しか考えられない、可爱くておバカなペットちゃんになっちゃうの……?」

僕の脳内に再び、隣の部屋から闻こえた男の子の声が再生される。
四つん这いになって凉叶さんに责められ、扱かれ、従顺なペットに成り下がってしまった男の子の、嬉しそうな鸣き声。
彼もきっとまた、この躾をうけたのだ。
凉叶さんの手と口といやらしい身体による、决して逆らうことのできない躾を。

にちゃっ? にちゃっ? にちゃっ? にちゃっ?

「アッ?あっ? ああああぁぁぁ……」

………
……



にちゃっ? にちゃっ? にちゃっ? にちゃっ?

「……ぁ……ぁ……」

一体、どれほどの时间、责め続けられただろう。
一定のリズムで上下しては絶妙なタイミングで止まる凉叶さんの魔法の手によって、もう何度目かも分からない、気が远くなるほどの寸止めを受け。
僕の顔は悦楽に蕩け、目は霞み、开きっぱなしの口の端からは涎が溢れ、下半身の血流は全て股间のシンボルに集まって、もう、立ち上がろうにも足腰が立たない。
もはや正常な思考ができなくなった僕は、とうとう気持ちよさに负けて、败北の言叶を口にしてしまう。

「なるっ……ペットに、ペットになりますっ……?」
「ふふっ……?契约、成立ね。それじゃあ……イかせてあげる?」
ついに射精の许可が下りる。
やっと、絶顶を迎えることができる。僕の心に、喜びが溢れてくる。

「じゃあ、こっちに来て」
凉叶さんはバッグの中から小さなシーツのようなものを取り出すと床に敷き、僕をそこに座らせる。 本文来自

「ペット用のシーツよ。これからペットちゃんがお漏らしするから、床が汚れないようにね? それと、少し乾いてきちゃったから、最后はこれを使おうかな……」
お姉さんはバッグの中から、何やら液体の入ったボトルと円筒状の物体を取り出す。

「これ、何だかわかる?……ローションと、オナホール?」
大人のオモチャ。エッチな动画で见たことがある。
もちろん现物を见るのは初めてだが。

「このローションをこの中に、タプタプーっと入れて……ふふ、もう分かったでしょ?」
「あ……あ……」
凉叶さんが指を二本揃えて、オナホールの中に抜き差ししてみせると、粘ついた液体が指に缠わり付き、テラテラと妖しく光る。
……あの中に僕のペニスが入れられてしまうのだ。
一体どうなってしまうのか、想像もつかなかった。

「オナホールって女の子の大事な所に似せて、作ってあるのよ。……私の中に挿れるのを想像しながら、気持ちよくなってね?」
凉叶さんが左手で僕のペニスを支えて、右手でオナホールの口を僕のペニスの先端に当てがうと、入り口からドロリと粘液が垂れ落ちてくる。
これから何をされるか理解したペニスが、ぶるんと震える。
入り口の柔らかい素材がムニュリと亀头に触れる感触だけで、この中に入れたらもう、耐えられないだろうことを察する。

「あっ、これっ?だめえ……?」
「……挿入?」
凉叶さんが、一気に手を下ろす。

ぐっちゅうぅぅぅ?

「あ……!がっ……!!??」
想像をはるかに超えた快楽が、性器から脊髄を伝って脳天を直撃する。
僕のペニスを袭う快感はとっくに临界点を超えていたが、何度も寸止めされていたせいで感覚が麻痺し、うまく射精することができない。
凉叶さんはそれをいいことに、容赦なくオナホールを上下させ、僕を快楽の无限回廊に诱っていく。

ぐちゅぐっちゅ?ぐちゅぐっちゅ?

「はっ?はっ?はっ?はっ?」
僕は身体を弓なりに反らし、天を仰ぎ、敷かれたシーツを握りしめて快感に耐える。
开きっぱなしの口からは涎が垂れ、喉からは声なのか呼吸なのか分からないような音を出すのがやっとだ。

と、愉しそうに僕を责めていた凉叶さんが急に手を止めて、口を开く。
「……ねえ君、最近彼女出来たんだったよね?」
「……っ!!」
心臓が止まったかと思った。
快楽に溺れ、真っ白に染まっていた头が急に像を结び始める。

ぐちゅっ?ぐちゅっ?ぐちゅっ?

ペニスがホールの内侧のやわらかい襞とこすれ合い、粘着质な音を立てる。
ホールの先から、暖かくなったローションがどろりと零れ落ちる。

「あっ?あっ?あっ?」
声が漏れる。
一度理性が戻りかけた僕の目は再び欲望に浊り、口の端からよだれが零れる。
麻友への罪悪感を感じておきながら、股间を袭う気持ち良さに胜てなくなってしまう背徳感がゾクゾクと立ち上ってきて、癖になってしまいそうだった。

「彼女に黙ってこんなエッチな顔しちゃって……悪いと思わないの?」
悪いに决まってる。
まだ彼女にも、こんな姿を见せたことがないのに。
本当はこの新居で、麻友との仲を进展させ……やがては初めての夜を迎えるのが目标だったのに。
会ったばかりのお姉さんに、耻ずかしい姿を晒して。
いけない事をしていると、思ってるのに、もう身体がいうことを闻かない。
凉叶さんに与えられる快楽の虏になってしまった僕は、もはや自分の意思で抜け出すことが出来なくなっていた。

「ううっ?ごめ……?ごめんなさいっ?ごめんなさい……っ??」
この谢罪は、谁に向けられたものだったのか。
凉叶さんに诘られることへの谢罪か、彼女への谢罪か。

「伦理観ゼロのダメダメくんには、お仕置きしないとね??」

ぐちゅっ?ぐちゅっ?……ぐちゅぐちゅっ?ぐちゅぐちゅっ?

凉叶さんの手の动きが徐々に激しくなる。

「あっ?あっ?だめえ……?」
「ペットだから、浮気にならないとか思ってない?ダメだよ、そんなの……射精しちゃったら、それは浮気? 浮気したくなかったら、我慢しなきゃ……?」 copyright
図星を突かれて、僕はギクリとする。
凉叶さんは、浮気の罪悪感を僕に感じさせた上で、僕を射精させるつもりなのだ。
ただ気持ちよくなるだけなんて、许されない。
罪悪感と背徳感を感じたまま僕に絶顶を迎えさせ、快楽に抗えない従顺なペットとして躾けるために。

「射精しちゃいそうだね?彼女ちゃんを裏切って……?でもしょうがないよね?君はペットだから、おバカなワンちゃんだから、仕方ないね……?」
先ほどの厳しい言叶の后、今度は僕を许すような甘い言叶。
饴と鞭の巧みな使いわけで、僕は凉叶さんの望み通りに调教されていく。
そうか、ぼくはペットなんだ。気持ちよくなることしか考えられない、おバカなワンちゃん。
仕方ない、仕方ないんだ。

「ほらほら?裏切り射精しちゃおうね~? ……ふふ? 彼女ちゃん、かわいそう……?」

凉叶さんは、いよいよ僕から精を搾り取るための动きを见せ始める。
オナホールをグッと降ろした先からわずかに除く亀头を、柔らかい掌でぐりぐりと擦り上げる。
时々ホールを外し、しなやかな指先を使って直接ニュルニュルと揉みしだいてくる。
凉叶さんの滑らかな女の柔肌が、ローションでヌルヌルにされたペニスの表面を滑る刺激は极楽としか言いようがない。
女性器を模したオナホールに搾り上げられる强烈な快感と、つるつるとした手淫の优しい触感が交互にペニスを袭う。

さらに、空いた右手が、右乳首に袭い挂かる。
细い指先が、すっかり性感帯にされてしまった乳首をコリコリとこね回す。
左耳に、舌が入り込んできて、耳の中をグチュグチュと犯される。
先日开発された乳首と耳を责められながら、同时にペニスを扱かれると、前回与えられた快感の记忆と今の快楽がごちゃ混ぜになり、その相乗効果で僕はいとも简単に射精の直前まで追い诘められてしまう。

「あっ!?だメッ! 出ちゃう……出ちゃうよおおっ!??」
「まだ谁にも见せたことのない顔、私に见せて?まだ一度も、大事な彼女ちゃんにも出したことのない君の精液……いっぱい出して?」
大切な彼女を裏切って他の女性に射精するという、背筋がゾクゾクと痺れるような背徳感をこれでもかと感じさせられながら、僕は最后の瞬间を迎える。

「うあっ!あっ?あっ?いぐっ?いくうううう??」
「ほーら、おねえさんの手で……イッちゃえ???」
この言叶が、最后の引き金になった。

どぴゅっ!
どぴゅぴゅぴゅぴゅ!どくどくどく……!

精子が、喷水のように喷き出してくる。

「あーあ?射精しちゃった~?? ……浮気确定だね???」
耳をしゃぶられながら凉叶さんに嗫かれ、浮気の罪悪感を植え付けられながら、絶顶する。
凉叶さんは、ホールを器用に使って、追い打ちをかけるように僕の性器を扱き上げる。

ぬちゅっ?ぬちゅっ?

「やっ??やだっっ?いやだああっ? ……んあああああっ??」

どくっ、どくっ……

精液とローションが混ざってぐちゃぐちゃになったオナホールの中で、僕はペニスをめちゃくちゃに扱き立てられる。
焦らされに焦らされ切ったペニスを执拗に搾り上げられると、次から次へと精液が吹き上げてきて、その体験が心に焼き付き、僕の脳を桃色に犯していく。

「はあっ?はあっ?」

热がまだ収まらない身体を収めようと荒い息をつく僕を、凉叶さんは背后から优しく包み込むように抱いている。 copyright
じゅぽっ……と音を立ててオナホールが外され、外の冷たい空気に触れたペニスに、左手がゆっくりと络みついてきて、残った精液を绞り出すように扱いている。乳首をいじめていた右手は、僕の胸板を优しく溶かすように爱抚する。
そうされているうちに、徐々に凉叶さんへの爱しさがこみ上げてくる。
僕を堕落した道に引き込む、悪い女性だと分かっているのに、そのいやらしい身体にずぶずぶと、のめり込んでいくようだった。

「……このあと、どうしてほしい??」


身体が、ビクッと震えた。
このあと更に、してほしい事なんて、一つしかないじゃないか……。

僕はあの时の约束通り、このお姉さんにたっぷりと下半身を可爱がられ、本当の彼女にも见せたことのない顔を晒して……とうとう射精までしてしまった。
大切な彼女、麻友を裏切っての射精。
最低の行为なのに、それは病みつきになってしまいそうなくらい、最高に気持ち良くて。
僕は、せっかく麻友のために一人暮らしを始めたのに……隣人の悪いお姉さんの诱惑に负け、淫らなテクニックでメロメロにされて……自ら望んで、ペットになってしまったんだ。
もう、戻れない。もう、逃れられない。それならもっと先に、进むしかない……。


「――オナホなんかじゃなくて、本物のお姉さんの「中」に、挿れてみたい……そうでしょ?」
「……で、でもっ……」
凉叶さんに、头の中の考えを言い当てられる。それでも、まだ仅かに残っている良心が咎めた。
挿れてみたい。それが男性としての本能。
だが最后までしてしまったら……それこそ、もう、言い逃れできない。

「まだ彼女ちゃんのこと気にしてるの?もう、私の身体でイッちゃったんだから、いまさら止めても遅いよ?一度射精しても、二度射精しても、浮気してるのは一绪?」
多分、それはその通りだった。
最后までしてないから、浮気じゃないなんて言い分が通るわけもない。
どうせ、麻友には隠し通すしかないのだ。
だったらいっそ……やること全部やってしまって……
僕の头の中は、徐々に、黒い欲望に満たされていく。
一度射精までしてしまった僕は、その先の背信行为への抵抗感が徐々に消えていくのを感じていた。

僕のペニスはあまりに长时间责められて疲労していたせいか、まだ完全に精液を出しきれていないようだった。
オナホールが外され、凉叶さんの绮丽な指で直接、ゆるゆると揉み解されている僕の男根は、再び大きくなりかけている。
もうここまできたら……最后まで……


………
……



小休止を挟んで数十分后、僕はベッドの上に横たわり、凉叶さんに骑乗位で犯されていた。

パン、パン、パン、パン。

肉と肉がぶつかり合う无机质な音が、狭い6畳のリビングに响き渡る。

凉叶さんが激しく腰を上下に动かすと、僕のギンギンに直立した男根が凉叶さんの女体の中に、出たり入ったりしている光景が见えて、たまらない。
凉叶さんに股がられて、僕は自室のベッドの上で、口をパクパクさせて、快楽にのたうち回る。
いつか彼女と、麻友と一绪に寄り添って眠ることを梦见て购入した、真新しく広いセミダブルのベッドの上で、彼女ではないお姉さんに跨られて、喘ぎまくる。

ぬちゃっ? ぬちゃっ?

「あっ? あっ?」

喘ぎ声が止められない。
凉叶さんが顔を红潮させ、长く黒い髪を振り乱して腰を上下させる。
顔を僕の胸に埋め、僕の乳首にレロリと舌を这わせ、しゃぶり付く。

この1週间で凉叶さんに开発され尽くした乳首と、股间に同时に与えられる快楽で狂ってしまいそうだ。
僕は雄としての本能に従い、腰を动かす。凉叶さんの上下动に合わせ、僕の腰は自然とピストン运动を始める。

「アハッ? 彼女がいるのに、私で童贞卒业なんて、ひどい彼氏さん……?」
「だめっ、言わないで……ダメっ……?」

一度射精しても、二度射精しても一绪。
そう言われて自分もそう思っていたが、それは凉叶さんの巧みな嘘だったかもしれない。
コンドームをつけているとは言え、己の男性器が生まれて初めて女性器の柔らかい内部に迎え入れられ、粘膜が擦れ合う感覚は、何物にも代えがたい快感だった。 本文来自
先ほどの手淫とオナホールだけでも确かに気持ち良かった。だが、こうして肌を重ね合い、身体と身体を繋げ合って、互いに獣のように悦楽を贪るのは、まさに本能的な冲动だ。
生まれて初めて体験するセックスは、一生忘れることができないだろう。僕は、凉叶さんのことがどんどん爱しく、好きになってしまうのを感じた。
もう一生、この人のペットになってしまっても、かまわない……

「凉叶さん……好き、好きい……?」
「ふふ、好きになっていいよ? 私も君が好き? これで君も、身も心も……私のペット??」

凉叶さんの両手が、僕の掌の方へ伸びてきて、爱おしそうに指と指とを络めてくる。
僕は凉叶さんのことが好きになってしまったのに、凉叶さんにとっての僕はあくまでもペットとしての「好き」。
そこにあるのは絶対的な主従関係だ。先ほど僕が口走った「ペットになる」というような口约束だけでなく、こうして身体を繋げることで、凉叶さんは僕のような获物を完全に支配してしまうのだろう。

「顶戴? ……君の、私への忠诚の証……?」
「ああっ出るっっ!? ぼく、ペットに……凉叶さんの、ペットに、なっちゃううう!!??」

どぴゅっ!

その瞬间、僕の若い情欲が、感情が、爆ぜた。

どくどくっ!どくどく、どくっ……

僕の体内に滚る热い冲动が。
ペットとして完全に躾けられてしまった証が。
凉叶さんの中に、注ぎ込まれていく。



元々、初めて会った时から、凉叶さんは僕をペットに加えるつもりだったのだろう。
だから、最初はあえて僕を射精させず、性欲で僕を缚り付けて。
その后、わざと隣室にいる僕に闻こえるように、他の「ペット」との情事中の声を闻かせたのだ。
凉叶さんのペットになれば、どんなご褒美が待っているかを、僕の脳裏に焼き付けるために。

结局その思惑通り、この日から僕は、身も心も凉叶さんのペットになってしまった。
来る日も来る日も、僕は隣の部屋に通い、忠実なペットとしての躾を受ける。
四つん这いにされて、お尻の穴をほじられ、背后からいやらしくペニスに络みついてくる细くて柔らかい指に、乳搾りのように精液を绞り尽くされたり。
大きな胸にペニスを挟まれて、谷间に垂らされたローションで表面をぬるぬるにされ……そのままやわらかな乳房に挟まれ、ムニュムニュと上下に揺さぶられて、喘ぎ声が枯れるまで絶顶させられたり。
まさに僕が羡望し、望んでいた通り。僕はこの世のものとも思えない男の悦びを享受し続けた。

凉叶さんは时々、自ら僕の部屋にもやってきた。
僕は凉叶さんの姿を见ただけで勃起するようになってしまっていたから、なんの抵抗もできず、自室のベッドの上で手足を押さえ付けられて何度も犯された。
またある时は、玄関先でそのままパンツを下ろされて、凉叶さんの生暖かい唇でペニスを咥えられ、じゅるじゅるとしゃぶり尽くされて、腰がガクガクになるまで口内射精したこともあった。

もはや僕は、凉叶さんのことを忘れて生活することなんてできなかった。
何しろ、隣に住んでいるのだ。嫌でもその生活音が闻こえてくるし、油断していると、いつ他の「ペット」との情事が始まるかもしれない。
やがて僕は、本当の彼女である麻友の事よりも、凉叶さんを他の「ペット」に取られたくない、そんなことばかり気にするようになってしまった。 内容来自

――こうなった以上、もう麻友とは别れたほうが良い。
そう思ったが、麻友を嫌いになったわけでもなく、そもそも彼女になんの落ち度もないのだ。
毎晩続けていた彼女との电话は徐々に频度が少なくなっていたが、それでも电话するたびに嬉しそうな麻友の声を闻くたびに、僕の胸は罪悪感と未练で溃れそうになり、なかなか言い出すきっかけが掴めなかった。
彼女と电话しては、その后夜遅くまで凉叶さんに精を搾り取られる毎日。人として最低の事をしている自覚はあったが、凉叶さんとの目眩くような毎日に没头してしまっていた僕は、また今度、また今度と问题を先送りにしていた。
凉叶さんは凉叶さんで、彼女持ちの僕が凉叶さんのテクニックに负けて堕ちていく様を愉しんでいるような节があったし、僕は僕で、恋人がいるのにエッチなお姉さんの诱惑に负けてしまう背徳感、倒错感を感じながら絶顶する快感が癖になってしまっていた。
その快感は麻薬のように徐々に僕の脳を蚀み、僕はもうその悪循环から抜け出せなくなっていた。



そんな生活が2週间も続いた后の、土曜日の昼。

买い物を済ませて部屋に戻った僕は、玄関を开けた瞬间、何やら违和感を覚えた。
足元を见下ろすと、玄関に自分のものではない靴が揃えられている。

……麻友の、靴だ。
どうやって中に……そうだ、合键を渡していた……
最近麻友への连络が途絶えがちになっていた。
だから久々の土日である今日、麻友が家を访ねてくることは十分考えられる事だった。

そう気づいた瞬间、全身が総毛立つような恐怖を覚えた。
考えうる限り最悪の事态が、僕の头を掠める。
この2週间、僕は部屋の中で、毎日のように凉叶さんとの行为に明け暮れていたのだ。
あまりにも频繁だったから、后片付けもせず、缲り返し、缲り返し。
そして、今、麻友に部屋の中を见られて……

僕は玄関とリビングを隔てるドアを、恐る恐る开く。
そこに、麻友がいた。
こちらに背を向けて、ローテーブルの前にちょこんと座って。
僕が帰ってきた音が闻こえているはずなのに……こちらを振り向きもしなかった。

何か声をかけようと思ったが、何を话していいか、わからない。
声が出ない。
そうしているうちに、麻友がゆっくりと口を开いた。

「……翔くん、私に何か、隠していることない?」

その声は、今まで闻いたことがないくらい、暗く、低い声だった。
僕はあまりに突然访れた事态に、目の前が真っ暗になり、一言も発することができない。
口が乾く。目が泳ぐ。
胸の鼓动がどんどん早くなる。
一方で、悪事がバレる时ってこんな気分なのだろうか、と妙に冷静に考えている自分もいる。
黙っていると麻友が続ける。

「……最近あまり电话できなかったから、いきなり来て惊かそうと思ったの。そしたら、部屋が散らかってたから、片づけてっ……あげようって……そしたら……」
麻友の声は、悲しみに震え、最后の方はよく闻き取れない。
胸がズキズキと痛む。心臓が飞び出すのではないかと思うぐらい早钟を打つ。
确かに部屋が少し片付いていて、よく见るとベッドの上に、自分の置いた覚えのないティッシュペーパーが二包み、広げてある。
一つには、どう见ても女性と分かるような长い髪の毛が、沢山集められていて。
もう一つには、使用済みのコンドームが载せてあって。
麻友が、この部屋の中で、见つけたのだろう。

时间が止まったみたいだった。
终わり。终わりだ。
膝が震える。
何か言いたくても、喉が枯れてしまったように何も言叶か出てこない。
なんと喋ればいいかわからない。
言い訳の言叶?谢罪の言叶?
何を言っても、墓穴を掘る。何を喋っても、麻友を伤つける。

麻友が势いよく立ち上がる。
初めてこちらを振り向いたその目は、真っ赤に泣き肿らしていた。
つかつかとこちらに歩み寄ってくる麻友に対して、僕は棒みたいに立ち尽くすことしかできない。

パァン。

目にも止まらない速さで平手打ちが飞んできた。
僕は何もできずに、それをまともに左の頬で受け、よろめいて座り込む。
部屋を出ていく麻友が、势いよく玄関のドアを闭める音がする。
僕は、性欲に流されて、気持ち良い事にうつつを抜かして……大切な彼女を失った。
ローテーブルの上に无造作に置かれた合键を见ながら、これは当然の报いだと、思った。



一时间弱もそうしてボンヤリしていただろうか。
僕は、ふと立ち上がり、ふらふらと、隣の部屋に向かう。

「あら?今日はずいぶん早く……」
玄関を开けた凉叶さんを见るや否や僕は何も言わず、凉叶さんに抱き着く。
やわらかい大人の身体を、いつも以上に强く抱きしめながら。
僕は泣いていた。
麻友との别れが辛い?いや违う、それは当然の结果だから。
ただ、纯粋で何の秽れも知らない麻友を、これ以上ない残酷な方法で深く伤つけたことが辛くて。 copyright
自分のことが憎くて、悔しくて、仕方なかったのだ。
凉叶さんは最初、さすがに惊いていたようだったが、特に何も言わなかった。
ただ、何かを察したように僕の肩をかき抱いて、优しく抱きしめ返してくれる。

……しばらくの间、そうやって抱きしめられながら、背中を抚でられていると。
凉叶さんの口元にスッと笑みが浮かび、意地悪そうに闻いてくる。
「……なんで、大きくなってるのかな?」
凉叶さんの手が、背中から腰、下半身へと下りてきて、僕のズボンの股间のふくらみをそっと抚でる。
……僕の性器は、勃起していた。

凉叶さんは器用にジーンズのファスナーを外す。
白い手が、僕のパンツの中に入り込んでくる。
パンツの中に入ってきた手が、硬くなったペニスを抚でまわし、揉みくちゃにする。
「あ……? 凉叶さ…ん……?」
それだけで、たったそれだけで、僕の性器はもう限界で。
僕は服を着たまま、パンツの中に入り込む凉叶さんの手の中に……どくどくと、射精してしまった。

凉叶さんは僕の手を引き、僕をベッドに连れていく。
そのまま押し倒される。あおむけに倒れた僕に凉叶さんが马乗りになる。
凉叶さんはもう、いつも通り……いや、いつも以上に嗜虐的な笑みを浮かべて、僕を见下ろす。
一気に唇を夺われ、ディープキスされる。
シャツをたくしあげられ、乳首を指先で摘ままれる。

僕の意识はたちまち欲望に浊り、顔にはだらしのない笑みが浮かんでいた。



ああ、ぼくは、どうしようもない、最低の人间だ。

美容院姐姐

「本日担当します白河绫花(しらかわあやか)です。よろしくお愿いしますね」


目を夺われるような美人だった。
漆のように黒く美しいロングヘア、长いまつ毛に大きく澄んだ瞳。
整った顔とスタイルの良い身体に、白を基调とした清洁感のある服が良く似合っている。
美容师さんというと、もっと明るいヘアカラーの、派手めな人を想像していたが、その対极とでもいうか。
年齢は23から25ぐらいだろうか。清楚な、正统派美人、といった印象だった。

见惚れてしばらくボーッとしていたが、ふと我に返る。

「あ……お、お愿いします!」

いかんいかん。今日はこれから彼女とのデートなのだ。
これからは彼女一筋。他の女性に目を夺われている场合ではない。


僕は近所の高校に通う18歳の男子高校生。
最近、人生初の彼女ができた。
名前は由美という。ショートカットの良く似合う、活発な女の子だ。 copyright
中学の时から好きだったのだが、同じ高校に进学することになり、思い切って告白したらOKを贳ったのだ。

それから、学校から手を繋いで一绪に帰ったり、ファミレスに寄ってみたり、楽しく过ごしていた。そして日曜日の今日、初めて休日のデートに诱った。
恋人になったばかりとはいえ、まだキスもしていない。今日はその最初のチャンスだった。バッチリ决めてやる。
だから、普段は行かないようなちょっと高めな美容院を予约してやってきた。


「それではカットを始めていきますね。ご希望はありますか?」
「髪型とかよく分からないので……お任せで、カッコイイ感じにしてください!」
「どこかへお出かけなんですか?」
「彼女とデートなんです、初めての休日デートなのでバッチリ决めていきたくて…」
「あら、それは责任重大ね」
白河さんがクスッと笑う。素敌な、蛊惑的な笑顔だった。

それから僕は、カットの间色々なことを喋った。
初めての休日デートに浮かれていたのだろう。
白河さんに闻かれるまま、付き合ってからどのくらいだの、彼女の好きなところだの、まだキスはしていないだの。
普段なら耻ずかしくて言えないようなこともベラベラ喋ってしまった。
それを闻いている白河さんの雰囲気が、少しずつ変わってきたことにも気づかなかった。



「それでは细かい毛を流して、シャンプーに移りますね。今日は初めてのご来店なので、シャンプーの后ヘッドスパをサービスさせていただきます。こちらの部屋へどうぞ」
なるほど。そんなサービスが付くのか。流石高めの美容院なだけはある。
カットがひととおり终わり、白河さんに移动を促される。 本文来自
ヘッドスパ用の部屋は别室になっており、席は一つだけ。
简易な仕切りもあり、外からは见えない个室のような作りだ。普通はもっと高い料金を取られるのだろう。

案内されたリクライニングチェアに座ると、背もたれが倒されベッドのようになる。
身体に毛布が挂けられて、顔には厚手のタオルがかけられると视界が遮られて暗くなるが、
その间も白河さんはテキパキと何かの準备をしている。
お汤が出されシャンプーが始まる。
「お汤加减は如何ですか?」
「ちょうどいい……です」
他人の手でシャンプーをされるのは、気持ちいい。
特に、白河さんの细く、きれいな指先で头皮をさわさわと刺激されると、妙な快感がある。
なんだか、変なことを考えそうだ。


シャンプーが终わるとタオルで头を拭かれて、背もたれが少し起こされる。
白河さんが僕の头のすぐ后ろにたち、ヘッドスパが始まる。
しなやかな指で、头がマッサージされる。
グッと押したり缓めたり、强弱织り交ぜられ、徐々に気持ちよくなってくる。
正直、白河さんのような绮丽な女性の手で肌を直接触られているだけで気持ちいい。
それに、僕の头が、何かやわらかいものに当たっている。立っている位置から考えて、胸が当たっているんじゃないだろうか。
そういえば、そこそこ大きな胸だったと思いだす。
意识すればするほど、余计に胸の形を意识してしまう。

少し、下半身に血が集まってくるのを感じる。

白い手が、头皮だけでなく、耳のあたりや、顔の周りにも伸びてくる。
耳の横を通るとき、触れるか触れないかぐらいの感覚で耳をくすぐられる。
頬や颚を优しく抚でられたと思ったら、首筋をつうっとなぞられる。
これも、ヘッドスパなのだろうか。
白河さんの顔が近い。シャンプーのような、香水のようないい香りがする。
僕の股间の一物はいよいよ大きくなってくる。まずい。バレてしまわないだろうか。
顔にかかっていたタオルが少しずれる。白河さんの口元が、少し笑っているように见える。

白河さんが僕の身体の横に移动し、ずれたタオルが再度、顔に挂けられる。
视界がまた暗くなり、かえって落ち着く。
ホッと一息ついた次の瞬间。

ちゅっ。

ふわっといい香りがしたと同时に、唇に、柔らかいものが押し付けられるのを感じた。
白河さんの両手が僕の頬に回され、顔が动かないように固定される。
突然のことに、何が起きたかを理解するのに时间がかかる。

(……キス、されてる……!!??)

僕が状况を把握するより一瞬早く、白河さんの舌が唇を割って、ぬるりと僕の口内に侵入してくる。

んちゅっ、ぬちゅっ、じゅるるっ…

舌で舌をなぞられ、濡れた唇で唇を爱抚される。
キスなどしたこともない僕には、强すぎる刺激と快楽。
快感で头がピンク色の霭に包まれるが、
あまりに异常すぎる状况に、反射的に体が飞び起きる。
いや、飞び起きようとした。しかし、起きれない。

(毛布が…重い……!?)

身体にかけられた毛布が动かないのだ。
よく见ると、重くて动かないのではない。リクライニングチェアの后ろまでぐるりと回され、后ろで固定されているようだ。
タオルが顔にかけられて、视界が夺われてからが少し时间があった。そのぐらいのことは容易に行えるだろう。
つまり僕はいつの间にかこの椅子に軽く拘束されてしまったことになる。

そんなことを考えているうちに、舌による口内への蹂躙はより深く、奥へと进んでいた。
ぬるぬると舌が络みつき、唾液が混ざり合う。最初抵抗のあったその感覚にも徐々に惯れてきて、
それが背徳的な兴奋となり溶けるような快感に変わってくる。
気持ちいい。

そう、とても、気持ちいい。
もっと、もっとキスしたい。

僕は白河さんのキスのテクニックに骨抜きにされ、いつしか抵抗する気力を失っていた。
それどころか无意识に、相手の舌を求めて自分から舌を络めようと动かす。

……たっぷりと口内を苛め抜かれた后、ぬるりと舌が引き抜かれる。
顔にかけられていたタオルはとっくにずり落ち、舌と舌との间に唾液の糸が引きいやらしく光る。
端正な顔立ちが、最初会った时よりずっと魅力的に见える。
まだ由美ともしていない、ファーストキス。
今更ながら、心臓の鼓动がバクバクと早くなっているのを感じる。

「ぷはっ…どっ、どうして……」

僕の质问には答えず、白河さんが妖艶に笑う。

「どうですか、初めてのキスの味は?」
「えっそれは…………ああっ!!」
それに答える时间は与えられなかった。
白河さんの右手が毛布の中に潜り込み、ジーンズの上からでもはっきりわかるぐらい大きくなった股间を、细い二本の指先でつーっとなぞり上げ、下半身がビクンと反応する。
「口で言わなくても、この子は気に入ってくれたみたいですね?」
「うっ……」
「こんなに大きく……私が责任取ってあげないとね?」
「せっ…责任って…?」
「……溜まってるもの、全部、」

屹立したペニスをジーンズの上からやわやわと揉み込みながら、白河さんの顔が近づき、

「一滴残らず、私の手で搾り取ってあげようか……?」

口调が、今までの事务的な丁宁な言叶遣いから、甘く诱うような言叶遣いに変わり、细い爪の先で先端をカリカリとなぞりながら、耳元で嗫いてくる。

元気も性欲も有り余った15歳の高校生である。出したくないわけがない。
自慰は时々しているが、女性に触られたことなど勿论ない。
キスでさんざん高ぶらされ、その上こんなきれいなお姉さんにしてもらうなど梦のような话だ。
これまでネットの怪しい动画でしか见たことがないようなエッチな映像が头の中に浮かんでは消え、
これから起きることへの妄想と期待で头がいっぱいになる。 本文来自

……はい、と言いかけてハッとする。
今日美容院に来た目的は。
この后、彼女とデートなのだ。初めての休日デート。
それを、他の女性に気持ちよくしてもらった身体で行くなんて。
自分の中で到底许容できることではない。

「だっ……ダメです」

はっきり断ったつもりだったが、出た声は弱々しかった。
だが、言えた。ちゃんと断れた。

「そうよね、彼女さんに悪いもんね……伟いわ、そういうマジメな男の子、好きよ」

残念がるどころか、嬉しそうにしている。
むしろ、表情が一层淫らな色彩を帯びたような気がしたが、気のせいだろうか。

白河さんは、僕から一旦离れると椅子の背后に回り、僕の寝ていた椅子の背もたれを半分ほど起こした。
どうやら谛めてくれたようだ。少し残念なようなホッとしたような気持ちで起きあがろうとすると、椅子の背后から细い腕が伸びてきて、僕の身体に柔らかく络みつく。
さらに、背后から僕の耳元に口を寄せ、声を潜めて嗫いてくる。
「じゃあ一回だけ…?大丈夫、手でするだけなら浮気にはならないでしょ…?」
「なっ……それじゃ话が…っ」
「それに、いつか彼女さんとエッチする时に何も知らなかったら、リードができない男だと思われるよ?」
「それは……」
一瞬纳得しかけたが、それは诡弁だ。
どんな理由であれここで诱惑に乗ったら、彼女を裏切ることには変わりない。
だが、身体に络みついてくる绮丽な手で、腕や太ももを优しくさすられながら言われると、一度决めたはずの意志が钝ってくる。
「……私も最近ご无沙汰で、ちょっとスイッチ入っちゃったの。ね、お愿い?」
お愿い、と言われてしまうと気持ちが揺らいでくる。
これほど绮丽な人が男性に困ることなどあるのだろうか。白河さんも、兴奋しているのだろうか。

僕が煮え切らないでいると、『手の感触を试す』というこの上なく煽情的な言叶が耳に飞び込んできて。

「えっ……あっ……はい……」

结论を后回しにできる気楽さと、その甘美な响きに负けて、つい返事してしまった。
相手の望み通りに诱导されているのではないか、そう疑念を抱く前に、
厚い生地の上からペニスを弄んでいた白河さんの手が、ぞろりとジーンズの中に入りこんできた。
まだ下着一枚を隔てているが、その细い指が入ってくる感触が鲜明に伝わり、声が漏れる。

「あっっ…!」

下着の上から、人差し指と中指を器用に使いカリカリと亀头を引っかかれる。
さらにしなやかな亲指と人差し指で作った轮の中にカリ首が捉えられ、ゆっくりと上下する。
既にパンツに染みを作っていた粘液が、次から次へとどんどん溢れて、太もものあたりに漏れ出てくる。
たちまち息が荒くなる。

すべすべの左手が、服の中に入り込んでくる。
シャツ一枚を隔てた上から、人差し指で左の乳首の周りをなぞられる。
むずむずとした快感に闷えていると、指先が乳首の先端に触れる。
未知の快楽に身体がビクンと反応してしまう。

「男の子でも乳首って感じるんだよ、知ってた?」

初めて女性に触られたのだ。知ってるわけがない。
自分にこんな性感帯があるなんて。

「ちょっと弄ってあげただけで女の子みたいにビクビクしちゃって、可爱い?」

言叶でも责められる。女性に一方的に责められているという倒错的な快感に闷える。
左乳首をたっぷり苛めた左手が、右乳首の方に这うように伸びてくる。

「何度も何度も触って开発して、病みつきにしてあげる」

耳元で嗫かれながら责められる。耳がムズムズして、快感が増幅する。
いつしか、僕はお姉さんの指先に溺れ、そのテクニックの虏になっていた。

「もう、まだ始めたばっかりなのにぐちょぐちょになっちゃってるよ……ほら?」

ジーンズの中から右手が引き抜かれ、绮丽な指先が、ペニスの先端から渗み出た粘液でねっとりと糸を引いているのが见える。
まだパンツの上から触られただけでこんなになってしまうなんて。
もし直接触られでもしたら……。

「じゃあ、そろそろ本気でシてあげるね」

そう言うと、白河さんは后ろの台から高级そうなシャンプーか何かの容器を取り出す。
盖を开けて中身を手に出す。粘性の高い透明な液体がトロリと流れ出てくる。

「これ、何だかわかる?ローションよ。外から见るとシャンプーの容器だけど、中身を入れ替えておいたの。」

ローション。エッチな动画で见たことがあるが本物を见るのは初めてだ。
だが、何故そんなものが美容院に…?
疑问を抱きかけるが、次の一言で何も考えられなくなってしまった。

「これを私の手にたっぷり载せて、君のおちんちんを苛めてあげると、どうなっちゃうのかな……?」

右手にローションを涂り込み、ぐっちゅぐっちゅと手を开いたり闭じたりすると、その粘液がたっぷりと糸を引き、美しい手がぬらぬらとした淫靡な姿に変わる。
さらにそのしなやかな指をぐにぐにと动かし、何か棒状のものに络みついてしごくようなジェスチャーを见せてくる。
僕はこれから何をされるのか理解し、心臓が跳ねるように早钟を打ち始める。

白河さんは再び椅子の背后に回ると、何も涂っていない左手を僕の前に回し、シャツをたくし上げる。
そして、ローション涂れの右手で直接、僕の腹部をさすってくる。
ひんやりとした手が肌に直接触れる感覚と液体の冷たさで一瞬身が缩むが、徐々に体温で温まってくると、ヌルヌルに涂れた手のひらが腹から胸にゆっくりと这いあがってくる。
指先で乳首の周りにゆっくりと円を描くように爱抚されると、もどかしい快感に理性が溶かされる。
充分に焦らされた后に濡れた指先が乳首に到达し、ぬるっとした液体を涂り込まれながらクリクリと刺激される。

「ひぁっ?」

先ほど散々快感を教え込まれた乳首に、さらに甘い刺激を与えられると、
身体が跳ね、喘ぎ声が漏れる。

「これだけでそんなに声上げちゃってると、この先持たないよ……外に闻こえないように我慢して?」

そう言うと白河さんは、顔を拭くための暖かい蒸しタオルを取り出し、僕の口に诘め込むように载せてくる。
さらに、左手にもローションを追加し、両手をぐっちゃぐっちゃと粘液涂れにしながら、

「これでどれだけ喘いでも、叫んでも、谁も助けに来れないね?」

さらっと恐ろしいことを言ってくるが、恐怖を感じる前に両手の指先がぬるぬると両乳首に这いよってきて、こねくり回される。
ローションのヌルヌル感と滑らかな指の感触が合わさり、舌で舐められているような快感で何も考えられなくなる。

「……っ?……っ??」

身をのけ反らせて、タオルの中で声にならない声を上げる。 内容来自

「舐められてるみたいでしょ?次も来てくれたら、本当にお口でも苛めてあげるからね……?」

淫らな言叶が、脳裏に刻み込まれる。
闻かされながら散々乳首を苛め抜かれ、息も絶え絶えになっていると、白河さんの左手が下に滑り降りていき、とうとうジーンズの留め具が外される。
そのまま、20センチほどジーンズを下ろされ、履いていたボクサーパンツが外気に触れる。
ペニスはこれまで见たことがないほど勃起しテントを张っており、先端から流れ出た透明な汁が染みを作って冷たさを感じる。

「流石にお店の中で全部は脱がせられないから、この中で触ってあげる……?」

膝まで落ちて外れかけていた毛布を腰のところまで上げてくれて少し暖かくなる。
下半身が毛布の中に隠れ、外からでは一见して毛布の中がどうなっているかまでは见えない。
ただ、僕と、背后に立っている白河さんの二人からはその中が良く见える。

白河さんは右手の上にたっぷりとローションを追加すると、いよいよ毛布の中にその右手を滑り込ませる。
僕からは、绮丽な右手が、ぬらぬらと光る美しい手が、パンツに大きく张ったテントに近づいていくところが良く见える。
これから起きることへの兴奋に、ペニスがどくんと大きく跳ねる。

ぐじゅうっ。

「はぁッ……!」

ついに右手が屹立したテントに到达すると、上からローションを垂らされ、そのままローション涂れの手で握りこまれる。
まだ直接肌に触られたわけでもないのに、甲高い声が漏れる。
既にカウパーで染みだらけだったパンツが、追加されたローションでぐじゅぐじゅになり、そのローション涂れのパンツごと右手でゆっくりとしごかれる。
直接触られたことで快感が数倍に膨れ上がる。
一気にはしごかず、指先を小刻みに蠢かせ、棹の表面に滑らせる。
やがてゆっくりと右手が上下に动かされる。ローションが润滑剤になり、ぬるぬるとしごかれる。
头がおかしくなる。

左手もパンツの中に入ってくる。
両手を使っての巧みな爱抚が始まる。
左手で竿を握りこまれ、右手の平を亀头に刷り込んでくるように抚でてくる。
右手で球袋をこしょこしょとくすぐりながら、ローションをたっぷり载せた左手を筒状にして、根本からカリ首、亀头までを何度も往复し、ぐじゅぐじゅとしごき上げる。

ローションが渇き、足りなくなってくると右手に唾液を垂らし、
それをまたペニスに涂り込み、揉みこんでくる。
僕のカウパーと白河さんの唾液。お互いの体液が混ざり合って、にちゃにちゃと粘ついた音を立てる。
その音が耳に、光景が目に焼き付き、忘れられない记忆が脳裏に刻まれていく。
自分の体内にまで白河さんの唾液に侵入され、蚀まれていくような気がして、全身を支配されていく気持ちにさせられる。

もっと、もっと支配されたい。
もっといじめて欲しい。

右手はペニスをこねくり回したまま、左手が引き抜かれ再び乳首をクリクリと引っかかれる。
予想外の动きに全身がビクビク跳ねる。
さらに、右耳に柔らかい唇が吸い付いてきて、耳たぶをしゃぶられる。
レロリと舐められたと思ったら、耳の穴に舌が侵入してきて、ジュプジュプと抜き差しされる。
全身に快感を送り込まれ、絶顶へと引きずり込まれる。

もうダメだ。
出る。
とうに限界を超えていたペニスがひときわ大きくなる。
身体の底から、精子がぐんぐん上ってくるのが分かる。

「いふっ!……いっひゃう……!!」

蒸しタオル越しに声にならない声を上げたその瞬间。
白河さんが、ペニスからパっと手を放し、身体を放す。

快楽の毒に犯されきっていた身体が突然その放出の行き场を失い、脳がパっと现実に引き戻される。

「手の感触お试し、どうだったかしら?……続きがしたかったら、この先どうしてほしいのか、ちゃんと自分で决めて、お愿いしないと?」

「!!っ…………」

そうだった。
快楽に溺れてすっかり忘れていたが、僕はまだ、その返事をしていなかった。
最初は断るつもりだった。でも、ここまでされて、やめられる訳がない。
このまま何もせず、焦らされたまま终わるなんて、狂ってしまいそうだ。
罠だったんだ。
でも、この后は恋人と、由美とデート。
こんなこと许されるわけがない。断らなきゃいけないんだ。
由美への罪悪感が、僕の理性を保つ最后の砦だった。

「ふふ、気持ちよくって今更やめられないんでしょう…?答えは决まっているのに、それでもまだ返事ができないのかな……?」

また、身体と身体が近づく。
初対面ではあれほど清楚に见えていた白河さんが、もう、淫靡な情欲に涂れた雌の顔を隠そうともしない。

「……じゃあ、正直に答えられるようにしてあげる?大きな声出しちゃ、だめだよ?」

口からパッと蒸しタオルが外される。
再び背后から腕が络みついてくる。左手が服の中をまさぐる。右手が毛布の中に入ってくる。
やめろ。
白河さんに近づかれると、触れられていると、おかしくなる。正常な判断ができなくなる。
その手、その唇。その声、その匂い。
もうそれだけで身体が反応してしまう。何度も快感を教え込まれて、全身に刻み込まれてしまっている。

容赦のない责めが再开される。
ぬるぬるの细い指で乳首を弄られる。やわらかい手のひらがペニスを优しく包み込み、人鱼のようなしなやかな指がにゅるにゅると蠢く。

たったそれだけの动きで、また僕の理性は遥か彼方に消えていく。
一度収まった射精欲が、ぐんぐんと呼び覚まされていく。

ぐちゅっ ぐっちゅ ぐちゅっ ぐっちゅ

「あっあっあっあっ……!」

イキそうになると、ペニスを刺激していた手の动きが止まる。
落ち着いたと思うと、どろどろの右手が再びゆっくりと上下に动き出す。
怒张が一段と硬くなり、暴発しそうになるとまた动きがピタリと止まる。
射精できそうなのに最后まで行かせてくれない。
気が狂いそうになる。

「はぁっ……はぁっ??」

何度も、何度も寸止めを缲り返され、僕は喘ぐのを我慢できなくなる。
僕の下半身の分身からは透明な涙が次から次へとこぼれ出す。
それでも左手で乳首を転がす动きは止めず、右耳をレロレロと舐めしゃぶりながら、
耳元で白河さんが嗫く。

「……出したいの?」
「……出したい…っ、出したい…です……」

度重なる诱惑に负け、とうとう僕は屈服してしまう。

ぐちゅっ。

「谁に、出させてほしいの?」
「白河さんに…白河さんの手の中に……」

ぐちゅぐちゅっ。

质问に答えるたびに、ご褒美のようにペニスをしごいてもらえる。
まるで调教を受ける犬のように。

「これから彼女とデートなのに、私に出しちゃっていいの?」
「ダメッ……だけど……っ」
「ダメなのに出しちゃうんだ?悪い子だね?」
「はいっ……悪い子です……あっ?」

じゅぷっ。

今度は、耳の穴に舌を入れられる。
耳の中で舌を动かされる音しか闻こえなくなる。
脳が直接かき回されているようで、恋人の、由美への想いが涂り溃されていく。
白河さんは耳元でさらに低い声で嗫く。

「悪い子だって正直に言えたね、伟い伟い?」
「はいっ……ひゃいっ……?あっあっ?」

じゅぷじゅぷぐちゅぐちゅ。

耳の穴とペニスを同时に责められる。
口が半开きになり、涎が垂れる。
头がおかしくなる。まともに喋れない。
もう、白河さんのエッチな手で射精させてもらうことしか考えられない。

「じゃあもう一回最初から、ちゃんと自分でお愿いできたら、ご褒美あげる?」
「白河さんっ……白河さんの手に、出したいでしゅ……?出したい…?」
「私のこと、好き?」
「すき…?しゅきです…?」
つい反射的に答えてしまった。
そこまで言わなくても良かったのかもしれない。でも、こんなに気持ちよくしてくれる绮丽なお姉さんの事を好きにならないわけがない。
今この瞬间は、世界一好きだと心から思った。
一度声に出してしまうと、恋人への罪悪感が徐々に小さくなっていき、代わりにその背徳感が快感に変わる。
「ふふっ、好きなんだ……堕ちちゃったね? いいよ、じゃあもっと私のこと好きにしてあげる、こっち向いて?」 内容来自
右耳に嗫く白河さんの方向に、僕が顔を向ける。绮丽な顔が近づいてくる。

ちゅぷっ。

今日二回目のキス。
濡れた、やわらかい唇がバキュームのように吸い付いてくる。
唇を割ってぬるりと侵入してくる舌。
今度は自分から舌を络めにいく。
一回目はあんなに抵抗があったのに、今度はなんの抵抗も感じない。

ちゅうっ…ちゅぷ…。ぬちゅ…。

さっき、自分から好きと言ってしまったからだろうか。
ここまでしてくれる白河さんに爱おしさを感じ始めていた。
キスをすればするほど、爱しさが溢れてくる気がする。
ねっとりと互いの舌が络み合う。
一回目よりもっと激しく、恋人同士のような情热的なキス。

もっとしたい。
すき。だいすき。

同时に、いやらしい手による责めが再开される。
左手が胸板を这いまわり、乳首を甘く弄ぶ。
右手が、惯れた手つきでペニスを握りこみ、にちゃにちゃと上下运动を始める。

にっちゃにっちゃにっちゃにっちゃ

白河さんは一旦顔を僕から话すと唾液を右手に追加し、ぬるぬるにして唾手コキを再开する。
指が妖しく蠢き、それまでのゆっくりとした动きから、徐々に激しく、绞り出すような动きに代わる。

にっちゃにちゃ、ぬちゃ、ぐじゅぐじゅぐじゅっ!

「あっ…?あ…っ……白河さん…?」

「绫花って呼んで?」

「绫花さん…?绫花さん……??」

そしてまた僕の方を向き、キスを続ける。
激しく、贪るようなキス。
舌と舌がじゅぷじゅぷと络み合う。唾液が混ざり合う。
绫花さんの唾液が口内に溢れる。それをこくこくと饮み込む。ますます、好きになる。
最后まで残っていた理性と恋人への罪悪感も、消えていく。
目の前にいる绫花さんのいやらしい顔が目に焼きつく。
何に対して罪悪感を持っていたのか、思い出せなくなっていく。

しゅき。あやかさん、しゅき。だいしゅき。
イく。あやかさん、イっちゃう…!

キスで口を、左手で乳首を、右手でペニスを、三か所を同时に责められ、头の中が绫花さんへの爱で溢れる。
绫花さんのことしか、考えられない。

限界だった。
头の中に白い闪光が走る。精液が前立腺からどんどん送り出され、身体の中を駆け上がる。

「イくっッ? イくぅぅぅっ!!!!!!!!??」

どくっ!どくどくどくっ!どくどくどくどくどくっ!

口を塞がれたまま、まともに声も出せず、见たことのないような量の精液が引きずり出され、绫花さんの手をべったりと汚す。パンツの中が、精液で溢れる。
今まで経験したことのない、天国に连れていかれるような、圧倒的な快楽。
绫花さんの细い指がやわやわと蠢き、绞り出すようにしごきあげられると、まだ新たな精液がどくどくっと势いよく出てくる。四肢が痺れ、腰がカクカクと痉挛する。
自分の手では到底辿り着けない高みに、绫花さんの滑らかな手で连れて行かれる悦びを知ってしまった。
その体験が脳と身体に何度も、何度も刻み込まれる。

残っていた精液がどくっ、どくっと何度か吐き出され、ようやく収まる。

「凄い量だね? 気持ち良かった?」
「……ひゃ、ひゃい……」

まだ天国にいるようで、吕律が回らない。现実に戻るのに时间がかかる。



事が済んで、僕は倦怠感と余韵に浸ってボーッとしていたが、
白河さんの动きは素早かった。
ウエットティッシュと濡れタオルで手早く僕の股间や身体を拭く。
汚れたものは廃弃。惯れた様子で椅子の周りを片付ける。
僕の下着はぐずぐずになっていたが、白河さんは代えの下着まで用意していた。
新しいものに履き替えてジーンズや服を元通り着ると、一见何事もなかったかのようだ。
徐々に头が冴えてきて、冷静になってみると、とんでもないことをしてしまったという罪悪感と羞耻心で顔が真っ赤になる。

结局、诱惑に负けてしまった。
由美にどんな顔で会えばいいのか。

白河さんはどうしてこんなことを。
いつも、こういうことをしているのだろうか。

色々な考えが一度に头の中を巡る。
闻きたい事が山ほどあったが、
「これ以上时间をかけると怪しまれるので、こっちへ」
促されて慌てて立ち上がると、白河さんの后をついて个室を出る。
他の店员さんは忙しそうに働いておりバレている様子はないが、他の店员さんの目を见れない。
カット用の席に戻るとさっとドライヤーで乾かされ、席を立つ。お会计を済ませる。
「またのご来店をお待ちしております。よろしければ次回もご指名くださいね」
名刺を渡され、ニッコリと笑いかけられる。もう営业スマイルに戻っている。
こうしていると一见、普通の、清楚な美容师さんにしか见えない。
さっきまでのいやらしい白河さんを思い出し、そのギャップにまた股间に血が集まりそうになる。
「ど、どうも」
まともに挨拶もできず、僕は逃げるように店を出た。



その日のデートは散々だった。
店から直接、由美との待ち合わせ场所に行く予定だったのに、家に帰ってシャワーを浴びる必要があった。
髪型も决まらず、慌てて家を出るも10分遅刻。
由美に会ってからも、デートに集中できない。
今日の出来事が头に浮かんでは消え、何を话していても上の空。
最初は顽张って盛り上げてくれていた由美も、徐々に不机嫌になり、
晩御饭を食べたらすぐ解散となった。



帰宅すると、僕は自分への嫌悪感と后悔で何もする気が起きず、
倒れこむように自室のベッドに横になった。
由美に悪いことをした。自分が悪いんだ。
一时の快楽に流されるべきではなかった。

もやもやと悩んでいると、スマホに一通のメッセージが届く。
ぎょっとして见ると由美からだった。
恐る恐るメッセージを开いてみる。
「今日、ひょっとして体调悪かった?
 よく考えたらいつもと様子が违ったなって…
 私もつい不机嫌になっちゃってゴメンね。」
「体调良くなったらまた改めてデートしよ!
 明日また学校でね。」

彼女の优しさが心に响き、胸がいっぱいになる。
やっぱり、ぼくの好きな人はこの人しかいない。
昼の事は一时の気の迷いだ。
性欲に负けてつい好きだとか口走ってしまったが、本心ではない。
今回の一回限りだ。
白河さんだって、好奇心で、ちょっと魔が差しただけだろう。

明日、ちゃんと由美に谢って、来週こそちゃんとデートし直そう。
ファーストキスもそこで…
そこまで考えて、今日白河さんにされた浓厚なキスを思い出す。
大人の、官能的な……
そこまで考えて、慌てて考えるのを止める。幻影を振り払うように、布団を被る。

大丈夫だ。日が経てば记忆も薄れる。
自慰もしばらくやめよう。今日されたことを思い出してしまいそうだから。

明日から毎日、由美と一绪に帰ろう。たくさん话して、いっぱい思い出を作ろう。
来週のデートはきっと、うまくいく。


この时は、そう思っていた。



堕弱


世界中に悪の组织が生まれた世界。悪の侵攻から人々を守るため日本でも各町に一人以上ヒーローが存在するようになった。
 训练を受け、また新しい力に目覚めたヒーロー达の活跃により、だんだんと悪の组织や怪人は駆逐され、平和は、もはや目の前にまで来ている。その、はずだった。
 
 しかし、その明るい未来は脆くも崩れ去ることとなる……。ある、一つの组织の诞生によって、ヒーロー达は次々と败北していく……。
 その组织が最初に现れたのは、日本の、なんの変哲もない普通の町だった……。
 
 
 
 ビービーと机械音を撒き散らす腕时计型変身机具の警报に従い、怪人が现れたという场所に急ぐ。
 日顷の周知や避难训练のお阴か、住民の避难はおおむね済んでいるようだ。
 机具が示す方角は北。比较的発展していて、企业のビルが建ち并ぶ地域。
 学业に励む身としては、あまり驯染みがない地域でもある。
 
 到着したが、辺りは怪人が出たとは思えないほど整然としている。普通怪人が出たとなれば、暴れた痕迹や破壊迹、それに多少は逃げ遅れる住民も出て怒声や泣き声が闻こえてくるはず。それも、日中のビル街ともなれば尚更のことだ。
 それなのに、まるで人间だけが忽然と消え去ったように周囲に音はない。
 一瞬误报を疑うが、そもそも误报であれば人が消えているのもおかしい。
 
 どうやら、今までとはタイプが违うようだ。
 
 そう判断し、両の手でパンッと頬を叩き気合いを入れる。今まで出てきた怪人はただ闇云に破壊を缲り返すことが多く、多少理性的な个体でも必ず暴力的な面が见える。
 
 だが今回は、建物の破壊もなく、血痕も落ちていない。
 
 そして何より、俺が姿を见せても一向に现れない。怪人というのは、强大な力を身に宿す代偿なのかそのほとんどが知性を失っている。残っているのは基本的な欲求や、自分の力を知らしめたい、敌であるヒーローを怖じ気づかせたいという见栄のような感情だけだ。中にはそれを抑える理性を持つ怪人もいるが、挑発してしまえば呆気なく怒りから姿を现す。
 
 しかし今回はそれがない。
 
 とりあえず、怪人は居ると考えた方がいい。居ないと油断するなんて马鹿な真似は犯さない。もし仮に居なかったとしたも既に立ち去っているというのも大事な情报になる。
 视界には映っていない。だが、确実にどこかに身を潜めている。そう考えて周囲に意识を飞ばす。
 
 俺が背后を见せた瞬间袭撃するつもりだろうか。それとも、长时间探索させて集中力が落ちたときに不意を讨つつもりなのだろうか。
 正直、それをやられると普通のヒーローでは厳しい。一日に変身できる时间は三时间。それ以上の长期戦となると、必ずどこかで変身を解き时间を节约する必要が出る。人の身で人を越えた惊异である怪人に胜つために科学の力を结集した力。三时间を越えてしまうと、中の人间の身体への负担が高まりすぎると强制的に変身が解除されてしまう。そして十二时间のクールタイムに入ってしまうのだ。
 最も、三时间かけても倒せないような怪人が出たときは応援要请をすればいいだけなのだが。
 
 その特性を考えると相手が隠れてしまうのは不味い。かなり効果的だ。俺以外のヒーローならば上手くいっただろう。
 
 だが怪人よ。相手が悪かったな。
 
 ニヤリと笑い、右腕を掲げ変身する。粒子化していたパワードスーツが全身を包み、机械然とした姿に変身する。
 头に装着されたヘルメットとも言うべき装置の目の部分に指を当て、周囲を见回す。
 建物の全てが线へと変わり、まっすぐと远くまで见通せる。
 
「……见つけた……!」
 
 线と线で彩られた视界の中、黒い人影が映る。间违いない、怪人だ。
 怪人が放つ特殊な物质を解析し、怪人を见つけることに特化した俺の能力。
 パワードスーツに备えられた、ヒーロー一人一人の才能を强化するためにつけられた特殊能力。俺の特殊能力は相手を见极める目。敌を见つけるだけでなく、视界を切り替えれば敌の弱点すら探れる。今まで数々の怪人を葬った自慢の能力。
 
 怪人の姿が见えたのは三つ先のビルの裏路地。膝を曲げ、大きく飞び上がる。常人ならまず间违いなく届かない距离でも、スーツで强化された脚力なら余裕だ。风を切る感覚と共に大きな浮游感、そして重力に従い、身体は地面に吸い寄せられる。
 内蔵を持ち上げられるような感覚には未だ惯れないが、それを嫌って逃がす訳にもいかない。
 これが一番早いのだ。
 
 内蔵の不快感を我慢した甲斐もあり、怪人が居る路地にはすぐにたどりつく。
 ドンっという冲撃音と、コンクリートに放射状に広がるヒビ。
 
 さぁ怪人退治だ。
 
 势い込んで见上げた视界には、予想だにしていない存在が立っていた。
 
 きっちりと女性用のスーツを身に缠い、キリリと怜悧な美しさを持った女性。冷たい印象を与えるであろうつり目気味の瞳に、タブレットのような物を片手で持って、まさしく仕事のできる女性という雰囲気の美人だ。
 着地の冲撃起きた风に黒く长い髪が靡き、キラキラと日の光を受け辉いている。
 スタイルも良く、胸の前で何か书き込むように持ったタブレットに胸が押し付けられ形を変えている。
 この美貌の持ち主ならばさぞや人目を引くであろう。
 
 だが、そんな女性がここに居るというのはおかしい。
 
 それに、机具の反応は明らかに目の前の女を示していて、怪人探知机も彼女を指している。 本文来自
 
 今までに现れた怪人は一目でそうとわかるような异形の姿をしていた。
 しかし目の前の女性は普通に生活していても全く気づかないであろう人间にそっくりな姿。
 
「お早い登场でしたね……まさかもう见つかるとは……。データを修正しておきましょう」
 
 タブレットに何かを书き加えている姿を见ても、とても怪人とは思えない。実はイタズラでした!と言われた方がまだ纳得できる。
 だがそれでも、未だ反応を示している探知机や彼女の言动を见るに怪人であることは间违いないのだろう。
 固く拳を握りしめる。强化された力で殴れば、例え怪人でもただではすまない。人间ならば木っ端微尘だ。
 ヒーローの身体能力ならば一瞬で踏み込み、瞬く间もなく拳を叩き込める。
 
 普段ならば、怪人が目の前に现れれば考えることなく反射的に拳を奋える。妥当することが出来る。 copyright
 しかし、仮にも相手は人の姿を、それも见目丽しい女性の姿をしている。人生十六年间で培った伦理観や、ヒーローとして当たり前に备えている正义感が、最后の一歩を踌躇わせる。
 
 そうこうしているうちに、怪人は书き终わったのかタブレットから顔をあげ、无表情で真っ直ぐに俺を见てきた。男の性か、怪人だと分かっていてもその美貌に一瞬胸が高鸣ってしまう。
 
「修正完了しました。高木骏、年齢十七歳ヒーロー歴三年。戦闘能力はDからCに修正。性格はやや直情的だが心优しい。彼女はこれまでに无し。性欲は男性平均より少し上。初恋の女性は小学校の时の担任で、好きなタイプも……」
「ちょ、ちょっと待て!なんの话をしているんだ!」
 
 名前や素性がバレているのはヒーロー活动をしている以上しょうがない。覚悟の上だ。
 问题はその先。彼女だとか、性欲だとか戦いに関係がないことばかりだ。そもそも俺の何故好きなタイプや初恋の相手を知っているんだ!
 情报を読み上げるのを妨げられたためなのか、やや不机嫌そうに眉を寄せた怪人。
 
 しばし无言で睨み合う。何か仕挂けてこればいくらでも対応できる。こちらから戦うとなると良心が邪魔をするが、あちらから仕挂けてくるとなれば话は别だ。
 しかし、女は攻撃をする素振りも见せず再び口を开いた。
 
「……以上のデータを解析した结果、作戦遂行に支障は无し。计画通り、作戦を开始します」
 
 独り言のように小さな声で呟く怪人。作戦? 计画? 何かを仕挂けるつもりなのか?
 集中力を研ぎ澄ませる。女は歩数にして十歩ほど离れた距离。飞び道具の类いは见られない。何か仕挂けてきても、こちらが先に距离を诘め息の根を止められる。
 三年间のヒーローとしての経験から、そう判断し女の动き全てを见逃がさないように集中する。瞳の特殊能力が発动し、やや距离があるなかくっきりと鲜明に见える。相手の弱点、重心がかかっている场所、エネルギーが集まっている场所。全てが手に取るように分かる。
 
 ついに怪人は动いた。タブレットの画面をこちらに向ける。盾にするつもりなのだろうか。それとも、何かを射出でもするつもりか。
 戦い続きの日々によって培われた、反射的に敌の行动をまず目视しその性质を见抜く癖。见ることに特化した能力を使っていくなかで编み出した、有効的な使い方。 内容来自
 
 それが、今回に至っては最悪の方向に向かった。
 
 确认のために目を向けたタブレットの画面。それを见た瞬间、今にも踏み出そうとしていた足が止まる。戦わなければいけない筈の女に意识を向けられなくなってしまう。
 そこに映っていたのは、目の前に居る女の姿。だが、决定的に违うのは、映像の女は目を润ませ、頬を赤らめ、もじもじと冷たい印象を与えるクールな姿からは想像も出来ないいじらしい动きをしている。
 着ているスーツも乱れ、豊満な谷间が仅かにだがちらりと见える。热っぽい吐息を吐きながら上目遣いで俺を见ている。
 その姿は、さながら甘い恋人同士がキスをねだるような、そんな官能的な光景だった。
 
 怪人とは言え、外见はただの人と変わらない。いや、ただの人ではない。モデルも足元に及ばないほど美しさをもっている人间の姿をしているのだ。
 例えそれが映像であろうと、そのあまりに扇情的な姿に目が吸い寄せられざるをえない。
 
「いかがでしょう。我が组织が开発した洗脳映像は。眼球を通し组织への忠诚を脳に刷り込む素晴らしい発明なのですが」
 
 夸らしげな女の声。その言叶の通りならば一刻も早く目を背けなければならない。
 映像から目を逸らし、敌を见据え、撃灭しなければならない。それが、ヒーローとしての责务。人々を守るヒーローという存在の最大の意义。
 それでも、理性では分かっていても、全く目を逸らせそうになかった。いじらしく爱らしい仕草で、唇を軽く突き出しカメラに向かいキスをしようとする女の姿。何度も唇は近づくが、ギリギリでまた离れ焦らすようにキスをお预けされる。
 
 戦わなければと思っても、もしかしたら映像内の彼女の唇が今度こそ来ると思うと、目を离すことなどできない。
 
「ふふふ……そのまま梦中になっていてください。このビルに居た人间たちと同じように心から组织に仕える忠実な兵に生まれ変わるまで……」
 
 女のその言叶が耳に届いた瞬间、无様に消えかけていた闘志に小さな火がついた。
 そうだ。この戦いは俺だけじゃない。俺が负けたらこの町はどうなる。奴の言った拐われた人たちはどうなる。
 小さかった火がどんどん大きくなる。歯を食い缚り、気力を振り绞り、タブレットから目を离す。名残惜しいと思ってしまう弱い心など、噛み砕くように振り払う。
 
「この地域に居たざっと五千人程ですかね。私が放つ洗脳ウイルスと、电子机器をハッキングして见せた映像で男女问わず皆私の操り人形へと生まれ変わりましたよ」

 さっきまでと同じ静かな口调だが、心なしか自慢気に闻こえる。 内容来自
 この地区の住人は避难などしていなかった。破壊ではなく、洗脳という新たな手口になすすべなく操られ、连れ去られていた。今まで破壊にばかり备えていたせいで、搦め手の存在に気づく间もなく彼らは洗脳されてしまったのだろう。
 
 もはや、正义の心は完全に复活した。腑抜けていた心は追い払った。この怪人は生かしておいてはいけない。
 ここで逃がせば、これまでにない甚大な被害が世界中に広がることは明白だ。
 拳を握りしめ、开き、もう一度握りしめる。二度目は力强く。もう惑わされないという强い気持ちを込めるように。
 ザッと石を踏みしめる音をたて、女を见据える。今度は迷わない。见た目が人间であろうと、あれはれっきとした怪人。もう、悩まない。
 右の拳を固め、真っ直ぐ女に向ける。左手はそれを补助するように添えられ、両足は开き冲撃に备える。そして全身全霊をかけて攻撃を叩き込む。
 どんどんと高まるエネルギー。眩い光を放つ光弾は発射の瞬间を今か今かと待ちわびる。后はこのエネルギーを放ちさえすれば、この怪人を打倒できる。挂け声をあげ、全力の攻撃を撃ち込むというその瞬间──
 
──女がクスリと笑った。
 
 心臓がドクンと跳ねた。
 后は発射をするだけ。だというのに、体は女の笑みを见た瞬间一时停止されたかのように动かない。あれだけ高まっていたエネルギー弾が雾散するように消えていく。动けと指令を送っても、体もスーツも言うことをきかない。
 
「さすがに少しヒヤリとしました……。ですがヒーロー。これで贵方はおしまいです。贵方のパワードスーツはもう戦えません。すでに贵方のスーツは私の手中にあるのですから」

 なんてことのない事を告げるように呆気なく、女は言い放った。
 そんな事はあり得ない。あり得るはずがない。このスーツは人类の叡智から産み出された最后の希望。システムも全てブラックボックスで、ハッキングなど到底出来るはずもない。ましてや、まだ俺はこいつと対峙して三十分も経っていないのだ。仮にハッキングが出来たとしても、スーツの动きを支配するほどのハッキングなど出来るはずがない。
 そう思った途端、嫌な予感がよぎった。反射的にスーツの残り时间を见る。视界の、右端に表示される残り时间。デジタル数字で表记されたそれは、はっきりと0:00と表示されていた。
 
「っ!? なんでっ!?」
「気づいたようですね。贵方が映像に梦中になっている间、贵方のスーツにハッキングを仕挂けていたのですよ。とはいってもさすがパワードスーツというべきか、时间をかけて一つの机能しかハッキング出来ませんでしたが」 copyright
 
 动けなくなった俺を嘲笑うように、无表情の中に确かな笑みを口元に浮かべ女が种明かしをする。
 
「あれだけの时间をかけてたった一つ……スーツ内の时计を进めることしか出来ませんでしたよ」
 
 スーツが、光の粒子となって消えていく。殴りかかる瞬间で固まっていた体が、その动かし方をやっと思い出したかの如く动き出す。
 スーツが消えた今、身を包むのは学生服のみ。もう変身は出来ない。
 制限时间を越えたスーツは例外なく十二时间経たねば再使用は出来ないのだから。
 
 つまり、今目の前に居る怪人と生身で戦わなければいけない。
 
 だが、そんな事が出来るわけがない。出来ないからスーツが生まれたのだ。スーツを身に缠うことだけが、怪人と互角に戦うための唯一の手段なのだ。
 恐怖に震える手で、腕に装着された変身机具を触る。紧急时、例えば変身の残り时间が少なくなった时や、怪人にやられそうになった时に、周囲の町のヒーローに応援を要请するためのコマンドがあったはずだ。
 震えで思うように动いてくれない指で必死にコマンドを打ち込む。普段は意识していなかった为かどうしても手间取る。
 それでも、ついに押しきった。后は、决定キーを入力するだけで応援を呼べる。
 
 しかし、命悬けの状况で目的を达成する直前の瞬间。张り诘めていた糸が仅かに缓むその瞬间を、狡猾な怪人が黙って见逃してくれるはずがなかった。
 
「こちらを见なさい、ヒーロー」

 エコーがかかっているように、声が耳のなかで何度も响き渡る。
 后はボタンを押すだけ。それだけで全てが解决に进む。それなのに、何故だかその言叶が鼓膜を震わせた瞬间、全てを忘れて従ってしまった。
 なぜ、なに、と疑问を抱く间もなく、目の前の怪人の顔を凝视してしまう。
 黒く凉やかな魅力に溢れた双眸、仄かに赤く色づき楚々として可爱らしい唇。真面目な印象を与えるキャリアウーマン然とした服装を大きく押し上げる胸が、ギャップを生みどこか背徳的な感情を抱かせる。
 つい先ほどまでスーツ越しに见ていたときと姿は変わらない。それなのに、ずっと美しく官能的に见える女の姿。见た目の美貌に加え、大人の色気というべきか男を手玉にとる悪女の雰囲気というべきか、内から醸し出す魅力というものが格段に强く思える。
 今までも美女だとは思っていたが、直接目の前で见る女の姿は、絶世のだとか、倾国の美女と呼ばれるに相応しい女性としての魅力の顶点にあるようなそんな圧倒的な魅力に包まれている。
 今の絶望的な状况も忘れて、思わず女に魅入ってしまう。知らず知らずのうちに、机具にかけていた腕はだらりと垂れ下がり、棒立ちになってただ女に见蕩れてしまう。
 
「贵方の脳と体は既にウイルスによって掌握済みです。贵方はもう、私の命令一つにすら逆らえない……。いえ、逆らう気になれない」
「私が放つウイルスは相手の眼や鼻から侵入し脳内にアクセス、そして直接脳に私の魅力を刷り込んでいくもの。ただ振り撒くだけでこの一帯を支配出来たものを、目の前で、それも生身の少年が受けてしまえば结果は考えるまでもありません。恐怖や正义の心で最初は耐えられようとも……一度ウイルスに蚀まれてしまえばもはや堕ちる他ありません」
 
 クスクスと胜利を确信したのか笑みを浮かべ语る女。
 
 一刻も早く助けを呼ばねばならないと分かっているはずなのに、一度垂れ下がった腕は动いてくれそうにない。
 心とは裏腹に体は息も荒く女を见つめ、早く助けをと叫ぶ思考は时を経る毎に虫食いのように穴が开いて劣情へと変わっていく。
 
 今の俺の表情はどれだけ情けないものだろう。镜が无くとも、だらしのない色に腑抜けた男の顔になっているということはなんとなく理解できていた。頬は缓み、口は开き、目元はやに下がり、そこにヒーローとしての面影はない。
 ツカツカと小気味のいい足音で、女が呆然とする俺の元へと向かう。美しい女性は足音まで美しいのかと愚にもつかない考えが头をよぎる。
 ついには、女は体と体が触れあってしまいそうなほどの距离にまでやって来た。少しだけ女の方が背が高く、仅かに见下ろされる。その仅かなはずの身长差に何故だか埋めようのない隔絶された格差を感じてしまう。これも、心が败北を认めていってしまっているが故なのか。
 
 その答えが出る前に、女の手が、细く长い指が、クイと上颚を持ち上げる。それだけの动作でふわりと香る実物としての女性の匂い。どこかフローラルなその香りは、何よりも目の前の女という存在を象徴しているようで、その香りに包まれている今の状况がたまらなく被虐的なものに感じてしまう。
 しなやかな指先が颚に触れただけで、そこに电気が走ったかのように冲撃と甘い疼き。ウイルスにやられ、そして女の色気にやられていた俺にとって、今までのような视覚に诉える诱惑とは全く违う直接的な刺激はあまりに强烈なものだった。
 
「ヒーローとはいえ所诠は人の子、脳を直に操られてはなすすべもありませんか。ですが、最后くらいはヒーローである贵方に敬意を払い、特别な洗脳を施して差し上げましょう。口内粘膜の接触……人で言うキス、ヴェーゼ、接吻というものです」
 
 そう言うや、颚を持ち上げていた手を离しスルリと首の后ろに腕を回す。
 恋人同士が抱き合うように身体を密着させ、その端整な顔つきで真っ直ぐに俺を见つめてくる。
 近くで见つめ合ったからなのか、はたまたウイルスで女への劣情や恋慕を掻き立てられているからなのか。
 
 その冷たい印象を与える风貌も、どこか愉悦を感じているように弧を描く口元も俺の目を惹き付けて止まない。视线が逸らせない。逸らそうと思えない。
 
 女の黒い瞳に映る俺の顔は、ダメだと思う内心とは裏腹に期待の色に染まっていた。
 
 
「ふふ……もの欲しそうな顔をしてしまって……。そんなに私の口付けが恋しいですか?でも……」
 
 ぐいと女の腕が背中に回され、引寄せられる。ただでさえ密着していた身体。その动きによってさらに触れ合う面积は増え、豊かで柔らかな双乳が俺の身体に押し付けられるようにふにゅりと溃れる。
 谷间の中に浓缩されていたフェロモンが一気に広がり、瞬く间に男を容易く雄に変える魔性の空间を作り上げていった。
 女の顔もさらに近付けられ、もうその间は手のひらほどもない。お互いの热が狭い空间で混ざりあい、溶けていく。
 
「まだダメ」
 
────ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ
 
 女の唇がややにすぼめられ、吐息が吹き挂けられる。口から吹き挂けられた风は頬を抚で、俺の头を、感覚器官の集合体を包み込んでいく。 copyright
 甘い甘い、脳があまりの淫靡な甘さに蕩けてしまうのではないかと错覚しても尚足りないほどの甘ったるい吐息。
 ただの一呼吸で肺胞の全てが雌の色香に染められてしまいそうになる。
 
 无防备に吐息を受けた身体は、余すことなくその快楽を受け入れる。全身がこれまでに无いほど热く火照り、ズボンの上からでも分かるほど怒张した肉棒は、先走りだけで黒の学生服をさらに深い色合いに変えていた。
 体内で燻り続ける快楽を逃がそうとしているのか、身体が痉挛するようにビクビクと震える。
 だが、むしろその动きにより触れ合った女の柔らかさを意识する结果となり、ふるふると擦り付けられる豊乳の存在が快楽の种火に薪をくべていく。
 
 时が経つごとに、女の身体を、香りを、存在を感じるごとに劣情の炎が高く舞い上がる。
 
 いつしか俺は、自ら女を求めていた。言叶はない。离れたくないとせがむ子供のように、女の背中に腕を回していた。自分から、抱きつくように女の身体に擦りついていた。
 
 俺を背中で捕まえていた両腕が离れ、頬に添えられる。
 もはや、振り払おうとなど思わない。
 むしろ、その行动の先にある未来を心待ちにしていた。
 正义感も、敌であるという事実も、そしてヒーローとして歩んだ人生の全てをかなぐり捨てて、女の唇が俺のソレへと重ね合わされる事を望んでいた。
 
「あぁ……いい顔になりましたよ……ヒーロー。どうせ堕とすのなら、やはり求められた方が気持ちがいいですから」
 
 唇が、どんどん近づいてくる。吐息が重なり、热が重なり、唇が重なるその瞬间、女は嗜虐的で、それでいて优しげな声で嗫いた。
 
「いただきます」、と。
 
 柔らかな唇が押し付けられ、温かな舌先が俺の唇の表面を抚でる。皮肤の上からじわりと女の唾液が染み込み、血液に乗り全身を駆け回る。
 
 
──どぴゅ……びゅくびゅくびゅくびゅく……
 
 
 気付けば、それだけで絶顶を迎えていた。唇が重なった瞬间头の中から幸福感が溢れだし、それに押し出されるようにとぷとぷと精液が漏れだす。
 身体の芯が甘くふやけ、どろどろの液体になって流れ出しているような、そんな絶顶。
 唇が塞がれていなければため息をついてしまっていたに违いないほどの余韵を残して、白い液体がズボンを内侧から汚していく。
 
 だが、女は俺に余韵に浸らせる时间を与えるほど优しくはない。快楽に弛缓した唇の隙间からぬるりと舌先をねじ込み、蛇のようにのたうち抉じ开ける。
 侵入を果たした舌は俺の口内の隅々まで一点の残しもないように尝めあげ、唾液を涂布し、刷り込むように爱抚する。
 さっきから気持ちのいいところにばかり舌を这わせてくる。舌同士が络み合っているだけだというのに、まるで自分の分身が络み付かれているような心地さえしてくる。
 性感帯を责められ快楽を感じているのか、女に责められた场所が性感帯に书き换えられているのか、もはや区别がつかない。
 
 女の舌が这い回り、艶やかな水音をたてお互いの唾液が混ざりあっていく。それが喉に流れ落ちていく度、俺の中の大切ななにかが真っ白に上书きされていった。
 
 长い长い口付け。いつしか腰は砕け、ひけていた。それでも尚、快楽にむせぶように震え、白い欲望を放つ。
 背筋は常にゾワゾワと粟立ち、身体中の水分が精液という形で排出される。 
 全身から力が抜け、立っていることもままならない。今すぐにでも地面に倒れこんで恍惚のままに眠ってしまいたい。
 それでも、それ以上に、女と唇を重ねていたかった。微睡むように意识が薄れていく中、身体は愚直に口付けを求める。
 接吻とは名ばかりの蹂躙剧に、いつまでも浸っていたかった。
 
 
 
 日が落ち、街灯の灯りが点き始めた顷に、ようやくお互いの唇が离れた。それを、名残惜しいとは思わない。
 そんな事を思う隙间もなく、心の中が言い表せぬ充足感で満たされていた。その得も言われぬ恍惚をあえて无理やり表现するのなら、自分の全てを支配し、委ねるに値する相手と出会えたという悦びというものに尽きるだろう。
 
 精も魂も尽き果て、立っていることすらままならない俺を女は柔らかな身体で支える。
 俺が败北し、ヒーロースーツを夺われ、あまつさえ敌に协力する。彼女たちの侵攻をまだ谁も気づいていない。そして、侵攻に気づいたヒーローは、仲间にそれを知らせることもできず堕ちていくのだろう。
 今の、俺のように。
 
 きっと、世界は変わる。俺が守ろうとしていた世界はきっと変わってしまう。
 
 堕ちきった精神の仅かに残ったそんな悔恨の気持ちも、女の甘い香りを嗅いでいるうちに消えていった。
 
 

世界には魔王と呼ばれる悪がいて、魔王を倒すために勇者が生まれる。
 物心ついた顷から、両亲にそう教わってきた。かつては魔王などいない时代があったというが、それも物语の世界でしか无くて、生まれ育った村の周りにはいつも魔物が潜んでいて、やっぱり今僕が生きている时代には魔王はいるらしい。
 ちなみにおじさん达も昔は勇者学校を目指していたらしい。だが入学は叶わず、勇者にはなれず、魔王を倒すためではない、人々を魔王から守るための仕事についたんだとか。
 别に情けないとは思わない。むしろそれが当たり前のことなのだ。勇者学校に入るだけで并の才能ではない。厳しい试験を越えたほんの一握りの人间だけが入学でき、その中で最后は一人にまで绞られる。天才だと言われてきた人间の中で、一番以外は勇者にはなれない。
 勇者になる人间は、そんな彼らの思いも背负って戦わなければいけないのだ。
 一年に世界でただ一人だけ、世界を维持する为でなく、世界を変える为に戦える人间。
 だからこそ、勇者と呼ばれるのだ。勇者と呼ばれる特権を得るのだ 。
 
 そんな事を教わりながら僕は村でメキメキと腕をあげ、そして勇者学校に入った。入学する中では、比较的若い方だったらしい。
 入るとき神官コースや魔术师コースなどがあると初めて知ったが、特に関係はない。僕が入るのは勇者コースただ一つ。それ以外に目移りなどするはずが无い。
 勇者学校では、より実践的に、それこそ命を失ってもおかしくないくらいの指导を受けた。実际に一年が终わる顷には、最初の半数程になっていった。何人かは命を失い、何十人かは手足を失い、何百人かが自信を失って学校を去っていった。
 それでも僕は食らいつく。絶対に勇者になるために。ただ目标を见据え、皆が寝静まった后も训练を続ける。そんな生活が三年间。
 
 ついに今までの十六年间が、报われる言叶を闻くことが出来た。
 教头は他にも色々言っていたが上の空で正直覚えていない。ただ、勇者になれるという事実だけで胸がいっぱいだった。
 
「あぁそれと、授业でも闻いたと思うが仲间の希望があれば闻こう。まあ基本は各コースの最优秀者がつくんだがやはり人间関係ってものがあるからね」
 
 仲间……。头の中に候补は何人かいる。だが、共に魔王讨伐するのに会ったことのない人を仲间にするのは気が引ける。
 
「今はそんなに悩まなくても大丈夫だよ。とりあえず今日は急な话だっただろうし、また决まったら闻かせてくれ」
 
 悩む僕に朗らかにそう言い、先生が部屋から出ていく。
 一人きりになった部屋の中で、僕はいつまでも喜びと达成感、そしてついに掴んだ未来への使命に燃え、固く握り拳を作った。
 
 窓の外、僕を见つめる三つの影に気づくことなく。
 
 
 勇者になれると闻いてから心がそわそわとしいつまでも高扬感が涌き出てくる。
 何かに突き动かされるように部屋を飞び出し、気づけばいつもの场所に出ていた。
 校舎外れの森を少し入ったところにある小川に面した古びた小屋。
 三年间一人で训练してきた特别な场所。おそらくこんなところに小屋があるなど谁も知らないだろう。僕自身森の中で训练する场所を探していなければ见つけることなど无かっただろう。
 人目につかず、汗をかいても川で身を清められ、身体を休められる小屋がある。训练にはほぼ理想的と言っても过言ではない。
 
「はぁっ……!ふぅっ……!」
 
 いつものように剣を振り、技を磨く。勇者になることがゴールではない。むしろここからがスタートなのだ。
 そう気合いを込めていたからだろうか、梦中になって剣を振っているとすでに太阳は山阴に半分ほど沈んでいた。
 
 光の世界から闇の世界へ。いくら勇者になれると言えど、世の摂理までは変えられない。
 そろそろ戻るべきだろう。あまりに帰るのが遅くなってしまえば寮の门限を破ることになる。最悪窓からでも入れないことはないが、わざわざ规则を破る必要もない。
 いつものように小川の水を手のひらで掬い、顔を洗う。训练で火照った体に冷たい水が気持ちいい。 本文来自
 
 ほうと一つ息をつき、几ばくか逡巡してから木刀を戻すために小屋に向かう。
 さすがに部屋にまで木刀を持って帰る気はない。いや、别に持って帰ろうと咎められる事はないだろうし、そもそも木刀を含め训练を隠していたのは勇者になるために集中して训练に明け暮れるため。すでに勇者の内定が出た今となっては特に隠すこともないだろう。
 だが、持って帰る理由もないのだ。咎められないからと言って、わざわざ无駄に好奇の视线を向けられる理由もない。
 
 いろいろと考えたが、结局はいつも通り片付けをするだけのことだ。
 
 それほどかからずに小屋に着き、扉を开ける。
 この三年间でずいぶんとボロくなり、开きづらくなった扉。特に金具に锖がつき始めたせいか一日放置するだけでいやに开けづらくなる。 内容来自
 
 だが、今日はやけにスムーズに开いた。想定よりもずっと軽い扉に、势いを杀しきれず小屋の中に二、三歩ほど歩みいってしまった。
 
 勇者になれるからと少し気が抜けていたか、そう反省し自嘲の笑みを浮かべ顔を上げた瞬间、
 
「!?」
 
 视界に二人の女の姿が映った。同时に、视界に薄い桃色のもやのようなものがかかる。
 目の前には赤い髪を肩の长さで切り揃えた活発そうな少女と、小柄で无口そうな黒髪の少女。
 
 そして二人の姿を认めたのを见计らったかのように、背后の扉がガタリと音をたて缔まった。
 
 急いで振り替えると、いつの间に现れたのか金髪のおっとりとした见た目の少女、修道服を着ている事から恐らくシスターだろう少女が后ろ手に扉に键をかけていた。
 
 
 前の二人も同じように服装から推测するに恐らく赤髪は魔术师、小柄な方はシーフだろう。
 三人とも容姿は人并み以上に整っている。
 シーフは动きやすさを求める故か露出の多い扇情的な姿をしていた。子供のような体型だが下半身の肉付きはよく、见た目と相反する大人の色気を醸し出している。
 シスターも、もともとは清楚な印象を持たせたであろう修道服を大きく盛り上げる二つの膨らみが动く度ふるふると震え、こんな状况であるのに思わず目が引き寄せられてしまいそうになった。
 
 そして魔术师の少女だ。他の二人も十分に、いや十二分以上に美少女と言って过言ではなかった。整った容姿に方向性は违えど扇情的な服装。
 しかし、赤髪の少女はそれ以上に何か男を惹き付ける魅力が备わっていた。服装も野暮ったいローブで露出は少ない。だが、そんなもの些细な问题に过ぎないと思えるほど强烈に僕の心を惹き付けてやまないその唇。
 
 僕の问いに、赤毛の少女は投げキッスで応えた。
 
 少女の唇から、実体を持ったハートの形をした魔力がふわふわと浮かび僕へと飞んでくる。
 最初にかけられた周囲にばらまくような魔力ではなく、一点に集中させ指向性を持たせた强力な魅了の魔术。
 その効果は、恐らく今の状态の比ではない。
 确実に今日一日は魅了の魔力に心を犯された状态に陥るであろう危険な魔法だ。
 避けないと、当たることだけは絶対に避けなければ。そう思い、少女たちに见蕩れてしまいそうになる瞳を闭じ、横に飞び退こうと足に力を入れる。
 しかし、その目论みはもう一人の少女、いつの间にか僕の背后へと忍び込み逃がさないように抱きつくシスターの存在によって失败に终わる。
 
 筋力的には余裕で振り払える。でも──
 
──むにゅん?
 
 背中に押し付けられた大きな膨らみがむにゅりと形を変える感触を感じた途端、振り払うことなどできなくなってしまった。
 视界のもやが强くなり、一瞬逃げることも忘れて背中に当たる柔らかな感触に酔いしれる。
 その一瞬が命取りだった。
 ハッと目を覚ました时には、すでに魅了の魔术は目と鼻の先で、僕が见ている前で悠然と浮かびながら僕の胸の中へ吸い込まれるように消えていった。
 
 一拍おいて、心臓がこれまで以上に高鸣る。心臓に溶け込んだ魅了の魔法が、血液に混じり全身に送り届けられていく。鼓动が一つ重なる度身体が心地よいダルさに包まれ、得も言えない幸福感が全身を袭う。
 
「いやーさすがはラルスくんだねぇ。よくやったぞアヤメちゃん! ナイスナイス!」
 
「……お手柄」
 
「うんうんお手柄お手柄!うーんでもこれだけ魅了をかけてもまだ抵抗できるんだねぇ…。まぁそれならそんな事考えられないくらいヘロヘロにしちゃえばいっか!そんじゃさっそくスピカちゃん打ち合わせ通りあれやるよ!ラルスくん寝かせてあげて!」
 
「了解です」
 
 そういうや、そっと僕の身体を床に寝かせるスピカと呼ばれていたシスター。その豊満な胸が离れていくことにどこか勿体ない気持ちを感じ、我にかえる。
 一体僕は何を考えているんだ。
 少しずつ、この状况に呑まれている。魅了をかけられ、怪しいとはいえ美少女と言っても过言ではない少女三人に囲まれ袭われる。
 このままでは确実に彼女达の毒牙にかかってしまう。なんとかして逃げなければならない。
 そしてそれ以上に、いつか逃げられる瞬间が访れるまで彼女达に呑み込まれないように强い心を持たなければいけない。
 诱惑に负けないという强い気持ちを。
 取り戻さなければならない。
 
 赤毛の少女が仰向けに寝かされた僕の上に跨がる。锻えてきたおかげか少女一人が乗ったところでそれほど重さは感じない。それとも、この少女が軽いだけだろうか。
 今まで女子に跨がられる体験などしたことがないからわからない。
 魔术师の少女は、跨がったままずいと僕の顔にその绮丽な颜を近づけてきた。
 スピカと呼ばれたシスターほどではないが、女性らしい膨らみが僕の身体を刺激する。
 仄かに甘い香りがする吐息がくすぐったい。
 あの魅力的な唇がすぐ目の前に迫っている。
 こんな状况だというのに、こんな状况だからこそ、その事実に几ばくかの兴奋を覚えてしまう。
 
 
「ねぇねぇラルスくん…なんでこんなことされるか気になってるよね……。実はねぇ私たち知ってるんだぁ…ラルスくんが勇者になるってこと。それに旅に连れていく仲间も决まってないってことも……」
 
 赤毛の少女は热を帯びた视线で僕を捕まえながらもさらに语る。
 
「だったら今ラルスくんにお愿いすれば仲间になれるかもしれない…。でもきっと真面目なラルスくんのことだから普通に頼んでも断られちゃうと思ってね。だからこうやって“説得”してるってわけなんだぁ」 本文来自
 
「……僕はこんなことされても君达を连れていくことはしない」
 
「あはっ…。これを受けてからも同じ事を言えたら帰してあげるよ」
 
 そう言うと、赤毛の少女は少し顔をあげ、唇に魔力を集める。さっきの投げキッスの时よりも、ずっと强い魔力が唇に集まっている。
 ヤバい。これはヤバい。思わず、少女を振り払い逃げようとする。
 しかし、その动きはまたしても止められてしまう。それも、今度は二人で。
 仰向けに寝かされた僕の両隣、耳元にぴったりと口元を寄せ両腕に抱きつく二人の少女。
 
「ふぅー?」
「あっ……ふっ……。逃げないで……次期勇者……」
 
 二人は絶妙なタイミングで逃げようともがく僕の耳に息を吹き挂け、甘い声色で嗫きかけ、女を意识させ力を夺っていく。
 もちろん、その间自らの肢体を僕に擦り付けることも忘れない。
 衣服越しとはいえ若く柔らかい女の子の身体は想像以上に僕の理性を削り取っていく。
 
 シスターはその豊満な胸の谷间に僕の腕を挟み込み、もっちりとした柔らかな肉の感触で包み込んでいる。お互いに少しでも身动ぎすればその柔肉がこれでもかと僕の腕にまとわりついて离さない。
 时には学生だとは思えないほどの包容力溢れる声色で「楽になってください……」「肉欲に溺れてください……」と嗫きかけられ、思わずその声に従って身を任せたくなってしまう。
 
 アヤメと呼ばれていた少女もそうだ。彼女は僕の腕をその小柄な体躯で包むように抱きつき、僕の手をその不钓り合いに成熟し妖しい色気を放つ太ももで挟んでいる。手のひらに吸い付くように密着する太もも。高い体温ゆえかちょうどいい具合に温かく蒸れたそこは、确実に僕の腕に堕落と快楽を刻み込んでいる。
 なんとか抜こうともがくも、少し指先を动かすだけで艶やかな喘ぎをあげる。冷静沈着な口调の中に女を感じさせる喘ぎが混ざり嗫かれると、少女の太ももとその奥にある秘部の存在をどうしても意识してしまい、魅了も相まって动くことが出来ない。
 
 逃げようともがけばもがくほど、少女达の魅力が魅了を深めがんじがらめにされていく。
 少しずつ麻痺がとけ魔力も动かせるようになってきたが、この状况を打破できるものでもない。
 
 打つ手がなくなった僕を见て、赤毛の少女──ミリアは获物を追い诘めた肉食獣のように唇をペロリと舐めて湿らせた。
 
 そして──
 
──ちゅううううううううっ?
 
 僕の唇にゆっくりと重ねた。
 
 そして、それと同时に访れた深い、あまりに深过ぎる絶顶。僕の存在そのものにミリアという少女の存在を刻み付けるような、そんな口付け。
 
 最初は、ただ唇を重ね合わせるだけの軽いキス。しかし、唇が触れた瞬间、ふわりと香る甘い匂い。一気に魅了の魔力が注ぎ込まれた。僕が下でミリアが上。魔力であろうと、必然上から下へ流れていく。
 
 
──どくっ……どくどくどくどく……
 
 
 僕という器に、ミリアの魅了の魔力がいっぱいになるまで注がれていく。それが僕を満たそうとお构い无く次から次へと流れ込んでくる。
 そして、いっぱいになった僕という器から、僕の魔力すら押し退けて魅了が贮まっていく。支配していく。追いやられ行き场のない僕の魔力は、押し出されるように体外から吐き出されていった。
 魅了の魔法によりいきり立った僕のアソコから、精液という形で。
 
 精液と共に魔力が今までにない势いで吐き出されていたが、ミリアの魔力が僕をいっぱいにする顷には射精の势いは収まり、膨张した海绵体も几分か落ち着きを取り戻している。
 
 だが、それでもミリアは口付けを止めない。いや、むしろ、さらに激しさを増していく。
 唇が触れ合うだけのキスは、いつしかお互いの舌が触れ合い、ついには络み合い唾液を交换する。
 魔力混じりの唾液は、ただそれだけで甘く梦中になってしまう。
 酸欠になってしまうほどの激しいキス。常に主导権はミリアに握られ、僕の舌は翻弄されるばかり。
 周囲は魅了魔法特有の甘い香りが充満し、酸素と混じり嗅覚をどろどろに浸食していく。
 はねのけようと伸ばした舌は一瞬のうちに络めとられ、ニュルニュルと蛇のような爱抚でその力の悉くを舐め溶かされていく。 copyright
 
 视界がチカチカと雷魔法を浴びた时のように点灭する。その时と同じなのは、意识を失ってしまいそうなこと。その时と违うのは、その原因が痛みや冲撃ではなくただただ纯粋な快感だということ。
 
 ズボンを黒く湿らせるほど出したというのに、また大きくなっていく。
 もう僕の魔力はない。出せるものなどない。そのはずなのに何かが僕の身体の中をぐるぐると蠢きそこから飞び出そうとしている。
 必死に、耐える。
 だが、唇で弄ばれている最中にそんな事が出来るはずもなかった。
 ゆっくりだった舌の动きが急に速くなり、僕の舌を性器に见立てるように舐め回し络めていく。
 びくびくと全身が震える。
 背筋から反り返り、腰を突き上げるようにして访れる快楽にせめてもの备える。
 あぁ、ダメだ! copyright
 何かが来る!せり上がってくる!イッてしまうっ!
 
「んっ……ふぃー。口は魔术师の最大の武器ってね!ってあらら?どしたのそんな顔して。もっと私にキスしてもらいたかったのかなぁ?」
 
 まさに弾けるという瞬间、唐突に絶顶が取り上げられた。思わず、ミリアの顔をまじまじと见つめてしまう。
 何故最后までしてくれないのか、そう诉えるように。
 その考えが浮かぶこと自体、心が既に负けかけている証左だということに気づいたのはその直后。
 先ほどまでの恳愿を误魔化すように、ミリアを睨み付ける。
 
 そんな僕の姿を见て、ミリアはニヤニヤと笑っていた。ぷるぷると柔らかい唇をニヤリと歪ませて、もがく僕を面白い玩具を见るように笑みを浮かべていた。
 
 不意にミリアが立ち上がり、腹部への圧迫感が无くなった。
 
「ふぅ…これで私の説得はおわり。私を连れていくかはラルスくん次第だね」
 
 最后にペロリと舌を覗かせるミリア。その光景を见ただけで、ズグンと腰の奥で热い脉动が起きる。ジンジンと疼きを诉える股间。一度味わってしまった快感はきっといつまでも僕を苛むだろう。
 心の奥で、彼女を连れていけばまたこの快楽を味わえると诉える僕がいる。
 それでも、まだ全部は堕ちきっていない。断れる。まだ僕は彼女を拒める。
 
「……ぃ…ひみふぉ……っ!?」
 
 君は连れていけない。僕は僕の选ぶ仲间と戦う。
 そう言叶にしようとして、しかしそれは叶わなかった。
 口から出たのは言叶にならない情けない声。吕律の回らない口。
 ミリアが施した魔性のキス。
 それは、僕から心だけでなく言叶まで夺おうとしていた。彼女に弄ばれた舌はその卓越した技巧に呑まれ、言叶を纺ぎだすだけの力すら络めとられている。
 
 惊愕する僕に、ミリアは悪戯気な笑みで语りかける。
 
「気が早いよぉラルスくん。言ったでしょ?私の説得はおわりって。まだあと二人、スピカちゃんとアヤメちゃんの説得もしっかり受けてあげないと」
 
 その言叶と同时に僕の腕を包んでいた温かで柔らかな感触が离れる。
 
「ふふふ。今度は私が诚心诚意ラルス様を説得させていただきますね」
 
 そう言ってシスターが、スピカと呼ばれた少女が再び僕に跨がる。
 さらさらと清らかな川の流れのようにまっすぐな金の髪に、见るものを安心させてしまうような微笑み。女性的な柔らかさと包容力を全身から放つその体躯。彼女のその豊かな胸部は、仅かな身动ぎにもたゆんと震え、その柔らかさを余すことなく主张する。 本文来自
 いつの间にかアヤメと呼ばれた少女も僕の腕を离し、ズボン覗くと元へ移动しカチャカチャとベルトを外そうとしている。
 
「それでは早速……失礼させていただきます」
 
 その言叶とともに、スピカがゆっくりと僕に向かって身体を倒す。同时に僕の后头部に腕を回し持ち上げる。どんどんと迫る大きな胸。圧倒的な女性としての魅力に、僕はただ目を见开き息を呑むことしか出来ない。
 
────そして、

「むぐっ……!?」
 
 柔らかな感触が、僕の顔を包み込んだ。
 
「ラルス様がおっぱいから离れられなくなるくらい魅力を刷り込んであげます」
 
 スピカは、僕の头をぎゅうと抱き缔め、逃さないとばかりにその豊かな胸の中に闭じ込める。
 
「いかがですか?私のおっぱいに包まれた気分は。幸せで…ふわふわして…なんにも考えられないでしょう……?これをされると男の子はみんなダメダメになっちゃうんです……」
 
 优しく、それでいて男など皆こうすれば堕ちると言わんばかりの优越感を感じさせるスピカの言叶。
 でも僕はそれを否定することはできない。
 今まさに僕は彼女の胸にダメにされているのだから。
 
 彼女のほんの小さな身动ぎが、たぷたぷと震える双乳を伝わり大きな振动となって僕の脳ミソをかき乱す。
 胸の谷间にたっぷりと蓄えられた浓厚な甘い香りが、鼻から取り込まれ、肺の细胞の一つ一つに染み込み支配していく。呼吸をするだけで、この匂いを嗅ぐだけでいくらでも気持ちよくなれるように。
 
「いいんですよ……そのままおっぱいに梦中になっていてくださいね……。ラルス様はなにも考えずに甘えていればいいんです……気持ちよくしてあげるのは私の役目ですから」
 
 スピカはそう言うと抱き缔める力を强くする。むにゅうと乳圧が强まり、吸い付くようにもちもちとした柔肉が仅かな隙间もなく僕の顔を覆い包む。
 
 一瞬、わけもわからないまま腰が浮いた。
 
 そして仅かに遅れて、それは访れる。
 顔を包まれただけなのに、全身をスピカの谷间の中に埋められてしまったかのような错覚。ズブズブとどこまでも堕ちていってしまいそうな感覚。
 それは、幼き顷に母に抱かれていた时のような安心感。そして、その时にはなかった男としての劣情。母性の象徴に人体で最も敏感な部位を包み込まれ、呼吸もできぬほど强く抱き缔められている。
 全身から力が抜けていく。スピカを突き放そうと弱々しい抵抗をしていた四肢が弛缓する。
 あまりの快感に自分という轮郭がぼやけ、スピカの胸の中でどろどろに蕩け出していく。
 
 苦しいという感情はなかった。それどころか、今の状况も、何故自分がスピカに抱かれているかもわからない。何もかもを受け入れられているような甘い揺りかごに、身を委ねることだけが今の僕にとっての全てだった。。
 
 だが、それでもいつかは终わりが来る。人间として生まれた以上、呼吸はしなければいけない。それはどれだけ身体を锻えようと変わることのない事実だ。
 身体が、酸素を欲する。その苦しさが、スピカに溺れていた僕の理性を甦らせた。
 一瞬だが、完全に魅了されていた。精神が屈服し、スピカを受け入れていた。
 朦胧とする头を无理やり叩き起こし、思考を回す。
 だが、なんとか耐えている。まだ终わっていない。细い细い小さな糸が、辛うじてだが繋がっているのだから。
 
「ふふふ……すっかり耐え抜いたつもりなんですね……可爱いラルス様……?
苦しいなかお疲れ様でした。さ、それでは思う存分呼吸してくださいな?」
 
 スピカの言叶の意味がなにか。それにたどり着く前に、肉体に答えが叩き込まれる。
 
──とぷ……とぷとぷとぷ………
 
 スピカが腕の拘束を缓め、仅かな隙间を生み出す。僕の顔と胸の间に生まれたほんの仅かな空间。
 酸素を失った僕の身体は、なんの踌躇もなく息を吸い、そして最后の理性の糸が乱暴に千切られる。
 
 スピカの谷间の奥、そこに潜んでいた男の本能を一発で屈服させるフェロモン。
 蒸れてより浓密になった女の芳香に、男を诱惑し堕とす魅了魔法の香り。
 肉の牢狱の中で削りに削られた理性が、それに耐えられようはずがなかった。
 アヤメという少女がやったのだろういつの间にかズボンは脱がされ、下半身は外気に触れている。
 とろとろと溢れ缓やかに流れ落ちる絶顶。マグマのように粘度の高い液体が、肉棒を白浊にまみれさせていく。
 
 あぅ……と気の抜けた情けない声が、スピカの谷间のなかで小さく响き、谁にも気づかれることなく消えていった。
 
「あぁ……とっても素敌です……。ラルス様の癒されっぷり最高……ふふ…本当ならもっと癒して差し上げたいんですが今はまだお预けですね」
 
 僕の絶顶をひとしきり确认してから、名残惜しげにスピカが立ち上がる。乱れた髪をかきあげるその姿に、僕は蕩然と见蕩れてしまった。
 さっきまであんな美人の胸の中に包まれていたんだというどこか现実味のない感覚。
 だが精液にコーティングされた阴茎と顔に残るふわふわとした感触が、その时间が确かな现実なのだと否応无しに教えてくる。
 
 彼女の発したお预けという言叶。その言叶の意味が、彼女自身に向けられたモノなのか僕に向けられたモノなのかもう理解できるだけの理性は残っていない。
 彼女达に抱いていた敌意も猜疑心も、もはやズブズブに犯されきっていた。
 
「ん……最后はアタシ……堕ちかけの次期勇者なんて、すぐに天国に连れていってあげる……」
 
 そんな声が聴こえたときには、僕の顔の上に何かがのし挂かっていた。
 むぎゅりと、小さな圧迫感。暗くなる视界。むわりと温かな感触。さっきまでのふわふわとしたモノとは违う、确かな质量がありながらもどこか心地のいい感覚。
 
「どう……?私のお尻……柔らかいでしょ……」
 
 どこか自慢げな响き。押し付けられる小柄な少女の臀部。
 むちむちと肉付きのよいお尻が円を描くように动きながら僕の顔を押し溃している。
 本来なら屈辱を味わう场面なのだろう。
 だが、二度の絶顶により饲い惯らされだした僕の身体は、可爱らしい少女のお尻が密着しているという事実に悦びを感じていた。
 
「ねぇ……気づいてる……?さっきパンツ脱いじゃったから……今は何も履いてない…」
 
 その言叶に、再び僕の阴茎はドクンと膨张を始めた。
 仄かに甘酸っぱく、そして脳の奥を痺れさせる香り。
 その香りが、少女の言叶と结び付く。男であるならばつい视线をやってしまうであろう魅力的なお尻と、少女の甘酸っぱい体臭。その二つが脳内で繋がった瞬间、僕は鼻呼吸をやめることが出来なくなっていた。

「んっ……んふ……?くすぐったい…?」
 
 アヤメは悩ましげな吐息を漏らし、くすぐったさを逃がすように腰をくねらせる。
 必然、より强く押し付けられるお尻。僕の顔と、アヤメのお尻がさらに密着し、お互いの热が混じり合い、蒸れたお尻の隙间から浓厚になった雌の香りが溢れだす。
 スピカの男を甘やかしずぶずぶと堕落させる优しい香りではなく、男の本能を奋い立たせ雌の魅力でいっぱいにさせてしまうような刺激的な香り。
 そして、くにくにと左右に揺れるお尻が、僕の顔をすりすりと擦り、ふにふにとまとわりつく柔肌が刺激され切った雄の本能とともに最后に残った心の抵抗までも优しく削ぎ落としていく。 内容来自
 
「酒池肉林だねぇ…ラルスくん?ほらほら…もっと溺れちゃおーよ…?」
 
 耳元で嗫かれるミリアの声。
 僕の腕にそれぞれ抱き抱えるように密着する二人の少女。
 右腕は、ミリアに抱かれ、手のひらは彼女の太ももに包まれるように挟まれている。
 指の先に当たる、柔らかな感触。时折ミリアがなにかを调整するように小さく动き、僕の耳に艶かしい吐息を吹き込む。
 くちくちと、微かに闻こえる水音。指先から伝わるぬるりとした感触。
 ミリアの小刻みな呼吸とともに、耳に微かに触れる唇。
 左腕は、スピカの胸の中。
 豊かで深い谷间の中に、しまいこまれた僕の腕。
 腕にのし挂かる柔らかな乳肉は片方だけでも他しかな质量を持っていて、それに上下に挟み込まれた腕はまるで柔乳に同化してしまったように心地いい。
 そして、スピカはすりすりと自分の身体を擦りつける。
 上下に、左右に。
 僕の腕を、なにかに见立てているかのように。
 
 アヤメのお尻に顔を塞がれて、僕の视界は肌色以外にはなにも见えない。
 それでも、感覚として、股间が硬く张り诘めていることだけは分かる。
 何度も絶顶して、味わったことのない、いや、味わってはいけない快楽を注ぎ込まれて、心を贪られて、それでもなお身体は更なる絶顶を求める。
 耳元の扇情的な吐息が、腕を包み擦りあげる柔らかな感触が、胸いっぱいに広がる甘酸っぱい雌の香りが、僕の大事なものを入り込んで混ざっていく。
 
「次期勇者…私の香りをたっぷり覚えて…胸に刻み込んで…?」
「ラルス様…?早く素直になって……我慢なんてやめてしまいましょう…?」
「ラルスくん……一绪に、イこ……?ほら、もう…ラクになっちゃえっ…?」
 
 アヤメのお尻が、秘部が、ぎゅうと押し付けられ鼻先に触れた。
 スピカの豊乳が、肘から肩まで思い切りズリあげた。
 ミリアの唇が、舌が、僕の耳に吸い付き、舐めあげ、同时に指先がトロリと湿り生暖かいナニカの中に诱われる。
 
 その瞬间、僕の心は、少女达の魅力に完全に败北した。
 
────どぷぅっ!びゅぷるるるびゅぷっ!
 
 それは、まさしく屈服の白旗だった。头の中は少女达の感触と香りでいっぱいになって、それ以外は考えられない。
 ただ彼女达の嗫きにこくこくと虚ろに颔くばかりで、それに応えるように与えられる快楽とクスクスとした爱らしい笑い声だけが今の僕の全てだった。
 
「ふふっ?私たち四人で、たくさん顽张ろうね…?未来の勇者さまっ…?」

 そう嗫きかけたのは谁だったか。
 もう分からない。谁だっていいのだ。彼女达三人はそれを望み、僕はそれに応えるだけなのだから。
 
 小さく、こくりと颔く。首肯に対し帰って来た少女达の反応は、どこまでも甘く蕩けるような快楽で、三人の大切な仲间から与えられるその悦びに僕の意识は微睡んでいった……。
 
 
 
 

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次期勇者は色香に惑う

女干部

町を一つ壊灭させるほどの爆弾がどこかに仕挂けられた、と予告を受けた。止めるためには二日以内にあちこちに仕挂けられたスイッチを时间内に全て押す事。俺达三人は手分けしてスイッチを探した。

制限时间も押し迫ってきたがスイッチも最后の一つだ。近场で合流したイエローとブルー、つまり俺はその场へ向かった。レッドとも合流したい所ではあったが彼は远方のスイッチの元にいたためそれでは间に合わない。やむを得ず二人だ。
目的のスイッチがあるのはいくつもの仕挂けを越えた先の部屋だった。
早速中に入ると奇妙な香りと共に変わった光景が広がっていた。女性が生活していたと思われる化粧台が置かれ何より目を引くのは中央のベッドである。ともあれそれを気にしている场合ではない。部屋の中を见回しスイッチを発见し押すと俺达に渡されていた制限时间を表示するタイマーが点灯を止めた。
とその时
「あらぁ?ブルー君にイエロー君じゃない」
络み付くような声。そちらを向くとそこにいたのは
「ヴァネッサ…!?何でここに…?」
女干部のヴァネッサであった。
「実はここ私の部屋なのよねぇ。军の本拠地は别にあるんだけどあそこ地下だし阴気で嫌だし…。だから基本的にはここに住んでるの。まあボスに呼ばれればすぐに行けるようにはしてるから问题ないって感じかしら。ところでちゃんとスイッチ见つかった?」
ここが彼女の根城とは意外だった。まあ何にしろこれで奴らの企みは阻止出来た訳だが。
「残念だったな。スイッチは全て押して解除させてもらった」
タイマーを投げて渡すもヴァネッサは特に惊いた様子も见せない。
「あ~あ。やっぱ君达にはちょっと简単过ぎたかしら?作戦失败ね…」
そう言ってその场から去ろうとする。しかし
「待て!ここで决着を着けろ!」
彼女を呼び止める。三人揃っていないとはいえ胜算はあった。彼女の主な役目は戦闘ではなく谍报。大抵様々な服装でこの世界に溶け込んでは情报を探りこちらに见つかると逃げるという事を缲り返していた。干部の中では纯粋な戦闘力では最も劣り何度も见た限りわざと弱い振りをしている様子もない。正直言って真正面からぶつかれば一人でも胜てる相手だろう。
その言叶を闻きヴァネッサはため息をついてベッドに腰を下ろす。
「はぁ…正直戦うの苦手なのよねぇ。今日は见逃してくれない?」
「ふざけるな!」
しかしヴァネッサはこちらをじっとりとした目で见つめつつ続ける。
「仕方ないじゃない…。だってお姉さん胸もお尻もこんな张っちゃって素早く动けないのよ?」
そう言いながらゆっくりと胸を揉む。
「……!」
すらりと伸びた脚から繋がる滑らかなとした太腿。その先のくびれたウエスト。彫刻のような彼女の美貌と肢体でありながら下品とも言えそうな色香を漂わせるむっちりとした尻。更にその乳房は彼女の小さな顔よりも大きくまともに直视するのも惮られるような艶かしさを放っている。そして何よりその服装だ。彼女が俺达の前に现れる时はいつも申し訳程度に胸と股间を隠すようなふわふわとした布のような物を缠っているだけ。その白い肌も吸い込まれそうな谷间も见せつけて来ていた。
「あらぁ?どうしたのかしら?ひょっとしてお姉さんに见とれちゃった?」
「ち、违う!」
「あらあら図星かしら?仕方ないわよねぇ?男の子がお姉さんのカラダ见てエッチな事考えずにいられる訳ないわよねぇ?」
「ぐ……!」
こちらを挑発してくるヴァネッサに何も言い返せない。
「と?こ?ろ?で?私をやっつけるなら早くした方がいいと思うわよぉ?この部屋変わった匂いがすると思わない?」
确かにそうだ。部屋に入った时から违和感を覚えていた。
「この香りは君达を堕落させちゃう魔性の香り?まともに吸いこむとお姉さんの事しか考えられないおバカさんになっちゃうの?早くしないと変身して防いでてもスーツの隙间からじわじわ侵されて负けちゃうわよぉ?」
この言叶で非常に危険な状况に追い込まれている事に気づく。既にヴァネッサの顔を见るだけで息が荒くなってしまっていた。ここは一度退いて态势を立て直した方が良い。イエローの腕を掴み外へ出ようとする。しかし
「あ、开かない…!?」
「残念でした?スイッチを押すとそこの扉が闭まる仕组みになってたの。开く方法はお姉さんを倒す事?これで何でこの部屋に最后のスイッチがあったか分かったかな?」
最初からスイッチは撒き饵だったようだ。バラバラに配置する事で俺达を分断し最终的にこの部屋に辿り着いた奴を有利なフィールドで始末するのが狙いだったのか。しかし気づいても遅い。再びヴァネッサの方に向き直ると俺达に対し诱うように言ってくる。
「ほら?私こんな无防备なのよ?一発でも受けたらやられちゃうかも~?」
平常时なら手を出せていただろう。しかし今の俺达は既に彼女の美しい身体に伤を付ける事に抵抗を感じるまでになってしまっていた。そして俺达が手を出せないと见るやヴァネッサの行动は次の段阶に移った。
「そっちが攻めてこないならこっちから攻撃しちゃおうかしら?ねえイエロー君?」 copyright
彼女の突然の呼びかけにイエローがそちらを见てしまった。その瞬间ヴァネッサの目が赤く光り
「!?」
イエローの身体が震える。そして
「ああ…?はあ………?」
腑抜けたような声を上げる。
「ほら、イエロー君?ちゃんとお姉さんの所まで来れるわよね?」
「はい……?」
ヴァネッサの言叶に従いフラフラと彼女の元へ近寄ろうとする。
「待て!何やってるんだ!」
慌ててイエローを羽交い缔めにする。
「俺は…ヴァネッサ様の所に……」
「冷静になれ!」
しかし理性を失ったかのように抵抗する彼の力には及ばず
「ぐっ!?」
腹に强烈な拳を打ち込まれ崩れ落ちる。
「ちゃんと一人で来れたわねぇ?えらいえらい?う~ん、ご褒美にキスしてあげようと思ったんだけどマスクが邪魔ねぇ…。変身解いちゃいましょう?」
言われるがまま変身を解除した瞬间无防备になったイエローの身体を部屋に立ち込める淫臭が袭う。
「ひ…!?ぐ……」
イエローの体がふらつく。
「あらかっこいい?イエロー君の身体も见てみたいわぁ?」
「はひぃ……?」
彼女の言叶に促されるようにスーツを脱ぎ捨て裸になる。既にペニスは勃起しきっている。服を脱いだイエローを抱きしめながらこちらを向いて告げる。
「ブルー君にもどうやってイエロー君をこんな甘えん坊さんになっちゃったか教えてあげる。実は私催眠术が使えるの?」
「催眠术だと…!?」 copyright
ヴァネッサにそんな能力があるなど知らなかった。
「何で今まで使わなかったか教えてあげましょうか?この催眠术の効果は『私と目が合った瞬间に私が思ってる事と同じ事を妄想してたらその妄想に逆らえなくなる』。分かったかしら?普通のヒーロー君ならわる~いお姉さんを利するような事なんて考える訳ないわよねぇ?だから本来君达相手には使い道がないんだけど…」
确かにそれならば特に使い所のない能力のはずだ。
「さっき挂けた催眠は『ヴァネッサ様にひれ伏したい、下僕になりたい?』…そうよねぇイエロー君?悪いお姉さんと戦ってるのにずっとそんな妄想してたのよねぇ?」
「はひい…してまひたぁ……?ヴァネッサさまに负けたいってずっと……?」
「な、何言ってるんだイエロー!?」
「仕方ない子?じゃあお姉さんの妄想でどれくらいオナニーしてたのかな?」
「毎日…ですぅ……」
「あらあらスケベなヒーロー君?じゃあこれからお姉さんにどうして欲しいの?」
「おっぱいで…いじめてほしいですぅ…?」
「ほんとに男の子は皆おっぱいが好きねぇ?そんな素直な子にはご褒美あげないとね?」
そう言って胸の部分の布を触る。はらりと布が消え去りヴァネッサのあまりに魅惑的な乳房が露わになる。
そして
「これはお?ま?け?」
乳房を自分の手で揉みしだく。むっちりと重そうな乳肉にしなやかな指が食い込む。そして数度揉むと
「ほら见てぇ?おっぱいからミルクが出てきちゃうの?」
ヴァネッサの勃起したピンクの乳首からとろりと白浊液が流れる。
「このミルクぜ~んぶ饮んでもいいのよぉ?」
目の前で乳房を揺らすだけでも男を跪かせるのには十分すぎるほどなのにその乳房の表面を母乳が伝ってくるのを眼前で见せられては抵抗など出来なかった。我を忘れイエローがヴァネッサの乳首に吸い付く。
「あん?もうそんなに慌てなくても逃げないわよ?ふふ、どうかしらぁ?甘くて美味しいでしょう?」
その言叶など耳に入らないように吸い付き母乳を吸う。そんなイエローの様子を见て下半身に目を遣る。
「あらあら?もうおちんちんパンパンじゃないの。しょうがないわねぇ?」
そしてペニスに手をやると
「ぜーんぶ绞り出してあ?げ?る?」
ペニスを势い良く扱き出す。
「ん、むうううう!?」
突然の刺激に惊いた様子を见せる。しかしヴァネッサの细い指で柔らかく包まれ扱かれるとあっという间に蕩けた顔を浮かべてしまう。
「は~い?じゃあそろそろ出しちゃいましょう?」
そう言って手の动きを速める。そして
「んんんんーーーーー!」
どぷっ?どぷっどぷっ?
「やん?もう手がイエロー君のザーメン涂れ…?」
精液を放出し力が抜けたような顔を浮かべるイエロー。その口には依然としてヴァネッサの乳首が咥えられ母乳を流し込まれ続けている。一段落したように见えたがしかしまだ终わらない。
「このヌルヌルの手でシゴいてあげればまだまだ出るわよねぇ?」
そう言うと射精したばかりのイエローのペニスを掴み再び扱き出す。
ぐちゅ?ぐちゅ?くちゅ?
彼女の手の动きに合わせて手とペニスに付着した精液が擦れ合い音を立てる。流石に连続で扱かれ辛そうな表情を见せるイエローだったがその感情もすぐに快楽に涂り替えられていったようだ。
そして
「は~い二発目~?」
あっという间に二度目の射精を迎えてしまった。更にイエローの様子など意にも介さず
「まだまだイかせちゃうわよぉ?」
そう言って扱き出す。一方のイエローはと言えば限界を越えてしまったのか全く辛そうではない。ヴァネッサのなすがままに母乳に涂れペニスを勃起させ続ける。

「と?こ?ろ?で?ブルー君はいつになったら私に攻撃してくるのかなぁ?」
いきなり标的がこちらに替わる。
「イエロー君に攻撃されてからずっと倒れこんでるけどあの程度の打撃でまだ立てないなんて訳ないわよねぇ?」
「……!」
「じゃあ当ててあげる。本当はおちんちんがギンギンになっちゃってて耻ずかしくて起き上がれないのよねぇ?」
「う、く……!」
「はい図星~?」
楽しそうに笑う。
「でもいいのかしらぁ?早く助けないで?今イエロー君がどうなってるか分かる?射精させて母乳饮ませて体の中身入れ替えちゃってるの?」
「……!?」
「ふふ、じゃあもうちょっとちゃんと教えてあげる。イエロー君は射精する度に精液と一绪に君达の正义の心も出しちゃってるの?それからその空っぽになった部分は母乳で埋め尽くして…私に対する忠诚心に変えちゃうの?ほらほら早くしないと仲间がお姉さんのおもちゃになっちゃうわよぉ?」
「くっ…」
近づけないのを分かっていて嘲ってくる。そして言叶を続ける。
「ところでさっきからどうして目合わせてくれないのぉ?私寂しい…」
「そ、それはお前が催眠术を…!」
「あらあら、さっきも言ったじゃない普通のヒーローなら催眠になんか负けないって?まさかブルー君までお姉さんとエッチな事したい…なーんて思ってないわよねぇ?」
「そ、そんな事考えていない!」
「へ~?じゃあ私の目见れるわよねぇ?」
こんな见え透いた挑発に乗ってはならないと分かっていたはずだった。しかしヒーローとしてのプライドなのかそれとも内に秘めていた破灭愿望が头をもたげてきたのかは分からない。気が付くとちらりと彼女の顔に目を遣ってしまっていた。そして待ち构えていた彼女の赤く光った目を见た瞬间
「あ…が……」 copyright
意识が远のくような感覚を覚えた。少しずつ足が前に出て行く。…そうだ、彼女にひれ伏さなくてはいけない。自分は彼女の下僕となるためにここに……违う!头の片隅に残っていた意识の欠片が踏み止まらせる。
「はぁ……はぁ……」
「あらぁ?まだ顽张ってるの?早く堕ちた方が幸せになれるわよぉ?」
「だ、黙れ!」
「あ~ん?もう强がっちゃって可爱い~?でもぉ催眠にかかっちゃうなんてブルー君もやっぱり男の子なのねぇ?」
少しでも気を抜けば一瞬で先ほどのように意识を支配され操られてしまう。こちらを挑発してくるヴァネッサに対しまともに反论するのは止めた方が良いだろう。
その后も何度か言叶を投げかけられるがまともに反论せず躱している内にようやく何とかこの催眠にも対応出来そうな感触を掴み始めた。
「…どうした……?こんなものか……?」
逆に言叶を投げかけるとヴァネッサは微笑む。
「ふふ?ブルー君の必死に顽张る姿も见れたしじゃあトドメ刺しちゃおうかしら?」
「な…!?」
彼女の言叶とともに闭じられていた脚が开かれる。そして股间を覆っていた布が滑り落ち秘部が露わになる。限界寸前のところで耐えていた理性が脆くも崩れ去る。
「あ……ああ……?」
「ほら…もっと近くに来てぇ…?」
诱われるままに彼女の脚下に跪く。目には爱液で濡れる彼女の秘部しか入らなかった。
「こんなトロトロになっちゃってるのぉ…?早く舐めてぇ…?」
言叶通りマスクを取る。すると
「あっ……ひ……!」
无防备になった鼻孔が部屋に立ち込める淫臭をまともに吸い込んでしまう。それだけで脳が快楽を覚え思考がおぼつかなくなっていく。
「ふふ、头の中犯されて気持ちいいでしょう?その邪魔な服脱いじゃえばもっと気持ちいいわよぉ?」
最早考える事など不可能だった。服を脱げばこれ以上気持ちよくなれるという言叶がストレートに头に响き続ける。ヴァネッサの狙い通り敌の目の前で裸になり思考力を失った俺は彼女の饵同然だった。
「は~いよくできました~?じゃあご褒美にお姉さんの一番エッチなとこ舐めさせてあ?げ?る?」
そう言ってイエローのペニスを握っていないもう片方の手で俺の头を引き寄せ秘部に押し付ける。
「ん!?んーーーーー!!」
「あらあら?そんなに嬉しいのぉ?じゃあもっといいところで独り占めさせてあげる?」
ヴァネッサが开いていた脚を闭じる。头は完全にむっちりとした太腿にロックされただただ彼女の股间を舐め匂いを嗅がされ続ける。とろりとした爱液が口に流れ込み続け溢れていく。
そして俺をベッドの上に座らせるとピンクのルージュが引かれた唇を近づけ
じゅる?じゅる?じゅうううううううう?
「ん!?んううううううう!!!」
口吻されたまま舌を吸われる。更に舌で口内を舐め回される。その度に脳内にまで伝わる卑猥な音が感覚を麻痺させる。
ぐちゅ?ぐちゅ?じゅりゅうううううう?
そして数度その仕打ちを受けた俺はまたもや精液を喷き上げていた。
「あ……?はぁ……?」
「キスされただけでイっちゃったのぉ?ふふ、じゃあブルー君はも~っとキス大好きにしてあげる?」
そのまま俺の后头部を掴んで顔に近づけると
ちゅっ?
「ひぅ!?」
頬にキスをされ情けない声が出てしまう。しかしこんな物では终わらなかった。
ちゅっ?ちゅっ?ちゅっ?ちゅっ?
「あ……?ひああぁぁ……?」
顔中にキスをされ意识が远のいていく。そしてヴァネッサの唾液の匂いが快楽を强めてくる。更に
ちゅっ?じゅるじゅうううううう?
「キ、キスやめへえ……?」
頬に吸い付かれ唇を吸われるような浓厚なキスをされる。キスマーク涂れにされながら俺は何度も射精させられそして
どぷっどぷっ…?

「………………」
「ふふ、気絶しちゃったかな?これでキス奴隷の出来上がり~?さーて、后はあの子だけ…?」
ブルー、イエローと别れてから一日、二人ともまだ帰ってこない。それどころか连络すらつかない。本部で不安に駆られながら待っていると突然モニターが外部からの通信を受け取った。この通信手段を知るのは自分达のみ。何か紧急の用件があるのかとモニターを见る。
「はぁい?レッド君久しぶり?」
「お前は…!」
何故ヴァネッサがこの通信を利用している?动揺する俺に更に告げる。
「ああ、レッド君じゃなかったわね。ごめんなさい、ユ?ウ?君?」
「な!?」
突然甘ったるい声で名前を呼ばれ背筋がぞくりとする。俺の反応を知ってか知らずか言叶を続ける。
「あらぁ?そういえばどうしてそこにユウ君一人しかいないのかしらぁ?」
「ぐ……」
「まあ仕方ないわよねぇ?だってブルー君とイエロー君…ふふ、キミにはトウマ君とリク君って言った方がいいかしら?二人とも私と一绪にいるんだから?」
「ど、どういう事だ!?」
「あらあら?まだ分からないのかしら?じゃあごたいめ~ん?」
その声と共にカメラがゆっくりと下りていく。
そこには确かに二人がいた。しかしまともな姿ではない。トウマは顔から胸にかけてヴァネッサのルージュの色と同じ赤いキスマークがいくつも付けられている。一方リクの体は白い液体で濡れきっている。二人に共通しているのは裸で寝転がらされ敌の元にいるとは思えないほど幸せそうな顔で涎を垂らしている事。そして二人の勃起したペニスはヴァネッサの足裏で抚で回されている。
「……!?」
俺の反応を楽しむようにじっくりとこちらを见て楽しげに言う。
「ユウ君の仲间は今こんな事になっちゃってま~す?」
「ふ、ふざけるな!」
「ふふユウ君顔が真っ赤よぉ?大事な仲间がお姉さん一人に负けちゃって悔しいのかしらぁ?」
「それは…!」
「ああ、违ったわね?悔しいんじゃなくてぇ?う?ら?や?ま?し?い?のよねぇ?」
「な……!?」
「敌だって分かっててもヴァネッサ様みたいなセクシーなお姉様といやらしい事したいって妄想しながら毎日チンポシコりまくってたのよねぇ?目を逸らしてもだーめ?ほんとは今すぐオナニーしたくて仕方ないんでしょう?ユウ君の勃起チンポ见せてくれたらお姉さんが手伝ってあ?げ?る?」

「あらあら?本当に丸出しにしちゃってどうしようもないヒーロー君?じゃあ约束通りチンポシコるの止まらなくなるくらいいいもの见せちゃう?ほら、トウマ君ベッドの上に来なさい?さ~て?じゃあトウマ君のギンギンのチンポにぃ?」
ちゅっ?
「ひいいぃぃぃ?」
「あ~ん?キスしただけでそんな喘いじゃってカワイイ?そうよねぇ?だって私に负けた时からずっとキスして欲しいっておねだりしてたのよねぇ?顔中キスマークとヨダレ涂れにされて嬉しくて仕方ないのよねぇ?」
「はひぃ…?うれひいですう…?」
ちゅっ?ちゅっ?ちゅっ?ちゅっ?
「あ…?ひいいいい……?」
「ふふ?トウマ君のチンポお姉さんのルージュで真っ赤になっちゃった?」
「じゃあそろそろ本気出しちゃおっかな~?ルージュがぜ~んぶ落ちちゃうくらい吸い尽くしてあ?げ?る?」
じゅううううううううう?じゅりゅううじゅううううううう?
「ああああ?ひいいいい?あ!?ああああああああああ!!!」
「あはは?ほらどうしたのぉ?そんな苦しそうな顔しちゃって?好きなだけお口に射精していいのよぉ?な~んてこうやってチンポの根本押さえてたら全然出せないわよねぇ?」
「い、イかせてえええええええ!」
「そんなにイかせてほしいのぉ?でもトウマ君が気持ちよくなるためだけに利用されてるみたいでお姉さん残念だわぁ…」
「ち、违う!ヴァネッサ様大好きだからああああ!」
「じゃあどれくらいお姉さんの事好きなのか教えて?」
「毎日ヴァネッサ様の事思い浮かべてオナニーしてましたぁ?リクがヴァネッサ様におっぱい饮ませれてる间ずっと僕が先にヴァネッサ様にいじめられたいって思ってまひたあああ?」
「や~んうれしい~?じゃあこれはご?ほ?う?び?」
じゅうううううううううううううううううううう?
「あ、ああああああああ!」
どぷっ?どぷっどぷっ……?
「あん?もうすっごいザーメン?でもあれだけ焦らしてあげたんだからまだ出るわよねぇ?」
「…!?も、もう出な……!」
「へぇ~それじゃ试してみようかしら?」
じゅうううううううううう?じゅるううう?じゅりゅううううううう?
「あ…ああああああ!す、吸われ…ひああああああああ!!も、もう出たからぁ?ああ?ゆ、ゆるひてええええ?あ………ああ………………」

「は~いトウマ君ノックアウト~?ほら、ユウ君见てる?これが君の大事なな?か?ま?
敌に弄ばれてこんなだらしないアヘ顔晒してチンポからザーメン出しまくってるなんて……?
こんな目に会いたいわよねぇ?…まあ、そんなの闻くまでも无かったかしら?
ふふ、だってユウ君この光景みながら一人でチンポシゴいてイっちゃってるもの?
大体いくらズリネタにしまくってた女が目の前でエロい事してくれるからって敌の裸见て我慢出来ずにシコるなんて耻ずかしくないのかしら?あらあら?こうやってバカにされたらまたチンポおっきくなっちゃうの?
じゃあこうやって敌の手玉に取られるのが大好きなマゾヒーロー君にはいい事教えてあげる?
じ?つ?は?今まで私がこっちに色んな服着て来てたのもほとんど戦わずに逃げてたのもぜーんぶ作戦通り?
バカなヒーロー君の头の中にお姉さんのエロコス姿を刷り込んで背徳感だらけのオナニーに病みつきになるようにしてあげたの?
后はこっちの有利な场所に诱い込んでちょっとこのカラダで诱惑してあげれば简単に快楽に屈服しちゃうって訳?おっぱいはちきれそうなくらいのムチムチのナース服もパンチラ见放题の超ミニスカメイド服もぜーんぶ君达にシコらせるためのワ?ナ?
ふふ?もう反论するどころか思い出してチンポシゴくの止まらなくなっちゃったわねぇ?
ほら?私の指见てぇ?これを君のチンポみたいに…?」

ちゅっ?じゅる…?じゅるう…?じゅるるるるるるうううううううう?

「このいやらしいフェラ音闻くだけでたまらないわよねぇ?どんどんシゴくスピード上がってきちゃって?
で~も?ほんとはそれだけじゃ物足りないわよねぇ?だってユウ君このおっきいおっぱいからずっと目が离せなくなってるもの?
ほら见てぇ?こんなにおっきくて手から溢れちゃうドスケベおっぱい?こうやっておっぱい持ち上げて手を离すとぉ?
は~いおっぱい揺れまくり~?このおっぱい押し付けられて挟まれてめちゃくちゃに陵辱されるの妄想しながらオナニーしてたのよねぇ?それとも君なら気絶するまでおっぱいでビンタされる方が好きかしら?おっぱい好きでドMの変态ヒーロー君?
…じゃあもっといい事してあげる?おっぱいをぎゅーって揉んだら…见てぇ?おっぱいからミルクが溢れてきちゃった?ほらぁ?これがユウ君が见たかったお姉さんのな?ま?ち?ち?勃起乳首からミルクがおっぱいに垂れてとっても下品?ユウ君に饮ませてあげたいけど画面越しじゃ出来なくて残念だわぁ?でも良かったわねぇ?だってこのミルクは饮んだ男の子を母乳中毒のおこちゃまにしちゃうわる~いミルクなの?
まさかヒーローなのにそんなの饮みたい訳ないわよねぇ?あらぁ?顔真っ赤よぉ?ひょっとして头おかしくなって负けちゃってもいいからミルク饮まされて甘やかされたいのかしら?ほんと駄目な子?じゃあユウ君にもその気分味合わせてあげる?ほらリク君の顔见てあげて?ミルク涂れにされて幸せそうでしょう?ねぇ幸せよねぇ?おっぱいだけで负けちゃったお子様ヒーロー君?」
「はひぃ……?しあわせれすぅ……?」
「ふふ?じゃあまた吸わせてあげる?ほらおっぱいに飞び込んできていいのよぉ?」
「あ……?はぁ……?」

「はい捕まえた?」
「んむううううう!!!」
「ほ~ら?リク君の顔谷间に隠れて全然见えなくなっちゃったわねぇ?でも苦しいからって无理に息しようとすると…?
ふふ、こうやって力が抜けて抵抗出来なくなっちゃうの?おっぱいに垂れてるあま~いミルクの匂いで动く力も夺われちゃうのよ?
ユウ君もこうされたかったのよねぇ?こうやってお姉さんのデカパイに顔挟まれて抵抗する意志までトロトロに溶かされて负けちゃいたいって?やわらか~い乳肉に顔も头も埋められてむにゅむにゅにされてそのままおっぱいでホールドされて窒息死?
な~んて最高の负け方よねぇ?
そんな负け方妄想しなかった訳ないわよねぇ?だって君达三人とも私と戦う时は必死でおっぱいから目逸らそうとしてたもの?ちょっとでも见たら勃起止まらなくなってお姉さんに耻ずかしい姿见られちゃう?だから私が逃げる时だけおっぱい视姦して思い出してシコりまくり?デカパイにボコボコにされてあのエロい顔のお姉様に散々バカにされながら无様に负けたいでちゅ~?って揃いも揃って妄想オナニー止まらなかったのよねぇ? 内容来自
…あらぁ?リク君体震わせてどうしたのぉ?ふふ?このまま気絶させてもいいけどそろそろ许してあげようかしら?」
「はぁ……はぁ………」
「あらあら随分苦しそうねぇ?きっと栄养が足りてないのね?ほ~ら好きなだけおっぱいしゃぶっていいんでちゅよぉ?」
「むうううううううう!!」
「リク君の大好きなおっぱいプレス?こうやって顔におっぱい押し付けられて独り占めするのたまんないわよねぇ?
口の中ミルクでいっぱいにしてあげる?そうそうそうやって好きなだけごくごく饮んでもいいわよぉ?
ミルク饮まされてますますお姉さんの事大好きになっちゃうわねぇ?
おちんちんもシコシコしてあげるから好きなだけ出してもいいのよぉ?ほぉら?リク君の弱点はどこかな~?
おちんちんの裏筋かなぁ?それともおしっこが出てくる先っぽかなぁ?あは?责める度に体震えちゃって?
じゃあ一気にシコシコしてあげるからお手々に出しちゃえ~?
あん?もうイっちゃったのぉ?ほんとにおっぱい手コキ大好きなんだから?

…ねぇリク君?さっきからずっとこっちをガン见してるエッチな男の子がいるの分かる?
仲间が悪いお姉さんに射精させられてるの见ておちんちんシゴくのが止められなくなっちゃうドMリーダー君?
あらあら?バカにされてまた兴奋しちゃったの?ほんとどうしようもないマゾねぇ?
どうせ私みたいな女の敌にボコボコにされたくてヒーローやってるんでしょう?あらぁ?否定出来ないのかしらぁ?
じゃあそんなヒーロー失格の変态君に正义のヒーローなんて辞めちゃういい方法教えてあげる?
今のリク君みたいにお姉さんのミルク饮みながらザーメン出しちゃうだけ?
そうすれば君达が持ってる正义の心なんて生意気な物もザーメンと一绪にぴゅ~って発射されちゃうの?
后は头おかしくなっちゃう母乳饮ませて私に対する忠诚心でぜ~んぶ涂り替えてあげれば
リク君みたいなおもちゃの出来上がりって訳?
ふふ?ユウ君もやってみたくて仕方ないわよねぇ?世界の平和なんて訳分かんない物よりもぉ?ズリネタにしてオナニーしまくってたお姉さんのためにヒーローやりたいわよねぇ?」 内容来自

「あらあら口から涎が出てるわよぉ?それなのにチンポシゴくのは止められないなんてほ~んと男ってバカばっかり?じゃあ最后にリク君とトウマ君一绪にミルク渍けにしてあげるからいっぱいシコるのよぉ?ほら二人とも膝の上に乗りなさい?そ?の?ま?ま?二人まとめておっぱいプレス攻撃~?」
「んんんんーーーーーー!!!!」
「むうううううううう!!!!」
「ほらほらぁ?どっちがたくさんおっぱい吸えるかしらぁ?
いくらでも出てくるから好きなだけミルク饮んでいいのよぉ?ふふ君达の方がお姉さんより
体も大きいのに子供みたいになっちゃって?饮めば饮むほど身も心も敌に服従させられていくのに駄目なヒーロー君?
ほら、気持よくなりたかったらお姉さんの太腿におちんちん擦り付けて好きなだけ出しちゃえ?
白くてムチムチでいくら擦っても止まらないわよねぇ?どうせマンコに顔押し付けられながらこの太腿で缔め上げられて失神败北プレイ?なんて妄想もしてたんでしょ?
ふふ?それ闻いてもっと腰振るの速くなっちゃってるわよぉ?変态ヒーロー君?
いくらイっても腰振るのが止められない?头の中までデカパイとあまあまミルクで溶かされちゃってちょっとエッチな事言われただけでもそれで头埋め尽くされちゃう?
自分の顔よりおっきいおっぱいで目の前全部塞がれておちんちんの気持ちよさもミルクのあま~い味も匂いもいやらしい音も言叶もずっと强く伝わってきちゃう?
ほらほら何度イっても解放してあげないわよぉ?だって君达はもう快楽が痛みを越えちゃってるんだから?苦しいはずないわよねぇ?そ?れ?に?お姉さんのミルク饮んだら君达のキンタマもおかしくなっちゃっていくらでもザーメン出せるの?
つまりこうしてれば永久に気持よくなれるって事?
そんなの闻いたらもう离れられないわよねぇ?そしてこのサイクルが回れば回るほど君达の体はミルクでいっぱいになってお姉さんのこのスケベなカラダと同じ成分で満たされていくの?あはは?最高に幸せねぇ?ほらほら?もっとおちんちん擦り付けておっぱい吸いなさい?ミルク渍けのま?ぞ?ひ?い?ろ?お?くん?」

数十分后。ヴァネッサの脚下には既に堕ち切った元正义のヒーロー二人が転がされていた。
「ふふ?これでユウ君何回射精しちゃったのかしら?もう目の焦点も合ってないのにチンポシコるのはまだ止められない?ザーメンも出尽くしたのにそれも分からない?よっぽどこのマゾいおっぱい陵辱プレイがお気に入りだったみたい?このまま壊れちゃうまで射精させてあげてもいいけど…?せっかくだしおもちゃは多い方が楽しいわよねぇ?」
そして画面を见据え
「今から私达のいる场所教えてあげるからちゃ~んと覚えておくのよぉ?あ?と?は?分かってるわよねぇ?」
ヴァネッサの目が赤く光った。

俺はヴァネッサに言われた场所に足を踏み入れた。
「あらぁ?レッド君じゃない。どうしたのかしら?」
笑みを浮かべながらそう言うヴァネッサは既に一糸缠わぬ姿になり脚を组んでこちらを见ている。彼女はベッドの上にはいるがその尻の下ではトウマが顔を溃されペニスを扱き続けている。リクは脚にしがみつきペニスを擦り付けながら一心にそのすらりとした脚を舐め続けている。自分达にとってあまりに屈辱的な光景のはずだった。しかしこれを见るなり思考が惚ける。自分の意思なのか操られているのか分からない。ゆっくりとヴァネッサの元へ近づき…彼女の目の前で膝を着いた。
「ほら、舐めなさい」
胜ち夸った表情で突き出されたもう一方の脚先、言叶に逆らえず彼女の白い肌を舐め回す。
「ふふ、すっかり私の従顺な犬ねぇ?」
その言叶を闻き体がびくんと反応してしまう。
「こんな言叶でも兴奋しちゃうの?じゃあもっと言ってあげようかしら、ねぇド変态のマゾ犬ヒーロー君?」
「は、はいぃ…?僕はド変态のマゾ犬ヒーローですぅ…?」
既に俺の意思はそこにはなかった。ヴァネッサの言叶を反刍し悦びを得てしまっていた。
「あ~あもうこれじゃヒーローとして使い物にならないわねぇ?そんな情けないユウ君にはお仕置きが必要かしら?」
そう言うと立ち上がって跪く俺の眼前に揺れる乳房を突き出し
バシン!
「あ…?く……?」
その乳房で顔を张られる。そして仰向けに押し倒され
バン!バン!バシン!
「ああああ……?ひああぁぁ……?」
痛みと悦びと快楽が入り混じった情けない悲鸣を漏らす。
「ほらほらお仕置きの乳ビンタ?何嬉しそうにしてるのかしら?これはお仕置きよぉ?」
屈服させた宿敌が惨めな姿を晒すのを楽しげに観察しながら乳房を叩きつける。いくら柔らかい乳肉とはいえ何度も殴打されて头を揺らされふらふらとしてくる。
バシン!バシン!
「ああああ……?ふあああぁぁ………?」
「ふふ?もうビンタされる度にヒーローの使命が头から抜けていっちゃうでしょう?それでいいの?おっぱいで叩かれて头の中スケベな事でいっぱいにされちゃう方がユウ君には幸せなの?」
头の中はピンク色の霭がかかったようになり思考力も失われていく。このままヴァネッサに服従する…それが最高の幸せなのだ…。 本文来自
そして俺の思考がストップしてしまったのを见计らってヴァネッサは声をかける。
「せっかく来てくれたんだからユウ君にはもっといい事してあげようかしら?でもその前にぃ…?お姉さんでどれだけマゾチンポ弄ってたか白状しなさい?」
この美貌に魅了されてしまった事をヒーロー自らの口から吐き出させ、また自分の魅力を语らせる事でナルシシズムを存分に満たす…そうした意味を含むこの仪式にヴァネッサは悦楽を覚えているようだあった。
「は、はい…?初めて会った时から毎日ヴァネッサ様に负ける妄想してオナニーしてましたぁ…?ヴァネッサ様のコスプレ见て勃起してすぐにでもヌきたいって思ってましたぁ…?ヴァネッサ様のスケベな体もエロい顔も大好きれしゅう……?世界平和なんかどうでもいいからヴァネッサ様の犬になってマゾチンポバカにされたいですぅ?」 本文来自
「あらあら?ほんと筋金入りのマゾなのね?こんなのがリーダーなんて世界中の人が可哀想?ここで始末して二度と正义のヒーローなんかになれないようにしてあげる?」
そう言うとベッドの上に乗りトウマとリクを呼び寄せる。そして
「ほら?二人ともお姉さんのカラダ好きにしていいわよぉ?」
その言叶を闻き二人が飞びついたのはヴァネッサの両乳房。散々映像で见せられたように一心に母乳を吸い続ける。
「あらぁ?せっかくユウ君にもおっぱい饮ませてあげたかったのに取られちゃった?」
あまり残念そうではなくむしろ期待通りといった感じで声を弾ませる。そのまま次の行动に移行する。
ゆっくりと股を开き
「実はお姉さんにはもう一つ武器があるのよねぇ…?见てぇこのトロトロマンコ?この中でイっちゃえばミルク饮ませるなくても一発で私の虏になっちゃうの?」
言いながら热っぽい视线を向けてくる。逆らえるはずなどない。虏にされたい…操られたい。その気持ちのままに勃起しきったペニスをヴァネッサの秘部に挿入する。
ぐちゅ?ぐちゅ?ぐちゅ?
「あ、ああああああああああ!!」
ヌルヌルとした爱液に涂れた膣内がペニスに络み付くように缔め付けてくる。今まで妄想だけだったヴァネッサの体でペニスを刺激されているという事态に兴奋が収まらない。そしてあっという间に
どぷっ?どぷっ?どぷっ?どぷっ……?
大量の精液を膣内に放つ。
「あん?もうこんな简単にイっちゃって?ほらまだいくらでも中出ししていいのよぉ?」
この言叶を闻いて腰を振るのを抑えられるはずがない
「あああ、ああああああ?ヴァネッサ様ああああああ?」
敌の女干部を相手にして三人のヒーローの内二人が両乳房に吸い付き一人が服従する言叶を叫びながら性交している。体格で胜り戦闘力で言えば一人でも胜てるような相手に色香で惑わされ败北しまとめて手驹にされてしまう。しかし最早俺达は屈辱など感じていなかった。自分达の憧れのヴァネッサ様にいいように手玉に取られ陵辱され精液を搾り取られる。これ以上の幸福はないだろう。
「ふふ?あれだけふざけた强さだったヒーロー君达もみ~んな私にメ?ロ?メ?ロ?こうやって三人まとめて私のカラダで笼络されてるの见るのってほんとに気分がいいわぁ?まあ私の美貌が完璧すぎるのが悪いのかしら?」
そのようなこちらを舐め切った言叶ももう俺达を兴奋させる材料でしかなかった。そして俺に突かれてもヴァネッサはほとんど感じた様子を见せない。トウマとリクを労るようにしながらもこちらにはからかうような视线を向け続ける。
「あああああ?また出るううううううう?」
「ほらユウ君もっと突いてぇ?い~っぱいマゾ犬ザーメン出してお姉さんを孕ませてぇ?」
「はいいいぃぃ?ヴァネッサ様のためにがんばりましゅううぅぅぅ?」
正义のヒーローは一人の女に尽くす奴隷と成り下がっていった…


研究所

现魔界「セントナム」 真夜中のとあるホテルの一室にて……。

 分かっている。
 今日こそは……、この部屋に来てはいけなかったのに……。
 それなのに……、ダメだと分かっている……、のに……。
「きゃは? 所长さーん、また来ちゃったんだぁ……」
 アームチェアに座った背の低い色白の美少女が、俺を马鹿にするようににやにやと笑ってきた。
「ほら。挨拶は? さっさとしなって」
 蔑むように深红の瞳で睨んでくる。
 その妖しい视线に、言いようのない快感が走り抜けていった。
 くぅ……? こ、こんな……。
 こんなガキに负けていいはずがない……。
「だ、だまれ……。お前を倒しに……」
「いや~ん? プラナこわいよぉ~?」
 美少女の本名はプラスナッツ?コパー。
 小柄な身体の梦魔で、薄い赤色の髪は短く、头に鬼の特徴である三角の短い角が侧头部に2本あった。
 そして、大胆不敌にも、数週间前から俺を笼络しようと近づいてきた美少女だった。
 最初は返り讨ちにするつもりだった。
 だが、会う度に俺はプラナに魅了され、弄ばれてしまっていた。
 もう会ってはいけない。
 そう分かっているのに、会いたくなってしまう。
 分かっている、俺はプラナに深く魅了されている。
 この魅了から逃れるためには、こいつを倒さなければならない。
 そんなことは分かっている。
「今日こそ所长さんに倒されちゃう、いっぱいいっぱいされちゃうよぉ?」
 プラナはわざとらしく身体をくねらせると、くすっと微笑んで、太ももに手を当てて、俺を笑ってきた。
 そして、黒と赤を基调としたフリル付きのミニスカートを、ゆっくりと少しだけ捲って、柔らかそうな太ももを俺に见せつけてきた。
 ピンクと黒の缟ニーソの间に生まれた肌色の领域に、思わず胸が高ぶってしまう。
 もう少し捲ってくれれば、パンツが见える……。
 见たい、见たい……。
 気持ちが抑えられない。
「く、くそぉ……」
 研究所で働く俺は戦闘に不向きだ。
 非力で小柄なサキュバスのプラナが相手とはいえ、絶対に対峙してはいけない。 内容来自
 今すぐ逃げなければならない、そして助けを求めなければならない。
 それなのに、俺は自ら、プラナのいるホテルの一室に、来てしまう……。
 それは、こいつを倒さなければならないからであって……。
「ぱ……?」
「なーに? 所长さんはぁ、なにが见たいのかなぁ……?」
 我慢が、出来ない……。
「ぱ、ぱんつ……?」
「きゃははは!!! 负けてんじゃーん!!」
 プラナの甲高い笑い声が部屋に响き渡った。
 可笑しそうに、大袈裟と思えるほどに肘挂けを何度も叩いて、プラナは俺を笑ってきた。
 侮辱されている。
 そんなこと、とっくに分かっている。
 今すぐ、倒さねばならない。
 だから、ここに来たはずなのに……。
 プラナは目に涙を浮かべて笑いながら、落ち着かないまま俺を指差してきた。
「きゃはは、おっかしー?
 でもぉ……、所长さんも饱きないねぇ。そんなにこのシチュエーションが好きなの?
 倒すつもりだったのに、パンチラ催眠であっさり堕ちちゃって游ばれちゃうやつ」
「ち、ちがう……。今日はお前を倒しに……」
「きゃはは! そのパターンさぁ、何回目だったっけー?」
「ちがう! 今日こそ俺と正々堂々と胜负しろ!」
「きゃはは? それじゃあ……、今日のぉ……?」
 プラナはそう言って、スカートの裾を両手で押さえた。
 そして、椅子に座ったまま、両足をゆっくりと上げていく。
 背もたれに背中を预け、椅子の上で膝を抱えるようにプラナは座っていく。裾を押さえているために、パンツは见えない。
 そして、裾を押さえたまま足を少しだけ开脚していく。
 このまま足を広げていけば、プラナの太ももがくっきりと见える。
 そして、ぱんつがちらりと……。
「やーん? そんなにジロジロ见ないでよぉ?
 プラナのぱんつが见えちゃうかもぉ……?」
 裾を少しずつ引き上げていきながら、ぱんつが见える寸前で手を止めてきた。
 そして、にやぁっと笑ってきた。
「见たいならぁ……、ちゃんとおねだりして? 所长さーん?」
「く、くぅ……?」
 见たい。
 そして、体育座りのときにできる、あの圣域に顔を近づけたい。
 息を切らしながら、足が前に进んでしまう。
 すると、プラナは首を回して、面倒臭そうな表情をした。
「ねえ、おすわり。この前みたいに、顔を突っ込みたいんでしょ。
 ならぁ……、四つん这いになってぇ、可爱らしくこっちに来てよね?」
「そんな屈辱……」
「ちらっ?」
 可爱らしい白とピンク色の缟々パンツ。
 甘酸っぱい香りといっしょに脳みそが一気にとろけていった。
「あ……、あぁ……?」
「きゃは? 所长さんもそろそろ饱きちゃうと思ってぇ、お気に入りの柄にしてあげたんだよ? きゃはは? ほらほら、もっと见ていいよぉ?
 だからぁ、おすわり?」
 逆らえない。
 数週间も会っているうちに、すっかり俺は『ぱんつ中毒』になっていた。
「ぱ、ぱんつぅ……?」
 返事も出来ぬまま、俺は四つん这いになった。
 椅子の足下から顔を上げると、プラナのぱんつを覗き込めた。
「あはぁ……?」
 ぷっくりとした秘部に、かすかに见える一本の筋。
 どくん、どくんと鼓动が强くなる。
「あぁ……、プラナ様ぁ……?」
 あの柔らかい秘部に顔を埋めたい。
 この前と同じように、太ももでぱふぱふされながらぐりぐりと顔を押しつけたい。
 お尻。小さなお尻でぷにぷにと溃されたい。
 されたい、されたい……?
「太もも、お尻、ぱんつぅ……?」
「あーあ。刺激が强すぎたかぁ……。もう壊れちゃった?
 所长さん、プラナに游ばれちゃう妄想でいっぱいでしょ?」
「その通りですぅ……?」
「きゃはは? それじゃあ游んであげる?
 所长さんが、二度と生意気なことを言えなくなるように、プラナだけじゃなくて、女の子に絶対に胜てない、情けないロリコンマゾにしてあげるからねぇ?」
 プラナがにやぁっと笑った。
 そして、指でぷっくりとした秘部を指差してきた。
「所长さん、10秒だけ、埋めていいよ?
 ただしぃ……、埋めちゃったらぁ……、きゃはは?」 copyright
 埋めたら、さらに魅了される。
 洗脳される。
 それが気持ちいい。知っている。
 気持ちいいのに、ダメだと分かっているのに……。
「所长さんはもうプラナから逃げられないの? そろそろ分かってほしーな?
 ほらほら? 今日も朝からずっとエッチなことを考えていたんでしょ?
 へーんたーい? ロリコンマーゾ? サイテー? きゃはは?」
「く……、今日こそは……」
「所长さんもそうだけどさぁ……。男って马鹿だよねぇ……?
 例えばさぁ……、プラナがこーやってぇ……?」
 スカートの裾を掴むと、目の前で少しだけ捲ってきた。
 くっきりと见えた白とピンク色の缟々パンツが、俺の脳みそを溶かしてくる。
 昨日までのプラナとの记忆がゆっくりと溶け出してくる。
 耻を捨て、始めてプラナのスカートの中に潜り込んだときの甘い记忆が、恍惚感を伴って全身に伝わっていく。
「ふぁ……? きもちいぃ……?」
「きゃはは! 见せただけなのにだらしなーい!
 所长さんってさぁ……、本当に头がいいのかなぁ? プラナの前ではそんなにお马鹿さんなのに?」
「くぅ……?」
「マーゾ、マーゾ? バーカ、バーカ?
 きゃはは? ほらほらほらほら? もっと见ていいよ~? このバーカ?」
 笑われて、小马鹿にされて、けれどもその言叶の一つ一つが心に刺さってそこから快感が生まれていく。
 ぞくぞくとして身体がぶるっと震えてしまうと、それをプラナが笑ってきた。
「へーんたーい? あれあれあれあれ? どうしたのかなぁ?
 马鹿にされてるのに、どうして感じちゃってるのかなぁ? ドMさんはチョロいなぁ? しかもそれでロリコンとかさぁ、プラナに胜てないよね? 负けちゃうために今まで生きてきたんだよね、情けなーい所长さん?
 きゃはは? こっちに来ないのぉ? パンツにお顔を埋めてスーハー、スーハー?
 したいんでしょ? あれあれあれあれ? 正直になれないのかなぁ?
 ちらちらぁ~?」
「あ、あ……? そんなこと言われたら……?」
 何度も会う度に自制心を崩され、今ではとっくにボロボロだった。
 相手は敌だというのに、快感に抗えない。
 心が抵抗しても、身体が求めてしまう。
 膝を突いて立ち上がりながらプラナのスカートの中に顔を近づけていく。
 プラナが可笑しそうに笑う声が闻こえできた。
「负けちゃえ、负けちゃえ? 今日で终わりにしてあげる?
 人间として最后の日にしちゃおうね? 今日から立派なロリコンマゾ奴隷として、情けなーくデビューさせてあげるぅ?
 ねえ、でもさぁ、それでいいのぉ? 所长さん、せっかく今まで顽张って勉强してぇ、やっと所长っていう地位に就けたのに、ぜーんぶ壊れちゃうけどいいのかなぁ?」
 一昨日、昨日と同じ质问をしてきて、一昨日はかすかに反抗心が生まれていたのに、ついに反抗心も壊されたのか、昨日からもう何とも思わなくなっていた。
 颔きながら、パンツに近づいていく。
 高まる鼓动を感じながら、下半身は待ちきれんばかりに硬くなって、ズボンに擦れて少し痛くて、それがまた気持ちいい。
 鼻の头がパンツに触れた瞬间、プラナが大笑いした。
「きゃはは! 来ちゃったのぉ? それで本当によかったのかなぁ?
 あー、これはオシオキかなぁ? ちゃーんと躾けてあげないとねぇ?」
 オシオキ。
 昨日はオシオキと言われて、たっぷりとお尻で顔面マッサージをしてくれた。
 今日は、何をしてくれるのだろうと期待しながら、ぷっくりとした柔らかい世界に顔を埋めていった。
「きゃはは? 埋めちゃった?」
「ふぅ……? くぅ……?」
 强く感じる、柑橘系のような甘酸っぱい匂い。研究所で同じ匂いを探そうとしたが、どこにもない、プラナだけが持っている官能的な甘い匂い。
 吸い込むたびに身体が热くなる。
 新鲜な酸素と交わって肺を冒し、足の指先にまで官能的な快感を伝えていく。
 もっと嗅ぎたい。我慢できずに顔を埋めてしまうと、ぷにぷにっとした感触が顔を袭い、一気に脳みそを破壊していく。
 思考力がボロボロと崩れていく。
 プラナのことしか考えられない。
「あ、あひぃ?」
 情けない声とともに、理性が崩壊していく。
 羞耻心も壊れ、生物としての本能だけが下半身を热くしていく。
 我慢できなくなり、ズボンを下ろすと、硬くなったモノが势いよく反り返った。
「きゃはは? 今日は、まだ何も言っていないのになぁ……?
 昨日までは、少しだけ踌躇ってたのに、もうダメそうだねぇ?」
 プラナの嘲笑を感じながら、硬くなったモノを握った。
「ぅ? はぁ、はぁ……?」
 呼吸に合わせて扱き始めてしまうと、一気に射精感がこみ上がってきた。
「あーあ? 始めちゃった?
 少しは我慢できるかな? きゃはは、ダメそうだねぇ?
 今日は10秒でイけるかな? 昨日はイけなかったよね。その后はずーっとイかせないで放置プレイしちゃったっけ? きゃはは、酷いことしちゃった? ごめんねぇ? それで、今日は10秒でイけるかな?」
「イくからぁ、このままでいさせてぇ……?」
「きゃはは? でもぉ、ほらほら? 10秒だけしか味わえないよぉ? きゃはは?」
「あぅ? くぅ……?」
 强烈な疼きに身闷えてしまう。
 プラナが大笑いした。
「きゃはは! すんごく今の可爱かったよぉ? プラナ、きゅんきゅんしちゃった?
 だからぁ……、あと7秒にしてあげる? ほら、言うことないのぉ?」
「あ、ありがとうございます!!」
「きゃはは! バッカみたーい? こんな男が所长だなんてねー?
 ねえねえ、数えてあげるねぇ? お手々のシコシコを止めちゃだーめ?」
 言われるままにゆっくりと扱き始める。
 抑えていた射精感がまた戻ってきた。
「ろーく? そんなにゆっくりなのぉ?」
 早くしたくても、これ以上早くしたらイってしまう。
 首を振ろうとした瞬间、プラナが俺の头を抑えてきた。
「ごーぉー? 押しつけさせてあげるぅ? 我慢できないよーに?」
「ふぅ!? むふぅうううう?」
 ぷにぷにが顔中を袭う。
 甘酸っぱい匂いが口の中に広がり、一気に喉が渇いていく。
 呼吸が苦しくなり、息をさらに吸うと甘酸っぱい匂いが身体中を巡っていく。
 自然と手が早くなってしまい、今にもイきそうで身体が震えた。
「よーん? 擦り付けちゃえ? ぐーりぐーり? きゃはは、くすぐったーい?」
「あう? あうう?」
 头をシェイクされる。
 顔のあちこちにぷにぷにとした魅惑的な感触が触れ、快感が全身を走り抜ける。
 きもちいい。
「きもちいいぃぃ……?」
「さーん? ほらほら、プラナ様への感谢の言叶とか、ないのかなぁ?」
「はひぃ? プラナ様、ありがとうございますぅ……?
 奴隷になりますぅ? もう、プラナ様の椅子にさせてくだしゃいいい?」
「きゃは? くすぐったぁい……? でも、それ许したっけぇ?
 躾が必要かな? でも、プラナは优しいからぁ、许してあげる?」
 梦中になって口づけしながら扱き続ける。
 もう、イクイクイクイク?
 はやく、はやくもう……。

「ほら、イけ? ぜーろ? きゃは?」

 びゅくぅ!!
 びゅくびゅくびゅくびゅくびゅく!!

「きゃはは! ちゃんと10秒でイくことできたねー!
 えらーい、えらーい? きゃはは! ピクピクしちゃって、このマーゾ?」
 あふぅ……?
 溜まりきった欲望を全て吐き出すように手でゆっくりと扱いていく。
 どくどくと流れながら伝わってくる心地よい快感に酔いしれていると、身体の力がふっと抜けてくる。
 今日はもう満足と、思ったとき、プラナが俺の头を优しくさすってきた。
「きゃは? 今日は特别にもう一回、游んであげる?
 きゃはは? ねえねえ、プライドとか自信とか、彻底的に溃してあげるね?
 二度とプラナに逆らえないよーに? きゃはは!」
 プラナは足を前に伸ばし、俺の肩に太ももを乗せてきた。
「きゃはは? 所长さんのお顔が、プラナの太ももに挟まれちゃった?
 ねえねえ、やーわらかくて、気持ちいいでしょー?」
 ふにふにとした太ももの谷间、その谷间がゆっくりと闭じてくる。
「あひ……?」
 イったばかりのモノが、もう硬くなり始めた。
 射精后の痺れがまだ下半身に残っていた。
 それなのに、更なる快感への期待に、下半身がまたぐつぐつと热くなってくる。
「待って……。もう……」
 もう一回なんて无理だ。
 わずかに回复した理性が、俺を止めにかかる。
「なんか言ったぁ? ほらぁ、ぱんつをみようねぇ?」
「ひぁ……?」
 理性が溶けていく。
 ぱんつを见ていると、幸せな気持ちが身体を支配していった。
「あひぃ……? ぱんつぅ……?」
「天国だよねー? だってぇ、プラナのぷにぷににお顔を埋めてくんくんしながらぁ?」
「あ、……?」
「ふにふに太ももで頬をマッサージされちゃうんだよぉ? こーやって?」
「あひぃ……?」
 身体の悲鸣はどこかに溶け消えた。
 プラナの太ももが优しく頬をぱふぱふしてくる。
 甘酸っぱい香りのするパンツに顔を埋めてしまえば、全てがどうでもよくなった。
 気持ちよすぎる。
 こんなの、絶対に抗えない。
「あ、あひぃ……?」 内容来自
「きゃはは? 溃れちゃえ、溃れちゃえ?
 お顔と一绪に、ほらほら、プライドも自信もすりつぶされちゃえ?」
 人间として、もう全てがどうでもよくなってくる。
 プラナの言叶通り、何もかも捨てて、プラナに溺れたい。
「负けろ、负けろ? 二度と胜てないって刻め、刻め?
 きゃはは? おちんちんは触っちゃだーめ? イったら终わっちゃうよ?」
 すっかり元気になったモノを触ろうとしたら、ダメと言われた。
 切なそうに震え始めた俺のモノから俺は気を逸らそうと、腰を軽く振ってしまう。
「なにそれ? おねだり? きゃはは?
 そっかぁ……、でも、ロリコンマゾの所长さんはちゃんと言うこときけるよね?」
 颔くと、プラナが俺の头を抑えてきた。
「きゃはは? 何も考えられなくしてあげるぅ?」
 太ももを淫らに动かして俺の頬を蹂躙してくる。
 不规则に与えられる快感に头が揺さぶられ、甘酸っぱい香りが俺を翻弄していく。
「ぐちゃぐちゃにしてやる~。きゃはは?」
 顔から上にある全ての细胞に、プラナとの甘い记忆がすり込まれていく。
 快感で包まれ、もはや笑うことしかできない。
 笑みが漏れると、プラナが俺の顔を强く秘部に押しつけてきた。
「変な笑いはしなくていいから?
 ほら、さっきより、强めに、むにむにむにむに~?」
「あふぅ! むぅうう……?」
「きゃは? 深呼吸? やすんでいーよ?」
 言われたとおりに深呼吸しようとするも、ぴったりと密着して少ししかできない。
 わずかな隙间から音を立てて深く息を吸うと、プラナが大笑いした。
「きゃははは! ほらほら、深呼吸できないねぇ? 本文来自
 こんなにちっちゃいプラナのお手々を、どーして振り払えないのかなぁ?」
 プラナが手を放した。
 上を向くと、プラナと目が合った。
「きゃはは? すっごい切なそうな顔しちゃってる?
 ねえねえ、イきたい? いますぐにイきたい?
 そうだよね、いまイったらすっごくきもちいいよね?
 ぴゅーってしたいよね? ぜーんぶ吐き出して、头空っぽになっちゃいたいよね?」
 悪魔の微笑をプラナは浮かべた。
「じゃあ、この前と同じ质问をしちゃおっかなぁ?」
 深红の瞳が、妖しく光った。
「所长さんは、谁の奴隷?」
 言ってはいけない。
 言えば、呪缚される。
 そして、その治疗はほぼ不可能。
 仲间の何人もが、梦魔族によって廃人にされた。
 だが、もう迷うことなどなかった……。
「プラナ様ですぅ……?」
「きゃはは? そうだよね? やっと即答できるようになったね?
 プラナ、うれしいけどぉ……、ちょっと心配かもぉ……?」
 プラナが太ももの谷间を缓めていく。
「所长さん、本当に?」
 物足りなさを感じ始めたとき、プラナがにっこりと微笑んだ。
「本当かなぁ?」
「ほ、ほんとうです……」
「プラナ、信用できないなぁ?」
 太ももの谷间のさらさらふにふにの快感が欲しい。
 魅惑のぷにぷにに顔を埋めたい。
「ほんとうですからぁ……」
「きゃはは! そこまで言うなら、信じてあげてもいいけどぉ……?
 口约束だけじゃ物足りないからぁ……、ちゃーんと契约しよーね? 奴隷契约?」
 契约なんてしたら、二度とプラナに逆らえない。
 絶対にダメだ。
 そう思ったとき、プラナが指でパンツをずらしてきた。
 ぷっくりとした淫靡で绮丽な秘部が见えた。
「ほーら? 所长さんが见たかった、プラナのエッチなアソコだよ?
 奴隷になります、ってプラナのお目々を见て言ってから、プラナのアソコにキスして?」
「あひぃ?」
 头が真っ白になった。
 静かに口を近づけていく。
 キス、したい。味わいたい……?
「言っておくけど、これやっちゃったら人间として最后だからね?
 二度と解けない? 所长さんは一生、プラナの奴隷? 逆らえない?」
 そんなこと、気にならなかった。
 したい。ずっとキスしていたい。
「でもぉ……、キスした瞬间はすんごく気持ちいいよぉ?
 プラナの太ももスリスリを味わいながらだからぁ、絶対に忘れられない?
 思い出すだけでイけちゃう身体になっちゃう? きゃはは?」
 プラナが太ももの谷间で绞めてくる。

 あはぁ……?

 柔らかい太ももぱふぱふに酔いしれてしまい、その场で呆然としてしまった。
「最高に気持ちいい瞬间を味わうかわりに、所长さんは人间をやめちゃう?
 奴隷? プラナの奴隷? プラナに一生、逆らえない? でーも、幸せ?」
「あ、あう……?」
「きゃはは? ほーら? 言え?」
 俺は上を向いて、プラナの深红の瞳を见つめた。
「プラナ様の奴隷に……、なります……?」
「きゃは? ねえねえ、誓いのキスは?」
 顔を埋めて、秘部に、キスをした。

 びゅくーーーーーーーー!!
「あううううううううううううううううううう!!!!!!!!!」

 雷に打たれたかのように、强烈な快感が全身に一気に流れていった。
 身を焦がすほどの、狂ってしまうような快感に下半身は震えっぱなしになった。
「きゃは? 契约しちゃった?
 ほーら、この出来たてのハートマークを见てぇ? これぇ?」
 射精が止まらない。
 快感が止まらない。
 気持ちよすぎて、言叶がでない。
 ハートマークなんて见えない。
 プラナが俺の髪を掴んで上を向かせてきた。
 そして、満足そうに见つめてきた。
「きゃはは? お目々がとろとろ?
 もう、そのお目々は一生、虚ろなまんま? きゃはは、プラナの奴隷?」
 そして、ミニスカートのハートマークを指差して俺に见せてきた。
「このハートマークはぁ、所长さんが奴隷になったことの証?
 所长さんはぁ、これから一生、プラナのために研究を続けるんだよ、分かった?」
 分かりましたと、颔いた。
「きゃはは? それじゃあ今日はこのまま溃れていーよ?
 太ももで溃して、终わらせてあげる? きゃはは?」
 プラナが太ももでスリスリしながら、少しずつ缔め上げてくる。
 恍惚感が头に流れてくる。
 あう? あうう……?
「ほら、ほらほらほらほら?
 イけイけイけイけ? 无様に、イーけ?」

 びゅくぅ!
 あふぅ……。

「好きなだけイっちゃえ? きゃははは?」

 びゅくぅ!
 びゅくびゅくぅ!

 意识が远のいていく……。
 絶顶时の快感を何度も味わいながら、眠るように、静かに睑が落ちてくる。
「きゃはは! 堕ちた、堕ちた? かっこわるーい?
 きゃはは! きゃははは! きゃはははは!!!」
 プラナの笑い声が耳に入ってくる。
 その笑い声を闻けるだけで、俺は幸せだった……。 copyright

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